冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件

「君を愛するつもりはない」

結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。

出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。

契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。

――その瞬間。

冷酷騎士の情緒が崩壊した。

「君は、自分の価値を分かっていない」

開始一分で愛さない宣言は撤回。

無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。

以後、

寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言

甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。

さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?

自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
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