家鴨の空

kappa

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親鳥編

壊した話

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匠の船の手伝いをする空。
労いの言葉を掛ける匠。
「空くんありがとな。おかげで助かったわ」
空は笑顔で答えた。
やっぱり匠は優しい人なんだな。
そう思う空は少し匠に対しての見方が変わりつつあった。
「匠さん、手伝い終わったら話があるんです。」
少し緊張気味で言った。
匠は、空が言わんとする事が理解したのかすると少し考え込んでこう返答してきた。
「この腕治るまで待ってくれるか?」
「もちろんです」
それから少しして二人は無言のまま仕事を片付けていった。
あれから旬の連絡がない、1ヶ月、旬は組のことがゴタこたついているらしく、電話もでない。
ひどい浮気してないかという連絡もない。ただ、忙しく働いているだけなのだろうと、思っていた。
 若干の不安を残しながら、毎日を過ごしていた。
普通に学校に通っていくのとどうじに匠の仕事で紛らわしていた。
この頃から、空は吐き気を感じやすくなっていた。
学校にいる時は平然を装っていた空だったが、匠の船に乗っている時、吐いてしまう事もあった。
軽い船酔いだろうと思っていた空。
 匠さんの仕事が忙しくなる、泊まりがけでいくことになった。
「ごめんな。空くん。また一緒に行こうな」
「大丈夫ですよ」と空は返すがやはり体調は優れていなかった。
「今日はとまりになるわ」と由美子に匠が声を掛ける。
「わかった」と答える由美子。
由美子さんは、弁当を持たしてくれた。
忙しい仕事が終わり、別の離れ小島に泊まる事になった。

*************************

明日の準備をしているとラジオから旬の父親が亡くなったとのニュースが流れた。

死因などはわからない。

そして今から旬の緊急手術が始まるとの事だった。
空はそれを聞いて不安に駆られていた。
「どうした?」
「いや、なんでもない……」
旬のこと心配してたのが溢れ出た。 

匠は空を抱きしめる。
「大丈夫だから。そんな顔すんなって」
空は匠の優しさに触れて涙がこぼれ落ちる。その瞬間に今まで堪えていたものが吹き出したように
「匠さんっ……僕……もうダメかも……っ……うぅ……っ」
そう泣きじゃくる空。
それを見つめながら匠は強く抱きしめる。
「旬のことは諦めたほうがいい」
「でも、それでも好きなんです!」
空の声が大きく部屋に響く。
「やめとけ!」
その一言を空に投げかけた。
「なんでそんなこと」
「お前、本当は、俺に惚れてただろ!」
「違う、そんなんじゃない。」と必死になって否定する空。
「俺が悪かった、お前と距離を取ったのも。」
「浮気したからだよね?わかってますよ。」
「なんであんな外道なんだ!」
空には匠の怒りの意味が分からなかった。
「知ってたんですか?」
そう問いかけると、匠は静かに首を縦に振る。
「え…いつから…知って…」
「最初からだ…。」
「嘘だ!」
「嘘ではない。空お前と旬がやってる動画が送られてきた…!」
それを聞いた瞬間、目の前が真っ暗になり膝をつく。
それと同時に、旬に対する憎悪の感情が湧き出てくる。
今まで我慢して抑えてきたものが溢れ出てくる感じがした。
だが空は旬のことを愛してしまった。
「お前は、本当の旬を知らない」
怒りを含んだ声で言った。
だが次の言葉に、空は凍りついた。
「お前が可愛いねん、なんでなんな外道と。」
この言葉が空にとっては、衝撃的で理解できなかった。
それと同時に匠は空を抱き寄せる。


*************************

空は言葉が出ずに、匠の顔を見上げるだけだった。
そしてキスをしてきた。空にとってこれが初めて匠と交わった時と同じ感覚がよみがえると同時に悲しみにも満ちているものだった。そして匠は空の耳元で囁く。
「俺も好きやった……、会った時からずっと、その愛しい思いを隠してた」
「でも……僕は……、それに由美子さんが…!」
匠は空の言葉を遮るように言う。由美子との関係が壊れる事を覚悟の上での行動だった。
そして匠は再び、空を強く抱き寄せ唇を奪う。
空は抵抗する。
「気持ち知ってるのに、残酷なことするんだよ」
「ごめんな。」
「見れるだけで、居れるだけで、良かったのに……」
空の目からは涙がこぼれ落ちる。
匠はそれを拭き取り再びキスをする。
に……」
「悪い、これ以上は、裏切ることなると思っていて、ずっと我慢していた。」
「じゃあ、我慢して下さい。」
空の瞳から一筋の雫が流れ落ちた。
それは喜びか、悔しさか、はたまた両方なのか、空自身もわからぬまま流れ落ちていく。
「だがもう、我慢の限界だ。」
「何が我慢の限界だよ!俺はあんたに憧れてただけだ。」
 空は苦しい言い訳をする。
「空!嘘つくな!そんな顔をして!」
「じゃないと僕は救われない……」
「あついに渡すなら俺が貰う……」
匠は強引に唇を重ねる。空は抗おうとするが匠の力の前になす術がなかった。
「由美子さんもいる光ちゃんもいる、こんなの……」
と匠に言葉を遮られまた唇を奪われる。
今度は空は拒むこともせずそのまま受け入れるしかなかった。
長い時間が経つにつれて、匠との距離が近づいて行く、空の呼吸も乱れる。

*************************

匠は決意を固め空を奥の部屋に連れて行く。
ベッドの上に空を押し倒す匠。
匠は上着を脱ぎ捨て空を求める。
空は匠を受け入れようとするもやはり匠に対しての恐怖があった。
「本当にだめ!旬に怒られる!」
必死に抵抗する空だったが匠は聞く耳を持たない。
「由美子と旬の事は今考えるな。」
空の腕を抑えつける匠。
匠の目に迷いはなかった。
空はそれを見て怖くなったのか目を閉じる。
そして匠を受け入れることにした。
匠は空の首に手を掛け、自分の方へ引き寄せて、深く舌を絡ませる、空はその行為に慣れてないため苦しさを感じる。
だが、由美子、旬の顔がちらつき、抵抗する。
匠の舌が絡み付いてくる度に体が熱くなり頭がボーっとしてくる。
匠は空の服を脱がしていくと同時に自分も脱いでいく。
服は抵抗しているのもあり、破けたり足に絡みついたりしている。
匠はそれでも気にすることなく行為をし続ける。
匠は空の体を触っていく。最後に下着を脱がす、片足まで脱がし、もう片足を脱がせるところで止まった。匠の興奮が収まってきたのか冷静になり始める。
匠は自分の行動の恥ずかしさに後悔すると共に、この先に起ころうとすることに空への罪悪感も生まれ始めた。
匠の体は震える。
空は匠の変化に気づいたのか匠に抱きつく、空の手は匠よりも震えている。
空の身体に違和感を覚える。空が匠を抱き寄せる力は強いものだった。匠は身体を起こし空の顔を見る。
空は泣いていた。涙を流しながら匠に微笑みかける。
また、空の身体には旬の跡があった。
匠は胸が張り裂けそうなほど痛んだ。
匠は、空の頭を優しく撫で、頬を濡らす涙を指ですくい取る。
「こんなべったり跡つけて」
旬の跡にまた匠は
「俺にもつけさせろよ」
と言い空にキスをする。
キスが終わると同時にまた押し倒し、身体を舐め回す。
空の反応を見ながら匠は愛撫を続けていった。
それを何度も繰り返すうちに段々と空も抵抗をせずなっていったが、徐々に快楽を覚え始めてしまう 。
匠のテクニックは相当なものらしく、空は気持ちよさを我慢できなくなっていた。
 そしてついに我慢できなくなった匠は、手や口を使って空の身体を刺激し始める。
 最初は戸惑っていた空だったがだんだんと快楽で頭が働かなくなり、匠に身を任せるしかなくなってしまう。
「こんなところに後をべったり、つけられて、俺が後付け直す」
「……んっ、や、っ!だめだよ!」
「あ……あっ、旬……、ごめん」
「ぁっ……ん、ふ……!」
「乳首だけでこんなに愛液がでてるぞ。」
そう言って空の割れ目を触る匠。
既にびしょ濡れになっていたそこは匠の手によってさらにぬれ、その快感に耐えられず空の声も次第に大きくなり
「あっ!・・・んっ・・そこダメ・・・」 
「あ、や、やぁっ、」
 空のクリトリスを舐める。
(匠さん、上手いよ……、旬と違う…、やばい……)
「あっ、やだっ、そんなとこ、舐めたらやだっ」
「だめ、だめ、ああっ、だめ、ああああっ」
 じゅる、じゅる、ちゅ、れろ、れろ。
 れるろ、れろれろ!じゅるるるる!ずちゅ、じゅる、じゅぞぞぞぞ!
「い、やっ!それ、やめ、やめて。」
「やだ!やだっ!んは、んあああっ、いやあ!」
「いやあっ!!んっ!う!や、んっ!!」
「こんなにやらしい液をだして」
と匠はさらに激しく舐め上げる。
するとすぐに空は果ててしまった。
「やあっ、もう、やあっ!だめっ!それ、あっ、ああっ、ダメえっ!!あああっ!!」
絶頂に達してしまった空は放心状態になっている。
「イッタのか今ので?」
「そんなの知らな……、わかんない……。」
「まだまだこれからだからな」
そう言うと匠は空の足を持ち、自分の肩に
「もっとよく見せてくれ」と言うと 空の足を開かせる匠。
「ここがヒクついてる、なんでやらしい子なんだ、そんなにやりまっくっていのか?」と耳元で囁かれ 空は再び顔を赤くする。
そのまま秘部に顔を埋め、吸い付き始める匠。
舌先で突起を突かれるとビクンッとなる。
(これじゃあまるで私の方が痴女じゃん……でも、こんなにうまいのずるいし、気持ちいいし……)
(旬以外の人に感じちゃいけないと思ってたけどこれは仕方がないよね……)
と自分を正当化しようとする。
匠にされる度どんどん気持ち良くなる自分に嫌気がさしながらも快楽には逆らえない。
「あ、はぁ、はぁ……ぁ」
 空は口を塞さぐ。
「んっ……っ……んっ」
 クリトリスを吸いながら、指を入れかき回す。
「んっ……んーっ……っん!」
 答えない空。
「ん、んっ……んっ」
答える気のない空の態度に少し苛立ちを覚える匠は指を出し入れしながら強く吸い上げた。
匠のテクニックは空にとってあまりにも強力すぎて耐えられなかった。
(ああぁっ……匠さんすごいぃっ、何これ……だめぇ……こんなの知らないっ……、もう……何も考えられない……頭真っ白に……なるぅ……っ!もう限界……
ダメダメダメダメ…….イク……! 匠さんが、私のクリ吸ってる、やばいっ……、ああっ、やばい、ヤバすぎる……
匠さんの、舌が、入ってくる、ダメ、ああっ、また来ちゃう……
あ、あっ、あっ、んんっ、だめ……だめ……
だめぇ、だめっ、だめ、いく、あ、だめっ、 匠さんの、口の中でイッてる、匠さんにイカされてる……、気持ち良い……だめっ、まだ動いてる……だめだめっ、匠さんっ)
 空の体はビクビク震えている。
匠は空が達している最中も執拗に責め続けた。
その快感に身体は震えている。
匠はやっと唇を離すと空の体から力が抜けていた。
目は虚ろになり身体からは力が抜け、匠に支えられていなければ床に落ちてしまっていただろう。
身体は汗でびしょ濡れになっていた。
匠は空を起き上がらせると、抱き締め、キスをした。
キスをされただけで体が反応してしまう。
そしてキスをされると匠の首に手を回して、匠を求め始める空。
「凄い愛液の量だ、2回もいったのか、快楽に弱いんだな。」
と匠は言いながらまた空を倒して、手は止めず再び空の割れ目を弄る。今度は指を入れて、ゆっくりと抜き差しを始める。匠はまさかと思いおしりも触る。(……っ!?)
匠は驚きを隠せないでいた。
(柔らかい、それに締まりも良い)
空のアナルは既に柔らかくなっていたのだ。匠はすぐに理由を悟った。
旬に開発されたこと。
「答えるまで、両方続けよう」
と言い、さらに激しく、速く擦る。
くちゅっくちゅっと音を立てるそこ。
快感は強くなる一方だった。
匠の舌使いによって絶頂寸前のところまで達してしまった空は我慢の限界に達してしまった。
(あぁっ!やばい、やばい、気持ち良すぎっ!)
その快楽に耐えきれず「だめ……両方……」
「なら答えなさい……」
「ん……」
その瞬間匠は一気に攻め始めた。
くちゅくちゅっ! しゅっしゅっ!じゅぷじゅぷ!じゅぽ! ずちずっちゅぱ!ずちゅ!ずじゅ! ぐちょ!じゅぶ!じゅぼじゅ! ずちゅ!ずちゅ!ずっちゅ! 激しくなる指の動きに空は絶頂を迎える。
それと同時に膣内に入ってきた匠の指。
Gスポットを攻められ、同時にクリトリスも舐められ、指で摘まれ、空の体は絶頂を迎え、ガクンガクンとなっていた。
「ん……!ん!」
潮を吹き出したかと思うと匠の顔にかかり、それを見た空は恥ずかしくて堪らなかった。
「またイッたのか?」
しかし匠の手はまだ動きを止めない。
それどころか激しさを増した。
イッタばかりで敏感になっている体に、新たな刺激が与えられ、空は再び果ててしまう。
(だめ、だめ、だめ、もう無理だって)
と心では思いながらも、身体はそれを求めていた。匠のテクが上手すぎるのもあるが、何より気持ちよすぎる。こんなのは知らない。
今まで経験してきた旬とのセックスとは比べ物にならないほどの快感が押し寄せてくる。
身体中を這いずり回るこの快感はまさに地獄だった。身体中の力が抜ける。
身体を反らせながら腰を突き上げ、身体を震わせる空の姿はとてもエロかった。その姿を見つめる匠は更に指の速度を上げる。
指を三本入れながらGスポットとクリトリスを素早く何度も強く擦ると空は体をピクつかせながら 潮吹きをして身体を痙攣させる。
「凄いな、イッてまたイッくのか……」
「や、やめ、てもう、おがじくなる……う!」
「何回いくんだ?そろそろ答えなさい」
(ああっ!もうだめぇ!だめぇぇぇぇえ!)
(あああっ!やばいやばいやばい!やばいぃぃぃぃぃぃ!)
「いや、いく、いや、だめ! 」
そして遂に匠は手を止め空から離れた。
「で、何回だ」
そう聞かれ空は必死で答える。
もう何も考えられなくなっていた。
早く解放されたい。
早くイカせて欲しいという一心で答える。
「はぁ、はぁ数なんて数えてない……」
「まさか、週2とかやってないだろうな」
「……いや、あの……」
「まさか……」
と匠は空の顔を掴んで無理やり目を合わせた。
匠が怒っているように見えた空。
「週6とか7とか……」
「お前ら猿か?」
匠に言われたことが胸に刺さる。
「うう……いいだろう……」
(ごめん……私達バカかもしんない……)
匠はため息を吐く。
「なんでため息」
「まさか、中出し……」
「……」
「したんじゃないだろうな……」
「して、してない、絶対しない!妊娠だけは避けたいから。ピルは飲んでたし……」
と慌てて否定し黙り眼を逸らす空。
「答えなさい。」
と言うと、また手の動きを再開する匠。
今度はゆっくりと優しく丁寧に焦らすように指を動かしていく。空の
「あ、ああ」
という声を聞くと、指を3本に増やした。
ゆっくりと動かす指は的確にGスポットを刺激していた。
(ん、気持ち良い、気持ち良いけど)
(これじゃない……もっと激しいのが欲しい)
と思った瞬間、その期待に応えるかのように、いきなり激しく動かし始めた。
「いやっ、だめっ、今、イったばかりだからっ! ぁっ……」
「出されたのか?」
「んぐっ……んっ……」
「どうなんだ?」
「ん~……ん~……」
(だめだ……また絶頂が近付いてきた……)
空は自分の性欲を抑えられないでいた。
そして絶頂を迎えたばかりの膣内が再び匠の手によって弄ばれる。
再び激しく動き出す匠の指に抗えないでいる空は、二度目の限界を迎えようとしていた。
空の腰がガクガクと震えているのがわかる。
アナルにも指輪を入れかき回す。
「両方だめ!」
と叫んだ瞬間。
匠は空の乳首を噛む。
空の体はびくんと跳ね上がった。
そして匠の指の動きはさらに激しくなり、空は体を仰け反らせながら喘ぐ。
さらに追い討ちをかけるかのようにクリトリスを口に含んで吸い上げる。
その快感に耐えられず絶頂を迎える。
「や゛も、むり……あ゛ぁ、いっ、またっ出るぅ、ん゛っ。」
潮を吹き出して身体を痙攣させた。
(また来る、またくる)
そう思った瞬間また空はイってしまった。
「中出しされてます!清楚じゃないです!」
と言い放った空。
匠は空の顔を掴み目を覗き込むようにして聞く。
嘘をつけば殺されるのではないかと思うほどの殺気を感じる空。
(怖すぎる、目がマジ)
匠の質問に答えなければ殺すと言われている気がする。
もう、本当のことを言おうと覚悟を決めた。
空が中出しをされていることは本当である。
旬とは結婚前だった為、ゴム無しでのセックスなどしたことがなかった。
しかし、旬とは月に一回ペースで行っていたセックスでは空が中だしを懇願し、避妊せずに何度もしていた。
もちろん、ピルを飲ませながらではあるが……。
「たく、今頃の若者は」
と匠は頭を抱える。
先程の潮吹きで、ベタベタなことがわかった。
「一緒にシャワーを浴びよう」
と言われた。空はそれに従ってついて行った。


*************************

2人は風呂場で互いの身体を流しあった。

身体中の至る所にキスマークがありそれを見られた時はかなり恥ずかしかった。
身体中にキスマークがあることを忘れていて慌てて消そうとしたが、それは無理な話で結局は見せつけることになったのだが。匠に隅々まで見られた。
唇を合わせながら、貪り合う。
「んっ……あっ……」
「ここなら好きなだけ、潮吹きできる」
と言ってまたクリトリスを擦られる空。
(ああっ、そこぉ!ダメェ!やめてぇ!だめぇ!もう出ないよぉ!だめぇぇ!イクゥウウッ!!)と絶叫しながら、空は3度目の絶頂を迎えた。
「あ、あん……んっ……あ、や、あ」
「ぅあ、あっ……ああっ!」
もう何回イッたかわからない。
お湯には、泡が立ち白く濁っている。
(もうだめぇ、もう、もう、やばいぃぃぃいぃ!いや、いや、やだ、いく、イッく)
「あ、あん……んっ……あ、や、あ」
「ぅあ、あっ……ああっ!」
絶頂を迎えてもすぐにまた絶頂を迎えさせられる空。匠の手の動きに合わせて空は声を上げることしかできない。
(やばいぃ!気持ちいいぃいい!きもち、良すぎで、おかしくなるぅうう!だめ!イク!イックううう!)
「凄い何回でるんだ。」
「あっ、あっ、あっ!」
「気持ちいいか?」
「ぅ、うん…きもち、い」
ビクンと大きく体が跳ね上がり、空は意識を失った。
空が気絶した後でも匠は手を休めなかった。
クリトリスを擦り続けた。
そしてついに空の股から黄色い液体が流れ出した。
それを見た匠はニヤリと笑みを浮かべた。
(おもらし……かわいいな)と思いながら。
空の耳元でささやく。
空は身体を痙攣させ、その声を聞き取ったが、何も考えることができずにいた。そして匠が何を言っているのかさえ理解できずにいる空であった。
風呂から出た空が見たものはベッドで寝ている自分の裸の姿。しかも全裸で。
隣にはすでに起きていた匠がいた。
空は慌てて毛布にくるまった。
そして匠に背中を向けるようにした。
すると匠は空に近づき後ろから抱きついてきた。
そして、首筋を甘噛みされた。
空は自分だけが快楽を味わっては、悪いと思い。
匠にも気持ちよくなって欲しいと匠の方を向いて匠とキスをしながら胸に触れた。
空は匠の胸に吸い付く。
そして匠のペニスを握った。
「舐めていい?」
と聞いた。すると匠は優しく頭を撫でてくれた。それがとても心地よかった。空は自分の唾液を手に垂らす。そしてそれを手で扱いていく。
(熱い、それにすごく大きい。すごい硬い……。これが今から私の中に……。)
そんなことを考えながら扱っていく。
徐々に勃起してきた。
それを空は再び口に含む。
舌を這わせ、吸った。
すると匠は空の後頭部を掴み空の顔を上げさせた。
んちゅっ……ちゅるっ……ちゅっ……ぺろっ……れろっ……。
 いやらしい音がこだまする。
 はむっ……れろれろっ……れろっ……んっ……くちゅっ……。
 んっ……れろっ……はむっ……ちゅぷっ……ちゅっ……ちゅるっ……ちゅぱっ……。
 んっ……はっ……んむっ……ちゅるっ……んっ……
「どこで覚えてくるんだ、もういい入れたい」
と言われ、四つん這いになって腰を上げた状態になった。
「どっちがいい?」と聞かれて「ど……どっちもぉっ……」と答えた。
「たく……」
と言ってゴムをつけ始める匠。
(早くほしい……。早くぅ……。)と焦燥感に駆られる空。
 だが匠はまだ着け終わっていない。
まだ?と聞きたかったけど聞くことはできなかった。
なぜなら、待ちきれないという風にお尻を振り始めていたからだ。
装着し終わった匠はゆっくりと空のアナル中に入ってきた。それはそれはゆっくり、時間をかけてだった。
「……んっ、ん!……」
少しだけ声が出る。
しかしそれも最初だけで、後は静かに息をするだけだった。
(痛くはない、ただ圧迫感があるだけ……。苦しい、けど気持ち良い。この感覚がクセになる……。)
「……んっ、んっ……太い」
「もう、動いていいか?」
「……ぅうん、待って。」
「大丈夫か?」
「ちょっと……待って」
と空は深呼吸をして息を整えた。
その間、匠はじっと空を見つめていた。
やはり脳裏に由美子と旬がちらつく。空は目を閉じ必死に旬を忘れようとした。
「あいつのはおっきかったか?」
「え!?あ……いや……」
図星をつかれたような感じがした。
(やばい……バレてる?)と思いつつ空は誤魔化そうとした。が、無駄だったようだ。
空が嘘をつくの下手なことを忘れていた。
「なんか、ムカつく。」
と言って一気に最奥まで突き入れた。
「いくからな、くそ」
「どうぞ」
としか空は言えなかった。その瞬間激しいピストン運動が始まった。
パンッ、パンッ、と音が鳴る度に声が上がる。
「あぁっ、あぁぁ、あ、あぁぁ」
その激しい責めにすぐに空は果てた。
「んっ、うっ、ふぅっ……あふぅっ、あぁ……」
だが、すぐに次の絶頂を迎えた。
「んっ、うっ、ふぅっ……あふぅっ、あぁ……」
何度も何度も絶頂を迎える空。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!あぅぅっ!ひぅっ!はぁっ!ふぅっ!ふぅっ!」
(そんな大きいのぉ、奥まで来てる。)
「うっ、うぅっ、あぅっ、あっ、あっ、ああっ、うぅっ」
激しく打ち付けられる度に空の声が漏れ出る
「ああっ、いや、やだ…や…」
「あいつのと違うだろ」
「んっ、はぁっ、う、うん、ちが、う」
「くそっ……」
匠のペニスはさらに大きくなっていく。
(「お腹破れちゃう……」)と空は思ってしまった。
だが匠にはそんなことお構い無しにさらにピストンは激しくなっていった。
(また、そんな所まで届く…)
「ああっ、あっあっ、あぅっ、あっ」
「ここ、好きだよな?」
そう言ってある一点を突いた。
(奥まで突かれてる……気持ちいい。)
 もうだめ、感じちゃう。あっ、あっ……ああぁん!)
(奥まで突かれてる……)
「あ……っ……、や、待って…………あっ」
(感じちゃだめ)
「……っ……ん……」
「激しくするからな」
そう言って匠は今までで一番早いピストン運動を開始した。
空はもう声を抑えることができなかった。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パン 
「あっあっあっ! や、やだっ…あっ、あっ、あんっ…んあっ…あっ…あっ…」
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パン 激しく腰を打ち付け、そしてついにその時がきた。
(くるっ……もう、イク……あっ、だめぇ!)
ビクンッ!! 空は果てた。
それと同時に、中出しされた。
 どくんっ……びゅるっ……びゅーーーーっ 空は果ててしまったが、匠の射精はまだまだ続くようだった。
どくんっ……びゅるっ……びゅーーーーっ
(あぁっ、熱いぃ……。)
ドクッドクッドクッ
コンドームの中に精液が溜まっていくのが分かる。
(すごい量……。それに……熱い……。)
ドクッドクッドクッ 空の中で脈打っている匠の肉棒は、まだまだ治まりそうになかった。
「次こっち…」
と四つん這いの体勢にさせられる。
今度は、アナルではなくまんこに挿れられた。バックだ。
ずぶ……ぬぷっ ゆっくり、ゆっくりと挿入される。
「うぅ…あっ…ん…い…あっ…」
ずぷぷ……じゅぷぷ……ずっぷ……
どんどん入ってくる。太くて大きいペニスが膣を満たしていく。
「あ……んっ……」
空のお腹はペニスで膨れ上がっていた。
(おっきい……。すごい、こんなにいっぱい……。)
全部入るかな
「あっ……はいっ……て……」
「はぁ……入ったぞ……」
ずっぽりとペニスを挿入され、お腹の中が圧迫される感覚が空を襲った。
「んんっ……はぁ……っ……ん」
そのまま匠は空をベッドに寝かせ正常位になった。
空の両脚を持ち上げてまんぐり返しのような格好にして
「ほら、見えるか?」
空は顔の前に股間を持ってこられる。匠のモノが膣いっぱいに入っているのがよく見えた。
(すごい……入って
「あっ……」
「俺の形になってる……」
匠はゆっくりと腰を振り始めた。最初は浅くゆっくりだったが徐々にスピードを上げて激しくしていった。
ぱんっぱんぱんぱ
「んっ!…あんっ!…はぁ!……あっ!……あぁぁ!…いぃ…あぁ!…あぁ!…あっ!…」
空の喘ぎ声も次第に激しさを増していく。
ばちゅんっ、ぱぁん、ぐちゅっ、ぐぽっ、ばちゅっ
「あっ!あっ!あっ!い、い、イイ、よ、はぁ!いいっ!…きもち…いぃ…ああっ!…」
激しいピストン運動は空の限界をも近付けていた。
空の膣がきゅうっと締まるのが分かった。
(あぁぁぁっ、イク、またイっちゃう)
もうダメだと思った瞬間に、匠はピストンを止めて空にキスをした。
口と口を塞がれ、舌と舌が絡み合う濃厚なディープキスだ。
(気持ちいい……。でも……なんで……?)
匠は空から唇を離し、再び動き出した。
ばちゅっばちゅっばちゅっばちゅっばちゅっ パンッパンッパンッパンッパンッ 腰を振るペースを上げていった。
(イク、イキたい、もうだめ)
そう思った瞬間に、また匠の動きが止まった。
そして空のクリトリスを弄り始めた。
(だめ、そこ弱いの)
空は必死に抵抗したが、体は正直に反応してしまう。
コリッコリッ、くりゅっ、クリ、クリ クリクリ、クリクリ、 匠は腰を振りながら空のクリトリスを刺激し続けた。
(あぁっ、そこばっかり弄られたら、また、わたし、イッちゃう)
クリクリクリクリクリクリクリクリ くりゅっ くりゅっ 空は耐え切れず、ついに達してしまった。
ビクンッビクンッ その痙攣に合わせて膣も収縮していた。
そのせいで、匠は絶頂に達してしまった。
「あぁっ……イクッ」
びゅるっびゅるっびゅるっびゅるっ
「あ……はぁっ……」
「はぁ、はぁ、空……」
どくんっ……
 空の子宮に大量の精子をぶちまけた匠は、空から離れて、ベッド
「はぁ、はぁ……」
まだ余韻に浸っていると匠が言った。
「まだ、できるだろ?」
(無理、絶対むり)
空は必死に首を横に振った。
しかしそんなことは関係なく匠は再び腰を動か
「うっ、んっ……!」
空の口に、自分の指を入れてきた。空はフェラチオをするようにそれをしゃぶった。
「空……可愛い……」
匠は腰を振りながら、空いた手で乳首とクリトリスを弄り始めた。
くりくりくりくりくりくりくりくり
「あっ……んっ……!はぁっ……あっ……!やめ……っ」
乳首とクリトリスを同時に弄られ、さらに激しくなったピストン運動によって膣が擦られて、すぐに限界がきた。
「あっ!ああっ!んあっ!ああああっ!」
ビクンッ!ビクンッ! ビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!
「空、好きだ、空」
ビクンッビクンッ 匠の言葉に答えるように空の膣が締まった。
そのせいで匠も我慢できなくなってしまった。
どくんっどくんっ 空の子宮に熱い精液が注がれた。
空はその刺激でまた達した。ビクンッ! ドクッドクッドクッ……びゅるるるるっ 最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように、空の膣は匠の肉棒を強く締め付けた。
そして、そのまま空の意識は途切れた。


*************************

目が覚めると、もう外は明るくなっていた。
隣では裸の匠が寝息を立てている。
昨日はあれから何回もしたのだ。
(あぁ、そっか……匠さんと……)
すると匠が目を覚ました。
匠は優しく空の頭を撫でるとキスをした。
舌を入れて、深いキスをする。くちゅっ、くちゅっ 空もそれに答え、匠の首に手を回してキスを続けた。

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その日雨で大荒れだった、手伝いは中止だ。
そう心の中で思いながら二人はまた愛し合った。
雨はまだ止まない。
雨を見る由美子。
二人に何が待ち受けているのか……
 
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