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13章
女将亭の朝
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朝の陽ざしを浴びながら庭でズダーンと大きな音を立てて地面に転がったシュトラールを涼しい顔でリュエールが見下ろす。
「リュー、何今の?!」
「ん?ただのいなしだよ?」
「何それ?」
「相手の体勢を崩させる技」
シュトラールに手を差し伸べて起き上がらせるとリュエールが「もう1本いくよ」とシュトラールを相手に組み手を仕掛けていく。
ズダーンと、音を立ててシュトラールが再び空を見上げながら覗き込むリュエールを見る。
「リュー、何か強くない?」
「僕はシューと違って体格が良いわけじゃないからね。戦い方は基本動きは最小限にして狙い目を見極めて戦ってるだけ。力技で押さえ込まれたらシューには負けちゃうしね」
「そうかなぁ?リューもけっこう力あると思うけど?」
ニコッと笑ってリュエールがシュトラールを立ち上がらせると、『女将亭』の出入り口から浴衣姿の朱里がお盆に冷えたレモーネとハチミツの入った特製のレモネードを持って2人の所へやってくる。
「はい。2人共水分補給してね」
「ありがと母上」
「ありがとう母上」
ふふっと笑いながら朱里が一気にレモネードを飲み干す2人を見て微笑む。
「男の子は元気があって良いね」
「そう?ミルアやナルアも元気じゃない?」
「僕らの元気っていうのはこういう組手をするってとこでしょ?」
「そそ。組手とか元気いいなぁって。ミルアとナルアの元気の良さは別の意味で元気ね」
「あの2人は元気の良さだけが取り柄だからね」
「でも僕あの2人がおしとやかになる方法知ってるよ」
リュエールの一言に朱里とシュトラールが「え?」とリュエールに詰め寄る。
「どんな方法で?!」
「リューあの2人おしとやかになるの?!」
「簡単だよ。着物を着せておけば静かだよ」
「なっ!!」
「そんな簡単な事で?」
リュエールが少し目を細めて2人を見て朱里を指さす。
「母上が着物着てたから、2人共母上の顔を忘れても着物を着てると落ち着いてたから母上を心のどこかで覚えてたみたい、だから躾に使ってたんだよ。父上みたいに2人に構ってたら僕も疲れちゃうからね。着物を着せてる時は色々と教え込んでおいたから、行事のある時の2人は静かでしょ?」
「あー、確かに2人共、行事のある時にお着物着せたら静かな良い子だった気がする」
「リュー、凄い・・・」
朱里とシュトラールの眠っていた2年と3年弱の間でリュエールが母親役をやらざるを得ない状況で妹達の扱いは心得ているが、朱里が母親として戻ってきてからは、朱里に任せて手助けが必要な時だけ、そっと手を差し伸べている。
リュエールが2人と向き合った時間分、朱里にもシュトラールにも2人に向き合って欲しいのもあり、リュエールは奥の手は早々明かしたりはしない。
「リューちゃんは母上の自慢の息子さんです!」
「母上は調子良いんだから。でもこれはあんまりやり過ぎると2人共癇癪起こして着せるのが大変になるから、様子見でやっていってよ」
朱里がコクコクと頷き、少し自分より背の高くなった息子の頭に手を伸ばしてナデナデと頭を撫でる。
実の所、朱里は145cmになってしまい、リュエールが158cmでシュトラールが173cmと身長差がかなり出てしまっているのである。
これに関しては朱里は「ルーファスの遺伝子・・・ルーファスの血を飲めば身長が高くなるかも?!」と本気で考えている節があり、隙あらばルーファスに噛みついているのだが、逆に噛みつかれ返されている。傍から見ればイチャ付いている様にしか見えないが、朱里の身長欲しい欲は自分の身長が低くなった為に留まるところを知らないのである。
ちなみにリュエールはまだ身長が低いが、11歳で158cmという事もあり、朱里としては羨ましい限りの息子である。シュトラールに関しては「母上にも身長を寄越しなさい!」と騒いでいる。
「さてと、母上。今日の朝ご飯は?」
「今日は暑いからスタミナを付けてもらおうと思って肉巻きおにぎりの中に梅肉を入れたのを作ったよ。おかずは生姜焼きと白身魚のパリパリ焼きに紫蘇を添えて、卵焼きは今日はだし巻きにしました。サラダは大根を一杯貰ったから大根と鰹節のサラダだよ。お味噌汁も大根だけど」
「朝から随分作ったんだね」
「そりゃあ、こんなに元気な息子2人が朝から運動してるからお腹空かせてしまうでしょ?」
「流石、母上わかってる」
「母上の料理は美味しいから好きだよ」
「もぉ。おだてても何も出ませんが、夜のデザートは奮発しちゃいますよ!」
朱里が嬉しそうに2人の息子に囲まれて家に戻り、2人にシャワーを浴びる様に言ってグリムレインを起こしに行く。
グリムレインは冬眠しない代わりに、夏場の眠りは深く起こすのが大変なのである。
ドラゴン達の住まいである別棟へ向かい、一番手前の部屋がグリムレインの部屋で部屋を開けると冷やっとした冷気で外から戻ったばかりの体は汗がスッと引いていく。
「ぐーりーむーれーいーんーおーきーてぇー」
ぐいーっとドラゴンの姿のまま寝ているグリムレインの氷のような爪のある手を引っ張り、足場を作ると手によじ登って口元まで行き、浴衣の帯に差し込んだポーションを一瓶取り出して、ポンッと蓋を開けるとグリムレインの口に流し込む。
「ブハッ!ペッ!・・・ッ!!!!嫁!何をする!!」
「ふふっ。夏バテ防止の製薬部隊が作ったポーションです。味は悪いけど、体がダルくはならないんだって」
涙目で朱里を睨みグリムレインが眉間にしわを寄せると、キャラキャラと朱里が笑い「おはようございます!」と元気に挨拶をする。
「普通に起こせ。まったく、酷い嫁だ」
「普通に起きないからこうしたんです。さぁ、朝ご飯出来てますよ」
「わかった。直ぐに行く」
グリムレインから降りて、朱里が次の部屋に向かい、グリムレインは口の中に残った酸っぱい渋い苦いの3拍子揃ったポーションを口直しの氷をボリボリ食べて薄めていく。
「嫁は毎日あの手この手で我を起こしおって・・・」
文句を言いつつも、人型を取り姿を変えると大人しくリビングへ向かう。
朱里のご飯は寝過ごすと他のドラゴンや子供達に食べられてしまうので見逃せないのである。
グリムレインが廊下を歩いているとトトトトと元気な足音がし、ミルアとナルアが廊下を走り回りその後をルーファスが追いかけている。
「何をしておるのだ婿は?」
「ああ、グリムレイン。おはよう。ミルアとナルアの髪を結んでいたんだが、逃げられた」
「また婿の力加減が強すぎたのではないか?」
「それ程力は入れていないはずなんだが・・・」
少し耳を下げてルーファスが逃げていく娘達を見る。
朱里がドラゴン達を起こして戻ってくると、ミルアとナルアが朱里に髪を梳かしてもらい、髪を結んでもらうと尻尾を振っている姿を見て、ルーファスが髪を結う役目は朱里に交替した方が良いのかと肩を落とす。
そんなルーファスに朱里が「なら私の髪を結ってくださいな」と頼み、朱里の髪をルーファスが結い「上手ですよ」と、ミルアとナルアが良い事をすると貰える『良くできましたシール』をペタリと手の甲に貼られて、ミルアとナルアに羨ましがられていた。
「ナーウ」
「アパパー」
「はーい、2人もご飯にしようねー」
魔獣のクロとササマキも「ご飯早く」と朱里の足元を8の字を描く様にまとわりつき、野菜スティックを1本ずつ貰ってはおかわりを要求していた。
相変わらず、人の手からでなければ食べない困った魔獣達に「大根いっぱい貰ったからおかわりいっぱいだよー」と朱里が任せろと、ガッツポーズで2匹に食べさせていく。
戦場のような朝食が終わり、ルーファスとリュエールが【刻狼亭】へ出勤し、ドラゴン達は『竜の癒し木』へ移動して各自好きに時間を過ごす。
シュトラールは3年間を取り戻すために友達の所へ行ったり、回復魔法の勉強をしたり、体作りをしたりと日々忙しく過ごしている。
ハガネはミルアとナルアとシノリアとシレーヌのチビッ子達の魔法の先生をしている為に、『女将亭』の周りの森や海辺で毎日授業をしている。
洗濯物を庭の裏手に干して朱里が夏の日差しと風を感じながら、目を細める。
「今日も一日頑張らないとね」
「リュー、何今の?!」
「ん?ただのいなしだよ?」
「何それ?」
「相手の体勢を崩させる技」
シュトラールに手を差し伸べて起き上がらせるとリュエールが「もう1本いくよ」とシュトラールを相手に組み手を仕掛けていく。
ズダーンと、音を立ててシュトラールが再び空を見上げながら覗き込むリュエールを見る。
「リュー、何か強くない?」
「僕はシューと違って体格が良いわけじゃないからね。戦い方は基本動きは最小限にして狙い目を見極めて戦ってるだけ。力技で押さえ込まれたらシューには負けちゃうしね」
「そうかなぁ?リューもけっこう力あると思うけど?」
ニコッと笑ってリュエールがシュトラールを立ち上がらせると、『女将亭』の出入り口から浴衣姿の朱里がお盆に冷えたレモーネとハチミツの入った特製のレモネードを持って2人の所へやってくる。
「はい。2人共水分補給してね」
「ありがと母上」
「ありがとう母上」
ふふっと笑いながら朱里が一気にレモネードを飲み干す2人を見て微笑む。
「男の子は元気があって良いね」
「そう?ミルアやナルアも元気じゃない?」
「僕らの元気っていうのはこういう組手をするってとこでしょ?」
「そそ。組手とか元気いいなぁって。ミルアとナルアの元気の良さは別の意味で元気ね」
「あの2人は元気の良さだけが取り柄だからね」
「でも僕あの2人がおしとやかになる方法知ってるよ」
リュエールの一言に朱里とシュトラールが「え?」とリュエールに詰め寄る。
「どんな方法で?!」
「リューあの2人おしとやかになるの?!」
「簡単だよ。着物を着せておけば静かだよ」
「なっ!!」
「そんな簡単な事で?」
リュエールが少し目を細めて2人を見て朱里を指さす。
「母上が着物着てたから、2人共母上の顔を忘れても着物を着てると落ち着いてたから母上を心のどこかで覚えてたみたい、だから躾に使ってたんだよ。父上みたいに2人に構ってたら僕も疲れちゃうからね。着物を着せてる時は色々と教え込んでおいたから、行事のある時の2人は静かでしょ?」
「あー、確かに2人共、行事のある時にお着物着せたら静かな良い子だった気がする」
「リュー、凄い・・・」
朱里とシュトラールの眠っていた2年と3年弱の間でリュエールが母親役をやらざるを得ない状況で妹達の扱いは心得ているが、朱里が母親として戻ってきてからは、朱里に任せて手助けが必要な時だけ、そっと手を差し伸べている。
リュエールが2人と向き合った時間分、朱里にもシュトラールにも2人に向き合って欲しいのもあり、リュエールは奥の手は早々明かしたりはしない。
「リューちゃんは母上の自慢の息子さんです!」
「母上は調子良いんだから。でもこれはあんまりやり過ぎると2人共癇癪起こして着せるのが大変になるから、様子見でやっていってよ」
朱里がコクコクと頷き、少し自分より背の高くなった息子の頭に手を伸ばしてナデナデと頭を撫でる。
実の所、朱里は145cmになってしまい、リュエールが158cmでシュトラールが173cmと身長差がかなり出てしまっているのである。
これに関しては朱里は「ルーファスの遺伝子・・・ルーファスの血を飲めば身長が高くなるかも?!」と本気で考えている節があり、隙あらばルーファスに噛みついているのだが、逆に噛みつかれ返されている。傍から見ればイチャ付いている様にしか見えないが、朱里の身長欲しい欲は自分の身長が低くなった為に留まるところを知らないのである。
ちなみにリュエールはまだ身長が低いが、11歳で158cmという事もあり、朱里としては羨ましい限りの息子である。シュトラールに関しては「母上にも身長を寄越しなさい!」と騒いでいる。
「さてと、母上。今日の朝ご飯は?」
「今日は暑いからスタミナを付けてもらおうと思って肉巻きおにぎりの中に梅肉を入れたのを作ったよ。おかずは生姜焼きと白身魚のパリパリ焼きに紫蘇を添えて、卵焼きは今日はだし巻きにしました。サラダは大根を一杯貰ったから大根と鰹節のサラダだよ。お味噌汁も大根だけど」
「朝から随分作ったんだね」
「そりゃあ、こんなに元気な息子2人が朝から運動してるからお腹空かせてしまうでしょ?」
「流石、母上わかってる」
「母上の料理は美味しいから好きだよ」
「もぉ。おだてても何も出ませんが、夜のデザートは奮発しちゃいますよ!」
朱里が嬉しそうに2人の息子に囲まれて家に戻り、2人にシャワーを浴びる様に言ってグリムレインを起こしに行く。
グリムレインは冬眠しない代わりに、夏場の眠りは深く起こすのが大変なのである。
ドラゴン達の住まいである別棟へ向かい、一番手前の部屋がグリムレインの部屋で部屋を開けると冷やっとした冷気で外から戻ったばかりの体は汗がスッと引いていく。
「ぐーりーむーれーいーんーおーきーてぇー」
ぐいーっとドラゴンの姿のまま寝ているグリムレインの氷のような爪のある手を引っ張り、足場を作ると手によじ登って口元まで行き、浴衣の帯に差し込んだポーションを一瓶取り出して、ポンッと蓋を開けるとグリムレインの口に流し込む。
「ブハッ!ペッ!・・・ッ!!!!嫁!何をする!!」
「ふふっ。夏バテ防止の製薬部隊が作ったポーションです。味は悪いけど、体がダルくはならないんだって」
涙目で朱里を睨みグリムレインが眉間にしわを寄せると、キャラキャラと朱里が笑い「おはようございます!」と元気に挨拶をする。
「普通に起こせ。まったく、酷い嫁だ」
「普通に起きないからこうしたんです。さぁ、朝ご飯出来てますよ」
「わかった。直ぐに行く」
グリムレインから降りて、朱里が次の部屋に向かい、グリムレインは口の中に残った酸っぱい渋い苦いの3拍子揃ったポーションを口直しの氷をボリボリ食べて薄めていく。
「嫁は毎日あの手この手で我を起こしおって・・・」
文句を言いつつも、人型を取り姿を変えると大人しくリビングへ向かう。
朱里のご飯は寝過ごすと他のドラゴンや子供達に食べられてしまうので見逃せないのである。
グリムレインが廊下を歩いているとトトトトと元気な足音がし、ミルアとナルアが廊下を走り回りその後をルーファスが追いかけている。
「何をしておるのだ婿は?」
「ああ、グリムレイン。おはよう。ミルアとナルアの髪を結んでいたんだが、逃げられた」
「また婿の力加減が強すぎたのではないか?」
「それ程力は入れていないはずなんだが・・・」
少し耳を下げてルーファスが逃げていく娘達を見る。
朱里がドラゴン達を起こして戻ってくると、ミルアとナルアが朱里に髪を梳かしてもらい、髪を結んでもらうと尻尾を振っている姿を見て、ルーファスが髪を結う役目は朱里に交替した方が良いのかと肩を落とす。
そんなルーファスに朱里が「なら私の髪を結ってくださいな」と頼み、朱里の髪をルーファスが結い「上手ですよ」と、ミルアとナルアが良い事をすると貰える『良くできましたシール』をペタリと手の甲に貼られて、ミルアとナルアに羨ましがられていた。
「ナーウ」
「アパパー」
「はーい、2人もご飯にしようねー」
魔獣のクロとササマキも「ご飯早く」と朱里の足元を8の字を描く様にまとわりつき、野菜スティックを1本ずつ貰ってはおかわりを要求していた。
相変わらず、人の手からでなければ食べない困った魔獣達に「大根いっぱい貰ったからおかわりいっぱいだよー」と朱里が任せろと、ガッツポーズで2匹に食べさせていく。
戦場のような朝食が終わり、ルーファスとリュエールが【刻狼亭】へ出勤し、ドラゴン達は『竜の癒し木』へ移動して各自好きに時間を過ごす。
シュトラールは3年間を取り戻すために友達の所へ行ったり、回復魔法の勉強をしたり、体作りをしたりと日々忙しく過ごしている。
ハガネはミルアとナルアとシノリアとシレーヌのチビッ子達の魔法の先生をしている為に、『女将亭』の周りの森や海辺で毎日授業をしている。
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