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メンシュ王国では『勇者の剣』を引き抜けば勇者だとされ、毎週『勇者の剣引き抜き大会』が行われる。そこへやってきたのは、十五年も剣を修行してきた辺境の村出身のトールヴァルド。向いていない剣術をしつこく……根気強く修行し続けた結果、免許皆伝をもらったのだ。そして彼は『勇者の剣』をあっさり引き抜く。その手に持った物を見て、混乱する人々。どう見ても、それは『魔法の杖』なのだ。しかし、トールヴァルドは「これが『勇者の剣』だ!」と断言する。人々はきっとそうだと受け入れたのであった。かくして、勇者にのみ声が聞こえる『勇者の剣』と、脳筋系かつ天然なトールヴァルドの珍道中が始まった。道中、女性剣士ピヒラを巻き込みながら、魔王が住むという魔界を目指す。はたして、彼らは魔王討伐を完遂できるのか?!
戦闘があるため、R15(残酷描写あり)としています。他サイトにも投稿しています。
文字数 104,419
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.08.08
山道をゆくベラは、とばっちりで蹴り飛ばされ涙を採取された竜に謝るという目的のついでに山賊・盗賊退治に精を出していた。たまたま実入りの良い山賊退治をしたときに、迷子の青年と出会う。話の流れで自分の目的を話したところ、実はその竜が青年、ルノフェーリだとわかる。何か手伝うことはないかと聞くが、気にするなという彼に、押しかけ案内人を買って出る。方向感覚も金銭感覚もないルノフェーリを手伝って、捜し物の旅をすることに。
これは、とある竜と縁ができたベラが、なんやかんやあって番となる話である。
括弧内タイトルの短編を、長編化しました。3話の途中くらいまでは短編とほぼ同じ内容です。33話完結まで毎日朝夕投稿。 他サイトにも掲載しています。
R15は残酷描写あり、軽い戦闘表現があるため。また終盤にイチャつきと朝チュン匂わせ表現ありのためです。
文字数 99,505
最終更新日 2025.08.16
登録日 2025.08.08
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