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サプライズwedding SS
3
「久世さん、俺、千紘さんの奢りでビールとスペックのリゾットお願い」
「ふっ…朱、普通に頼めよ。久世さん、俺も」
「了解」
「これ…さっき、アボカドとむき海老の和風マリネって言ったよね?わさび入りでつまみにうますぎ」
俺がそう言うと
「香歩に言ったら似たようなのがすぐに出てくるんじゃね?」
と朱が言う。
「そうだね。料理好きだよね、香歩」
「食うのも好きだろ?」
「そう。飲みっぷりも食べっぷりもいいって、いい女の条件だから」
「千紘さんの好みってことだけど?で、結婚式のプランニングもいいけれど…」
朱は箸を置いて、翠さんによく似た目で俺を見た。
「千紘さん、親には結婚の話ってしたの?」
「した、した~。何年先になっても結婚したいと思える唯一の子だって、香歩のことをたっぷり聞かせて。そしたらさ、香歩には朱とか家族の話は切り離せないだろ?だから俺の知る4人を電話でなく親に直接、惜しげなく披露してきたよ」
「何て言ってた?」
そう俺に聞く朱の瞳は香歩に似ているとも思えるもので、これを見るのは香歩が翠さんに似ている時と同じように、彼女の家族が一緒に過ごしてきた時間を称賛したくなる瞬間だ。
「ふっ…朱、普通に頼めよ。久世さん、俺も」
「了解」
「これ…さっき、アボカドとむき海老の和風マリネって言ったよね?わさび入りでつまみにうますぎ」
俺がそう言うと
「香歩に言ったら似たようなのがすぐに出てくるんじゃね?」
と朱が言う。
「そうだね。料理好きだよね、香歩」
「食うのも好きだろ?」
「そう。飲みっぷりも食べっぷりもいいって、いい女の条件だから」
「千紘さんの好みってことだけど?で、結婚式のプランニングもいいけれど…」
朱は箸を置いて、翠さんによく似た目で俺を見た。
「千紘さん、親には結婚の話ってしたの?」
「した、した~。何年先になっても結婚したいと思える唯一の子だって、香歩のことをたっぷり聞かせて。そしたらさ、香歩には朱とか家族の話は切り離せないだろ?だから俺の知る4人を電話でなく親に直接、惜しげなく披露してきたよ」
「何て言ってた?」
そう俺に聞く朱の瞳は香歩に似ているとも思えるもので、これを見るのは香歩が翠さんに似ている時と同じように、彼女の家族が一緒に過ごしてきた時間を称賛したくなる瞬間だ。
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