45 / 45
三章
おおかみ宿舎でいただきます<ー完ー>
しおりを挟む
私達が話し合い、一番気になったこと……それは青龍が私を『次の青龍』と言ったことだろうか?
椿木さんに言わせれば、私には聖獣としての能力は欠片も見えないのだそうだ。
椿木さんのような聖獣の上に君臨する麒麟からすれば、聖獣同士のいがみ合いは今に始まったことではないらしい。
特に「龍虎」という言葉があるように、強大な力を持ったライバル関係にある青龍と白虎は取り分け仲が悪い。
「くだらないよねぇ」
椿木さんは眠そうな目をして、ついでに言えば欠伸までしていた。
食堂で椿木さんに話を聞いてもらい、調べてもらったけれど、私には白虎の能力も青龍の能力もなかった。
「じゃあ、何故、青龍は私を?」
「んー……もしかすると、聖獣の樹が青龍の方でも、芽吹いていたんじゃないかな?」
「麻乃が生まれてから芽吹いた苗木か……しかし、あれは麻乃の苗木なのかどうかも分からないからな……」
スイと隣り合わせで座り、私もうーんと唸りながら首をひねる。
実際、青龍のいる場所で調べるのが早い……とは思う。が、それは自殺行為というもので、深海の奥深くに身を隠している青龍に私たちが会いに行くことはほぼ不可能。
宇宙に行く方がまだ現実的な話だ。
「椿木はどうにかできないのか? 麒麟なのだし」
「僕に無茶させないでよ。それに青龍には、反省するまで自分のテリトリーから出ないように言ってるしね。まぁ、青龍は水に干渉できるから、色んなところに目は持っているだろうけどね」
「「!?」」
ふぁーっと欠伸をして、椿木さんは「ここは大丈夫だって。僕が居るんだし」と、私とスイの言わんとすることを先に一蹴してしまう。
「私が子供の頃から、人から見えなくなっていたのは、青龍が近くで色々しようとしていたからだと思っていましたけど、水に干渉できる能力があるからこそだったのね」
「青龍はね。自分以外の青龍が生まれては困るのさ。四聖獣は次の世代が生まれれば、能力を奪われてしまうからね」
「ならば、星夜の力は……どこに」
椿木さんは厨房の奥を指さす。
その先にあるのは、棚に隠された地下の扉……苗木のある場所だ。
父の能力は苗木の中にある……?
「これは内緒だよ? 聖獣の樹は能力の受け渡しの為の物だからね。あの小さな苗木はいつか生まれる白虎の為の苗木なんだよ。そして、麻乃が生まれた時に生えてきたのなら、麻乃は次の白虎を生む為の母体。青龍の方でも苗木があるとしたら、麻乃は青龍を生む母体でもあるのかもね?」
「ぼ、ぼぼ母体!?」
驚きすぎて、どもってしまったけれど、確かに……白虎と父と青龍の血筋の母から生まれた私ならば、そういったことも可能かもしれない。
「ああ、でも、確実じゃないよ。聖獣が生まれるのは何百年も掛かったりする時もあるから、麻乃の孫やひ孫という事もあるってだけ」
「なるほど」
「麻乃の子供か……」
隣のスイが私をまじまじと見て、目線が私のお腹に向かう。
私はお腹を両手で隠して「わーっ!!」と大声を上げれば、食堂に二階堂さんや安寿達のいつものメンバーが「どうかしたのか?」と不思議そうに顔をのぞかせた。
「なんでもありませーん!」
「ふーん?」
「マノ、お腹すいたー! キュウリー!」
「おやつ無いの?」
「お菓子! お菓子!」
賑やかなメンバーの声に、私は少し笑って、腰に手を当て椅子から立ち上がる。
「もう。わかりました。美味しい物を作ろうじゃないですか!」
今は、青龍が動けない状態ならば、色々考えても仕方がない。
私には私の出来る範囲の事をするしかないのだ。
もう、過去の記憶を取り戻してしまったのだから、向き合って受け入れて、妖としての『雛姫麻乃』として生きていく。
「オレも手伝おう」
「はい。スイが手伝ってくれるなら、いっぱい作れそう」
スイが着物の袖から襷を取り出すと襷掛けにして、私の後に続いて厨房へとやってくる。
手伝ってくれる気は満々のようだ。
私も厨房の壁に掛けているエプロンを手に取る。
「さて、今日も美味しい物作りといきましょうか!」
私は職場、厨房で元気に声を出し、卵と小麦粉に牛乳を片手に業務用の大きなボウルをスイに手渡す。
簡単なパンケーキ作りに「手抜きだ!」と食堂から声が上がるものの、「おやつは業務に含まれていません。サービスですからね?」と笑って返す。
スイが隣で「そういえば、朝と夕飯だけの話だったからな」と、今更の業務内容の確認にも私は笑う。
熱したフライパンにパンケーキの種を流して焼いて、白いお皿の上に載せ、バターとメープルシロップを出しておく。
各自が自分の分を持っていき、声を合わせる。
「いただきまーす!」
元気な声が宿舎に響き渡ると、いつの間にか、食堂に妖達が顔を覗かせて、私は厨房へ引っ込むと再びパンケーキを焼くために腕を振るう。
私、雛姫麻乃。
少し不思議な職場で、自分自身も不思議な生き物ではあるのだけれど、今日も元気に食堂の厨房で働いています。
おおかみ宿舎、本日も大賑わいの食堂です。
____麻乃の章・完_____
あとがき
後書きとか書く場所があれば良かったのですが、無いので……
まだ伏線回収できていませんが、キャラ文芸の大賞参加用の話ですので、長々と書くと収拾がつかない長編になりますので、一旦、ここで完結です。
(他のアルファポリス作家様達と「書いてみようー!」と、一緒に参加していましたので、ノリで書いておりました)
キャラ文芸の大賞では三位にランクインで終了致しましたが、皆様の投票のおかげでございます。
ありがとうございました!! キャラ文芸は初めて書いたので、勝手がわからず、キャラ文芸とは逸脱した恋愛小説になっていたような……すみません;;
また機会がありましたら、頑張らせていただければと思います。
もう一つのキャラ文芸の方を終了させるために、中途半端で申し訳ありません。時間が足りなかったので💦
時間がありましたら、色々書き足したり、話を膨らませて、最後まで書きたいです。
椿木さんに言わせれば、私には聖獣としての能力は欠片も見えないのだそうだ。
椿木さんのような聖獣の上に君臨する麒麟からすれば、聖獣同士のいがみ合いは今に始まったことではないらしい。
特に「龍虎」という言葉があるように、強大な力を持ったライバル関係にある青龍と白虎は取り分け仲が悪い。
「くだらないよねぇ」
椿木さんは眠そうな目をして、ついでに言えば欠伸までしていた。
食堂で椿木さんに話を聞いてもらい、調べてもらったけれど、私には白虎の能力も青龍の能力もなかった。
「じゃあ、何故、青龍は私を?」
「んー……もしかすると、聖獣の樹が青龍の方でも、芽吹いていたんじゃないかな?」
「麻乃が生まれてから芽吹いた苗木か……しかし、あれは麻乃の苗木なのかどうかも分からないからな……」
スイと隣り合わせで座り、私もうーんと唸りながら首をひねる。
実際、青龍のいる場所で調べるのが早い……とは思う。が、それは自殺行為というもので、深海の奥深くに身を隠している青龍に私たちが会いに行くことはほぼ不可能。
宇宙に行く方がまだ現実的な話だ。
「椿木はどうにかできないのか? 麒麟なのだし」
「僕に無茶させないでよ。それに青龍には、反省するまで自分のテリトリーから出ないように言ってるしね。まぁ、青龍は水に干渉できるから、色んなところに目は持っているだろうけどね」
「「!?」」
ふぁーっと欠伸をして、椿木さんは「ここは大丈夫だって。僕が居るんだし」と、私とスイの言わんとすることを先に一蹴してしまう。
「私が子供の頃から、人から見えなくなっていたのは、青龍が近くで色々しようとしていたからだと思っていましたけど、水に干渉できる能力があるからこそだったのね」
「青龍はね。自分以外の青龍が生まれては困るのさ。四聖獣は次の世代が生まれれば、能力を奪われてしまうからね」
「ならば、星夜の力は……どこに」
椿木さんは厨房の奥を指さす。
その先にあるのは、棚に隠された地下の扉……苗木のある場所だ。
父の能力は苗木の中にある……?
「これは内緒だよ? 聖獣の樹は能力の受け渡しの為の物だからね。あの小さな苗木はいつか生まれる白虎の為の苗木なんだよ。そして、麻乃が生まれた時に生えてきたのなら、麻乃は次の白虎を生む為の母体。青龍の方でも苗木があるとしたら、麻乃は青龍を生む母体でもあるのかもね?」
「ぼ、ぼぼ母体!?」
驚きすぎて、どもってしまったけれど、確かに……白虎と父と青龍の血筋の母から生まれた私ならば、そういったことも可能かもしれない。
「ああ、でも、確実じゃないよ。聖獣が生まれるのは何百年も掛かったりする時もあるから、麻乃の孫やひ孫という事もあるってだけ」
「なるほど」
「麻乃の子供か……」
隣のスイが私をまじまじと見て、目線が私のお腹に向かう。
私はお腹を両手で隠して「わーっ!!」と大声を上げれば、食堂に二階堂さんや安寿達のいつものメンバーが「どうかしたのか?」と不思議そうに顔をのぞかせた。
「なんでもありませーん!」
「ふーん?」
「マノ、お腹すいたー! キュウリー!」
「おやつ無いの?」
「お菓子! お菓子!」
賑やかなメンバーの声に、私は少し笑って、腰に手を当て椅子から立ち上がる。
「もう。わかりました。美味しい物を作ろうじゃないですか!」
今は、青龍が動けない状態ならば、色々考えても仕方がない。
私には私の出来る範囲の事をするしかないのだ。
もう、過去の記憶を取り戻してしまったのだから、向き合って受け入れて、妖としての『雛姫麻乃』として生きていく。
「オレも手伝おう」
「はい。スイが手伝ってくれるなら、いっぱい作れそう」
スイが着物の袖から襷を取り出すと襷掛けにして、私の後に続いて厨房へとやってくる。
手伝ってくれる気は満々のようだ。
私も厨房の壁に掛けているエプロンを手に取る。
「さて、今日も美味しい物作りといきましょうか!」
私は職場、厨房で元気に声を出し、卵と小麦粉に牛乳を片手に業務用の大きなボウルをスイに手渡す。
簡単なパンケーキ作りに「手抜きだ!」と食堂から声が上がるものの、「おやつは業務に含まれていません。サービスですからね?」と笑って返す。
スイが隣で「そういえば、朝と夕飯だけの話だったからな」と、今更の業務内容の確認にも私は笑う。
熱したフライパンにパンケーキの種を流して焼いて、白いお皿の上に載せ、バターとメープルシロップを出しておく。
各自が自分の分を持っていき、声を合わせる。
「いただきまーす!」
元気な声が宿舎に響き渡ると、いつの間にか、食堂に妖達が顔を覗かせて、私は厨房へ引っ込むと再びパンケーキを焼くために腕を振るう。
私、雛姫麻乃。
少し不思議な職場で、自分自身も不思議な生き物ではあるのだけれど、今日も元気に食堂の厨房で働いています。
おおかみ宿舎、本日も大賑わいの食堂です。
____麻乃の章・完_____
あとがき
後書きとか書く場所があれば良かったのですが、無いので……
まだ伏線回収できていませんが、キャラ文芸の大賞参加用の話ですので、長々と書くと収拾がつかない長編になりますので、一旦、ここで完結です。
(他のアルファポリス作家様達と「書いてみようー!」と、一緒に参加していましたので、ノリで書いておりました)
キャラ文芸の大賞では三位にランクインで終了致しましたが、皆様の投票のおかげでございます。
ありがとうございました!! キャラ文芸は初めて書いたので、勝手がわからず、キャラ文芸とは逸脱した恋愛小説になっていたような……すみません;;
また機会がありましたら、頑張らせていただければと思います。
もう一つのキャラ文芸の方を終了させるために、中途半端で申し訳ありません。時間が足りなかったので💦
時間がありましたら、色々書き足したり、話を膨らませて、最後まで書きたいです。
15
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(8件)
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
白苑後宮の薬膳女官
絹乃
キャラ文芸
白苑(はくえん)後宮には、先代の薬膳女官が侍女に毒を盛ったという疑惑が今も残っていた。先代は瑞雪(ルイシュエ)の叔母である。叔母の濡れ衣を晴らすため、瑞雪は偽名を使い新たな薬膳女官として働いていた。
ある日、幼帝は瑞雪に勅命を下した。「病弱な皇后候補の少女を薬膳で救え」と。瑞雪の相棒となるのは、幼帝の護衛である寡黙な武官、星宇(シンユィ)。だが、元気を取り戻しはじめた少女が毒に倒れる。再び薬膳女官への疑いが向けられる中、瑞雪は星宇の揺るぎない信頼を支えに、後宮に渦巻く陰謀へ踏み込んでいく。
薬膳と毒が導く真相、叔母にかけられた冤罪の影。
静かに心を近づける薬膳女官と武官が紡ぐ、後宮ミステリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
終わってしまって 残念です。でも 一作品 完結 お疲れ様でした。
また 他の作品も 楽しみにしてます。
お読みくださりありがとうございました。
長らくお待たせしてしまって、これ以上は引き延ばしちゃいけないと、締めくくりました。
次の作品でもお楽しみいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
こんにちは、ろいずさんの作品を追っかけて来ました。
勤務先に到着の章で、白い軽トラックが
白い軽トラックくがとなってます。
わわっ、ありがとうございます。
修正しておきますね\(^o^)/誤字脱字が今年も新鮮ピチピチなろいずですが、よろしくお願い致します!
あずきは幸せを運ぶ。
おはぎ好き。ずんだも好き。
つぶのあるお餅も好き。
好きしかない(笑)
小豆が冬の間は山のように使われる時期ですね。
今年もお餅を用意して小豆を大量に入荷予定です!
つぶもこしも美味しいですね♪