1 / 7
1.猫耳少女と犬耳少女
しおりを挟む
おはおーございます。
皆さん、元気でしょうか。
わたしは、猫耳美少女になってました。
昨日の夜:男
今日の朝:白髪巨乳猫耳美少女
ん、訳が分からない。
ついでに感情の起伏も少なくなった。
こんなとんでも状況なのに、訳が分からないで済むのだから。
次に、こちらを。
─────────────────
名前:飯倉 なつみ
種族:猫姫〈希少種〉
年齢:16歳
職業:見習い剣士〈Lv1〉
合計レベル:1
体力:21/21(16+5)
魔力:5/5(4+1)
筋力:18(13+5)
耐久:9(4+5)
敏捷:20(15+5)
器用:11(10+1)
知力:6(5+1)
精神:8(7+1)
抵抗:14(9+5)
◇アクティブスキル◇
【剣術Lv1】
【双剣術Lv1】
【刀術Lv1】
【体術Lv1】
【飛剣斬Lv1】
【気配遮断Lv1】
【気配察知Lv1】
【簡易調理Lv1】
◇パッシブスキル◇
【危機感知Lv1】
◇ユニークスキル◇
【異能:ステータス】
【体臭強化】
【感情希薄】
【性欲倍増Lv1】
【ふたなり・改】
ステータスポイント:20
─────────────────
まるでゲームやなろう小説のようだ。
ただし、エロ方面に特化した。
……これは、デメリットスキルなのかもしれない。
例えば、【体臭強化】で嫌な気分にさせ、【感情希薄】で人間味を薄れさせ、【性欲倍増】で女の子と居らずらくさせ、【ふたなり・改】で致命的な亀裂を入れる。
……まぁ、鏡を見たら美少女だったからそこまで大変でもなさそうだけど。
ちなみに、ステータスの表示は『猫耳……ふっ、異世界ファンタジー? ステータス・オープン、なんて……』で、本当に出てきた。
確かめたところ、手の甲に紋章があり、意識してそれに触れるとホログラムのようなものが浮かび上がってくる。
「叫びたい……でも、叫んだらお隣さんに犯されるかも。……エロ同人みたいに」
そこで考えるのが『男とはしたくない』の辺り、順調に性欲倍増の効果が出てしまっている。レベルが上がると3倍? それとも4倍なのだろうか。
わたしは性欲が強い方ではなかったけれど、そのせいで逆に強くなった性欲に振り回されている気がした。
「おっぱい……ふにふに……」
セルフおっぱいがふわふわしてる。
先っぽもピンク色で綺麗。
ずっと揉んでいたいくらいには触り心地がいい。それに、揉んでるだけでちょっと気持ちよかったりするし。
先程のホログラムだけど、紋章から呼び出す方はメニューになっていていくつか項目があった。
1.SPショップ
2.ダンジョン検索
3.拠点設置
4.SPガチャ
5.ストレージ
その1、SPショップ。
SPはソウルポイントの略で、スキルやアイテム、それに奴隷まで買える……みたい。ステータスの機能も増やせる様子。
現時点だと、〈SP:1000〉ある。
多分、これで戦力を整える感じだろう。
その2、ダンジョン検索。
どうやら、地球にもダンジョンなんてものが出来ちゃったらしい。クリアすれば成長が止まる。でも、活動は止めないからわたしにもどうすればいいか分からない。
ただ、探検は絶対する。
すごく、楽しみ。
その3、拠点設置。
自分が居る場所、あるいはダンジョンを拠点に設定すると、遠い場所に居てもSP50で転移出来る。ダンジョン検索も併用出来て、拠点は10まで。つまり、ダンジョンに飛んで外に出れば、観光も出来てしまう。最高。
その4、SPガチャ。
ショップがあるからほぼ無駄な気がする。1回につきSP100で、何が出るか分からないなんて……余裕が出来たら1回くらい回すかも。
その5、ストレージ。
青い猫型ロボットよりも高性能な多機能付き収納。容量は初期で50種類、レベル1につき10増える。同じものならいくらでも入ります。
なんてイージーモードなの。
「これ、は……」
SPショップを見て気づいてしまった。
奴隷には、通常奴隷、戦闘奴隷、性奴隷、犯罪奴隷とある。しかも、お値段なんと……、
通常奴隷:500~50000
戦闘奴隷:3000~100000
性奴隷:200~30000
犯罪奴隷:50~8000
安い。性奴隷が易い。
可愛い女の子も意外と安い。
まず、ふたなりというおちんぽが生えている女の子だと、どう頑張っても10000は超えていない。
理由は、男みたいで気持ち悪いのと、病魔や瘴気に侵されているのだと思われているらしい。
もしそうだとしても、わたしは気にしない。
そして、処女も下がっている。
なぜなら、性奴隷にはテクニックや性器の具合を求めているのだ。だから、素人である処女ではいけないという話。
自分好みに育てないなら通常奴隷から買えばいい。
けれど、わたしには好都合。
処女厨ではない。
自分と同じく下手なのがいい。
一緒に成長していき、自然とイチャイチャラブラブな関係が出来上がっているはず。イチャイチャしたい。
ん、買おう。
『性奴隷:メル(犬獣人・15歳・甘えん坊・ふたなり・処女・レベル1・職業無し・虚弱体質持ち・親殺し・大食い)………………同意を得ました。メルをSP800で購入しますか?』
同意があるのは聞いてない。
でも、当然と言えば当然だ。
異世界に連れていかれるのだから。
商品説明では、
『貧しい村で育った犬の獣人。薄桃色の髪と犬の特徴は隔世遺伝なのだが、村にその概念が伝わっていなかったために性奴隷として売られる。人懐っこい性格で人柄もよく、デメリットスキル【虚弱体質Lv2】を持つ以外に致命的な弱点は無い
【虚弱体質Lv2】
・ステータスに20×レベルの弱体化がかかり、スキル熟練度、経験値、職業獲得率に大幅なマイナス』
可哀想だから買った。
見た目もアイドル顔負けな可愛いさだし、人懐っこい犬耳娘は大歓迎。なでなでしたい。
支払いを済ませ(向こうには金額分送られるらしい。同意は得ていない)、転移が始まる。
――ピカッ!
「チュー」
目を閉じ、ドヤ顔で呟くと。
「ふぇ? えと、えと……あなたが、ご主人様……?」
ご、ご主人様……可愛い女の子にご主人様呼びをさせるのは、心にくるものある。
でも、女の子ならお嬢様が正しいのでは?
別に気にしないけれど。
昨日まで男だったし。
「ん、そう。よろしく、メル」
「う、うん! よろしくね、ご主人様!」
ぎこちなく笑い、手を伸ばして引っ込める。
なんとなく心の傷があるのだろうと察して、こちらから手を差し伸べた。
「! えへへ、ご主人様ぁ~!」
「よしよし、いい子いい子……」
胸に顔を埋めてすりすりと甘えてくる。
犬獣人でも匂いまで犬では無いらしく、女の子のいい匂いが感じられた。性奴隷ということなので、遠慮なく匂いを嗅ぐ。
「あっ、ちょっと恥ずかしいかも……」
「メルもすればいい」
「いいの? えへへ……クンクン……あのね、ご主人様からすっごくいい匂いがするの! どうしてかな?」
「ん、多分スキルのせい。でも、臭くなくてよかった」
「うん、全然臭くないよ」
匂いの確認が終わったからか、今度は胸元をペロペロと舐め始める。くすぐったい思いをしながらも、甘えてくれるのが嬉しいから何も言わずにじっと我慢した。
「ごめんね……なんかね、ご主人様から離れたくないの……どうしてかなぁ……?」
「分からない……けど、そんなに離れたくないなら少し寝る?」
「……いいの?」
「ん、メルは可愛いから特別」
「そーなの? メル可愛い?」
その首を傾げる仕草がもう可愛い。
「可愛い」
キリッとした(つもりの)顔でそう言うと、へにゃっと頬を緩ませる。そんなに嬉しいものなんだろうか。
そのまま恋人のように寄り添いながらベッドに横になり、メルをぎゅっと抱きしめる。
そして、力を緩めた時に気づく。
貫頭衣を着ているせいで、寝た拍子に片方の胸と大事なところが見えてしまっていた事に。
「め、メル……見えてる……」
「わう? ……見ていいよ?」
「そんなはしたないこと……」
言いかけて、止める。
よく見るとメルの顔は赤く、あえて見せつけるように貫頭衣をずらしていたから。
わたしが見たいんだと思っているのだろう。
間違ってはいないし、嬉しい。
でも、今じゃない。
今してもメルの負担になってしまう。
だから、何も問題ない状態にしてからでないと。
「ありがと、メル。綺麗で、とっても可愛い……触りたくなったら、ちゃんと言うから」
「う、うん……待ってるね」
「ん……おやすみ」
「おやすみなさい……」
おやすみと言いつつも、メルは眠気に抗ってわたしにすりすりと甘えてきた。……けれど、やっぱり眠気の方が強かったようで。
数分後には、わたしの胸の中で気持ちよさそうに眠ってしまった。
皆さん、元気でしょうか。
わたしは、猫耳美少女になってました。
昨日の夜:男
今日の朝:白髪巨乳猫耳美少女
ん、訳が分からない。
ついでに感情の起伏も少なくなった。
こんなとんでも状況なのに、訳が分からないで済むのだから。
次に、こちらを。
─────────────────
名前:飯倉 なつみ
種族:猫姫〈希少種〉
年齢:16歳
職業:見習い剣士〈Lv1〉
合計レベル:1
体力:21/21(16+5)
魔力:5/5(4+1)
筋力:18(13+5)
耐久:9(4+5)
敏捷:20(15+5)
器用:11(10+1)
知力:6(5+1)
精神:8(7+1)
抵抗:14(9+5)
◇アクティブスキル◇
【剣術Lv1】
【双剣術Lv1】
【刀術Lv1】
【体術Lv1】
【飛剣斬Lv1】
【気配遮断Lv1】
【気配察知Lv1】
【簡易調理Lv1】
◇パッシブスキル◇
【危機感知Lv1】
◇ユニークスキル◇
【異能:ステータス】
【体臭強化】
【感情希薄】
【性欲倍増Lv1】
【ふたなり・改】
ステータスポイント:20
─────────────────
まるでゲームやなろう小説のようだ。
ただし、エロ方面に特化した。
……これは、デメリットスキルなのかもしれない。
例えば、【体臭強化】で嫌な気分にさせ、【感情希薄】で人間味を薄れさせ、【性欲倍増】で女の子と居らずらくさせ、【ふたなり・改】で致命的な亀裂を入れる。
……まぁ、鏡を見たら美少女だったからそこまで大変でもなさそうだけど。
ちなみに、ステータスの表示は『猫耳……ふっ、異世界ファンタジー? ステータス・オープン、なんて……』で、本当に出てきた。
確かめたところ、手の甲に紋章があり、意識してそれに触れるとホログラムのようなものが浮かび上がってくる。
「叫びたい……でも、叫んだらお隣さんに犯されるかも。……エロ同人みたいに」
そこで考えるのが『男とはしたくない』の辺り、順調に性欲倍増の効果が出てしまっている。レベルが上がると3倍? それとも4倍なのだろうか。
わたしは性欲が強い方ではなかったけれど、そのせいで逆に強くなった性欲に振り回されている気がした。
「おっぱい……ふにふに……」
セルフおっぱいがふわふわしてる。
先っぽもピンク色で綺麗。
ずっと揉んでいたいくらいには触り心地がいい。それに、揉んでるだけでちょっと気持ちよかったりするし。
先程のホログラムだけど、紋章から呼び出す方はメニューになっていていくつか項目があった。
1.SPショップ
2.ダンジョン検索
3.拠点設置
4.SPガチャ
5.ストレージ
その1、SPショップ。
SPはソウルポイントの略で、スキルやアイテム、それに奴隷まで買える……みたい。ステータスの機能も増やせる様子。
現時点だと、〈SP:1000〉ある。
多分、これで戦力を整える感じだろう。
その2、ダンジョン検索。
どうやら、地球にもダンジョンなんてものが出来ちゃったらしい。クリアすれば成長が止まる。でも、活動は止めないからわたしにもどうすればいいか分からない。
ただ、探検は絶対する。
すごく、楽しみ。
その3、拠点設置。
自分が居る場所、あるいはダンジョンを拠点に設定すると、遠い場所に居てもSP50で転移出来る。ダンジョン検索も併用出来て、拠点は10まで。つまり、ダンジョンに飛んで外に出れば、観光も出来てしまう。最高。
その4、SPガチャ。
ショップがあるからほぼ無駄な気がする。1回につきSP100で、何が出るか分からないなんて……余裕が出来たら1回くらい回すかも。
その5、ストレージ。
青い猫型ロボットよりも高性能な多機能付き収納。容量は初期で50種類、レベル1につき10増える。同じものならいくらでも入ります。
なんてイージーモードなの。
「これ、は……」
SPショップを見て気づいてしまった。
奴隷には、通常奴隷、戦闘奴隷、性奴隷、犯罪奴隷とある。しかも、お値段なんと……、
通常奴隷:500~50000
戦闘奴隷:3000~100000
性奴隷:200~30000
犯罪奴隷:50~8000
安い。性奴隷が易い。
可愛い女の子も意外と安い。
まず、ふたなりというおちんぽが生えている女の子だと、どう頑張っても10000は超えていない。
理由は、男みたいで気持ち悪いのと、病魔や瘴気に侵されているのだと思われているらしい。
もしそうだとしても、わたしは気にしない。
そして、処女も下がっている。
なぜなら、性奴隷にはテクニックや性器の具合を求めているのだ。だから、素人である処女ではいけないという話。
自分好みに育てないなら通常奴隷から買えばいい。
けれど、わたしには好都合。
処女厨ではない。
自分と同じく下手なのがいい。
一緒に成長していき、自然とイチャイチャラブラブな関係が出来上がっているはず。イチャイチャしたい。
ん、買おう。
『性奴隷:メル(犬獣人・15歳・甘えん坊・ふたなり・処女・レベル1・職業無し・虚弱体質持ち・親殺し・大食い)………………同意を得ました。メルをSP800で購入しますか?』
同意があるのは聞いてない。
でも、当然と言えば当然だ。
異世界に連れていかれるのだから。
商品説明では、
『貧しい村で育った犬の獣人。薄桃色の髪と犬の特徴は隔世遺伝なのだが、村にその概念が伝わっていなかったために性奴隷として売られる。人懐っこい性格で人柄もよく、デメリットスキル【虚弱体質Lv2】を持つ以外に致命的な弱点は無い
【虚弱体質Lv2】
・ステータスに20×レベルの弱体化がかかり、スキル熟練度、経験値、職業獲得率に大幅なマイナス』
可哀想だから買った。
見た目もアイドル顔負けな可愛いさだし、人懐っこい犬耳娘は大歓迎。なでなでしたい。
支払いを済ませ(向こうには金額分送られるらしい。同意は得ていない)、転移が始まる。
――ピカッ!
「チュー」
目を閉じ、ドヤ顔で呟くと。
「ふぇ? えと、えと……あなたが、ご主人様……?」
ご、ご主人様……可愛い女の子にご主人様呼びをさせるのは、心にくるものある。
でも、女の子ならお嬢様が正しいのでは?
別に気にしないけれど。
昨日まで男だったし。
「ん、そう。よろしく、メル」
「う、うん! よろしくね、ご主人様!」
ぎこちなく笑い、手を伸ばして引っ込める。
なんとなく心の傷があるのだろうと察して、こちらから手を差し伸べた。
「! えへへ、ご主人様ぁ~!」
「よしよし、いい子いい子……」
胸に顔を埋めてすりすりと甘えてくる。
犬獣人でも匂いまで犬では無いらしく、女の子のいい匂いが感じられた。性奴隷ということなので、遠慮なく匂いを嗅ぐ。
「あっ、ちょっと恥ずかしいかも……」
「メルもすればいい」
「いいの? えへへ……クンクン……あのね、ご主人様からすっごくいい匂いがするの! どうしてかな?」
「ん、多分スキルのせい。でも、臭くなくてよかった」
「うん、全然臭くないよ」
匂いの確認が終わったからか、今度は胸元をペロペロと舐め始める。くすぐったい思いをしながらも、甘えてくれるのが嬉しいから何も言わずにじっと我慢した。
「ごめんね……なんかね、ご主人様から離れたくないの……どうしてかなぁ……?」
「分からない……けど、そんなに離れたくないなら少し寝る?」
「……いいの?」
「ん、メルは可愛いから特別」
「そーなの? メル可愛い?」
その首を傾げる仕草がもう可愛い。
「可愛い」
キリッとした(つもりの)顔でそう言うと、へにゃっと頬を緩ませる。そんなに嬉しいものなんだろうか。
そのまま恋人のように寄り添いながらベッドに横になり、メルをぎゅっと抱きしめる。
そして、力を緩めた時に気づく。
貫頭衣を着ているせいで、寝た拍子に片方の胸と大事なところが見えてしまっていた事に。
「め、メル……見えてる……」
「わう? ……見ていいよ?」
「そんなはしたないこと……」
言いかけて、止める。
よく見るとメルの顔は赤く、あえて見せつけるように貫頭衣をずらしていたから。
わたしが見たいんだと思っているのだろう。
間違ってはいないし、嬉しい。
でも、今じゃない。
今してもメルの負担になってしまう。
だから、何も問題ない状態にしてからでないと。
「ありがと、メル。綺麗で、とっても可愛い……触りたくなったら、ちゃんと言うから」
「う、うん……待ってるね」
「ん……おやすみ」
「おやすみなさい……」
おやすみと言いつつも、メルは眠気に抗ってわたしにすりすりと甘えてきた。……けれど、やっぱり眠気の方が強かったようで。
数分後には、わたしの胸の中で気持ちよさそうに眠ってしまった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
92
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる