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【番外編★現在更新中★】ジェイドとリエンのやり直し
俺の義弟達 ①
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父様から突然突きつけられた再婚の話。
それは、あまりにも衝撃的で俺にとっては残酷な言葉に聞こえた。
「もうすぐ三人が到着するぞ」と父様に声をかけられるが俺は出迎えを拒否して部屋の窓から三人を乗せた馬車が到着するのを見ていた。
父様は両手を広げ嬉しそうな顔をして三人を出迎えていた。
母様が死んでから一年が経つが、俺はまだ母様の死と上手く向き合えずにいた。父様は領主の仕事が忙しく、母様がいない寂しさを父様が埋めてくれなかったが……それでよかった。
領主として忙しく働く父様の大変さは理解していたし、それは侯爵家に産まれた者としての使命なのだから。
なのに、父様はいきなり再婚すると告げ、母様と弟達ができるぞと笑顔でそんな事を言ってくる。
義母や義弟など俺には不要なのに……父様がいればそれだけで十分だったのに……
父様は俺よりも小さな義弟達が可愛いのか、あまり見せない笑顔を向けながら頭を撫で義母に楽しそうに話しかけている。その姿を見ているだけで心の中にどす黒い感情が渦巻くのが分かる。
父様に裏切られた感情と、俺の父様を奪う三人の笑顔に憎しみが込み上げてくる。
許さない、絶対に許さない。俺の父様を奪う奴らなんていらないんだ。
夕食時になり義母や義弟達に会いたくない俺に、挨拶だけでもいいから顔を合わせてみないかと父さんが誘ってくる。本当は顔も見たくないが、義母と義弟達に、好き放題されるのも嫌なので一言いっておこうと思い父様と共にダイニングへと向かう。
ダイニングへと到着すれば父様が俺のことを紹介し始める。
義母と義弟達に視線を向ければ、義母は優しそうに微笑み義弟達は俺をじっと見つめてくる。その表情や視線が嫌で睨みつけ、俺は三人に向かって言葉を放つ。
「侯爵家の地位を欲しがる卑しい子爵出身の奴らと家族なんて……俺は絶対に嫌です」
そう言って俺は踵を返し部屋へと戻っていった。
途中で父様に「どうしてあんな事を言うんだ! 謝りなさい!」と、注意されたが無視して部屋に入りベッドで蹲る。
— —父様も悪いんだ。いきなりあんな奴らを連れて来て。謝ったりなんてするもんか。俺は絶対に義母や義弟達とは仲良くなんてしない。義母には思いっきり冷たい態度をとって、義弟達は無視してやるんだ……
そんな事を考えながら一晩過ごし、目覚めの悪い朝を迎える。朝食も食べる気がせずに部屋にこもっていると、部屋の扉をノックする音と聞きたくない声が聞こえてきた。
「シャルル兄さん。ジェイドとリエンです」
昨日あんな態度をとったのにのこのこやってきた義弟に苛立ちながら、少し扉を開けば朝食を手に笑顔を向けてくるジェイドとリエン。
「……何しに来たんだ」
「朝食を持ってきました。朝食まだですよね?」
そう言って朝食の乗ったトレイを俺に渡そうとしてくる。
コイツらは俺が昨日言った言葉の意味が分かっていないのか?
「いらない。お前達が持ってきた物など食べたくない」
俺は再び義弟達を突き放すと扉をバンッと、わざとらしく閉める。扉の向こうではヒソヒソと何かを話す二人の言葉が聞こえてくる。
きっと俺の悪口を言ってるんだ。でもそれでいい。俺だってお前達なんて嫌いだ。大っ嫌いなんだ。
きっと次に顔を合わせた時には、さっきのような笑顔なんて消えているだろう。
そう思っていたのに、義弟達は違った。
「シャルル兄様~! 夕食一緒に食べに行きましょう~」
「シャルル兄さん。おはようございます。朝食を食べに行きませんか」
「シャルル兄様~!」
「シャルル兄さん」
毎日毎日笑顔を浮かべながら俺の元にやってくる義弟達。
— —こいつら何を考えているんだ……
最初はご機嫌取りか何かだろうと思い、いつかは耐えられなくなると思っていたのに、どんなに冷たく接しても二人は変わらず笑顔を向けてくる。
怯える様子もなく俺を見つけると駆け寄ってくる二人に俺は困惑していた。
二人の事など考えたくもないのに、今日も朝から二人に付き纏われ学園でも大きなため息をついてしまう。
「お! 子爵様と家族になったシャルルじゃん! どうしたんだ朝から大きなため息なんて吐いて」
「……うるさいイザーク」
クラスメイトのイザークは、父が子爵の女性と再婚した事を聞きつけたのかニヤニヤしながら声をかけてくる。
「はは。ごめんごめん。そんなに怒るなって! 可愛い顔が歪んでるぞ~」
「可愛いは余計だ」
いつものように冗談を言いながら肩を抱き戯れついてくるイザークを睨みつけると、「お~怖っ」と、言いながらも顔はニヤついている。
「それにしても不運だよなぁ~。まさか子爵の義弟ができるなんてな」
「……そうだな」
「なぁ、義弟もこの学園に編入してくるんだろ? 一緒に登校するのか? そしたら俺の事、紹介してくれよなぁ~」
イザークは顔を綻ばせるながら楽しそうにそんな事を言ってくるが、どうせ義弟をいじめたいだけだろう。
イザークは侯爵家の次男でプライドがとても高い奴だ。自分よりも爵位の低いクラスメイトを下に見る事も多く、よく意地悪な事を言っているのを目にする。
「あ! エレン子爵様が登校してきたな! じゃ、またなシャルル」
「あぁ……」
イザークはそう言うとお気に入りのクラスメイトがやってきたので、皮肉を言いながらそちらの方へ行ってしまう。
エレンは子爵出身の子で、再婚して侯爵家の跡取り候補となった奴だ。元々、気が弱いせいもあってかイザークに標的にされている。
朝からイザークに絡まれ皮肉を言われているエレンを見ていると目が合う。困った表情を浮かべ俺に助けを求めるような視線を向けられるがいつもの事なので目を逸らす。
普通ならエレンのような顔をするよな。なのになんでアイツらは……
そんな事を考えてしまうとその日は一日ジェイドとリエンの事を何度も何度も思い浮かべてしまい、憂鬱な気持ちのまま学園で過ごす羽目になった。
帰りの馬車でも義弟達の顔や、俺に助けを求めるエレンの顔がチラつき心の中がモヤモヤしてしまう。そんな状態で屋敷へと到着し玄関を開けると、義弟達とタイミング悪く出会ってしまう。
「あ! シャルル兄様おかえりなさい~」
「お帰りなさい兄さん」
「…………」
大嫌いな二人からの『お帰りなさい』という言葉なのに、何故だか母様に出迎えてもらった時の様な温かさを感じてしまう。
そんな気持ちなど認めたくなくてフンッと二人を無視して部屋へ帰っていく。
また明日も続くであろう義弟達の付き纏いをどうしたらやめさせる事ができるだろうか。
そして、次の日。
普段なら部屋の扉を叩く音と耳障りな声が聞こえてくる時間なのに、その日はやけに静かで、夕方になっても誰も訪れてくる事はなかった。
気にはしていないはずなのに、二人が来ない事になんだか苛立ってしまい夕食の為にダイニングに行けば義母と二人が仲良く食事をとっていた。
「あらシャルルさん。ちょうど今ね、今日の夕食にでている魚はシャルルくんの好物だってジェイドと話してたところなのよ」
義母は嬉しそうな顔をしてそんな事を言ってくる。
俺がいつ二人に好物の話などしただろうか?
そんな事を思いながら食卓に視線を移せば確かに俺の好きな物が並んでいた。
ジェイドへと視線を向ければいつもと変わらず笑顔を浮かべてくる。
— —今日はたまたま来なかっただけなのか?まぁ、来ない方が静かでいいけどな。
そう思いながら俺は義母の話を無視したまま夕食をさっさと済ませ自分の部屋へと帰って行った。
だが次の日もその次の日も義弟達は俺の元にやって来ない。
付き纏いをやめさせる為に考えて言葉も無駄になってしまい日に日に苛立ってきてしまう。
なんで俺は義弟達が来ないからとイライラしているのだろう。こんなんじゃまるで、俺が義弟達が来るのを待っているみたいじゃないか。
そう思っていると廊下の軋む音が聞こえる。
大人にしては小さな足音に義弟達がやって来たのかと身構えてしまう。
しかし、しばらく待っても扉がノックされる音は聞こえて来ない。
— —違ったのか……
部屋の扉を少し開けて誰もいないはずの廊下を見つめ小さくため息を吐くと「……シャルル兄さん?」と声が聞こえ体がビクンッと跳ねる。
「うわっ!! い、いるなら声くらいかけろ! 驚かせるな!」
「えっ………?」
思わず漏れた俺の言葉にジェイドは目を瞬かせる。
「シャルル兄さん。あの……私達が来るのを待っていてくれてたんですか?」
ジェイドの言葉に思わず言葉が詰まる。
「そ、そんな訳ないだろ! 話しかけるなぁ!」
恥ずかしさのあまりに顔は一気に熱を持つ。嬉しそうに目を細めこちらを見てくるジェイドの視線に耐えられず、俺は逃げるように扉を閉めベッドに飛び込めばシーツに顔を埋める。
「やっぱり……あいつ嫌いだぁ……」
義弟に見せてしまった自分のみっともない姿を思い浮かべ、俺はベッドの上でジタバタとのたうち回るのだった。
それは、あまりにも衝撃的で俺にとっては残酷な言葉に聞こえた。
「もうすぐ三人が到着するぞ」と父様に声をかけられるが俺は出迎えを拒否して部屋の窓から三人を乗せた馬車が到着するのを見ていた。
父様は両手を広げ嬉しそうな顔をして三人を出迎えていた。
母様が死んでから一年が経つが、俺はまだ母様の死と上手く向き合えずにいた。父様は領主の仕事が忙しく、母様がいない寂しさを父様が埋めてくれなかったが……それでよかった。
領主として忙しく働く父様の大変さは理解していたし、それは侯爵家に産まれた者としての使命なのだから。
なのに、父様はいきなり再婚すると告げ、母様と弟達ができるぞと笑顔でそんな事を言ってくる。
義母や義弟など俺には不要なのに……父様がいればそれだけで十分だったのに……
父様は俺よりも小さな義弟達が可愛いのか、あまり見せない笑顔を向けながら頭を撫で義母に楽しそうに話しかけている。その姿を見ているだけで心の中にどす黒い感情が渦巻くのが分かる。
父様に裏切られた感情と、俺の父様を奪う三人の笑顔に憎しみが込み上げてくる。
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夕食時になり義母や義弟達に会いたくない俺に、挨拶だけでもいいから顔を合わせてみないかと父さんが誘ってくる。本当は顔も見たくないが、義母と義弟達に、好き放題されるのも嫌なので一言いっておこうと思い父様と共にダイニングへと向かう。
ダイニングへと到着すれば父様が俺のことを紹介し始める。
義母と義弟達に視線を向ければ、義母は優しそうに微笑み義弟達は俺をじっと見つめてくる。その表情や視線が嫌で睨みつけ、俺は三人に向かって言葉を放つ。
「侯爵家の地位を欲しがる卑しい子爵出身の奴らと家族なんて……俺は絶対に嫌です」
そう言って俺は踵を返し部屋へと戻っていった。
途中で父様に「どうしてあんな事を言うんだ! 謝りなさい!」と、注意されたが無視して部屋に入りベッドで蹲る。
— —父様も悪いんだ。いきなりあんな奴らを連れて来て。謝ったりなんてするもんか。俺は絶対に義母や義弟達とは仲良くなんてしない。義母には思いっきり冷たい態度をとって、義弟達は無視してやるんだ……
そんな事を考えながら一晩過ごし、目覚めの悪い朝を迎える。朝食も食べる気がせずに部屋にこもっていると、部屋の扉をノックする音と聞きたくない声が聞こえてきた。
「シャルル兄さん。ジェイドとリエンです」
昨日あんな態度をとったのにのこのこやってきた義弟に苛立ちながら、少し扉を開けば朝食を手に笑顔を向けてくるジェイドとリエン。
「……何しに来たんだ」
「朝食を持ってきました。朝食まだですよね?」
そう言って朝食の乗ったトレイを俺に渡そうとしてくる。
コイツらは俺が昨日言った言葉の意味が分かっていないのか?
「いらない。お前達が持ってきた物など食べたくない」
俺は再び義弟達を突き放すと扉をバンッと、わざとらしく閉める。扉の向こうではヒソヒソと何かを話す二人の言葉が聞こえてくる。
きっと俺の悪口を言ってるんだ。でもそれでいい。俺だってお前達なんて嫌いだ。大っ嫌いなんだ。
きっと次に顔を合わせた時には、さっきのような笑顔なんて消えているだろう。
そう思っていたのに、義弟達は違った。
「シャルル兄様~! 夕食一緒に食べに行きましょう~」
「シャルル兄さん。おはようございます。朝食を食べに行きませんか」
「シャルル兄様~!」
「シャルル兄さん」
毎日毎日笑顔を浮かべながら俺の元にやってくる義弟達。
— —こいつら何を考えているんだ……
最初はご機嫌取りか何かだろうと思い、いつかは耐えられなくなると思っていたのに、どんなに冷たく接しても二人は変わらず笑顔を向けてくる。
怯える様子もなく俺を見つけると駆け寄ってくる二人に俺は困惑していた。
二人の事など考えたくもないのに、今日も朝から二人に付き纏われ学園でも大きなため息をついてしまう。
「お! 子爵様と家族になったシャルルじゃん! どうしたんだ朝から大きなため息なんて吐いて」
「……うるさいイザーク」
クラスメイトのイザークは、父が子爵の女性と再婚した事を聞きつけたのかニヤニヤしながら声をかけてくる。
「はは。ごめんごめん。そんなに怒るなって! 可愛い顔が歪んでるぞ~」
「可愛いは余計だ」
いつものように冗談を言いながら肩を抱き戯れついてくるイザークを睨みつけると、「お~怖っ」と、言いながらも顔はニヤついている。
「それにしても不運だよなぁ~。まさか子爵の義弟ができるなんてな」
「……そうだな」
「なぁ、義弟もこの学園に編入してくるんだろ? 一緒に登校するのか? そしたら俺の事、紹介してくれよなぁ~」
イザークは顔を綻ばせるながら楽しそうにそんな事を言ってくるが、どうせ義弟をいじめたいだけだろう。
イザークは侯爵家の次男でプライドがとても高い奴だ。自分よりも爵位の低いクラスメイトを下に見る事も多く、よく意地悪な事を言っているのを目にする。
「あ! エレン子爵様が登校してきたな! じゃ、またなシャルル」
「あぁ……」
イザークはそう言うとお気に入りのクラスメイトがやってきたので、皮肉を言いながらそちらの方へ行ってしまう。
エレンは子爵出身の子で、再婚して侯爵家の跡取り候補となった奴だ。元々、気が弱いせいもあってかイザークに標的にされている。
朝からイザークに絡まれ皮肉を言われているエレンを見ていると目が合う。困った表情を浮かべ俺に助けを求めるような視線を向けられるがいつもの事なので目を逸らす。
普通ならエレンのような顔をするよな。なのになんでアイツらは……
そんな事を考えてしまうとその日は一日ジェイドとリエンの事を何度も何度も思い浮かべてしまい、憂鬱な気持ちのまま学園で過ごす羽目になった。
帰りの馬車でも義弟達の顔や、俺に助けを求めるエレンの顔がチラつき心の中がモヤモヤしてしまう。そんな状態で屋敷へと到着し玄関を開けると、義弟達とタイミング悪く出会ってしまう。
「あ! シャルル兄様おかえりなさい~」
「お帰りなさい兄さん」
「…………」
大嫌いな二人からの『お帰りなさい』という言葉なのに、何故だか母様に出迎えてもらった時の様な温かさを感じてしまう。
そんな気持ちなど認めたくなくてフンッと二人を無視して部屋へ帰っていく。
また明日も続くであろう義弟達の付き纏いをどうしたらやめさせる事ができるだろうか。
そして、次の日。
普段なら部屋の扉を叩く音と耳障りな声が聞こえてくる時間なのに、その日はやけに静かで、夕方になっても誰も訪れてくる事はなかった。
気にはしていないはずなのに、二人が来ない事になんだか苛立ってしまい夕食の為にダイニングに行けば義母と二人が仲良く食事をとっていた。
「あらシャルルさん。ちょうど今ね、今日の夕食にでている魚はシャルルくんの好物だってジェイドと話してたところなのよ」
義母は嬉しそうな顔をしてそんな事を言ってくる。
俺がいつ二人に好物の話などしただろうか?
そんな事を思いながら食卓に視線を移せば確かに俺の好きな物が並んでいた。
ジェイドへと視線を向ければいつもと変わらず笑顔を浮かべてくる。
— —今日はたまたま来なかっただけなのか?まぁ、来ない方が静かでいいけどな。
そう思いながら俺は義母の話を無視したまま夕食をさっさと済ませ自分の部屋へと帰って行った。
だが次の日もその次の日も義弟達は俺の元にやって来ない。
付き纏いをやめさせる為に考えて言葉も無駄になってしまい日に日に苛立ってきてしまう。
なんで俺は義弟達が来ないからとイライラしているのだろう。こんなんじゃまるで、俺が義弟達が来るのを待っているみたいじゃないか。
そう思っていると廊下の軋む音が聞こえる。
大人にしては小さな足音に義弟達がやって来たのかと身構えてしまう。
しかし、しばらく待っても扉がノックされる音は聞こえて来ない。
— —違ったのか……
部屋の扉を少し開けて誰もいないはずの廊下を見つめ小さくため息を吐くと「……シャルル兄さん?」と声が聞こえ体がビクンッと跳ねる。
「うわっ!! い、いるなら声くらいかけろ! 驚かせるな!」
「えっ………?」
思わず漏れた俺の言葉にジェイドは目を瞬かせる。
「シャルル兄さん。あの……私達が来るのを待っていてくれてたんですか?」
ジェイドの言葉に思わず言葉が詰まる。
「そ、そんな訳ないだろ! 話しかけるなぁ!」
恥ずかしさのあまりに顔は一気に熱を持つ。嬉しそうに目を細めこちらを見てくるジェイドの視線に耐えられず、俺は逃げるように扉を閉めベッドに飛び込めばシーツに顔を埋める。
「やっぱり……あいつ嫌いだぁ……」
義弟に見せてしまった自分のみっともない姿を思い浮かべ、俺はベッドの上でジタバタとのたうち回るのだった。
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―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
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