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セイクリッド・マテリアル編
148. 自称『嫁』vs自称『正妻』vs『元カノ』前編
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「んじゃこれ、約束の報酬ねー。皆、いままでありがとー」
ユーラウリアはキャラバン隊と別れを告げ、手を振って彼らを見送った。
ハルピュアを倒した後、ユーゴはユーラウリアと伴って王都へとんぼ返りすることにした。ユーラウリアが元々、ユーゴに会いに行く途中だと言ったからだ。
石橋から街道までキャラバン隊と共に行き、途中からユーゴ、ユーラウリア、そして元々王都に帰る予定だったというカルロで王都へ向かった。
ちなみにハルピュアによって錯乱状態だった者たちは、ユーゴとカルロが手分けして正気に戻し、当のハルピュアの死骸はユーラウリアがさっと検分した後、「持って行って良いよー」とキャラバン隊に譲った。
「そんで結局、ユーラは今までどこで何をやってたんだよ?」
「はぁ~? なんで知らないわけ?」
「知るわけねぇだろ。聞いてないんだから」
「あれ。そうだっけ?」
「そうだよ。この世界のことを調べたいからグラーニャの街を離れるとは聞いたが、具体的にどこに行くかは聞いてねぇな。あの時はお前、へべれけだったろ。翌朝詳しく聞こうと思って宿屋に行ったら、もう出発してたしな」
「あっはー! ごめんごめーん。ウチあれから、ちょっと遠くまで気になるモノを見に行ってたんだよね」
「なんだよ、気になるモノって?」
「それを話すと長くなるから、街に到着して腰を落ち着けてからね」
「ふーん。まぁいいか。で、カルロ。あんたはなんでこいつと一緒にいたんだ?」
街道を並んで歩いているカルロにユーゴは訊いた。ちなみにユーラウリアは「歩きたくな~い」と駄々をこねて一人だけ馬に乗っている。
「さっきも話したが、俺は彼女が雇った商隊の用心棒だったんだ。貴様もそうだと思うが、各闘技場の闘志はそれを専業にしているわけではなく、別に本業を持っているからな。俺はこのような商隊などの用心棒を主な生業としているのだ」
言われてみれば確かに、普段ユーゴは鉄太の店で騎士として、輝星はメイドとして働いている。
「とはいえ貴様はあまりに強すぎるため、対戦を挑まれることはないようだが。まぁ俺のガルンダイト製の大戦斧をあっさりと斬り飛ばすような男だ、無理もない」
そう。チャンピオンになった者は各闘技場のトーナメントを勝ち抜いた挑戦者と闘う義務があるのだが、ユーゴは輝星を負かして以来、一度として闘技場の舞台に立ったことはない。
トーナメント自体は何度も行われているのだが、カルロの言った通り、グラーニャでユーゴの強さは人口に膾炙しているので、トーナメントを勝ち残った猛者でも臆して対戦を辞退するのである。
ちなみにカルロが持っているのは以前愛用していた戦斧ではなく、一回り小さな戦斧である。
「そうなんだよ。一応トーナメントがある時には声がかかってたんだけどな。それも最初の方だけだ。そんなことよりカルロ、さっきのハルピュアだっけか? アレは何なんだ? この世界には、あんなバケモノがウヨウヨしてるのか?」
「何だか別の世界から来たような口ぶりだな。ハルピュアもズァーニカルも、神話に出てくるだろう?」
「ああ……俺、そういうのに興味ねぇから」
ということにしておく。必殺『おとぼけ』である。
「ふむ。まぁ最近は神話を読まない者が増えていると聞くからな。実を言うと、かくいう俺も詳しくは知らんのだ」
「ふぅん、そうか」
そうこうするうちに三人は王都の近くまで来た。
「では俺はここで失礼するぞ」
「おいカルロ。悪いがさっきも言ったように、俺を見たことは誰にもいうなよ」
王都に入った所で別れようとするカルロに、ユーゴは声をかけた。
「解っている。俺にはわざわざ密告するほどの義理が、この国には無い。それに、貴様は追い詰められるとこの王都を殲滅するくらいの無茶はしそうだ。嫁や子供がいるこの都で暴れさせるわけにはいかん」
そう笑って言ったカルロと別れ、ユーゴは定宿にユーラを残してグラーニャへと一旦戻った。
白いゲートを潜って出たのは、白亜のめいでぃっしゅ寮。その離れにある自室である。
そのまま離れを出て、本邸の扉を叩く。
「あれ? ユーゴさん、どうしたと?」
顔を出した輝星に、目当ての人物を呼んでもらう。
「まぁ、旦那様。私に逢いに来てくださったのですね」
そうして輝星に連れられて出てきたのは、九重雪だった。
彼女は愛しき背の君 (雪主観)の来訪に喜色満面である。
「たぶんお前が思っているような理由とは違うが、そうだ。今日は休みか? だったらちょっと出かける準備をして、俺に付き合ってくれ」
雪の都合もお構いなしに急いで支度させると、ユーゴは彼女を連れて王都へ引き返した。
ゲートを潜った先は、めいでぃっしゅ二号店である。
「勇悟!? あなた、どこに行ってたの? 心配したじゃな……って、どなた? その女性は」
ユーゴに気づいたゼフィーリアが駆け寄ってきた。
「ああ、ちょっとな。……あの面倒臭い友達は居ないのか?」
「え? もしかしてロイのこと? 流石に仕事の邪魔だから一度お引取り願ったわ」
「そうか。まぁそんなことよりも……あ、いた。おい鉄太。ちょっと相談があるんだが」
「なんすか?」
ユーゴは鉄太を引っ張って、店内の片隅へ移動した。
そこでユーゴは、これまでの事情と雪を連れてきた理由を説明した。
「そういうことッスか。俺は別にいいっすよ。じゃあ代わりの人員を一人、本店に送りましょうか」
「じゃあ今からソイツを連れてくる」
そうしてユーゴは定宿に向かい、ユーラウリアを連れて再びめいでぃっしゅ二号店へ。
「えーなになにこのお店。めっちゃ可愛い。昔あったアキバのメイドカフェみたい。チョベリグ!」
チョベリグってなんだ? と【壁なき言語】でも翻訳されなかった謎ワードが気になりつつも、ユーゴは物珍しそうに店内をキョロキョロ見回すユーラウリアを雪の元へ連れて行く。
「というわけで雪。お前にはこの女の護衛を頼みたい」
そう言ってユーゴは、雪とユーラウリアを引き合わせた。
本来、護衛としてならユーゴ一人で事足りるはずだ。しかし現在、ユーゴの護衛対象は三人乃至四人である。一人で全てを護り切るというには、不確定要素が多くて不安である。
まずユーラウリア。
彼女は優先順位としては最も高い。何しろ彼女に何かあってはユーゴの目的が叶えられないかもしれないからだ。
それだけは絶対に避けなければならない。
次にゼフィーリアとマルガレーテ。彼女たちはセットで考えていい。一緒に行動していることが多いからだ。
それに加えてベレッタも気を配らねばならないのだ。
それらを考慮した時、ユーゴを一人では手が回りきらない。そこでユーゴはユーラウリアの護衛役として雪を選んだのだ。
四人の同行者の中から雪を選んだ理由は、正直消去法でしかない。
フィールエルとネルは、神聖術が使えないこの世界では本調子ではないし、パレアは水辺でしか実力を発揮できない。
その点、雪は元々の戦闘力が高く、また彼女が行使する精霊術はなぜかこの世界でも問題なく使えるので、戦闘力として考えたときに一番の候補として上がってきたまでだ。
そしてお嬢様三人は多機能なユーゴの方でフォローするという完璧な計画のはずだったのだが、彼は一つ重要なことを見逃していた。
「どういう事かは存じませんが、旦那様の命とあればこの雪に否やはございません。ところで旦那様、この女性はどなたで?」
「ねぇちょっと勇悟。二人女の子が増えたんだけど、どういう事か私にも説明してもらえる?」
「ねぇユー君? この女たち、誰?」
即ち、女たちの嫉妬心だかなんだかを、である。
ユーラウリアはキャラバン隊と別れを告げ、手を振って彼らを見送った。
ハルピュアを倒した後、ユーゴはユーラウリアと伴って王都へとんぼ返りすることにした。ユーラウリアが元々、ユーゴに会いに行く途中だと言ったからだ。
石橋から街道までキャラバン隊と共に行き、途中からユーゴ、ユーラウリア、そして元々王都に帰る予定だったというカルロで王都へ向かった。
ちなみにハルピュアによって錯乱状態だった者たちは、ユーゴとカルロが手分けして正気に戻し、当のハルピュアの死骸はユーラウリアがさっと検分した後、「持って行って良いよー」とキャラバン隊に譲った。
「そんで結局、ユーラは今までどこで何をやってたんだよ?」
「はぁ~? なんで知らないわけ?」
「知るわけねぇだろ。聞いてないんだから」
「あれ。そうだっけ?」
「そうだよ。この世界のことを調べたいからグラーニャの街を離れるとは聞いたが、具体的にどこに行くかは聞いてねぇな。あの時はお前、へべれけだったろ。翌朝詳しく聞こうと思って宿屋に行ったら、もう出発してたしな」
「あっはー! ごめんごめーん。ウチあれから、ちょっと遠くまで気になるモノを見に行ってたんだよね」
「なんだよ、気になるモノって?」
「それを話すと長くなるから、街に到着して腰を落ち着けてからね」
「ふーん。まぁいいか。で、カルロ。あんたはなんでこいつと一緒にいたんだ?」
街道を並んで歩いているカルロにユーゴは訊いた。ちなみにユーラウリアは「歩きたくな~い」と駄々をこねて一人だけ馬に乗っている。
「さっきも話したが、俺は彼女が雇った商隊の用心棒だったんだ。貴様もそうだと思うが、各闘技場の闘志はそれを専業にしているわけではなく、別に本業を持っているからな。俺はこのような商隊などの用心棒を主な生業としているのだ」
言われてみれば確かに、普段ユーゴは鉄太の店で騎士として、輝星はメイドとして働いている。
「とはいえ貴様はあまりに強すぎるため、対戦を挑まれることはないようだが。まぁ俺のガルンダイト製の大戦斧をあっさりと斬り飛ばすような男だ、無理もない」
そう。チャンピオンになった者は各闘技場のトーナメントを勝ち抜いた挑戦者と闘う義務があるのだが、ユーゴは輝星を負かして以来、一度として闘技場の舞台に立ったことはない。
トーナメント自体は何度も行われているのだが、カルロの言った通り、グラーニャでユーゴの強さは人口に膾炙しているので、トーナメントを勝ち残った猛者でも臆して対戦を辞退するのである。
ちなみにカルロが持っているのは以前愛用していた戦斧ではなく、一回り小さな戦斧である。
「そうなんだよ。一応トーナメントがある時には声がかかってたんだけどな。それも最初の方だけだ。そんなことよりカルロ、さっきのハルピュアだっけか? アレは何なんだ? この世界には、あんなバケモノがウヨウヨしてるのか?」
「何だか別の世界から来たような口ぶりだな。ハルピュアもズァーニカルも、神話に出てくるだろう?」
「ああ……俺、そういうのに興味ねぇから」
ということにしておく。必殺『おとぼけ』である。
「ふむ。まぁ最近は神話を読まない者が増えていると聞くからな。実を言うと、かくいう俺も詳しくは知らんのだ」
「ふぅん、そうか」
そうこうするうちに三人は王都の近くまで来た。
「では俺はここで失礼するぞ」
「おいカルロ。悪いがさっきも言ったように、俺を見たことは誰にもいうなよ」
王都に入った所で別れようとするカルロに、ユーゴは声をかけた。
「解っている。俺にはわざわざ密告するほどの義理が、この国には無い。それに、貴様は追い詰められるとこの王都を殲滅するくらいの無茶はしそうだ。嫁や子供がいるこの都で暴れさせるわけにはいかん」
そう笑って言ったカルロと別れ、ユーゴは定宿にユーラを残してグラーニャへと一旦戻った。
白いゲートを潜って出たのは、白亜のめいでぃっしゅ寮。その離れにある自室である。
そのまま離れを出て、本邸の扉を叩く。
「あれ? ユーゴさん、どうしたと?」
顔を出した輝星に、目当ての人物を呼んでもらう。
「まぁ、旦那様。私に逢いに来てくださったのですね」
そうして輝星に連れられて出てきたのは、九重雪だった。
彼女は愛しき背の君 (雪主観)の来訪に喜色満面である。
「たぶんお前が思っているような理由とは違うが、そうだ。今日は休みか? だったらちょっと出かける準備をして、俺に付き合ってくれ」
雪の都合もお構いなしに急いで支度させると、ユーゴは彼女を連れて王都へ引き返した。
ゲートを潜った先は、めいでぃっしゅ二号店である。
「勇悟!? あなた、どこに行ってたの? 心配したじゃな……って、どなた? その女性は」
ユーゴに気づいたゼフィーリアが駆け寄ってきた。
「ああ、ちょっとな。……あの面倒臭い友達は居ないのか?」
「え? もしかしてロイのこと? 流石に仕事の邪魔だから一度お引取り願ったわ」
「そうか。まぁそんなことよりも……あ、いた。おい鉄太。ちょっと相談があるんだが」
「なんすか?」
ユーゴは鉄太を引っ張って、店内の片隅へ移動した。
そこでユーゴは、これまでの事情と雪を連れてきた理由を説明した。
「そういうことッスか。俺は別にいいっすよ。じゃあ代わりの人員を一人、本店に送りましょうか」
「じゃあ今からソイツを連れてくる」
そうしてユーゴは定宿に向かい、ユーラウリアを連れて再びめいでぃっしゅ二号店へ。
「えーなになにこのお店。めっちゃ可愛い。昔あったアキバのメイドカフェみたい。チョベリグ!」
チョベリグってなんだ? と【壁なき言語】でも翻訳されなかった謎ワードが気になりつつも、ユーゴは物珍しそうに店内をキョロキョロ見回すユーラウリアを雪の元へ連れて行く。
「というわけで雪。お前にはこの女の護衛を頼みたい」
そう言ってユーゴは、雪とユーラウリアを引き合わせた。
本来、護衛としてならユーゴ一人で事足りるはずだ。しかし現在、ユーゴの護衛対象は三人乃至四人である。一人で全てを護り切るというには、不確定要素が多くて不安である。
まずユーラウリア。
彼女は優先順位としては最も高い。何しろ彼女に何かあってはユーゴの目的が叶えられないかもしれないからだ。
それだけは絶対に避けなければならない。
次にゼフィーリアとマルガレーテ。彼女たちはセットで考えていい。一緒に行動していることが多いからだ。
それに加えてベレッタも気を配らねばならないのだ。
それらを考慮した時、ユーゴを一人では手が回りきらない。そこでユーゴはユーラウリアの護衛役として雪を選んだのだ。
四人の同行者の中から雪を選んだ理由は、正直消去法でしかない。
フィールエルとネルは、神聖術が使えないこの世界では本調子ではないし、パレアは水辺でしか実力を発揮できない。
その点、雪は元々の戦闘力が高く、また彼女が行使する精霊術はなぜかこの世界でも問題なく使えるので、戦闘力として考えたときに一番の候補として上がってきたまでだ。
そしてお嬢様三人は多機能なユーゴの方でフォローするという完璧な計画のはずだったのだが、彼は一つ重要なことを見逃していた。
「どういう事かは存じませんが、旦那様の命とあればこの雪に否やはございません。ところで旦那様、この女性はどなたで?」
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