PROMISE〜約束〜

SO

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【好奇の目】

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畑もある程度目処がついた頃、目の前の道には、数人の人集りが出来ていた。
それもそのハズだった。楽しそうに、若い青年が幼女と畑仕事をしていたからだ。
この村では、青年という青年は出稼ぎに行っていなく、男といえば、若くて45歳で大半は、55~60歳ぐらいだからだ。
村の人から見れば、異様な光景そのものだったのだ。

シャルロット「ど、どうかされましたか?」
シャルロット達を見ている人に言った。

?「見かけない顔だね…新入りさんかな?」

どこか冷めた目で行ってきた。

シャルロット「はい!不束者ですが、兄妹で暮らし始めました!何かとご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いします!!」
元気よくあいさつした。

ケイシィー「ヨロシク…です!」

ケイシィーは、言葉が難しかったみたいで、戸惑いながら兄に続きあいさつした。

?「ご兄妹だったんですか!?いやぁ、時代が時代だから、夫婦?誘拐犯かと思ってましたよ、飛んだ疑いをかけてすまない!!ヨロシクな!若いの!」

申し訳なさを隠すように、照れながら答えた。


さっきのあいさつが、良かったのか。悪かったのか…村では、シャルロット兄妹の噂が飛び交って行った。ある時は、見ず知らずの叔母さんや、叔母さん以外にも食べ物を差し入れて貰えたり、衣服をもらったり、村を散策すれば、至るとこで2人の噂が流れていた。

シャルロット(何か悪いこと、したのかなぁ?)

ケイシィー(なんだろう?)

そんなことを思っていたら、以前お世話になった、エリックのお爺さんが現れ、2人を呼び止めた。

お爺さん「おーーーい!!2人とも!!こっちゃこい!」

周りに聞こえるように呼んだ。

シャルロット「あ!はい!」
ケイシィー「お爺さん!」

あまりの声の大きさに、2人も大声で答えた。

お爺さん「王都では、色々と見たくないものも見て苦労もしたじゃろうけど、どうじゃ?ここの村は慣れたかぁ?親のいない状態で、兄妹たった2人でよく頑張ってるみたいじゃなぁ!」

と今までの事を当たり障りない程度に、周りに聞こえるかのように言った。

兄妹「はい!」

2人は声を揃え答えた。

周りのひそひそ話を一掃するかのようなお爺さんの声に、シャルロットたちは、勇気付けられた。

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