菜津の妄想

kappa

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特異体質

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私は、菜津30代OLです。
彼氏なし、独身です。
お酒を飲むのが大好きですが、最近は、一人で飲むことが多くなっています。
飲み屋さんに行くと、いつもカウンター席に座ります。
そして、バーテンさんのオススメのお酒を注文します。
そして、声をかけられるのを待つ。
「お姉さん、一人ですか?」
「えっ?あっはい」
「僕も一人なんですよ。よかったら一緒に飲みませんか?」
「いいですよ!」
こんな感じで、お持ち帰りされちゃうことが多いのです。
今日は、金曜日。明日は休みなので、ゆっくり飲めるし、朝までコースでもOK! 何軒かハシゴして、最後に立ち寄ったお店に入りました。
カウンターに座っていると、隣の男性が話しかけてきました。
「こんばんわ~。ひとりなんですかぁ~」
「はい。そうですけど……」
この男性は、少し酔っているみたいでした。
私は、軽くあしらうように返事をしました。
「僕はねぇ、最近彼女が出来てさぁ~、ラブラブなんだよねー」
「そうなんですね~」
「今度紹介しようかなぁ~なんて思ってるんだ~」
「それは楽しみですねぇ~」
「ところで、名前なんて言うのぉ?」
「私ですか?私は、菜津と言います」
「へぇ~、菜津ちゃんっていうのかぁ~。かわいい名前だねぇ~」
「ありがとうございます」

「年齢はいくつなのぉ?」
「30歳になります」
「そっかぁ~、じゃあ、僕より年上だねぇ~」
「はい、そうですね」
「僕は、28歳ですぅ~」
今日は、この人でいいか。ちょっとしつこいけど、まあいいか。
そんなことを考えていると……
「ねぇ、この後どうするのぉ~?」
「えっ?」
「だからぁ、この後どうするのかって聞いてるんだよぉ~」
「別に何も予定はないですけど……」
「じゃあさぁ~、二人でどっかに遊びに行こうよぉ~」
「いいよ…でも気持ちよくしてね…。」
男性の耳元に囁く。

************************************

すると、男性の顔つきが変わった気がした。
「もちろんだよぉ~。僕のテクニックを見せてあげるからねぇ~」
「ふふふ。期待しているわ……」
こうして、私たちはホテルに行きました。
シャワーを浴びてからベッドイン。
私の身体を舐め回すように見てくる。
その視線だけで濡れてしまうくらい興奮していた。
そして、いよいよ本番になるのだが、その時だった。
ブーッ、ブーッ、ブーッ バッグの中で携帯が鳴っていた。
マナーモードにしてなかったようだ。
無視しようとしたが鳴り止まない。
しょうがない。
一旦中断することに。電話に出ると相手はセフレ君、月曜日成義くん。
『もしもし?俺だけど』
「うん。どうかした?」
『あのさぁ、これから会えない?』
「飲み屋の前のホテルにいるの、あなたも来る?」
『まじ?行く!』
「わかった。じゃあ、あとでね」
『おう!また後でな』
電話を切り、再び行為を始めることにした。
「ごめんなさい。続きをしましょうか」
「もういいの?」
「後でくるから。もう1人。」
「えっ!?どういうこと?」
「そのままの意味よ。セックスフレンドがいるの」
「3Pということ?」
「そういうことになるわね……」
「大丈夫なの?」
「平気よ。慣れてるから……」
「そうなんだ……」
「ねぇ、早くして……」
そして、彼のモノを受け入れる準備ができた。
いざ挿入という時に、彼は言った。
「ねえ、ゴム無しでもいいかなぁ~」
「えっ!?」
「生でしたいんだけど……」
「いいよー、病気ないなら。」
「やったー!」
私は、ピルを飲んでいたので問題なし。
今日のチンコは、どんな形かな?
チンコの形には、好みがある。
大きい方が好きだし、小さい方が好き。
私は、大きさよりも、硬さと持続力重視。
太ければ太いほどいいし、カリ高で反り返っているものがいい。
この人は、どれくらいかな?
チンコを見る。「うわぁー、凄い!」
思わず声が出てしまった。
太くて長くて、カリが張り出ている理想的なチンコ。
こんなに立派なものを見たことがなかった。
この人は、亮くん。
すぐに受け入れ態勢を整えた。
「入れるよー」
ゆっくりと入ってくる。
いつもより大きく感じる。
奥まで届いてる感じがする。
「あっ…んあっ!」
入れられる瞬間がたまらなく好き! もっと入れて欲しい……
そう思いながらも我慢して受け入れる。
「全部入ったー」
「動いてー」
ゆっくり動く。でも気持ちいい。
「きもちいい、きもちいいよ」
「僕もすごく気持ちいよ」
だんだん激しくなるピストン運動に私は翻弄されていた。
パン!パァン!! 肉と肉が激しくぶつかり合う音が部屋に響く。
「ああぁんっ! あぁぁぁぁぁぁ、きもちいい……きもちいいぃ……はぁあぁぁん! もっといっぱい! もっと私を気持ちよくしてぇ!!」
快楽の海に溺れていく……意識を失いそうになるくらい……
そしてフィニッシュを迎えた。
さっきの人な、果ている。
そんなことを思っていると、成義君が来た。
「おっ待たせー!」
「遅いわね。どこ行ってたの?一回イッちゃったじゃない。」
「すまんすまん。電車乗り過ごしちゃって。」
そう言いながらベッドに座ってきた成義くん。
早速、服を脱ぎ始めた。
全裸になった成義君は、やはり大きかった。
長さ18cm以上は確実にありそうだ。
太さも申し分ない。
この大きさでこの形は理想的だった。
先っぽからは透明な液体が出ている。
早く入れたい。
「この人先に一回やってたの?」と成義君。
「そうだよ」と答えると、「ずるいなぁ~。まあ仕方ないか。」と言って、自分のものを私の中に入れた。
「どう?気持ちいい?」と成義くん。
「ん、んっ。きもちいいよ」
(このチンコ気持ちいい……ずっと入ってたい……)
「俺のものもしゃぶってくれる?」
と亮ちゃんが私の前に現れる。
「うん、もちろんだよ」
まずは大きくて硬い竿を口に含んでいく。そして裏筋から丁寧に舐めあげていった。次にカリ首の部分を刺激したりしながら口の中に入れて
「美味しいよぉ~。あなたのおちん○ん……」
と言い、喉の奥深くまで入れたりした後一気に出し入れをした。
さらにスピードを上げてフェラを続ける。成義くんは、私の中に入っている。「もうだめだ……。イク!」と、言って動き出した。
パンパン!ドピュ!ビュルルルーッ!ビュッ!ビューッ!ドクッ! 精液が中に出される。
その刺激に耐えられず絶頂を迎えてしまった。
「入れただけで、私の中そんな気持ち?成義くん?」
「すごい!めちゃくちゃ締まる。気持ち良すぎてやばい」と言う成義くん。
「しゃべってんじゃないよ!フェラに集中できないじゃんか!」と亮ちゃんが言う。
そして私は、またフェラを始めた。
しばらくすると、また勃ってきたので再び挿入してもらうことに。
「ねぇ、お尻に入れて。」
と私が言うと、「えっ!?」という顔で見られたけどすぐに了承してくれた。
バックから入れてもらう。
今度はアナルに。
最初は痛かったけど徐々に慣れてきた。
最後は2本同時に入れられて犯された。
2本の大きな棒を中で感じて幸せを感じた。
それから3人でセックスした。
2回射精したら終わり。
その後は一緒にシャワーを浴びてから、バイバイした。
こうして私の休日が終わった。
「じゃあ、行くわね!」

************************************


我ながら酷いと思う。
今、私は残業を終え、電車に揺られているところである。
実際私は、年齢=彼氏いない歴。
男友達はたくさんいるけれど恋愛経験0に等しい。
というわけで、欲求不満になっているのかもしれない。
でもやっぱり現実ではありえないことだと思う。
男性とそういう経験もしたことないのに。
もし仮にそんなことができたとしても、それは夢で見たように幸せなものではない気がするし。
そんなことを考えているうちに最寄りの駅に着いた。
「あの、すみません。」
後ろから声をかけられた。
「はい、何でしょうか?」振り返る。
そこにはスーツ姿の男の人が立っていた。年齢は20代後半といった感じ。爽やかな感じでなかなかのイケメンだった。
「さほどの妄想を控えて頂けると嬉しいのですが・・・」と言われた。
(な、何を言っているんだろうこの人は?)と思った。
だってここは普通の駅のホームだし。
周りには大勢の人たちがいる。
それに今は夜遅い時間だから、電車を降りて家に帰ろうとしている人がほとんどだ。こんな場所で一体どんな話をしようとしているのだろう。まさか痴漢行為でもしようというのだろうか? それともただの頭のおかしい人なのか?
「な、なんのことですか? わ、私は何もしていませんよ?」と私は言った。
(本当に意味がわからない。どういうことだ?)と頭の中で混乱していたら、彼は「いえ、ですからあなたが考えているようなことはありません。私を変態扱いしないでください」と少し不機嫌そうな表情をしながら言ってきた。
(なんだ、私と同じこと考えていたのか? そりゃそうよね、誰も考えてない方がおかしいもの)と思って「わかりました」と返事をした。
そしたら急にニヤリと笑って「良かった。分かってくれて。」と言った。
(うわっ、この人すごくキモい。もしかしてストーカーだったりするのかなぁ。まあいいか、別に実害はないだろうし。とりあえず無視しよう。)と思い、その場を離れた。
そうそれが彼女との出会いだ。

************************************

僕は、芝 森孝。
新卒会社員。
残業が多いブラック企業に勤めてます。
さっき駅で女の子と話をしていたのだが、どうにも彼女の妄想が見えてしまうようだ。
と言うか見えるですよ!普通!って思う方も多いでしょうが、僕の場合は見えてしまうんです。
しかも、その妄想の内容のエグさときたら……。
もう、ほんと酷いんですよ……。(泣)
子供の頃から、ずっと見えていて、嫌な気分になってたんですよね……。
まあ、最近は気にしないようになってきたんですが……。
電車や人混みの中にいる時は気をつけて、あまり考えないようにしています。
(でもやっぱり気持ち悪いですね……w この特殊能力、なんとかならないもんですかねぇ……w)
って思っています。
で、毎日、毎日、さっきの女の人の妄想が聞こえてきてますよ。
マジきついっす!って思いながら過ごしてたわけです。
で、今日も同じ状況だったので、いつものように電車に乗って、イヤホンつけて音楽を聴きながら、ぼーっと外を見ていましました。
そうしたら目の前にまたさっきの女の人が、酷い妄想を抱えながら座っていたのである。
我慢できず、彼女に声を掛けてしまった。
いきなり「あの、すみません。」と話しかけてしまったので、変な奴だと思われたかもしれんが仕方ない……。
そして、「あなたの妄想が見えてしまうのですが……。」と、正直に伝えたのだ。
「はい? は? ちょっと待ってよ! あなた、いったい誰に何を言ってるのよ!?」
と言われてしまった。
当然の反応だが。
(やべぇ! めっちゃキレてるやんけ!!)と心の中で思った。
「ああ、すいません。
いきなり言われても訳分かんないっすよね……」
(あちゃ~。完全に警戒されちゃったな。これは、あれか、変質者的な何かだと思われている感じ? ヤバイ。どうする??)
「えっ、ちょっ、あんまり近づかないでよ!」
と言って女は、後ずさりをしている。
よし、ここは一旦退散だな。うん。
「失礼します!」と言いながら急いで電車を出た。
(まずいぞ……。
これ絶対嫌われたパターンだよなぁ。
どうすりゃいいんだよ……
最悪じゃん……。とりあえず、警察とか呼ばれたらやばいから逃げるしかねぇ!!!)
そう思いながらダッシュした。
ただひたすら走った。
しばらくしたら足を止めたので呼吸を整えてから考える。
(よし、何とか撒いたみたいだ。しかしこれから先、あの子と一緒に通勤するなんて無理すぎるだろ……。)

************************************

次の日。
僕は会社帰り、電車に揺られている。
(昨日のこともあるし……。あとは、痴漢だと勘違いされないように、両手を挙げておこう)
などと考えている。
するとまた妄想が聞こえてきた。
(おい!こいつまじ変態だろ。痴漢じゃなくて痴呆か?)
と思ってしまった。
勘弁して下さい……。(泣)

************************************

私は今、残業を終え、電車に揺られているところだ。
残業中に上司に怒られてしまいかなり精神的ダメージをくらっているところだった。
妄想で現実逃避する。
私は電車に乗るときはいつも妄想を楽しんでいるので、電車内は私にとっては天国みたいなものである。
(あぁ、今日もたくさん妄想できるなぁ。ふひひ。楽しみだなぁ)と思っている。
(今日はどんだけ妄想しようかなぁ? そうだなぁ。まずは……)
などといろいろ考えているうちに最寄りの駅に着いた。
ホームを出て改札口へと向かう。
後ろから突然声をかけられた。「あっ!あの! すみません!!」
振り返るとスーツ姿の男性がいた。
(何だろう??まさか私のストーカーなのかな……?)
「何でしょうか?」と聞いたら「昨日も言いましたけど、あなたが考えているようなことはありませんから。安心して頂けると嬉しいです。」と言われた。
(え?どういうこと??昨日の痴漢発言のことじゃないよね?)と思ったので「なんのことですか?」と答えた。
「いえ、ですからあなたが考えそうなことではないというだけで、私は変態でも何でもありませんよ。私は変態ではありません。誤解しないでくださいね。」と男性は言ってきた。
ますますわからない。
私は「はい、分かりました」と言った。
そしたら急にニヤリと笑って「良かった。分かってくれて」と言ったのである。
気持ち悪すぎて吐きそうになった。
(うわっ、この人気持ち悪いなぁ。もしかしてストーカーなのかなぁ。まあいいか、実害はないから無視しよう)と思い、その場を離れた。
それが彼との出会いだ。
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