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再び自作自演の代償? 〜⑫
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「へぇ、そうなんだ?」
我孫子道クンの情報だと巫女のあけのんは、とあるボランティア活動のテレビCMで巫女風魔法幼女のコスプレで登場した事もある【子タレ】らしいのだけど、マイナー過ぎて俺は知らなかった?
後でネットでそのボランティア団体のhome pageを見て、ネット募金した!
保護犬保護猫のボランティア団体だったからだ!
地方テレビCMとか押さえてるとか、我孫子道クンは昭和のアイドルオタクか?
まぁソレはさておき、我々はある区画地域を探訪する歴史愛好者を装い、密かに呪具を回収して行った。
あけのんの巫女服には【穢れ】や【呪い】などから身を守る効力があるとかで、伽羅くんも服の裏に護符が縫い付けてあるそうだ。
「…コレ、効力切れしてますね、もしくは呪力が奪われた様な状態です。
兎に角、中身があるのに呪力が空っぽなんです。」
マンションの植え込みや街路樹の根本に隠して有った呪具を回収したあけのん、解除するまでも無く既に無力化しているそうだ?
「つまり、『中身が食べられた』って事じゃないかな、ソレよりも強い存在に?」
あくまで俺の素人な推測だけど、あけのんの反応からしてまんざら間違ってはいない様だ。
「…あのオジサマはもしかして探偵サンですか?」
「うんにゃ、ただの変なオジサマだよ?
さぁこの調子でドンドン回収しよう!
終わったら【サツマイモのケーキ】をご馳走しよう。」
「もうー、子供扱いしないで下さい!
…でも、ケーキはご馳走になりますけど。」
仲の良い親子の様に、子供の社会科の課題を手伝ってます体で、解除回収に付添っている俺。
他にもフナさん、何故か我孫子道クンと美香さんが同行していて、他の大人たちは我が家で【サツマイモケーキ】を製作中だ。
…ふと思った、コレって【地蔵回り】みたいな事かもしれないと?
そもそも隠してあった【呪具】がもしかして無力化していると予想したのも、義父の件が有ったからで完璧に自力で推測した訳でも無いんだが。
同じ人物が仕掛けたにしては、量は兎も角、種類や状態が区々だ?
例えば男性らしき人物の写真が封筒やペットボトルに入っている、顔の部分が刃物でメチャクチャに切り裂かれていた。
藁人形は写真を貼り付けたモノや茶色く染まった和紙に名前が書かれてるもの、胸の辺りに釘が刺してあるモノやマチ針が何本も刺してある物とバリエーションは複数あった。
巫女とはいえ、こんな禍々しいモノをこんな愛らしい少女たちに回収させている事が辛くなってきたが、
途中で巫女さん姿のあけのんを見て、
「一緒に写真撮らせて下さい!」
なんて言ってくる人もいたが、
「すいません、写真は事務所が許可してませんので!」
と、何故か美香さんと我孫子道クンがガードしていた?
事務所って何だよ?
社務所の間違いじゃね?
その代わり【鶴亀神社】の絵馬風ストラップをプレゼントしていたが…
ソレ良いな、俺も後でもらおうと思う?
「すいません、ああいう時用に用意して有ったの、オジサマに教えてなくて!」
…そんな事、気にしないで!
実際、そんな微笑ましいイベントが、この辛さを忘れさせてくれたのだから。
回収した呪具の数は約20ほど、俺たちか発見出来なかったモノも合わせての数だ。
「まだ有るみたいですね、でも…」
日は茜色に町を染め、夕焼け小焼けの曲が流れている。
「公園でお弁当食べてたのが、いけなかったかな?」
「いや、お昼ご飯は大事だよ!」
そう、そんなに気にする事はないよ、何たってコチラの作戦通りなのだから!
「今日はココまでだね、さぁ帰ろうか。
サツマイモケーキが待ってるぞ!」
残りはまた来週と言う事になった。
【サツマイモケーキ】、要は栗では無く、サツマイモで作った【モンブラン】なんだな。
「お芋は【なると金時】を使ったのよ、さぁどうぞ!」
我が家では花丸笑顔で英理たちが出迎えてくれた。
「わ~い、いただきまぁす!」
実に小学生らしい表情を見せてくれたあけのんと伽羅くん♡
お腹八分目までお食べくだされ!
「もぐもぐ…回収した呪具は、コチラで処分しますね!」
「うん、お願いするよ。」
サツマイモケーキを食べた後、しんちゃんに車で二人を送ってもらった。
もちろんお土産を持たせてね。
「…よしよし、予定通りだな。」
するとタイミング良く俺のスマホがブルった。
「ハイ木田でふっ!」
「あ、アサギリ ギョウブです!
この度は重ね重ねすいませんっした!」
「いえいえ、体調を崩されたとか?
大丈夫なのですか?」
「はぁ、実は【ぎっくり腰】でして、しばらくはちょっと…」
…アレ、辛いんだよなぁ。
「ソレで代理を手配させましたが…」
「ええ、その前に朱野ちゃん達が自主的に来てくれたと?」
「はぁ、そうなんですよ、困った姪でして、姉の方ならまだ任せられるのですが…」
…つまり、あけのんがやって来たのは予定外だった訳だ。
「なので、特にコチラでは問題無い所から処理させてもらいましたよ。」
「お心遣い、いたみいります。」
「ソレで、本当の代理の方はいつ頃…」
「もうついてるハズですよ。」
もう?
するとどこからとも無く【口笛】の音が聴こえてきた…?
…確かに何やら夕日を背に、口笛を吹きつつ、コチラに近づいてくる人物が…
何やら細身で黒のライダースーツの様な衣装を着込んでいる?
アンタはハカ○ダーかイ○サー2か?
昭和の特撮ヒーローじゃあるまいし?
「またせたわね。」
…ソレは割と美人なお姉さんだった。
我孫子道クンの情報だと巫女のあけのんは、とあるボランティア活動のテレビCMで巫女風魔法幼女のコスプレで登場した事もある【子タレ】らしいのだけど、マイナー過ぎて俺は知らなかった?
後でネットでそのボランティア団体のhome pageを見て、ネット募金した!
保護犬保護猫のボランティア団体だったからだ!
地方テレビCMとか押さえてるとか、我孫子道クンは昭和のアイドルオタクか?
まぁソレはさておき、我々はある区画地域を探訪する歴史愛好者を装い、密かに呪具を回収して行った。
あけのんの巫女服には【穢れ】や【呪い】などから身を守る効力があるとかで、伽羅くんも服の裏に護符が縫い付けてあるそうだ。
「…コレ、効力切れしてますね、もしくは呪力が奪われた様な状態です。
兎に角、中身があるのに呪力が空っぽなんです。」
マンションの植え込みや街路樹の根本に隠して有った呪具を回収したあけのん、解除するまでも無く既に無力化しているそうだ?
「つまり、『中身が食べられた』って事じゃないかな、ソレよりも強い存在に?」
あくまで俺の素人な推測だけど、あけのんの反応からしてまんざら間違ってはいない様だ。
「…あのオジサマはもしかして探偵サンですか?」
「うんにゃ、ただの変なオジサマだよ?
さぁこの調子でドンドン回収しよう!
終わったら【サツマイモのケーキ】をご馳走しよう。」
「もうー、子供扱いしないで下さい!
…でも、ケーキはご馳走になりますけど。」
仲の良い親子の様に、子供の社会科の課題を手伝ってます体で、解除回収に付添っている俺。
他にもフナさん、何故か我孫子道クンと美香さんが同行していて、他の大人たちは我が家で【サツマイモケーキ】を製作中だ。
…ふと思った、コレって【地蔵回り】みたいな事かもしれないと?
そもそも隠してあった【呪具】がもしかして無力化していると予想したのも、義父の件が有ったからで完璧に自力で推測した訳でも無いんだが。
同じ人物が仕掛けたにしては、量は兎も角、種類や状態が区々だ?
例えば男性らしき人物の写真が封筒やペットボトルに入っている、顔の部分が刃物でメチャクチャに切り裂かれていた。
藁人形は写真を貼り付けたモノや茶色く染まった和紙に名前が書かれてるもの、胸の辺りに釘が刺してあるモノやマチ針が何本も刺してある物とバリエーションは複数あった。
巫女とはいえ、こんな禍々しいモノをこんな愛らしい少女たちに回収させている事が辛くなってきたが、
途中で巫女さん姿のあけのんを見て、
「一緒に写真撮らせて下さい!」
なんて言ってくる人もいたが、
「すいません、写真は事務所が許可してませんので!」
と、何故か美香さんと我孫子道クンがガードしていた?
事務所って何だよ?
社務所の間違いじゃね?
その代わり【鶴亀神社】の絵馬風ストラップをプレゼントしていたが…
ソレ良いな、俺も後でもらおうと思う?
「すいません、ああいう時用に用意して有ったの、オジサマに教えてなくて!」
…そんな事、気にしないで!
実際、そんな微笑ましいイベントが、この辛さを忘れさせてくれたのだから。
回収した呪具の数は約20ほど、俺たちか発見出来なかったモノも合わせての数だ。
「まだ有るみたいですね、でも…」
日は茜色に町を染め、夕焼け小焼けの曲が流れている。
「公園でお弁当食べてたのが、いけなかったかな?」
「いや、お昼ご飯は大事だよ!」
そう、そんなに気にする事はないよ、何たってコチラの作戦通りなのだから!
「今日はココまでだね、さぁ帰ろうか。
サツマイモケーキが待ってるぞ!」
残りはまた来週と言う事になった。
【サツマイモケーキ】、要は栗では無く、サツマイモで作った【モンブラン】なんだな。
「お芋は【なると金時】を使ったのよ、さぁどうぞ!」
我が家では花丸笑顔で英理たちが出迎えてくれた。
「わ~い、いただきまぁす!」
実に小学生らしい表情を見せてくれたあけのんと伽羅くん♡
お腹八分目までお食べくだされ!
「もぐもぐ…回収した呪具は、コチラで処分しますね!」
「うん、お願いするよ。」
サツマイモケーキを食べた後、しんちゃんに車で二人を送ってもらった。
もちろんお土産を持たせてね。
「…よしよし、予定通りだな。」
するとタイミング良く俺のスマホがブルった。
「ハイ木田でふっ!」
「あ、アサギリ ギョウブです!
この度は重ね重ねすいませんっした!」
「いえいえ、体調を崩されたとか?
大丈夫なのですか?」
「はぁ、実は【ぎっくり腰】でして、しばらくはちょっと…」
…アレ、辛いんだよなぁ。
「ソレで代理を手配させましたが…」
「ええ、その前に朱野ちゃん達が自主的に来てくれたと?」
「はぁ、そうなんですよ、困った姪でして、姉の方ならまだ任せられるのですが…」
…つまり、あけのんがやって来たのは予定外だった訳だ。
「なので、特にコチラでは問題無い所から処理させてもらいましたよ。」
「お心遣い、いたみいります。」
「ソレで、本当の代理の方はいつ頃…」
「もうついてるハズですよ。」
もう?
するとどこからとも無く【口笛】の音が聴こえてきた…?
…確かに何やら夕日を背に、口笛を吹きつつ、コチラに近づいてくる人物が…
何やら細身で黒のライダースーツの様な衣装を着込んでいる?
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「またせたわね。」
…ソレは割と美人なお姉さんだった。
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