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第4話 犯して
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神殿に戻ってからも、その行為は繰り返された。
昼夜問わずお互いを求め合い、ティーレンの探索は滞った。
「ティーレン! ティーレン!」
ニカは初めて知った快楽に毎日溺れていた。
神殿の中、裸であぐらをかくティーレンの上に乗り、激しく腰を上下させた。
汗が飛び散り胸が揺れた。
神殿はムラから距離がある。多少の大声は届かない。
それを知ってはいたが、ティーレンの胸に一抹の不安は残った。
「ティーレンっ」
「……ニカ」
咎めるように名前を呼んで、口をキスで塞いだ。
ニカはティーレンの口の中に舌を潜り込ませてくる。
彼女は色んなことを覚え始めていた。
舌と舌が絡み合う。
ニカはティーレンが口内から頬を撫でられるとき、腰の動きを激しくすることを覚えた。
ニカはそこを舐め、ティーレンはニカを激しく突き上げた。
「んぐっ! んんっ!」
ニカは快楽の渦の中、キツくテイーレンを抱き締めた。
ニカの中はティーレンで満ちた。
「はあ……はあ……」
口を離せばよだれがアーチを描く。
ニカはティーレンに頬ずりした。
「ティーレン……好きよ」
「俺も愛してる……」
そう言いながら、ティーレンの胸には不安がよぎった。
彼女に変な病気を移しやしないだろうか。
現地人に病気を移さぬよう、検査はしっかりした。
しかし性病までは網羅していないはずだ。
そして何より彼女との間に子供ができたら?
最近は毎日のように避妊もせずに交わりを繰り返している。
いつ子供ができてもおかしくない。
しかしニカは物足りなそうにティーレンに抱きつきながら見つめてくる。
ティーレンは彼女を寝台に押し倒した。
一糸まとわぬ姿をじっと眺めていると、照れたように上半身を隠した。
かつては胸を放り出して駆け回っていた彼女の価値観を変えてしまった。
もう後戻りはできないのだ。
「…………」
彼女の姿を見続けることができなくて、ティーレンはニカの下半身に顔を埋めた。
「美味しいの?」
ティーレンは水音を立てながらニカの下半身を舐めた。
それを不思議そうに見ながら、ニカは問いかけた。
「じゅるっ……美味しいよ」
「私も食べる」
「……噛み千切らないでくれよ?」
ニカが動こうとしないのでティーレンは彼女の胸の上に乗り、自分自身を彼女の口に差し出した。
ニカはティーレンの先をチロリと舌で舐めた。
ピクリとニカの上でティーレンは跳ねた。
「……変な味」
ニカは素直だった。
「やめる?」
「ううん、気持ちよいでしょう?」
「……うん」
「続ける」
ニカはティーレンを舐めた。たどたどしい舌遣い。
それがティーレンの興奮を誘う。
「大きくなってくね」
ニカは嬉しそうに言うと、ティーレンのそれを撫でた。
「んっ!」
思わぬ刺激にティーレンの先から汁が滴る。
ニカはそれを舐めとった。
「やっぱり変な味……私のは? 私のは美味しいの?」
「美味しいよ、ニカのだから」
「変なティーレン」
ニカは笑った。
「……挿れていい?」
「いいよ」
ティーレンはニカの上を動き、ニカの股の間に己自身を突き挿した。
「んぅ……」
ニカは色っぽく喘ぐ。ティーレンは動いた。
「ティーレンの、大っきくなったティーレンの、私の中グチャグチャにする……」
「痛い?」
「大丈夫……あんっ!!」
良いところに当たったらしい。ニカが身をよじる。
声が大きくなっていく。
ティーレンは身を屈め、口を塞いだ。
「んー! んー!」
叫ぶ代わりにニカはうめいた。ティーレンはより素早く腰を打ち付ける。
ニカの奥にガンガンと突き立てられるそれに、ニカはヒクヒクと中を動かし応えた。
ニカに搾り取られるように、ティーレンはすべてを吐き出した。
「……ティーレン」
甘えたような声にティーレンはくすぐったさを感じながら、ニカに口づけた。
「……ん。ティーレン、口の味そんなに好きなの?」
「これはキスっていうんだよ」
「キス?」
「大切な人とする。秘密の行為」
「行為に名前はあるの?」
「……うん」
「じゃあ私達がやっているこれはなあに?」
なんなのだろう。
セックス。性行為。生殖。
そう呼んでいいのだろうか、これは。
「……犯す、かな」
「犯す? ティーレンと私は犯すしているの?」
「俺がニカを犯していて、ニカは俺に犯されているんだよ」
そう言うのが一番適切な気がした。
「犯す……」
ニカはその言葉を繰り返した。
「私、ティーレンに犯されるの好き」
酷い言葉だ。
酷い言葉を言わせている。
ティーレンはそう思いながらも、自嘲を込めて、それを受け入れた。
昼夜問わずお互いを求め合い、ティーレンの探索は滞った。
「ティーレン! ティーレン!」
ニカは初めて知った快楽に毎日溺れていた。
神殿の中、裸であぐらをかくティーレンの上に乗り、激しく腰を上下させた。
汗が飛び散り胸が揺れた。
神殿はムラから距離がある。多少の大声は届かない。
それを知ってはいたが、ティーレンの胸に一抹の不安は残った。
「ティーレンっ」
「……ニカ」
咎めるように名前を呼んで、口をキスで塞いだ。
ニカはティーレンの口の中に舌を潜り込ませてくる。
彼女は色んなことを覚え始めていた。
舌と舌が絡み合う。
ニカはティーレンが口内から頬を撫でられるとき、腰の動きを激しくすることを覚えた。
ニカはそこを舐め、ティーレンはニカを激しく突き上げた。
「んぐっ! んんっ!」
ニカは快楽の渦の中、キツくテイーレンを抱き締めた。
ニカの中はティーレンで満ちた。
「はあ……はあ……」
口を離せばよだれがアーチを描く。
ニカはティーレンに頬ずりした。
「ティーレン……好きよ」
「俺も愛してる……」
そう言いながら、ティーレンの胸には不安がよぎった。
彼女に変な病気を移しやしないだろうか。
現地人に病気を移さぬよう、検査はしっかりした。
しかし性病までは網羅していないはずだ。
そして何より彼女との間に子供ができたら?
最近は毎日のように避妊もせずに交わりを繰り返している。
いつ子供ができてもおかしくない。
しかしニカは物足りなそうにティーレンに抱きつきながら見つめてくる。
ティーレンは彼女を寝台に押し倒した。
一糸まとわぬ姿をじっと眺めていると、照れたように上半身を隠した。
かつては胸を放り出して駆け回っていた彼女の価値観を変えてしまった。
もう後戻りはできないのだ。
「…………」
彼女の姿を見続けることができなくて、ティーレンはニカの下半身に顔を埋めた。
「美味しいの?」
ティーレンは水音を立てながらニカの下半身を舐めた。
それを不思議そうに見ながら、ニカは問いかけた。
「じゅるっ……美味しいよ」
「私も食べる」
「……噛み千切らないでくれよ?」
ニカが動こうとしないのでティーレンは彼女の胸の上に乗り、自分自身を彼女の口に差し出した。
ニカはティーレンの先をチロリと舌で舐めた。
ピクリとニカの上でティーレンは跳ねた。
「……変な味」
ニカは素直だった。
「やめる?」
「ううん、気持ちよいでしょう?」
「……うん」
「続ける」
ニカはティーレンを舐めた。たどたどしい舌遣い。
それがティーレンの興奮を誘う。
「大きくなってくね」
ニカは嬉しそうに言うと、ティーレンのそれを撫でた。
「んっ!」
思わぬ刺激にティーレンの先から汁が滴る。
ニカはそれを舐めとった。
「やっぱり変な味……私のは? 私のは美味しいの?」
「美味しいよ、ニカのだから」
「変なティーレン」
ニカは笑った。
「……挿れていい?」
「いいよ」
ティーレンはニカの上を動き、ニカの股の間に己自身を突き挿した。
「んぅ……」
ニカは色っぽく喘ぐ。ティーレンは動いた。
「ティーレンの、大っきくなったティーレンの、私の中グチャグチャにする……」
「痛い?」
「大丈夫……あんっ!!」
良いところに当たったらしい。ニカが身をよじる。
声が大きくなっていく。
ティーレンは身を屈め、口を塞いだ。
「んー! んー!」
叫ぶ代わりにニカはうめいた。ティーレンはより素早く腰を打ち付ける。
ニカの奥にガンガンと突き立てられるそれに、ニカはヒクヒクと中を動かし応えた。
ニカに搾り取られるように、ティーレンはすべてを吐き出した。
「……ティーレン」
甘えたような声にティーレンはくすぐったさを感じながら、ニカに口づけた。
「……ん。ティーレン、口の味そんなに好きなの?」
「これはキスっていうんだよ」
「キス?」
「大切な人とする。秘密の行為」
「行為に名前はあるの?」
「……うん」
「じゃあ私達がやっているこれはなあに?」
なんなのだろう。
セックス。性行為。生殖。
そう呼んでいいのだろうか、これは。
「……犯す、かな」
「犯す? ティーレンと私は犯すしているの?」
「俺がニカを犯していて、ニカは俺に犯されているんだよ」
そう言うのが一番適切な気がした。
「犯す……」
ニカはその言葉を繰り返した。
「私、ティーレンに犯されるの好き」
酷い言葉だ。
酷い言葉を言わせている。
ティーレンはそう思いながらも、自嘲を込めて、それを受け入れた。
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