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α:眠り
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ふと、誰かの声が聞こえた。
「敦也君・・・」
多分女の声。
「ねえ、敦也君!」
ずっと誰かを呼んでいるが、その相手からは返答が無い。
なぜだろうな、なんとなく懐かしい気持ちになる。
「ちょっと、聞いてるの?」
聞こえていないから返事をしないんじゃないか?そうでなければ無視か。ならいったいそいつと何があったんだ。
まあ他人の事だし、別にいいか。とか考えていると、不意に右肩を叩かれた。
「え?」
「無視しないでよ。敦也君。」
俺はとっさに後ろを振り返った。俺の名前は敦也じゃな・・・
黒髪を肩まで伸ばした少女が口をむっとさせながら俺の目を睨んでいた。
初めて見る顔じゃなかった。俺はそいつをどこかで見たことがある。ただ、それがどこなのかは分からなかった。
「お前はいったい・・・」
言った瞬間、少女は姿を消した。辺りを見渡したが見つからず、それどころか自分が真っ暗な世界に放り出されていることに気付く。
口に出したところで無意味だということは分かりつつも、俺は言葉を続けた。
「誰なんだ。」
「アシアちゃんだよ。」
そうか、アシア・・・・
「え?」
「だから、アシアちゃんだって。」
俺は声のする方を見た。真っ暗なだけで誰もいない。俺は今更ながら、自分の瞼が閉じていることに気づいた。慌てて開き、あっ、目が・・・
差し込んだ光に目をやられた。
どうやら俺は夢を見ていたらしい。しばらくすると目も慣れてきて、真上に人の顎が見えた。
「やっと起きた。」
頭にお団子を付けた少女は、上から覗き込むように俺を見て言った。
なんか、頭に柔らかい感触がある。
「なあ、アシア。」
「なに?」
「今、どういう状況だ、これ。」
だいたい予測はついていたが、一応聞いてみる。
「膝枕的な。」
「膝枕だな。」
膝枕以外に膝枕的なものってあるのか。
「イヤ?」
「別に嫌でもないけど・・・」
ただ、なにかあるとすれば・・・
「私が初めての相手だった?」
「誤解を招く言い方をするな。確かにそうなんだけど・・・」
まさか人生初の膝枕が自分の仕えるお姫様の膝になるとは。人生何が起きるか分からないものだな。
「・・・」
「あ、もうこのままな感じ?」
「あっ、すまん。あまりに寝心地が良くて・・・もう起きるよ。」
俺がアシアの膝から頭を離そうとすると、
「あっ、やっぱりこのままでいいよ。」
今度は頭を手で押さえつけられた。なんなんだよ、いったい。
にしても柔らかい膝だ、それであって低反発過ぎず、これが膝でなければ一つ欲しいところだ。
・・・それよりもだ、膝枕に気を取られていたせいで、大事なことをほったらかしていた。
「ところで、一国の皇女ともあろうお方がこんなところになんの御用ですか?」
「夜這いに来ました。」
「なら夜に来いよ。」
窓から鳥のさえずりが聞こえている。
「モーニングコール的な?」
俺は壁にかかった時計を見る。
「朝の四時半にか?そもそもそのモーニングコール的なものもお手伝いさんが・・・って、その服!?」
「もお、気付くの遅すぎるよ~」
ほんと、なんで今まで気付かなかったんだろうか。それはいつも俺を起こしに来る、お手伝のウェスタさんが、誰が希望したわけでもないのに毎日身につけていた、いわゆるメイド服だった。
「ここに来る時にたまたま会って、貸してもらったの。」
その時ってのはいったい何時なんだよ。というか、あの人はいつもそんな時間から起きてるのか・・・
「どうよこれ、似合ってるでしょ。」
自身満々の表情で装備披露をしている。メイドの下乳が揺れ・・・いかん、あらぬ妄想をするところだった。こいつ、小柄なくせに胸だけはあるよな・・・
「聞いてる?」
「あー、似合ってるよー。」
「適当じゃん!」
「それよりさあ、なんでこの時間なんだ?」
アシアお嬢様がこんな時間に訪ねてくることなんて、まあ無い。むしろ俺が毎朝アシアを起こしに行っているくらいだ。
「それよりって・・・まあ良いか。ちゃんと聞いてよ、アスラ。」
名前を呼ばれて少し身構えた。
「この時間に来たのは、誰にも見つかりたくなかったから。アスラのお手伝いさんには見つかっちゃったけど、理由を話したらわかってくれたわ。それで変装用にこの服も貸してくれたの。」
どんな理由ならそうなるんだ。
「私、アシア=ペテルギアは、騎士、アスラ=シウリスとの口づけに来たって言ったんだよ。」
「どんな冗談だよ。」
「本気だよ。」
アシアの表情が真剣なものに変わっていることに気付いた。
ならどうしてウェスタさんはアシアを止めなかったんだ。あの人には俺たちを見張るという役目もあったはずだ。
「お前、それがどういうことか分かってるのか。六年前の事を忘れたのか。」
「覚えてる。私達、小学校の卒業式の日に初めてキスしたんだよね。でもそのあと気を失って、目が覚めた時にはお互いのこと、忘れていて・・・」
ならどうして・・・
「でも、確かあの時、私達は気を失った後、同じ夢を見ていたんだよ。」
「そういえばそうだったな。」
六年前、俺達は夢の中でも同じ街に住んでいた。結局そこでアシアとは会うことが無かったが。その街で俺たちは十五年程生きた。現実で気を失っていたのは約五分だったらしいが、俺たちにとっては十五年の時だった。だから俺達は、目覚めた時記憶をなくしていた。十五年前の記憶が思い出せない。別にそれはおかしなことではないだろう。
「同じ夢を見ていたってことは、探せば夢の中でも会えるかもしれないでしょ。」
「絶対そうなる保証なんか無いだろ。」
そもそも、今度見るのは違う夢かもしれない・・・というか、むしろ夢ならそっちの方が自然だ。
「でも、可能性があるならやるべきよ。それに、これ以上大好きな人とキス出来ないのは嫌だから。」
大好きな人・・・か。アシアと俺は姫と騎士。そこに愛はあっていいのだろうか。
「だから・・・」
「おいっ、待て。」
淡い桃色をした唇が俺に近づく。今になって気付いたが、さっき俺がアシアの膝から頭を離そうとした時に、アシアが俺を押さえつけたのは俺に身動きを取らせないようにするためだった・・・なんてわけないか。アシアはそんなこと考えられない。人を罠に掛けるようなことを出来ない奴だ。だから騎士の俺が参謀役も担っていたわけだし・・・
騎士として、自分の仕える姫への危害は未然に防ぐだめ、俺はアシアともう少し距離をとるべきだった。アシアを危険へと連れ込んだのは俺自身だった・・・
「私のこと、忘れちゃ駄目だからね。」
「ダメだ、待て・・・」
その瞬間・・・唇に柔らかい感触。俺は眠り姫に二度目のキスを奪われた。
頭がぼーっとする。ゆっくりと意識が遠のいていく。
気づいた時には真っ白だった―
「敦也君・・・」
多分女の声。
「ねえ、敦也君!」
ずっと誰かを呼んでいるが、その相手からは返答が無い。
なぜだろうな、なんとなく懐かしい気持ちになる。
「ちょっと、聞いてるの?」
聞こえていないから返事をしないんじゃないか?そうでなければ無視か。ならいったいそいつと何があったんだ。
まあ他人の事だし、別にいいか。とか考えていると、不意に右肩を叩かれた。
「え?」
「無視しないでよ。敦也君。」
俺はとっさに後ろを振り返った。俺の名前は敦也じゃな・・・
黒髪を肩まで伸ばした少女が口をむっとさせながら俺の目を睨んでいた。
初めて見る顔じゃなかった。俺はそいつをどこかで見たことがある。ただ、それがどこなのかは分からなかった。
「お前はいったい・・・」
言った瞬間、少女は姿を消した。辺りを見渡したが見つからず、それどころか自分が真っ暗な世界に放り出されていることに気付く。
口に出したところで無意味だということは分かりつつも、俺は言葉を続けた。
「誰なんだ。」
「アシアちゃんだよ。」
そうか、アシア・・・・
「え?」
「だから、アシアちゃんだって。」
俺は声のする方を見た。真っ暗なだけで誰もいない。俺は今更ながら、自分の瞼が閉じていることに気づいた。慌てて開き、あっ、目が・・・
差し込んだ光に目をやられた。
どうやら俺は夢を見ていたらしい。しばらくすると目も慣れてきて、真上に人の顎が見えた。
「やっと起きた。」
頭にお団子を付けた少女は、上から覗き込むように俺を見て言った。
なんか、頭に柔らかい感触がある。
「なあ、アシア。」
「なに?」
「今、どういう状況だ、これ。」
だいたい予測はついていたが、一応聞いてみる。
「膝枕的な。」
「膝枕だな。」
膝枕以外に膝枕的なものってあるのか。
「イヤ?」
「別に嫌でもないけど・・・」
ただ、なにかあるとすれば・・・
「私が初めての相手だった?」
「誤解を招く言い方をするな。確かにそうなんだけど・・・」
まさか人生初の膝枕が自分の仕えるお姫様の膝になるとは。人生何が起きるか分からないものだな。
「・・・」
「あ、もうこのままな感じ?」
「あっ、すまん。あまりに寝心地が良くて・・・もう起きるよ。」
俺がアシアの膝から頭を離そうとすると、
「あっ、やっぱりこのままでいいよ。」
今度は頭を手で押さえつけられた。なんなんだよ、いったい。
にしても柔らかい膝だ、それであって低反発過ぎず、これが膝でなければ一つ欲しいところだ。
・・・それよりもだ、膝枕に気を取られていたせいで、大事なことをほったらかしていた。
「ところで、一国の皇女ともあろうお方がこんなところになんの御用ですか?」
「夜這いに来ました。」
「なら夜に来いよ。」
窓から鳥のさえずりが聞こえている。
「モーニングコール的な?」
俺は壁にかかった時計を見る。
「朝の四時半にか?そもそもそのモーニングコール的なものもお手伝いさんが・・・って、その服!?」
「もお、気付くの遅すぎるよ~」
ほんと、なんで今まで気付かなかったんだろうか。それはいつも俺を起こしに来る、お手伝のウェスタさんが、誰が希望したわけでもないのに毎日身につけていた、いわゆるメイド服だった。
「ここに来る時にたまたま会って、貸してもらったの。」
その時ってのはいったい何時なんだよ。というか、あの人はいつもそんな時間から起きてるのか・・・
「どうよこれ、似合ってるでしょ。」
自身満々の表情で装備披露をしている。メイドの下乳が揺れ・・・いかん、あらぬ妄想をするところだった。こいつ、小柄なくせに胸だけはあるよな・・・
「聞いてる?」
「あー、似合ってるよー。」
「適当じゃん!」
「それよりさあ、なんでこの時間なんだ?」
アシアお嬢様がこんな時間に訪ねてくることなんて、まあ無い。むしろ俺が毎朝アシアを起こしに行っているくらいだ。
「それよりって・・・まあ良いか。ちゃんと聞いてよ、アスラ。」
名前を呼ばれて少し身構えた。
「この時間に来たのは、誰にも見つかりたくなかったから。アスラのお手伝いさんには見つかっちゃったけど、理由を話したらわかってくれたわ。それで変装用にこの服も貸してくれたの。」
どんな理由ならそうなるんだ。
「私、アシア=ペテルギアは、騎士、アスラ=シウリスとの口づけに来たって言ったんだよ。」
「どんな冗談だよ。」
「本気だよ。」
アシアの表情が真剣なものに変わっていることに気付いた。
ならどうしてウェスタさんはアシアを止めなかったんだ。あの人には俺たちを見張るという役目もあったはずだ。
「お前、それがどういうことか分かってるのか。六年前の事を忘れたのか。」
「覚えてる。私達、小学校の卒業式の日に初めてキスしたんだよね。でもそのあと気を失って、目が覚めた時にはお互いのこと、忘れていて・・・」
ならどうして・・・
「でも、確かあの時、私達は気を失った後、同じ夢を見ていたんだよ。」
「そういえばそうだったな。」
六年前、俺達は夢の中でも同じ街に住んでいた。結局そこでアシアとは会うことが無かったが。その街で俺たちは十五年程生きた。現実で気を失っていたのは約五分だったらしいが、俺たちにとっては十五年の時だった。だから俺達は、目覚めた時記憶をなくしていた。十五年前の記憶が思い出せない。別にそれはおかしなことではないだろう。
「同じ夢を見ていたってことは、探せば夢の中でも会えるかもしれないでしょ。」
「絶対そうなる保証なんか無いだろ。」
そもそも、今度見るのは違う夢かもしれない・・・というか、むしろ夢ならそっちの方が自然だ。
「でも、可能性があるならやるべきよ。それに、これ以上大好きな人とキス出来ないのは嫌だから。」
大好きな人・・・か。アシアと俺は姫と騎士。そこに愛はあっていいのだろうか。
「だから・・・」
「おいっ、待て。」
淡い桃色をした唇が俺に近づく。今になって気付いたが、さっき俺がアシアの膝から頭を離そうとした時に、アシアが俺を押さえつけたのは俺に身動きを取らせないようにするためだった・・・なんてわけないか。アシアはそんなこと考えられない。人を罠に掛けるようなことを出来ない奴だ。だから騎士の俺が参謀役も担っていたわけだし・・・
騎士として、自分の仕える姫への危害は未然に防ぐだめ、俺はアシアともう少し距離をとるべきだった。アシアを危険へと連れ込んだのは俺自身だった・・・
「私のこと、忘れちゃ駄目だからね。」
「ダメだ、待て・・・」
その瞬間・・・唇に柔らかい感触。俺は眠り姫に二度目のキスを奪われた。
頭がぼーっとする。ゆっくりと意識が遠のいていく。
気づいた時には真っ白だった―
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