もう一人の【ケンちゃん】 〜ウソがホントかわからないのでみんなに話して見た件。

猫寝 子猫

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学校からの帰り道。

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 俺たちが子供の頃は、まだ今ほどネットが普及していなかった。

 
 ソレでも、学校に行けば休み時間に突拍子も無い噂話しで盛り上がっていたモンだ。


 『3丁目の空き家は、自殺した女の人の幽霊が出る!』

 とか、


 『来年行く中学校のプールって、夜になると昔溺れて死んだ生徒の幽霊が出るらしい?』


 とかね。


 どれも有りがちで、信憑性の低い噂話だ。

 ソレでも地元のとして成立していたんだ。


 何年か前に中高生の間で、危険な【遊び】が流行っていると何かで聴いた?

 アブないクスリを使わなくても、脳内麻薬的なモノが瞬時に発生する方法があるとかで、それを行うと頭が【フワッと】して気持ちいいらしい?

 しかし、その発生させる方法がにヤバい。


 ソレを行った若者が死にかけたとか報道されていた。


 その方法、普通に考えても大変危険だ、何でソレが分からず試したのだろう?


 「ソレはアレだよ。

 幽霊が出るから肝試しに行こうとか、ナンパした女の子を連れて心霊スポットにいくチャラ男の考えだよ!

 失敗した時の事は考えてないのさ。」

 ふ~ん、そうなんだ?

 なんか違う気もするけどね。


 …さて今日は俺のウチでは無い。


 とあるアニメイベント帰りに、フナさんとアオさん、ショウタと森田、俺とそして偶然会場で会った同人仲間の日下部氏も招いてので、何とアオさんのマンションにて、本日手に入れた新作ソフトの上映会となったのだ!


 八畳の和室に三十万したアオさん自慢の65V型液晶モニター!


 「男六人でアニメ鑑賞会とはシュールだね?」

 言うな、フナさん。
 

 「このヒロインを木田氏の妹殿が演じられておりますのか?」


 日下部氏の口調が変だ?


 「ちゃうちゃう、妹の友達がこのヒロインを演じてる声優でさ、子供の頃から知っているだけで、リアル妹では無いからな?」

 説明が面倒い、ってか誰だよ、日下部氏に教えたのは?


 「でも、アニメ好きにしたのは大将だろ?」


 アオさん、余計な事を⁈


 「まぁこの子んチはさ、父子家庭でさ、お父さんが仕事から帰って来るまで、学校帰りによく俺ンチで時間潰してたんだよ。

 そん時アニメのDVDとか見せてたから、アニメ好きにはなったかな?」

 主に魔法少女とか、美少女戦士とか、魔女っ子とか、名作劇場とか?

 「美味しいでごさる、羨ましいでござる、妬ましいでござるる~⁈
 リアルの妹も、アイドル声優とお知り合いな事も~‼︎」

 日下部氏、顔…じゃなくて目が怖いよ?

 「アレっすか兄貴、付き合ってたとかですか?」 

 「ショウタ、お前そこの窓から飛び降りて、向かいのスーパーで冷凍餃子買ってこい!

 サクラバフーズのお徳用な!」


 「ちょっと待ってくださいよ、ココ五階ですけど!」


 「あぁ、大丈夫だよ、すぐ横の非常階段に飛び移れば降りられるさ。」


 「青木先輩もですか⁈」

 

 今日のイベントは某テレビアニメの新作DVD発売イベントだった。

 テレビ未放送分の新作映像も収録されているので、ソイツを早速見る事になった。

 会場ではレギュラーの声優さんたちがソフトを手渡ししてくれた。

 それにしても【あの子】、ココしばらく会って無かったけど、綺麗になってたな!

 俺に気づいた様だったし?

 多分ステージ上の女性声優の中ではくらいに綺麗!


 そう、一番は【あの方】なのは揺るがないのだ、俺的には!



 「き、木田殿!」

 「何です、日下部氏?」

 「吾輩、声優さんと合コンがしたいであります!

 何とかなりますよね?」


 「ならね~よ!」


 「でも、妹サンのお友達なんですよね?

 妹サンとは今でも?」


 「おお、妹たち今でもむっちゃ仲良いぞ!

 嫁の漫画も読んでるしな?」


 「今度、ミーコのライバル役でキャスティングが決まったんだ…あ、これまだナイショだった!

 ごめん、みんなコレ、オフレコでお願いします!」


 フナさんが珍しく自爆した、ちゅどん?


 俺も危うく彼女が以前は時々ウチに来て、たまに泊まっている事をバラシそうになってたよ。

 まぁ【もう一人の妹】みたいな感じだな?


 俺、お兄ちゃんって呼ばれてるし?





 そう言えば、この子が小学生の頃、学校からの帰り道で【怖いの人】に追いかけられたとウチに逃げ込んだ事が有ったな?


 【安達荘のカオナシ女】につけ回されたって⁇





 安達荘とは、木造二階建てアパートで昭和四十年ぐらいからあるかなり古いアパートだ。

 今は随分前に建て直されて、三階建のワンルームマンションになっている。

 そしてその【カオナシさん】も、そのマンションにはいらっしゃらない…


 実はその人、ウチの母の友人なんだがね?



 
 別にカオナシさんは怪しい人では無い。

 事故で顔に大怪我したので、割と長い間、顔に包帯を巻いていたり、サングラスや大きなマスクを着用していたりしていただけなんだ。


 安達荘の側は【通学路】に指定されていて、そこを利用する口と頭の悪い男子小学生が変な呼び名をつけたのがはじまりらしい


 特に何かしたとかでは無い、ソレに顔の怪我は現在はもう完治している。


 後で聞いたら、あの子の事をつけ回していた不審者がいたので、思い切ってその不審者に声をかけたそうだ⁈

 その当時の見た目なら相手が怖がって引いてくれると思ったからだそうた⁈

 中々、肝っ玉の座った人だったな。


 その通りで、【カオナシさん】に驚いた不審者はその場から立ち去り、事無きを得たが…


 助けたその子はつけ回していたのが、【カオナシさん】だと誤解してしまったらしい?



 「そう言えば、今度【人気タレントの恐怖体験】って特集で再現話し描くんだけど、その彼女にも話しを聴くらしいんだ?

 多分、コミカライズは僕になると思うよ?

 同じ地元だしね。」

 フナさんが意味深に話すと、

 「どんな恐怖体験なんですかね?」

 彼女が推しだと言う森田が興味深々だった。


 「子供の頃の話しらしいよ?

 編集からちょっと聞いた話しだと?」



 「二人の地元って、なんかヤバい場所なんか?」


 アオさんが真顔で聞いてきた?


 「ググれ、けっこうあるから。」


 本当便利になったな?







 「えっと、ケンちゃんちょっといい?」


 正式にあの子の【恐怖体験】を漫画に事になったフナさん。


 「この際だからさ、に真相を教えてあげない?

 【カオナシさん】が本当は彼女を助けたんだって。」


 フナさんはそこまで漫画にしたいらしい。


 【カオナシさん】は現在結婚されて、隣町に住んでいるので連絡は簡単に出来る。


 しかし問題は…


 「が真相を知ったら、傷つかないかな?」


 「ん、彼女が【カオナシさん】をストーカーと勘違いした事がかい?」


 「…じゃないんだな、本当にストーカーだったのは誰かって事さ。」




 …実は彼女のお父さんから聞いていたんだ、おそらくストーカーの正体は…


 
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