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19 レオンジ帝国帝都に竜が襲来(ダイナミックお宅訪問)
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帝都へ向かう旅も、あっちこっちの山奥や森の奥へと寄り道しつつのゆったりしたものだった。
ベラが方向を指示しつつ空を飛んで数日。
とうとう帝都に着いた。
「それで、手紙で知らせてくれてるらしいけど」
一応、ベラも考えているのだ。
さすがに、皇帝のいる帝都で竜が暴れるのはヤバいのではないか、と。
『うん。じゃあ行こう』
「あ、ちょっと待って!さすがにお城はまずい」
『え?もう着くよ』
「アホか!」
『なんで?!』
城の騎士たちが、城に突っ込む勢いでやってきた竜を見て大混乱してるのが上空から見えた。
ベラに降りるなと言われたルノフェーリは、城の前でホバリングした。
騎士たちは、攻撃の届かない位置にいる竜を警戒して武器を構え、決死の覚悟といった表情で待機した。
「もぅ。やっちまったもんは仕方ないんだけどさぁ。説明するからそのまま飛んでて」
『なんかめんどくさいことがあるんだね。わかった』
一応、わかってくれたらしい。
ベラは、風魔法を応用して声を地表に届けることにした。
「えー、聞こえたら手を上げて。あ、大丈夫そうね。この城で保管してる逆鱗だけど、この竜のものなの。ずっと探してた大切なものだから、返してもらいたい。もちろんただじゃなくて、相応の魔石と交換させてもらう。そういった趣旨の手紙を、ブッドラ公爵やハンリム侯爵から受け取っているはずだから、誰か確認してきてもらえる?」
聞いていた騎士たちは顔を見合わせ、キラキラしい鎧を着けた騎士に指示された数人が城に走り込んでいった。
『ベラ、まだ待たないとだめ?』
「待ちなさい。いくらなんでも、宮殿にアポなし強引お宅訪問はダメ」
『んー。飛んだまま?』
「何時間か飛んでても平気でしょ」
『まあそうだけど、暇すぎる』
「暇はどうしようもないわね。綺麗だから、帝都でも眺めてなさいよ」
『確かに、森よりは変化がある』
「情緒がない」
ホバリングし続けるルノフェーリの上でダラダラと待つことにしたベラは、ぼんやりと帝都を眺めた。
フルーツィーラ王国よりも規模の大きな国だとよくわかる、さまざまな建物がある都だ。
4階建て以上の高いものも多い。
全体的には石造りが多く、色味は暗めだが街の雰囲気は明るい。
人が生き生きしているのだ。
きちんと国として栄えているからだろう。
帝都の外れの方には、スラム街と思しき場所もある。
そちらは少し薄暗い。
上空を通過するときに見ただけだが、影の部分もしっかりあるのだろう。
そうしてぼんやりしていると、城から豪華な衣装を着た貴族が出てきた。
顔色は真っ青で、腰が引けている。
「て、手紙を、受け取って、おり、おりましたっ!その、国宝となった、逆鱗の、主とか」
『そうだ。返してほしいんだが』
「その、こ、ここで話すのも、どうかとっ!できれ、できれば、中でお話いたたたたてば」
噛み過ぎである。
しかし言いたいことはわかったので、ベラは一つ伸びをした。
「じゃ、とりあえず下りるわね」
『場所をあけてくれ』
「わか、わかりっ!」
ベラは、ホバリングするルノフェーリの背中からひょいと飛び降りた。
「っ???!!!」
「ひっ?!」
「だれだっ」
魔法も使って、ベラはすとんと地面に降り立った。
そして、騎士たちの方へ歩く。
「はいはい、下がって。ルノが降りてくるから、砂ぼこりで目がやられるわよ」
「え、あ」
「りゅ、竜の、連れ、連れの方ですか」
「ええ」
ベラが誘導して少し場所をあけ、そこにルノフェーリが降りた。
そして、いつものように人型になった。
「え?あの、あの、藍色の竜は」
「あれが藍色の竜の人型よ。髪と目が同じ色でしょ」
「え?こんな……いえ、普通の人のようですが」
「むぅ」
ルノフェーリは拗ねて口を閉ざした。
「そう。普通の人に見えるだけだから、一応気をつけてね」
「それ、それで、竜のお連れの方は一体」
一歩前に出てきた貴族は、少しだけ顔色を元に戻した。
やはり、見た目は大事らしい。
「竜はルノフェーリ。私はベラ。ルノの眷属みたいな感じになってる人間よ、一応」
「けけ、けん、眷属?」
「とりあえず、準竜族的なものだと思って。だいたいは大丈夫だけど、ルノに通じない場合の通訳もするから。で、中に入ればいいの?」
「は!はい!ご案内いたしますればっ」
「よろしく」
城の中は、豪華絢爛そのものだった。
磨き上げられた大理石にはあちこちに彫刻が施してあり、窓ガラスも均一で美しい。
要所要所に絵画や焼き物を飾って色味を足して、休憩スペースのようなところにはテーブルと椅子が置いてある。
季節の花で温かさを足しつつ、紅い絨毯が重厚さを増す。
壁に等間隔に設置してある灯りは、魔道具だった。
「威厳って魔力?魔力を開放するってどうするんだっけ」
ルノフェーリは、ぶつぶつと言いながらついてきた。
そして、魔力を出したり引っ込めたりしていた。
「こ、こちらでまずは、待機を、お願いいたし、ます。こっ、皇帝陛下は、執務中、でして」
貴族は、脂汗を拭きながらそう言った。
「あーはい。アポなしだから仕方ないと思うし。今日会えるの?明日以降が良いって言うなら出直してくるけど」
「いいいいいえ、とんっ、とんでもござりませぬ!少し、お待ち、お待ちいただければ、お時間を取らせて、いただきますぅ!」
「そう?じゃあお願い」
「ちゃ、茶や菓子など、お出しいたしま、すので!お待ちくだされ!」
ぴゅーっという擬音語がつくほどの勢いで、貴族は応接室から走り去った。
「ちょっとルノ。魔力が煩い」
「煩い?!そんなことよりさ、これくらいの魔力なら威厳がある?」
「どっちでもいいから、落ち着きなさいよ。やらためったら魔力を出してるから、さっき案内してくれてた貴族がめっちゃびびってたじゃないの、可哀そうに」
ベラは、閉ざされた扉を見た。
「え?そう?」
きょとんとするルノフェーリは、全く気付いていなかったようだ。
「さすがに貴族だもの、ある程度魔法の素養はあるんでしょうよ。そんだけ魔力をどばどば出してりゃ、かなりの人は気づくわ。攻撃されるんじゃないかって冷や汗ものだったんじゃない?」
「そっかぁ。それならいいや」
「いいんかい」
「なんかすごい竜って思ってもらえたらそれでいいんだよ」
「なんかすごい竜。頭悪そう……」
「酷いっ!?俺、真剣に悩んでるのに!」
「それくらい魔力出してたら、とりあえずは人っぽくないからそれでいいでしょ」
「適当!」
やいのやいのしている間に、メイドさんがお茶とお菓子を出してくれた。
申し訳ないが、ハンリム侯爵が出してくれた焼き菓子の方が美味しかった。
「お、お待たせいたし、ました!謁見の場を、用意いたし、ましたので。き、来ていただけますでしょうか?」
「はい」
「ん、わはっは」
「食べ終わってから立ちなさいよ」
「んー」
お菓子を堪能したルノフェーリは、紅茶をしっかり飲んでソファから立った。
貴族のおじさんは、脂汗を流していた。
きっと皇帝を待たせているのと、ルノフェーリを急かせないのとで困っているのだろう。
中間管理職とは大変だ。
案内された場所は、きちんとした豪奢な謁見の間だった。
どうやら、ベラたちを丁重に扱うべきということになったらしい。
「竜の、ルノフェー、リ様、お連れの、ベラ様!お連れ、しましたっ!」
貴族は、ギリギリ噛むことなく告げた。
「うむ。入ってくれ」
「武器は、こちらに」
入り口のところに立っていた騎士が、ベラとルノフェーリに武器を出すように言った。
「はい、あたしはこの長剣とこっちの短剣ね」
「えっと、俺は一応短剣があるけど。ぶっちゃけ、剣とか飾りだよ?俺の爪の方が強い」
「……決まり故、お願いいたします」
「ほらほら、見た目が丸腰だったらそれでいいんだから渡して」
「うん」
赤裸々な話に、横に立っていた貴族は顔色をまた白くしていた。
ベラが方向を指示しつつ空を飛んで数日。
とうとう帝都に着いた。
「それで、手紙で知らせてくれてるらしいけど」
一応、ベラも考えているのだ。
さすがに、皇帝のいる帝都で竜が暴れるのはヤバいのではないか、と。
『うん。じゃあ行こう』
「あ、ちょっと待って!さすがにお城はまずい」
『え?もう着くよ』
「アホか!」
『なんで?!』
城の騎士たちが、城に突っ込む勢いでやってきた竜を見て大混乱してるのが上空から見えた。
ベラに降りるなと言われたルノフェーリは、城の前でホバリングした。
騎士たちは、攻撃の届かない位置にいる竜を警戒して武器を構え、決死の覚悟といった表情で待機した。
「もぅ。やっちまったもんは仕方ないんだけどさぁ。説明するからそのまま飛んでて」
『なんかめんどくさいことがあるんだね。わかった』
一応、わかってくれたらしい。
ベラは、風魔法を応用して声を地表に届けることにした。
「えー、聞こえたら手を上げて。あ、大丈夫そうね。この城で保管してる逆鱗だけど、この竜のものなの。ずっと探してた大切なものだから、返してもらいたい。もちろんただじゃなくて、相応の魔石と交換させてもらう。そういった趣旨の手紙を、ブッドラ公爵やハンリム侯爵から受け取っているはずだから、誰か確認してきてもらえる?」
聞いていた騎士たちは顔を見合わせ、キラキラしい鎧を着けた騎士に指示された数人が城に走り込んでいった。
『ベラ、まだ待たないとだめ?』
「待ちなさい。いくらなんでも、宮殿にアポなし強引お宅訪問はダメ」
『んー。飛んだまま?』
「何時間か飛んでても平気でしょ」
『まあそうだけど、暇すぎる』
「暇はどうしようもないわね。綺麗だから、帝都でも眺めてなさいよ」
『確かに、森よりは変化がある』
「情緒がない」
ホバリングし続けるルノフェーリの上でダラダラと待つことにしたベラは、ぼんやりと帝都を眺めた。
フルーツィーラ王国よりも規模の大きな国だとよくわかる、さまざまな建物がある都だ。
4階建て以上の高いものも多い。
全体的には石造りが多く、色味は暗めだが街の雰囲気は明るい。
人が生き生きしているのだ。
きちんと国として栄えているからだろう。
帝都の外れの方には、スラム街と思しき場所もある。
そちらは少し薄暗い。
上空を通過するときに見ただけだが、影の部分もしっかりあるのだろう。
そうしてぼんやりしていると、城から豪華な衣装を着た貴族が出てきた。
顔色は真っ青で、腰が引けている。
「て、手紙を、受け取って、おり、おりましたっ!その、国宝となった、逆鱗の、主とか」
『そうだ。返してほしいんだが』
「その、こ、ここで話すのも、どうかとっ!できれ、できれば、中でお話いたたたたてば」
噛み過ぎである。
しかし言いたいことはわかったので、ベラは一つ伸びをした。
「じゃ、とりあえず下りるわね」
『場所をあけてくれ』
「わか、わかりっ!」
ベラは、ホバリングするルノフェーリの背中からひょいと飛び降りた。
「っ???!!!」
「ひっ?!」
「だれだっ」
魔法も使って、ベラはすとんと地面に降り立った。
そして、騎士たちの方へ歩く。
「はいはい、下がって。ルノが降りてくるから、砂ぼこりで目がやられるわよ」
「え、あ」
「りゅ、竜の、連れ、連れの方ですか」
「ええ」
ベラが誘導して少し場所をあけ、そこにルノフェーリが降りた。
そして、いつものように人型になった。
「え?あの、あの、藍色の竜は」
「あれが藍色の竜の人型よ。髪と目が同じ色でしょ」
「え?こんな……いえ、普通の人のようですが」
「むぅ」
ルノフェーリは拗ねて口を閉ざした。
「そう。普通の人に見えるだけだから、一応気をつけてね」
「それ、それで、竜のお連れの方は一体」
一歩前に出てきた貴族は、少しだけ顔色を元に戻した。
やはり、見た目は大事らしい。
「竜はルノフェーリ。私はベラ。ルノの眷属みたいな感じになってる人間よ、一応」
「けけ、けん、眷属?」
「とりあえず、準竜族的なものだと思って。だいたいは大丈夫だけど、ルノに通じない場合の通訳もするから。で、中に入ればいいの?」
「は!はい!ご案内いたしますればっ」
「よろしく」
城の中は、豪華絢爛そのものだった。
磨き上げられた大理石にはあちこちに彫刻が施してあり、窓ガラスも均一で美しい。
要所要所に絵画や焼き物を飾って色味を足して、休憩スペースのようなところにはテーブルと椅子が置いてある。
季節の花で温かさを足しつつ、紅い絨毯が重厚さを増す。
壁に等間隔に設置してある灯りは、魔道具だった。
「威厳って魔力?魔力を開放するってどうするんだっけ」
ルノフェーリは、ぶつぶつと言いながらついてきた。
そして、魔力を出したり引っ込めたりしていた。
「こ、こちらでまずは、待機を、お願いいたし、ます。こっ、皇帝陛下は、執務中、でして」
貴族は、脂汗を拭きながらそう言った。
「あーはい。アポなしだから仕方ないと思うし。今日会えるの?明日以降が良いって言うなら出直してくるけど」
「いいいいいえ、とんっ、とんでもござりませぬ!少し、お待ち、お待ちいただければ、お時間を取らせて、いただきますぅ!」
「そう?じゃあお願い」
「ちゃ、茶や菓子など、お出しいたしま、すので!お待ちくだされ!」
ぴゅーっという擬音語がつくほどの勢いで、貴族は応接室から走り去った。
「ちょっとルノ。魔力が煩い」
「煩い?!そんなことよりさ、これくらいの魔力なら威厳がある?」
「どっちでもいいから、落ち着きなさいよ。やらためったら魔力を出してるから、さっき案内してくれてた貴族がめっちゃびびってたじゃないの、可哀そうに」
ベラは、閉ざされた扉を見た。
「え?そう?」
きょとんとするルノフェーリは、全く気付いていなかったようだ。
「さすがに貴族だもの、ある程度魔法の素養はあるんでしょうよ。そんだけ魔力をどばどば出してりゃ、かなりの人は気づくわ。攻撃されるんじゃないかって冷や汗ものだったんじゃない?」
「そっかぁ。それならいいや」
「いいんかい」
「なんかすごい竜って思ってもらえたらそれでいいんだよ」
「なんかすごい竜。頭悪そう……」
「酷いっ!?俺、真剣に悩んでるのに!」
「それくらい魔力出してたら、とりあえずは人っぽくないからそれでいいでしょ」
「適当!」
やいのやいのしている間に、メイドさんがお茶とお菓子を出してくれた。
申し訳ないが、ハンリム侯爵が出してくれた焼き菓子の方が美味しかった。
「お、お待たせいたし、ました!謁見の場を、用意いたし、ましたので。き、来ていただけますでしょうか?」
「はい」
「ん、わはっは」
「食べ終わってから立ちなさいよ」
「んー」
お菓子を堪能したルノフェーリは、紅茶をしっかり飲んでソファから立った。
貴族のおじさんは、脂汗を流していた。
きっと皇帝を待たせているのと、ルノフェーリを急かせないのとで困っているのだろう。
中間管理職とは大変だ。
案内された場所は、きちんとした豪奢な謁見の間だった。
どうやら、ベラたちを丁重に扱うべきということになったらしい。
「竜の、ルノフェー、リ様、お連れの、ベラ様!お連れ、しましたっ!」
貴族は、ギリギリ噛むことなく告げた。
「うむ。入ってくれ」
「武器は、こちらに」
入り口のところに立っていた騎士が、ベラとルノフェーリに武器を出すように言った。
「はい、あたしはこの長剣とこっちの短剣ね」
「えっと、俺は一応短剣があるけど。ぶっちゃけ、剣とか飾りだよ?俺の爪の方が強い」
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私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
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