もう一人の【ケンちゃん】 〜ウソがホントかわからないのでみんなに話して見た件。

猫寝 子猫

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楽しい遊び?

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 「アレってさ、なんだったんだろうな?」

 斉川がツマミの【イワシ煎餅】をカジりながら聞いてきた?

 「アレって、何だよ?」

 コンビニで買ってきた【おでんのチクワ】を食べ終えたところで、アオさんが聞き返す?


 この二人、割と気が合うようだ、よくウチで呑んでいる?

 「斉川はそういうところあるよね、細かいところを覚えてないのよ。

 よく『あのって喫茶店がさぁ?』とか、いろんなが多過ぎるんだよ?」

 もっともなツッコミを入れるのは今日来てない【おチカ】の友人で、こいつも六年生の時のクラスメイト、

 【早川 遥】、

 彼女はなんと向かいの賃貸マンションに住んでいた。

 同窓会をするまでお互い気が付かなかった。  


 「…あのなぁ、ココは【居酒屋】でも【ファミレス】でも無いんだからな!」


 「まぁまぁ、固いこと言わずに、ケンちゃんもコッチで飲もうよー!」

 先月、入籍を果たし、晴れて正式に【嫁】になった嫁さん。

 原稿UPして上機嫌だ。


 旧姓【戸波(となみ) 美咲】は

 【木田 美咲】になって、漫画家【みなと岬】もの人気で続けている。

 同人の方は【みさきチャン】のペンネームで続けている。

 一応は使い分けているだ。


 「えへへ、ケンの兄貴はなんかご機嫌斜め下でヤンすね?」

 「黙れ、ショウタ。

 焼きそばパン買ってこい!

 〇ーソンのな。」

 「そ、そんな、この辺にロー〇ンないのに!」


 同人サークルの後輩、通称【しょうちゃん】、本名が下だから。


 特技は格ゲーの女の子キャラを巨乳して、エッチな漫画を描く事。

 

 「ナコは良いだろう、だがリコは認めん!

 あの娘は慎ましいお胸だから愛おしいのだ!」

 と、言うと、

 「明けない夜が無い様に、揉めない胸は有りません!

 広がる夢は尽きないのでスッ!」


 以前、そんな事で熱く語った事が有った。

 要は二人ともバカだ。

 彼は割と近くに住んでいる所為も有り、よく【宴】に参加しにくる?

 友達いないのかよ、仕方ないな。


 「で、アレってなんです?」


 「女子たちがやってたろ?
えっと、天使じゃない…そうだ、【エンジェルさん】だ!」


 記憶の隅をほじくり返して、斉川が思い出した様だ?


 「エンジェルさん?

 つまり【コックリさん】の事だろ?」
 

 俺がそう言うと、


 「えぇ~、違うよ、

 コックリさんはキツネの霊で、エンジェルさんは守護霊でしょ?

 だから、危なくないし…」


 早川が反論する?

 「ならのフナさん、解説頼む!」


 「別に僕は専門家じゃないんだけどなぁ?

 まぁいいか…。

 えっとね早川さん、エンジェルさんも、ソレにキューピットさんに権現さま、全て【コックリさん】の総称でね、

 どれも低級霊を呼び出した【降霊術】だって言われているんだ。

 だから安全な事なんて保証は何もないんだよ。」

 「えぇー⁈

 だって、あの頃はクラスの女子の半分は、やってたと思うよ?」

 「だろ?

 でさ、木田お前、女子が休み時間にソレをやってるのを見て…

 エンジェルさんの紙、取り上げてビリビリに破いた事あるだろ?」


 「うん、あるな。


 ソレがどうかしたか?」


 「あ~⁈

 ソレ私、見てたよ!

 びっくりして、唖然としてたもん!」

 「なぁ、あの時さ、何であんな事したんだ?」

 「たしか、ムカついたんだよ。

 …あれ、何にムカついたんだっけな?」


 俺は淡々と答える、大した理由では無い様な…なんだっけ?


 「私覚えてるよ、たしかエンジェルさんが

 『きだはあまもりとけつこんする』

 って、言ったからじゃない?」


 「そうだっけ?

 ってか、【あまもり】って誰だ?」


 …あまもり…雨漏り…?

「もう、【天森あまもり 利惠としえ】サンよ!

 割と有名だったでしょ?」


 「知らんなぁ?

 同じクラスか?」


 「…ん、隣りのクラスだけど、本当に知らない?」


 「名前に聞き覚えが…


 あ、そうだ!」


 「ほら、思い出したでしょ?」


 「いや、確か

 『誰だよソイツ、知らないヤツと結婚する訳ないだろ!

 こんなの、インチキだ!』

 って、抗議したんだ⁈」

 俺も何となく思い出した、いや忘れたフリをしていただけだ。


 「フナさんはその【雨もりチャン】は知っているかい?」

 アオさんが訊ねると?

 「知ってるけど、ケンちゃんの【好みの女性】では無いよ、アレはね。」

 「まぁそれは、私もわからなくは無いけどね。」

 「ケンの兄貴は面食いですからね~?」

 早川サンはともかく、同ショウでも無いショウタが口を出す?

 「うるさい、だまれ!

 ショウタ、人数分【ガ〇〇リ君 バナナ味】を買ってこい!

 金は出してやるぞ⁈」


 「えぇ~、期間限定だから売り切れてますよ、きっと!」


 「ハァ~イ、旦那サマケンちゃんの卒アル、持って来たよ~ん!」


 静かだと思ったら、俺の部屋から小学校時代の卒業アルバムを持って来た嫁ちゃん⁈


 「えっと、俺たちは三組だろ?

 天森はニ組か?」

 何か楽しんごな斉川と、

 「ケンちゃんの運命の女の子はどの子だぁ~?」
 
 悪ノリしているアオさん。

 やはり俺より気が合っているようだな、

 「…えっと、…ねぇ、そんな女の子いないよ、ほら?」

 嫁が六年ニ組と四組を交互にページを開く。

 集合写真の下スペースに児童一人一人の顔写真がに並んでいる。

 【天森 利惠】の名前が無い?

 「…なら三組か?」


 斉川とアオさんが、小学女子の写真をマジマジと覗きこむ!

 キモい、キモキモだ!


 しかし、

 「一組から四組まで調べたけど、【天森】ちゃんの写真は無いぞ?」


 「…うん、そうなんだ。

 天森さんは卒業アルバムには写っていないかも?

 六年生の六月に転校したんだ、でね…。」

 フナさん、なんでそんなこと知ってんの?

 ってか、卒アル持って来た時に教えてよ!

 「別のクラスなのに、よく知ってんなぁ?」


 「ウチのだったんだ。」

 「たなこ?」

 「ウチの父さん、アパート経営しててね、そこに住んでいたからね…利惠さんんちは。

 ソレに、おばあちゃんの駄菓子屋にも来ていたんだ…

 だから、事情も知ってるよ。」

 「詳しいこと?」


 「ソレ後にして、まずは何故ケンちゃんはコックリさんの邪魔をしたのかな?

 降霊術の途中で、まさにその使用中の魔法陣の紙を破るなんて、危険だと思わなかったの?」


 「別に、あんなのはだろ?

 結婚相手がクラスメイトだなんて、インチキそのものじゃないか。」

 「えっ、何でそうなるの?」

 女性二人はキョトンとしている?


 「ソレなら、俺が今結婚しているのは誰だよ?」

 「ソレは私だけど?

 同じ会社の一年後輩で…ん?」


 「別に中学の同級生でも、知らない誰かでも相手はいいじゃないか?

 いや、結婚出来ませんでもかまわないハズさ。

 でも同じ小学校の生徒で、ほとんどのみんなが知っている様な名前を使辺りが小学生の浅知恵なのさ。」


 後はフナさんが続けてくれた。
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