やさぐれモードの私はもふもふ旦那様を溺愛中

ろいず

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2章

好き?嫌い? ※R18

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 熱を出して雪の中に倒れて以来、イクシオンが常に私を手放さない状況が続いている。
お屋敷ではアーデルカさんとアンゾロさんが止めてくれる以外は、皆生暖かく見守っている感じかな?

「イクスぅ~、自分で歩けるよー」
「オレが、リトを連れて歩きたいだけだよ」

 そんないい顔で言われても、こちらはもう十九歳! お子様じゃないからおーろーしーてぇぇ~っ!
 うわぁーん。軍人に腹話術人形の様に、腕に抱かれて連れて歩かれてるよぉー。
筋肉狼~っ!! ガッチリ掴まれて、足をジタバタしても離してくれない。
広いお屋敷ではあるけど、自分達の寝室に戻るのに、一々これではただでさえ、病み上がりで落ちた体力が戻らない。
運動不足になる~っ!!

「ほら、そんな可愛い顔でむすくれていると、襲ってしまうぞ?」
「ぴゃっ!」

 イクシオンに耳朶みみたぶを噛まれて、体をよじるとはむはむと食まれて耳に犬歯が当たる。

「ひゃっ、んっ、やはぁっ」
「シィ。他の者に聞かれてしまうぞ? リトの可愛い声は、オレだけのものだからね」
「ひゃうっ、んんっ」

 そう言うなら耳から、口を離してぇ~っ!!
ゾワゾワとしていると、耳を舐められてちゅうちゅう吸われた。
あふあふと口を開閉していたら、ようやく寝室に着いた。
助かった~っ! これで抱っこと耳を噛まれる心配がなくなる~っ!
そう思っていたのだけど、ベッドにイクシオンが座っても、私を腕から離さず耳をペロペロと舐めて、止めてくれる気配がない。

「やぅ、もっ、耳は駄目だから、んーっ」
「さっき、リトが優しくしろと言っていただろ?」
「それは、抱き方だってばぁ、ひゃんっ、ぞくぞくするから、それ、やめ」

 優しくしてくれると嬉しいなぁとは、言ったかもしれないけど、じっくりじわじわゾワゾワする事をお願いしたわけじゃない。
うん。私が言うのはエッチをガツガツやらずに、ゆっくり楽しもうね的なニュアンスなんだけど……

 耳を食まれながら、手が胸を揉んできてふにふにと形を変えられる。
ずっと寝たきり状態生活をしていたのと、お世話されやすい様に、ブラはしてないし、服は長袖ワンピースのゆったりしたリネンロングで、ボタンが三つずつ並んでいて、脱がしやすい物なんだよね。
そのせいで、片方の手は胸を揉んでいるのに、片方はボタンを外すという……なにその無駄に器用な手は!? って感じである。

「やぁっ、耳、ぃゃぁ……」

 声が震えて、最後の方は小さな声になる。
耳を楽しそうに唇で挟んで、口の中でペロペロと舐めるとか、腰までゾワゾワする~っ。
尻尾がパタパタ揺れてる音がするし、イクシオン、私が恥かしがってるの楽しんでる?
ううっ、腰砕けになる~っ、この人なんでこういうエッチなことを色々知識詰め込んでるの? 獣人のデフォなの?

「ひゃぁ……もっ、やめ、てぇ……」

 イクシオンの腕の中で降参状態でぐったりすると、ボタンが外された胸の部分から直にイクシオンの手が入ってきて胸をゴツゴツした手が触ってきた。
大きいし、武器や素手で戦うから、結構マメとか皮膚の硬くなった場所があって、自分の手とは全然違う手で……力強いのにどこか優しい手付きでゆっくり円を描くみたいに揉んで、首筋に唇が吸い付いては離れて、場所を変えて吸い付く。

「んんっ、はぁ……んっ」
「気持ちいいかい?」
「そ、いう事、聞いちゃ駄目……んっんっ」
「優しくしたいから、どう感じてるか、教えて?」

 はうっ、優しくはして欲しいけど、こういうのはパス~っ、頭をフルフル横に振ると指で胸の尖りを摘ままれて、ギュッと挟まれて、痛さに眉根を寄せると「これは好き? 嫌い?」と聞かれる。

「い、痛いのは、嫌ぁ……」
「そう。じゃあこっちは?」

 次は乳首を軽く摘ままれて、紙縒こよりをねじる様にクリクリと左右に動かされて、「ひゃんっ」と声を出せば「どう?」と聞かれた。

「わか、ない。じんじんして、奥の方が変な感じ……んんっ、あっ、やぁん」
「声を出してるなら、悦いということかな」
「わかんない、あっ、やっ、グリグリ、やんっ」

 実際、本当に良いか悪いかなんてよく分からない。ただ、弄られると胸の奥がツキンツキンして下腹部にもやもやしたモノが溜まる感じはする。
多分、感じているんだと思うけど……でも、そういうのを口に出すのは恥ずかしい。
イクシオンに弄られるままに、自然にでる声だけ出しておく。

「リトの胸を揉んでると、女性の柔らかさは男とは違うというのがよく分かる」
「はふ……ぅ、あっ、男の人の胸、揉んだ事あるの?」
「いや、よく殴ってはいるが……」

 それは一体どんな状況なのか? まぁしょっちゅうじゃれ合う様に殴り合っている感じの人達だから、そう言う事もあるのかな?
首を傾げると、「口直し」と言われて、胸をもにもにとまた揉まれた。
こういうのも口直しになるんだろうか?

 プチプチとワンピースの前ボタンを下まで全部外されて、後ろからボタンを外してくるなんて器用すぎ……とか変なところで関心をしていたら、パンツの中に手が入ってきた。

「リト、体をそんなに強張らせない。別に虐めたいわけじゃないんだから」
「だって……、恥ずかしい、し……」
「まぁ、そういう初々しいところも、可愛くて好きだよ」

 こめかみにキスをして再び、パンツの中の手が割れ目を弄って、私は羞恥で体を強張らせた。
でもね、体を強張らせてしまった方が、刺激が強く感じることに少し気付いてしまったりもした……
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