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セイクリッド・マテリアル編
155. ゼフィーリア争奪戦④
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「お菓子作り。よりによって勇悟と対極にある分野じゃない……」
「確かにねー。ユー君が料理しているのは見たことあるけど、全部ワイルドな男メシだったしね」
ユーゴと長い付き合いのあるゼフィーリアとユーラウリアが悲観的に成り行きを憂慮している横で、雪がユーゴに堂々と影武者宣言をする。
「旦那様。ここはこの雪にお任せください。こっそりと皆の頬を落とすほどの甘味を作ってご覧にいれますわ」
巫女の宣言をスルーして、ユーゴは呟く。
「菓子か……。あんまり好きじゃねぇんだけどな、こういうの」
ユーゴ自身、自信なさげである。
「ゼフィ。ユーゴさん、お菓子なんて作れるんスか?」
「あの人がそんなキャラに見える?」
「愚問やったっスね。それでユーゴさん、大丈夫ッスか?」
鉄太の質問にユーゴは静かに首を振る。
「いや、多分ダメだろう。負けるかもしれないな。でもよく考えたら、なんで俺はこんな決闘なんかやってるんだろうな。なんか急に、別に負けても良い気がしてきた」
「ちょっと勇悟⁉︎ スンってなってるわよ! その顔、本当にどうでも良いときの表情じゃない! だめでしょう!? 貴方が負けたら私の護衛はどうなるの?」
「あー……まぁ。頑張ってみる」
「本当に……? 何だか、別のことを考えている気がするわ」
頑張ってみるとは言ったが、ゼフィーリアの懸念通り、ユーゴの思考はもう既に違うベクトルを向いている。
よく考えたら、この決闘に負けたとしてもゼフィーリアの護衛は最悪、雪に任せれば良い。彼女の負担と任務の難易度は増えるが、その分、ユーゴが別の役割でフォローすれば良い。
それに、決闘に勝ったとしてもロイたち五人との溝が深まるだけで幾ばくかのメリットも見込めない。
彼らと友好関係を築こうとも思わないが、ゼフィーリアたちの警護を思えば最低限連携を取れるようにしておきたい。
やはり無闇に敵に回すのでは得策ではない。今から少しでも挽回を図るべきだ。
「制限時間は二時間です。そ、そこで出来上がった作品を五人の審判が食べて美味しかった方の札を上げてもらう……で、良いですか?」
マロンが上目遣いでユーゴに確認する。
「ああ、それでいい。それじゃ早速始めるか」
キッチンはめいでぃっしゅ二号店の物を借りることになった。
未使用ピカピカのキッチンを業務外で使わせることに、ゼフィーリアは申し訳ない気持ちになった。
ところでユーゴにしてみれば、いまは最早消化試合のようなものとなっている。
ここから注力するべきは、以下にしてロイたちとの関係をマイナスからプラマイゼロまで戻すかの算段を立てるかである。
とはいえ、どうするかな? あんまり適当にやりすぎてもゼフィーリアに気づかれそうだしな。それでへそを曲げられると、それはそれで面倒だ。
ユーゴは冷蔵庫の中身を確認して、あまり手間がかからない料理を作ることにした。
バニラエッセンスの香りと調理している自らの動きに、ユーゴの記憶が刺激されて蘇ってくる。
ユーゴの作ったお菓子を赤いほっぺたにクリームをつけたまま頬張る、小さな女の子の満面の笑顔を。
怒涛のように激しく長く辛いユーゴの人生の中で、唯一と言っていいほど穏やかで幸せに満ちた時間を。
「……ねぇ。ユー君、なんかめっちゃ手慣れてない?」
「え、ええ。何かすごく様になってるんだけど……」
「鮮やかな動きですわ」
女神も歌姫も巫女も、思いがけないユーゴの動作の淀みのなさに唖然としている。
「それでは、制限時間終了でーす」
ルーナの合図で、ユーゴもマロンも動きを止めた。
「では実食といきましょー。おおー。これは綺麗ですねー」
メイド達はまずマロンが作ったお菓子の前に集まり、賛美の声を上げた。
マロンが作ったのは、何種類もの果実を使ったフルールタルトだった。
フルーツが色とりどりの宝石のようにキラキラと輝き、自然が育んだ幾重にも織りなす芳醇な香りと共に、目と鼻から否応なしに味への期待を高めてくれる。
「美味しいー!」
ひと口食べたメイド達は、ほっぺたが落ちるような気がしたので手で支えながら口福に浸った。
これまでの対戦内容が酷くてげんなりしていた事もあり、幸せは一入だった。
ゼフィーリアが「いいな~」と羨ましがっていたが、これは完全に審判の約得である。
見た目も華やかで味も一流高級店レベルであるマロンのタルトに対し、ユーゴが作ったのはどこにでも売っていそうな、何の変哲もない普通のシュークリームだった
「では実食を……」
メイド達がそれぞれシュークリームを手に取り、一口齧った。
「……え?」
「うそぉ……」
「なにこれっ!? 凄く美味しい!」
驚愕に口元を抑えるメイド達。
クリームを薄茶色の生地で包んだだけの、地味なシュークリーム。
味もクリームと生地だけなのでシンプル。フルーツタルトのような派手さはない。しかし、深い味わいがある。しかし……。
「クリームが何種類も入ってる……?」
「これって凄く手間がかかってるよね?」
そう。カスタードクリームや生クリームなど、クリームの種類を硬さや味を変えることで複雑な味わいにしているのだ。
ユーゴのシュークリームも食べ終わったことで、いよいよ最後の審判の時となった。
ユーゴ以外の全員が固唾を呑んで見守る。
「それでは、同時に札を上げてください」
審判であるメイド達五人が札を頭上に掲げた。
その数、マロンが二枚、ユーゴが三枚。
「ユーゴさんの勝利で~す」
ルーナがユーゴの勝利を宣言した。
鉄太と雪が快哉を叫び、ユーラウリアは勝利を確信していたのか微笑みを浮かべている。
ユーゴの札を挙げたメイド達曰く。勝利の要因は、
「マロンさんのタルトは確かに美味しかった。でもユーゴさんのシュークリームは凄く手が込んでいて、食べる人への愛を感じました。ひとつのお菓子の完成度としてユーゴさんの方が勝っていると感じました」
だった。
「そ、そんな……負けた」
ガクッと膝をついたロイ。そんな彼を心配そうにゼフィーリアは見つめている。
「あーあ、負けちゃった。これでボクたち、ゼフィーに会えなくなるね」
頭の後ろで手を組みながらクリスが呟いた。事もなさげにしていたが、その声はわずかに震えている。
「……確かにそういう取り決めだったからな」
そしてロイ達五人は押し黙り、場が沈鬱な空気に包まれた。
「いや、別にこれからも会えばいいんじゃね? 俺は別に構わねぇけど」
「え、いいの?」
きょとんとした顔で確認してきたクリスに、ユーゴは頷きで返した。
ユーゴ的にそんなペナルティなど、与える意味などありはしない。
カイト達は、わっと喜びに湧き上がった。
昏い顔をしたロイ以外は。
「確かにねー。ユー君が料理しているのは見たことあるけど、全部ワイルドな男メシだったしね」
ユーゴと長い付き合いのあるゼフィーリアとユーラウリアが悲観的に成り行きを憂慮している横で、雪がユーゴに堂々と影武者宣言をする。
「旦那様。ここはこの雪にお任せください。こっそりと皆の頬を落とすほどの甘味を作ってご覧にいれますわ」
巫女の宣言をスルーして、ユーゴは呟く。
「菓子か……。あんまり好きじゃねぇんだけどな、こういうの」
ユーゴ自身、自信なさげである。
「ゼフィ。ユーゴさん、お菓子なんて作れるんスか?」
「あの人がそんなキャラに見える?」
「愚問やったっスね。それでユーゴさん、大丈夫ッスか?」
鉄太の質問にユーゴは静かに首を振る。
「いや、多分ダメだろう。負けるかもしれないな。でもよく考えたら、なんで俺はこんな決闘なんかやってるんだろうな。なんか急に、別に負けても良い気がしてきた」
「ちょっと勇悟⁉︎ スンってなってるわよ! その顔、本当にどうでも良いときの表情じゃない! だめでしょう!? 貴方が負けたら私の護衛はどうなるの?」
「あー……まぁ。頑張ってみる」
「本当に……? 何だか、別のことを考えている気がするわ」
頑張ってみるとは言ったが、ゼフィーリアの懸念通り、ユーゴの思考はもう既に違うベクトルを向いている。
よく考えたら、この決闘に負けたとしてもゼフィーリアの護衛は最悪、雪に任せれば良い。彼女の負担と任務の難易度は増えるが、その分、ユーゴが別の役割でフォローすれば良い。
それに、決闘に勝ったとしてもロイたち五人との溝が深まるだけで幾ばくかのメリットも見込めない。
彼らと友好関係を築こうとも思わないが、ゼフィーリアたちの警護を思えば最低限連携を取れるようにしておきたい。
やはり無闇に敵に回すのでは得策ではない。今から少しでも挽回を図るべきだ。
「制限時間は二時間です。そ、そこで出来上がった作品を五人の審判が食べて美味しかった方の札を上げてもらう……で、良いですか?」
マロンが上目遣いでユーゴに確認する。
「ああ、それでいい。それじゃ早速始めるか」
キッチンはめいでぃっしゅ二号店の物を借りることになった。
未使用ピカピカのキッチンを業務外で使わせることに、ゼフィーリアは申し訳ない気持ちになった。
ところでユーゴにしてみれば、いまは最早消化試合のようなものとなっている。
ここから注力するべきは、以下にしてロイたちとの関係をマイナスからプラマイゼロまで戻すかの算段を立てるかである。
とはいえ、どうするかな? あんまり適当にやりすぎてもゼフィーリアに気づかれそうだしな。それでへそを曲げられると、それはそれで面倒だ。
ユーゴは冷蔵庫の中身を確認して、あまり手間がかからない料理を作ることにした。
バニラエッセンスの香りと調理している自らの動きに、ユーゴの記憶が刺激されて蘇ってくる。
ユーゴの作ったお菓子を赤いほっぺたにクリームをつけたまま頬張る、小さな女の子の満面の笑顔を。
怒涛のように激しく長く辛いユーゴの人生の中で、唯一と言っていいほど穏やかで幸せに満ちた時間を。
「……ねぇ。ユー君、なんかめっちゃ手慣れてない?」
「え、ええ。何かすごく様になってるんだけど……」
「鮮やかな動きですわ」
女神も歌姫も巫女も、思いがけないユーゴの動作の淀みのなさに唖然としている。
「それでは、制限時間終了でーす」
ルーナの合図で、ユーゴもマロンも動きを止めた。
「では実食といきましょー。おおー。これは綺麗ですねー」
メイド達はまずマロンが作ったお菓子の前に集まり、賛美の声を上げた。
マロンが作ったのは、何種類もの果実を使ったフルールタルトだった。
フルーツが色とりどりの宝石のようにキラキラと輝き、自然が育んだ幾重にも織りなす芳醇な香りと共に、目と鼻から否応なしに味への期待を高めてくれる。
「美味しいー!」
ひと口食べたメイド達は、ほっぺたが落ちるような気がしたので手で支えながら口福に浸った。
これまでの対戦内容が酷くてげんなりしていた事もあり、幸せは一入だった。
ゼフィーリアが「いいな~」と羨ましがっていたが、これは完全に審判の約得である。
見た目も華やかで味も一流高級店レベルであるマロンのタルトに対し、ユーゴが作ったのはどこにでも売っていそうな、何の変哲もない普通のシュークリームだった
「では実食を……」
メイド達がそれぞれシュークリームを手に取り、一口齧った。
「……え?」
「うそぉ……」
「なにこれっ!? 凄く美味しい!」
驚愕に口元を抑えるメイド達。
クリームを薄茶色の生地で包んだだけの、地味なシュークリーム。
味もクリームと生地だけなのでシンプル。フルーツタルトのような派手さはない。しかし、深い味わいがある。しかし……。
「クリームが何種類も入ってる……?」
「これって凄く手間がかかってるよね?」
そう。カスタードクリームや生クリームなど、クリームの種類を硬さや味を変えることで複雑な味わいにしているのだ。
ユーゴのシュークリームも食べ終わったことで、いよいよ最後の審判の時となった。
ユーゴ以外の全員が固唾を呑んで見守る。
「それでは、同時に札を上げてください」
審判であるメイド達五人が札を頭上に掲げた。
その数、マロンが二枚、ユーゴが三枚。
「ユーゴさんの勝利で~す」
ルーナがユーゴの勝利を宣言した。
鉄太と雪が快哉を叫び、ユーラウリアは勝利を確信していたのか微笑みを浮かべている。
ユーゴの札を挙げたメイド達曰く。勝利の要因は、
「マロンさんのタルトは確かに美味しかった。でもユーゴさんのシュークリームは凄く手が込んでいて、食べる人への愛を感じました。ひとつのお菓子の完成度としてユーゴさんの方が勝っていると感じました」
だった。
「そ、そんな……負けた」
ガクッと膝をついたロイ。そんな彼を心配そうにゼフィーリアは見つめている。
「あーあ、負けちゃった。これでボクたち、ゼフィーに会えなくなるね」
頭の後ろで手を組みながらクリスが呟いた。事もなさげにしていたが、その声はわずかに震えている。
「……確かにそういう取り決めだったからな」
そしてロイ達五人は押し黙り、場が沈鬱な空気に包まれた。
「いや、別にこれからも会えばいいんじゃね? 俺は別に構わねぇけど」
「え、いいの?」
きょとんとした顔で確認してきたクリスに、ユーゴは頷きで返した。
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