186 / 960
7章
緊急事態 ※出産アリ
しおりを挟む
『どうしよう!ルーファス!お腹、内臓、はみ出てる!うわぁぁあん』
泣き叫ぶ朱里から腕輪で魔法通信が届いたのは、朱里の出産予定日が1週間遅れ、切開手術をする事も一応頭の隅に入れておいてください。と、産医に言われて2日ほど経ったお昼の事だった。
その日も朱里は大きなお腹を抱えて首をひねり、「今日もまだっぽいです」と、背中の近くを我が子に蹴られながら、ルーファスが【刻狼亭】に出勤するのを見送ってくれていた。
ハガネとグリムレインも昼過ぎには戻るからと、店舗に使う道具を揃えに出掛けていた。
「アカリ、落ち着け。今、産医を連れてそっちに向かうから」
『お腹、痛い・・・うっぇえええん。もう、駄目・・・ふぇぇん』
「赤ん坊はどうだ?」
『ふぐっ、赤ちゃんまだお腹の中、でも、内臓出ちゃった・・・うぇぇっ』
内臓が出るという意味がわからず、ルーファスが走りながら頭を抱えそうになる。
朱里はパニック状態で泣いて叫んでいるし、産医に慌てて駆け込めば、診察中で待つように言われる。
この大陸で産医の診察を長々と受ける妊婦はありすぐらいなので、ルーファスも遠慮なく踏み込んで行きたいが、最近のありすは刺激しないように言われている為に、朱里に何かされても困るため、仕方がなく受付の女性に診察が終わり次第、新しい【刻狼亭】へ産医に来てほしい旨を伝えて、急いで家に帰る。
「アカリ、大丈夫か?」
『大丈夫じゃない、ぐすっ、何か、腸も出た・・・ふぇっ、痛いよぅ』
「アカリの内臓や腸じゃないんだよな?」
『わかんない。痛くて、わかんないよぉー!うわぁぁん』
拉致があかないと、獣化して足を速めて走り、森の中を疾走する。
朱里を守るために人が少ない森の中に建てた新しい【刻狼亭】だが、少し距離がありすぎると苛立ちすら出てくる。
『どうしよう・・・また内臓、出た・・・血いっぱい・・・』
震える声で朱里が呟き、ルーファスの心臓に冷たい物が走る。
「アカリ、もう家に着くから待ってろ!」
『・・・もう、だめ・・・』
「アカリ?アカリ返事をしろ!」
『・・・』
森を抜け、朱里の為の【刻狼亭】の店舗が目の前に広がる。
獣化を解いて人型に戻ると急いで1階部分の販売スペースからカウンターに入り、階段を上って2階へ行き、微かな血の匂いをたどって夫婦の寝室に入ると、浴室の方から血の匂いが広がる。
脱衣所に服があり、朱里がグリムレインが家に居ないと冷房役が居ない為、汗をかいて風呂に入った・・・と、いう事だろうとは予想はつく。
浴室のドアを開けるとむせ返る血の匂いの中で、浴室の床に仰向けに倒れ、浴槽にもたれて気を失っている朱里と、床には赤黒い肝臓の様な物にねじれた腸が付いた物が小さい物と少し大きい物が2つある。
「これがアカリの言っていた内臓か・・・」
小さな方がうごめき、ルーファスが「まさか・・・」と、声を出しながら内臓らしき物の薄い膜を剥がし、風呂場のお湯にくぐらせて乾燥魔法をかけると、小さな獣化した狼の子供が「きゅー」と声をあげる。
急いでもう片方の膜も剥がし、お湯にくぐらせて乾燥魔法をかけると、こちらも獣化した狼の子で「きゅー」と声を上げ始める。
小さな狼の子2匹を自分の服で包み、浴室の床に置くと、朱里を抱き起こして頬を軽く叩く。
「アカリ、しっかりしろ!」
「・・・お腹、痛い・・・」
「ああ、よく頑張ったな。腹にもう1人居るとかはないか?」
「もう、1人?・・・あれ・・・お腹、変・・・」
朱里が自分のお腹の違和感に青ざめる。
まだお腹は少し大きいが、赤ん坊の重みが消えている。
「どうしよう・・・ルーファス、赤ちゃん居ない・・・」
ガタガタと震えながら朱里が涙を流し始めると、床に置いていた2匹の狼の子が獣化が解け、人化して小さな声で泣き始める。
「ほぇぇん」
「ひゃぁぁん」
朱里が床で泣いている赤ん坊に目を向けて手を伸ばす。
「・・・赤ちゃん?」
「ああ、アカリの産んだ子供達だ」
ルーファスが朱里に子供を見せると、朱里が目を丸くする。
「2人居る・・・」
「どうやら2人居たらしい。両方、男だな」
「ええと、まず、どうするんだっけ・・・、ああ、初乳!初乳が大事!」
朱里が自分の胸をギュッと押しながら先端から少しだけ黄色い感じの液が垂れると、ルーファスから子供を1人受け取り胸を口に含ませる。
もう片方の胸もギュッと押して液が出るとルーファスに手を伸ばす。
「もう1人も!」
両胸に子供を抱えて、朱里が「良かった・・・」と、ホッと息を吐くと再び意識を失い、ルーファスが3人を抱えて寝室のベッドに寝かせる事になった。
朱里が気を失っている間に産医が家に到着し、赤ん坊と朱里の処置をして帰っていった。
朱里が目を覚ましてルーファスから説明を受けた時に、「この事はご内密に・・・」と頼み込んだことは言うまでもない。
まさか子供達を内臓呼ばわりし、へその緒を見たことが無かった朱里がへその緒を腸だと勘違いして大騒ぎしたとは流石に言えない。
「でもね、まさか獣化して生まれるとは思わなかったの」
「アカリの負担にならないように小さくして出てきたんだろうな」
「お母さん思いの良い子達!でも、やっぱり痛かったです」
「産医の話では、朱里の腹の大きさだと随分痛い思いをして普通なら産むところを小さく出てきたから痛みはそんなに無い筈らしいぞ」
「ううっ、世のお母さん達は偉大です・・・私にはあれだけでも痛かったです」
ルーファスが朱里の頭を撫でながら「頑張ったな」と労うので朱里も少し誇らしげに笑う。
「先に生まれたのは小さい子の方か?」
「はい。小さい子の方がお兄ちゃんです」
「産医の話ではこの兄の方がずっと獣化していたらしい。アカリの腹では普通の大きさの双子だとアカリも苦しいし、双子も苦しい状態になっていたはずらしいからな。この子は母親と弟思いの様だ」
ルーファスと朱里が小さな双子の兄を見つめながら目を細めて笑う。
「弟の方が元気にアカリの腹を蹴っていたのか。やんちゃな子だな」
「はい。元気な子です」
「しかし、心臓の鼓動まで兄と揃えて隠すとはすごい子だ」
「お兄ちゃんを独り占めしたかったんですよ。将来ブラコンになりそうです」
「ぶらこん?なんだそれは?」
「ブラザーコンプレックス。自分の兄弟が好きすぎちゃう人の事だよ。確か」
「まぁ、兄弟仲が良いのは良いと思うぞ」
朱里がふふっと笑いながら「将来が楽しみです」と言い、ルーファスが「そうだな」と笑って答える。
泣き叫ぶ朱里から腕輪で魔法通信が届いたのは、朱里の出産予定日が1週間遅れ、切開手術をする事も一応頭の隅に入れておいてください。と、産医に言われて2日ほど経ったお昼の事だった。
その日も朱里は大きなお腹を抱えて首をひねり、「今日もまだっぽいです」と、背中の近くを我が子に蹴られながら、ルーファスが【刻狼亭】に出勤するのを見送ってくれていた。
ハガネとグリムレインも昼過ぎには戻るからと、店舗に使う道具を揃えに出掛けていた。
「アカリ、落ち着け。今、産医を連れてそっちに向かうから」
『お腹、痛い・・・うっぇえええん。もう、駄目・・・ふぇぇん』
「赤ん坊はどうだ?」
『ふぐっ、赤ちゃんまだお腹の中、でも、内臓出ちゃった・・・うぇぇっ』
内臓が出るという意味がわからず、ルーファスが走りながら頭を抱えそうになる。
朱里はパニック状態で泣いて叫んでいるし、産医に慌てて駆け込めば、診察中で待つように言われる。
この大陸で産医の診察を長々と受ける妊婦はありすぐらいなので、ルーファスも遠慮なく踏み込んで行きたいが、最近のありすは刺激しないように言われている為に、朱里に何かされても困るため、仕方がなく受付の女性に診察が終わり次第、新しい【刻狼亭】へ産医に来てほしい旨を伝えて、急いで家に帰る。
「アカリ、大丈夫か?」
『大丈夫じゃない、ぐすっ、何か、腸も出た・・・ふぇっ、痛いよぅ』
「アカリの内臓や腸じゃないんだよな?」
『わかんない。痛くて、わかんないよぉー!うわぁぁん』
拉致があかないと、獣化して足を速めて走り、森の中を疾走する。
朱里を守るために人が少ない森の中に建てた新しい【刻狼亭】だが、少し距離がありすぎると苛立ちすら出てくる。
『どうしよう・・・また内臓、出た・・・血いっぱい・・・』
震える声で朱里が呟き、ルーファスの心臓に冷たい物が走る。
「アカリ、もう家に着くから待ってろ!」
『・・・もう、だめ・・・』
「アカリ?アカリ返事をしろ!」
『・・・』
森を抜け、朱里の為の【刻狼亭】の店舗が目の前に広がる。
獣化を解いて人型に戻ると急いで1階部分の販売スペースからカウンターに入り、階段を上って2階へ行き、微かな血の匂いをたどって夫婦の寝室に入ると、浴室の方から血の匂いが広がる。
脱衣所に服があり、朱里がグリムレインが家に居ないと冷房役が居ない為、汗をかいて風呂に入った・・・と、いう事だろうとは予想はつく。
浴室のドアを開けるとむせ返る血の匂いの中で、浴室の床に仰向けに倒れ、浴槽にもたれて気を失っている朱里と、床には赤黒い肝臓の様な物にねじれた腸が付いた物が小さい物と少し大きい物が2つある。
「これがアカリの言っていた内臓か・・・」
小さな方がうごめき、ルーファスが「まさか・・・」と、声を出しながら内臓らしき物の薄い膜を剥がし、風呂場のお湯にくぐらせて乾燥魔法をかけると、小さな獣化した狼の子供が「きゅー」と声をあげる。
急いでもう片方の膜も剥がし、お湯にくぐらせて乾燥魔法をかけると、こちらも獣化した狼の子で「きゅー」と声を上げ始める。
小さな狼の子2匹を自分の服で包み、浴室の床に置くと、朱里を抱き起こして頬を軽く叩く。
「アカリ、しっかりしろ!」
「・・・お腹、痛い・・・」
「ああ、よく頑張ったな。腹にもう1人居るとかはないか?」
「もう、1人?・・・あれ・・・お腹、変・・・」
朱里が自分のお腹の違和感に青ざめる。
まだお腹は少し大きいが、赤ん坊の重みが消えている。
「どうしよう・・・ルーファス、赤ちゃん居ない・・・」
ガタガタと震えながら朱里が涙を流し始めると、床に置いていた2匹の狼の子が獣化が解け、人化して小さな声で泣き始める。
「ほぇぇん」
「ひゃぁぁん」
朱里が床で泣いている赤ん坊に目を向けて手を伸ばす。
「・・・赤ちゃん?」
「ああ、アカリの産んだ子供達だ」
ルーファスが朱里に子供を見せると、朱里が目を丸くする。
「2人居る・・・」
「どうやら2人居たらしい。両方、男だな」
「ええと、まず、どうするんだっけ・・・、ああ、初乳!初乳が大事!」
朱里が自分の胸をギュッと押しながら先端から少しだけ黄色い感じの液が垂れると、ルーファスから子供を1人受け取り胸を口に含ませる。
もう片方の胸もギュッと押して液が出るとルーファスに手を伸ばす。
「もう1人も!」
両胸に子供を抱えて、朱里が「良かった・・・」と、ホッと息を吐くと再び意識を失い、ルーファスが3人を抱えて寝室のベッドに寝かせる事になった。
朱里が気を失っている間に産医が家に到着し、赤ん坊と朱里の処置をして帰っていった。
朱里が目を覚ましてルーファスから説明を受けた時に、「この事はご内密に・・・」と頼み込んだことは言うまでもない。
まさか子供達を内臓呼ばわりし、へその緒を見たことが無かった朱里がへその緒を腸だと勘違いして大騒ぎしたとは流石に言えない。
「でもね、まさか獣化して生まれるとは思わなかったの」
「アカリの負担にならないように小さくして出てきたんだろうな」
「お母さん思いの良い子達!でも、やっぱり痛かったです」
「産医の話では、朱里の腹の大きさだと随分痛い思いをして普通なら産むところを小さく出てきたから痛みはそんなに無い筈らしいぞ」
「ううっ、世のお母さん達は偉大です・・・私にはあれだけでも痛かったです」
ルーファスが朱里の頭を撫でながら「頑張ったな」と労うので朱里も少し誇らしげに笑う。
「先に生まれたのは小さい子の方か?」
「はい。小さい子の方がお兄ちゃんです」
「産医の話ではこの兄の方がずっと獣化していたらしい。アカリの腹では普通の大きさの双子だとアカリも苦しいし、双子も苦しい状態になっていたはずらしいからな。この子は母親と弟思いの様だ」
ルーファスと朱里が小さな双子の兄を見つめながら目を細めて笑う。
「弟の方が元気にアカリの腹を蹴っていたのか。やんちゃな子だな」
「はい。元気な子です」
「しかし、心臓の鼓動まで兄と揃えて隠すとはすごい子だ」
「お兄ちゃんを独り占めしたかったんですよ。将来ブラコンになりそうです」
「ぶらこん?なんだそれは?」
「ブラザーコンプレックス。自分の兄弟が好きすぎちゃう人の事だよ。確か」
「まぁ、兄弟仲が良いのは良いと思うぞ」
朱里がふふっと笑いながら「将来が楽しみです」と言い、ルーファスが「そうだな」と笑って答える。
67
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。