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奈津子の話
第6話 幻想
しおりを挟むその後、偶然に別の裁判で哲也と再会した。
哲也は、こちらに背を向けていた。
裁判が終わり裁判所を出る際に声を掛けられる。
この間のことは、本気だったとカフェに入り弁護士らしく熱弁する哲也だった。
哲也は真面目で、仕事熱心な男だ。
私は匠の事は忘れ、哲也に惹かれ始めていた。
でも私に、真面目な哲也と付き合う資格はあるのか?
弁護士としてあるまじき行為をした自分が……。
哲也「先輩?聞いてます?」
と哲也が言う。
奈津子「あ、うん、ごめんね?もう一回言って?」
哲也「だから俺、先輩と付き合いたいって言ったんですよ。」
奈津子「えっ?!」
哲也「俺なら先輩の全てを受け止めて見せますよ。俺は、先輩のそういう所を含めて好きなんです!」
奈津子「南くん……。」
そこに匠から電話が鳴る。
奈津子は、電話の音に動揺する。
哲也「大丈夫ですか?顔色悪いですけど。」
奈津子「大丈夫だよ?あ、用事があるんだった。ごめん。」
と何か思い出したように言う。
哲也「え?」
奈津子「またね。」と言って店を出て走って行ってしまう。
哲也「どうしたんですか?!先輩!!」
追いかける哲也だったが、人混みで見失ってしまった。
奈津子は家に帰る。
家にはビールを飲んで寛ぐ匠が居た。
毅は、勉強している。
奈津子は買い物してきた物を冷蔵庫にしまう。
そして、夕飯を作り始める。
匠はグイグイとビールを飲みながら奈津子を心配する。
「何かあったか?」と言う。
奈津子「何もないわ。」
最近の光景である匠は我が物顔でリビングで寛いでいる。
なんでこんな男に私は……。
奈津子は包丁で食材を切りながら、心の中で呟く。
奈津子が料理中に匠が抱きついてきた。
奈津子「何?危ないのだけど!」
と引き剥がそうとする。
しかし匠は離れない。
奈津子「本当にやめて頂戴!」
するといきなりキスをしてくる。
奈津子「やめてって言ってるでしょ?」
匠を突き飛ばすように腕を退ける。
匠は嫌がる奈津子のスカートをたくしあげる。
奈津子「毅!部屋に戻ってなさい!ご飯出来たら呼ぶから。」
毅は、素直に部屋に戻る。
奈津子「ちょっと、本当にやめて!お願いだから!」と匠に懇願する。
匠「なんだよ。いいだろ。」
奈津子のパンツをずらして、胸を揉み始める匠。
奈津子「ちょっと本当にやめて!そんな気分じゃないの!」と拒む奈津子。
匠「うるせぇな。」と言って奈津子の顔に平手打ちをする。
奈津子の綺麗な顔から血が流れる。
奈津子は、匠を睨みつける。
奈津子「出てけよ!やめろ!」
と思い切り叫ばれてしまう。
毅は部屋の外から心配している。
匠は、奈津子を押し倒して、うつ伏せにして、下着を剥ぎ、自分のモノを挿入する。
奈津子は足をバタつかせ抵抗していた。
匠はモノをグイグイと押し込んでくる。
奈津子「止めて!!抜いて!!」と抵抗するが匠は「うるせえな、大人しくしてろよ。」と言い強引に奥まで挿れられる。
奈津子「ぐぅっ……。」と鈍い声を出す。
匠は抽挿を開始する。
最初はゆっくりだったが、徐々に速くなり最後は激しくされる。
パンッパンッという音が部屋に響く。
奈津子「ぁ、っぁ、んっ、ぁあっ、っぁあああ!」
匠「何が気分じゃないだ。感じまくってるじゃねえか。」
奈津子「ぁ、ああっ、ああっ、い、っやぁ・・・ぁぁあんん、んぁぁああっ!」
奈津子は必死に抵抗しようとするが、体が痺れて力が入らない。
匠「潮まで吹いてる癖によぉ。」
とさらに攻め立てる。
奈津子は、匠のモノを入れられてから何回か達しており、潮吹きをしてしまう。
奈津子「ぁあっ!あっ、ああああっ!いくぅぅうう!」
そして達してしまい痙攣した。
奈津子「はあっ……はあっ……ぁ……あんっ///」と息を整える。
匠「やっと大人しくなったな?」
再び腰を振るのを再開する。
パンッパンッパンッと肌と肌がぶつかり合う音とじゅぷじゅぷとした水音が混じる。
奈津子「はあっ……はっ……ああっ!!ぃやああああん!!」と奈津子がイってもなお激しく続けられる。
なんで……こんな男に私は抱かれてるのか……。
私はどうしたら……。
匠「行くぞ!受け止めろよ!」と匠が言う。
そして、最奥に発射される熱いものを感じる。
奈津子「やめて!!」と言うが既に遅かった。熱い液体が叩きつけられるように入ってくる。
奈津子「あ、あ、ぁあああああ!!」
体がビクンと跳ね上がり頭が真っ白になる。
私はイッてしまった。
悔しい、こんなことで……。
そう思いながらも体は正直なもので、ビクビク痙攣し力が入らない。
その時、毅が覗いているのがわかった。
奈津子「み、見な……いで……」と言う。
すると匠は激しく動き始めた。
奈津子「あああんっ……あっ、んっっ!!や、やめ……て」と言うがやめてくれない。
匠「うるさいなぁ。」
それどころか激しさは増していく一方だった。
奈津子は、力が入らない為抵抗できない。
そして遂に達してしまい潮を吹き出して放心状態になってしまった。
奈津子「ぁ、ぁ……ぁ」と声にならない声を漏らす。
匠は奈津子の中に入るモノを抜き取ると奈津子は床に倒れて、ビクビクと体を震わせていた。
匠は下着を履かずにソファーでビールを飲む。
匠「ふーっ、中々気持ち良かったぜ。」と奈津子に言う。
匠は毅を呼ぶ。
匠「毅ーー!来い!」と毅を呼ぶ。
毅は戸惑っている。
奈津子は痙攣して動けず床にへばり付いている。
毅はリビングに入ってくる。
奈津子はうつ伏せで倒れて、お尻を突き出した状態になっており、精液が秘部から流れ出ている。
そんな姿を見て毅は、顔を真っ赤にしている。
奈津子「み、見な……いで……」と力なく言う。
匠「母ちゃん、あんなんだからコンビニで飯買って来い。」と毅に命じる。
毅「わかった。」と部屋を出て行く毅。
奈津子「はあっ……はあっ……」と呼吸が乱れる。
そんな奈津子に匠が言う。
匠「毅、お前のエロい姿見て赤くなってたぞ。」
奈津子「くぅっ……」と悔しそうにうなる。
こんなことが最近は続いており、毅の教育上良くないと思い奈津子。
でも匠からの暴力とセックスからの脱出なんて出来ない奈津子は耐える事しか出来なかった……。
毅が帰って来るまでに、また匠は奈津子と行為に及んでいた。
匠「すっかり抵抗しなくなったな?」と匠が笑う。
奈津子は、もう諦めていた。
奈津子には毅もいる、この状況から逃げればきっと元の生活に戻れる保証は無い。
快感を植え付けられていた奈津子の体はもう抗う気力がなかったのだった……。
毅「買ってきたよ。」
奈津子は背面座位で、匠に犯されていた。
奈津子「いや!やめて!!」と言う。
しかし、匠のモノを挿入されグチュグチュと音を立てていた。
パンッパンッパンッと一定のリズムで腰を打ち付けられる。
匠は毅に話し掛ける。
匠「毅、自分の部屋で飯食ってさっさと勉強しろ!」
毅「わかった。」と言うとそそくさと去っていく。
こんな事を聞かれていたなんて……と恥ずかしさを感じる奈津子。
パンッ!パチン!グチュッグチャッ!と激しくなる音。
奈津子の顔は羞恥で赤く染まる。
奈津子の中にまた熱いものが広がる。
奈津子には、抵抗する気力が既に無かった……。
そしてまた行為が再開される。
なんで……私はこんな男なんかに。
奈津子の中で何かが切れた音がしたのだった……。
行為の後、匠は奈津子の携帯を見ていた。
南哲也。
匠「なんだ?ビッチに逆戻りか?奈津子?
。」
匠は奈津子が南哲也ともう既に関係を持っていることを勘づいた。
奈津子「もう……こんなことは嫌……。」と小声を発する。
匠「何がだ?気持ちよくなってただろ?」
奈津子「もうやめて……もう嫌よ…。こんなことしたくない!私は……」と言う。
匠は笑い出す。
奈津子「なにがおかしいの!」と奈津子は泣き始めてしまった。
匠「冷めた、他の女と寝るから。」と言い、その場を立ち去って行く。
奈津子「ううっ……うぅ……」と泣いてる奈津子。
毅がリビングにやってくる。
毅は奈津子にバスタオルを優しくかける。
奈津子「ごめん……毅…。っ私……っ!」と嗚咽を漏らして泣いている奈津子。
毅にはどうすることも出来なかった。
その様子を匠が隠れて聞いていた。
奈津子「ぅうっ……うっ……」とタオルを握りしめて泣き止まない奈津子。
そんな奈津子に対して毅は一緒に泣くことしか出来なかったのだった……。
あの時、匠の嘘に気づいていれば、あんなに心が壊れることもなかったのに。
今思えば、あの時既に私は壊されていたのかもしれない。
そんな後悔だけが私の胸を支配していた。
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