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第3章 大賢者の遺産
第37話 暴走するボッチDT
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結婚の報告が終わると、結婚に向けて準備を始める。
まずは大賢者区画の開発の為に、素材集めに奔走する。
一番足りなかったのはスライム溶液だった。
建物を建てる時には、補強の意味で石材にスライム溶液を浸透させ、接着剤や緩衝材、魔法陣で効果を付与するために使う。
もちろん魔道具にも使うのだが、窓は全てスライム板で作り、ドアも木材にスライム溶液を浸透させる。家具はもちろん、ベッドのマットレスもスライムジェルを利用している。
あらゆる場面で万能素材のスライム溶液が必要となった。
護衛の提案で少し離れた所にある、領都の町の排水を浄化する池に行くことにした。
「こ、これは……」
圧巻の光景が広がっていた。
水よりもスライムの方が多く、領都から流れてくる排水にはスライムが半分以上混ざって流れてくる。
「ちょ、ちょっと気持ち悪いかも……」
私だけでなく他の皆も同じ気持ちなのは何となくわかった。
池は大きな岩の壁で囲まれており、一部が低くなっていて、そこから川に流れ込んでいるのだが、水よりも大量のスライムがタピオカのように流れていく。
ス、スライムの養殖場と思えば……。
流れ出したスライムを捕獲するために、池を回り込もうとする。
回り込む必要はなさそうだなぁ。
川からも溢れ出したスライムが、森や林の植物を食べているようで、大量のスライムがそこら中に居るのであった。
そこからは簡単な作業である。飴を舐めながら、微魔弾でスライムの核を破壊してストレージに収納する。ストレージの容量もLevel5にレベルが上がったことで増えて、更に5メル程度の距離であれば触れなくても収納できるようになったのだ。
半日で数千のスライムを倒したが、空いた場所にはすぐに新しいスライムがやって来て、減った感じはしない。あまり移動しないで済むから楽だった。
スライムに町が襲われないかぁ。
いや、合体してキングスライムや属性を持つスライムが生まれてこないのか!?
へんな事を考えながらも、当面必要そうなスライム溶液は確保できたのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
家具などは後で用意することにして、孤児院やそれ以外の建物を優先して建てる。
午後はひたすら建設に励み、開発は順調に進んだ。
それほど急ぐ必要があるのかと言われると、無いと言わざる終えなかったが、結婚の許可を貰った日に、結婚生活に必要な物を作り始めて、暴走が加速し始めたのだった。
最初は普通に結婚指輪を作り始めたのである。
結婚指輪はオリハルコンを加工して形を作ったのだが、これはミスリルの数十倍の容量があった。それにより様々な効果を付与することが可能となった。
スマートシステムの一部を移植するように、下位互換の端末を創る。
ステータスを使えるようにして、ストレージは体育館ぐらいの容量にし、一覧から個別で状態保存が選択できるようにする。簡易鑑定で物の名前や簡単な説明が表示されるようにもした。
あまり容量を増やすと消費魔力が増えるからなぁ、これぐらいが限界だよねぇ
さすがに容量的に叡智アプリや各種生産工房は付ける事は出来なかったが、地図《マップ》アプリでは地形情報は表示されないが、方向や気配察知との連動で、人や魔物が表示されアラーム設定や悪意の判定などは100メルまで可能となった。
更に3種類のパターンで、常時視界に簡易地図を表示する設定も出来るようにした。
HPとMPの視界への表示や、状態異常の表示も設定できるようにする。
生活魔法や簡易メモ帳はもちろんだが、記録アプリの写真も使えるようにする。
時計やカレンダー、タスク管理は全く同等の機能を持たせ、神託アプリの神託を文字念話として使えるようにする。
その日はそこで止めたのだが、次の日にはさらに指輪(スマート端末)を進化させる。
文字念話を使って自分のスマートスキルと情報を共有出来るようにする。地球のデータ通信のように、情報をデータとして文字念話を裏で起動して送受信できるようにしたのだ。
これにより地図《マップ》アプリで地形情報は表示されない問題が解決した。
容量や魔力消費の問題で、3キロ四方しか端末には保存できるようにはせず、移動した場合は私のスマートシステムから情報を更新するようにしたのだ。
私が行ったことのある場所しか表示できないけどね。
カレンダーやタスク管理なども共有ステータスを付けて、お互いに連動や確認できるようになり、さらに端末には300枚ほどの写真を保管できるようにしたのだが、それを文字念話で送受信して、共有アルバムを作れるようにしたのだ。
これ以上は指輪(スマート端末)では容量的に難しいし、消費魔力の問題を解決しないと無理だと判断した。
人は気が付かないうちに、体から魔力が漏れているのだが、漏れ出る魔力を指輪(スマート端末)が吸収して利用するようにしているが、これは常時起動の効果とバランスを取らないと、魔力が枯渇してしまう。
足りないときは人のMPを消費するので、それも考慮しないと危険である。
腕輪などで魔法金属量を増やしても、本人の魔力容量の問題もあるしなぁ。
魔力の補給方法を検討しないと、これ以上は難しそうだ。
翌日以降は服を順番に借りて、スライム溶液を浸透させたり、角ウサギの毛を混ぜ込んで肌触り良くしたり、新たな服も子供たちの分や、メアベルさんの分も用意した。
サイズ調整や消臭、自動洗浄の効果はデフォルトで、服毎にも可能な範囲で効果を付与する。
さらに護衛の皆の分も、防具や制服なども新たに用意する。大量に魔鉄があったので、魔鉄を使った防具を造る。
地球のインターネットを参考にして様々なデザインを改良して作り、軽量化や物理防御、魔力防御の効果も付与する。
靴には魔物の皮で形を造り、魔鉄を組み込むことで安全さらに安全な靴になる。軽量化やサイズ調整、自動洗浄なども付与して作る。
作った防具はもしかしたら貴重で高価な装備になったかもしれないが、大切なクレアさんの装備は、それの何十倍もの装備になる。
魔鉄の代わりにミスリルやオリハルコンをふんだんに使い、まるで魔石を着るような装備になり、魔力を補充しておけば、短時間なら結界でほとんどの攻撃は防御出来るようにした。
魔力さえもっと補給できるように成れば、気配察知と連動してすべての攻撃を防御できるようにするのになぁ。
翌日にはウエディングドレスを作ることにする。
スライム溶液に角ウサギの毛を練り込んだ糸を大量に用意して、地球のインターネットでウエディングドレスのデザインを検索して、2種類のデザインを参考にして作って行く。
部分的に作っては連結して作る。スライム溶液なので結合が簡単に自然な感じで出来る為に、予想以上に簡単に純白な二つのウエディングドレスが完成した。
そして、自分が暴走する最大のきっかけとなった情報をこの時に発見してしまったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
実は暴走の最初のきっかけはクレアさんだった。
結婚が決まったのだが、護衛の任務はデレることなく、真剣にやってくれるのだが、他に人が居なくなると、何気に近くに来て密着してくるのだ。
同じこともラナさんもするようになり、ボッチDTとしては滾る欲望を必死に抑えるのが精一杯で、早く結婚しないと爆発すると、自分の頭の中で警告音が鳴りまくっていた。
その滾る欲望を物造りに振って、何とかやり過ごしていたのだ。
そしてウエディングドレスが完成して、結婚の準備がある程度できてしまい、何か作らないといけないと考えて、インターネットで『結婚』などで検索していた時に、見つけてしまった。
『初めての……』『新婚の……』………。
見ては危険だと感じながらも、抑えることなど出来るはずがない。
そこからは情報を見ては様々な物を作り始める。
お揃いのパジャマからガウン、部屋着……。
完成させるたびに妄想が膨らんでしまう。
し、下着……、ネグリジェ……、シースルー……。
もう着てくれるかは関係なかった。欲望に忠実に作っては妄想するのを繰り返す。
早く結婚するぞーーーーー!
まずは大賢者区画の開発の為に、素材集めに奔走する。
一番足りなかったのはスライム溶液だった。
建物を建てる時には、補強の意味で石材にスライム溶液を浸透させ、接着剤や緩衝材、魔法陣で効果を付与するために使う。
もちろん魔道具にも使うのだが、窓は全てスライム板で作り、ドアも木材にスライム溶液を浸透させる。家具はもちろん、ベッドのマットレスもスライムジェルを利用している。
あらゆる場面で万能素材のスライム溶液が必要となった。
護衛の提案で少し離れた所にある、領都の町の排水を浄化する池に行くことにした。
「こ、これは……」
圧巻の光景が広がっていた。
水よりもスライムの方が多く、領都から流れてくる排水にはスライムが半分以上混ざって流れてくる。
「ちょ、ちょっと気持ち悪いかも……」
私だけでなく他の皆も同じ気持ちなのは何となくわかった。
池は大きな岩の壁で囲まれており、一部が低くなっていて、そこから川に流れ込んでいるのだが、水よりも大量のスライムがタピオカのように流れていく。
ス、スライムの養殖場と思えば……。
流れ出したスライムを捕獲するために、池を回り込もうとする。
回り込む必要はなさそうだなぁ。
川からも溢れ出したスライムが、森や林の植物を食べているようで、大量のスライムがそこら中に居るのであった。
そこからは簡単な作業である。飴を舐めながら、微魔弾でスライムの核を破壊してストレージに収納する。ストレージの容量もLevel5にレベルが上がったことで増えて、更に5メル程度の距離であれば触れなくても収納できるようになったのだ。
半日で数千のスライムを倒したが、空いた場所にはすぐに新しいスライムがやって来て、減った感じはしない。あまり移動しないで済むから楽だった。
スライムに町が襲われないかぁ。
いや、合体してキングスライムや属性を持つスライムが生まれてこないのか!?
へんな事を考えながらも、当面必要そうなスライム溶液は確保できたのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
家具などは後で用意することにして、孤児院やそれ以外の建物を優先して建てる。
午後はひたすら建設に励み、開発は順調に進んだ。
それほど急ぐ必要があるのかと言われると、無いと言わざる終えなかったが、結婚の許可を貰った日に、結婚生活に必要な物を作り始めて、暴走が加速し始めたのだった。
最初は普通に結婚指輪を作り始めたのである。
結婚指輪はオリハルコンを加工して形を作ったのだが、これはミスリルの数十倍の容量があった。それにより様々な効果を付与することが可能となった。
スマートシステムの一部を移植するように、下位互換の端末を創る。
ステータスを使えるようにして、ストレージは体育館ぐらいの容量にし、一覧から個別で状態保存が選択できるようにする。簡易鑑定で物の名前や簡単な説明が表示されるようにもした。
あまり容量を増やすと消費魔力が増えるからなぁ、これぐらいが限界だよねぇ
さすがに容量的に叡智アプリや各種生産工房は付ける事は出来なかったが、地図《マップ》アプリでは地形情報は表示されないが、方向や気配察知との連動で、人や魔物が表示されアラーム設定や悪意の判定などは100メルまで可能となった。
更に3種類のパターンで、常時視界に簡易地図を表示する設定も出来るようにした。
HPとMPの視界への表示や、状態異常の表示も設定できるようにする。
生活魔法や簡易メモ帳はもちろんだが、記録アプリの写真も使えるようにする。
時計やカレンダー、タスク管理は全く同等の機能を持たせ、神託アプリの神託を文字念話として使えるようにする。
その日はそこで止めたのだが、次の日にはさらに指輪(スマート端末)を進化させる。
文字念話を使って自分のスマートスキルと情報を共有出来るようにする。地球のデータ通信のように、情報をデータとして文字念話を裏で起動して送受信できるようにしたのだ。
これにより地図《マップ》アプリで地形情報は表示されない問題が解決した。
容量や魔力消費の問題で、3キロ四方しか端末には保存できるようにはせず、移動した場合は私のスマートシステムから情報を更新するようにしたのだ。
私が行ったことのある場所しか表示できないけどね。
カレンダーやタスク管理なども共有ステータスを付けて、お互いに連動や確認できるようになり、さらに端末には300枚ほどの写真を保管できるようにしたのだが、それを文字念話で送受信して、共有アルバムを作れるようにしたのだ。
これ以上は指輪(スマート端末)では容量的に難しいし、消費魔力の問題を解決しないと無理だと判断した。
人は気が付かないうちに、体から魔力が漏れているのだが、漏れ出る魔力を指輪(スマート端末)が吸収して利用するようにしているが、これは常時起動の効果とバランスを取らないと、魔力が枯渇してしまう。
足りないときは人のMPを消費するので、それも考慮しないと危険である。
腕輪などで魔法金属量を増やしても、本人の魔力容量の問題もあるしなぁ。
魔力の補給方法を検討しないと、これ以上は難しそうだ。
翌日以降は服を順番に借りて、スライム溶液を浸透させたり、角ウサギの毛を混ぜ込んで肌触り良くしたり、新たな服も子供たちの分や、メアベルさんの分も用意した。
サイズ調整や消臭、自動洗浄の効果はデフォルトで、服毎にも可能な範囲で効果を付与する。
さらに護衛の皆の分も、防具や制服なども新たに用意する。大量に魔鉄があったので、魔鉄を使った防具を造る。
地球のインターネットを参考にして様々なデザインを改良して作り、軽量化や物理防御、魔力防御の効果も付与する。
靴には魔物の皮で形を造り、魔鉄を組み込むことで安全さらに安全な靴になる。軽量化やサイズ調整、自動洗浄なども付与して作る。
作った防具はもしかしたら貴重で高価な装備になったかもしれないが、大切なクレアさんの装備は、それの何十倍もの装備になる。
魔鉄の代わりにミスリルやオリハルコンをふんだんに使い、まるで魔石を着るような装備になり、魔力を補充しておけば、短時間なら結界でほとんどの攻撃は防御出来るようにした。
魔力さえもっと補給できるように成れば、気配察知と連動してすべての攻撃を防御できるようにするのになぁ。
翌日にはウエディングドレスを作ることにする。
スライム溶液に角ウサギの毛を練り込んだ糸を大量に用意して、地球のインターネットでウエディングドレスのデザインを検索して、2種類のデザインを参考にして作って行く。
部分的に作っては連結して作る。スライム溶液なので結合が簡単に自然な感じで出来る為に、予想以上に簡単に純白な二つのウエディングドレスが完成した。
そして、自分が暴走する最大のきっかけとなった情報をこの時に発見してしまったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
実は暴走の最初のきっかけはクレアさんだった。
結婚が決まったのだが、護衛の任務はデレることなく、真剣にやってくれるのだが、他に人が居なくなると、何気に近くに来て密着してくるのだ。
同じこともラナさんもするようになり、ボッチDTとしては滾る欲望を必死に抑えるのが精一杯で、早く結婚しないと爆発すると、自分の頭の中で警告音が鳴りまくっていた。
その滾る欲望を物造りに振って、何とかやり過ごしていたのだ。
そしてウエディングドレスが完成して、結婚の準備がある程度できてしまい、何か作らないといけないと考えて、インターネットで『結婚』などで検索していた時に、見つけてしまった。
『初めての……』『新婚の……』………。
見ては危険だと感じながらも、抑えることなど出来るはずがない。
そこからは情報を見ては様々な物を作り始める。
お揃いのパジャマからガウン、部屋着……。
完成させるたびに妄想が膨らんでしまう。
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早く結婚するぞーーーーー!
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