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自作自演の代償? 〜⑬
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うむむ?
なんかあのままチーム【あけのん】に任せておけば良かったかなぁ~?
あの子はとても才能のある子だ、巫女として、陰陽師として、霊能力者として…。
ソレをサポートしている伽羅くん(ちゃん)も利発で真面目な良い子だ。
ラスボスを任せても能力的には問題無かったかもしれないが、あの場所がどういう場所でどんな事が行われていたか教えるのに、まさかの俺が嫌悪感に襲われたからだ。
また、プロの方がいくら才能が有るとか、親族だからとは言え、こんな幼い子達に代理を任せる事に違和感が有った。
最初に朱野ちゃん達を見た時に、そう思ってナイショで先方に確認したのだ。
すると案の定、ちびっ子たちが別のプロの方に代理を頼んだのを知らず、勝手に気を利かせて本当の代理人より先にコチラへ行ってしまった様だ。
つまりちゃんとした代理の人が来るので、それであんな時間稼ぎをしたのだ。
そして現れた本当のプロの人…なんだけど、
しかしね、現れたのは、なんか意外な感じの人だったよ?
「…えっと、【朝霧 刑部】さんの代理の方ですね、依頼人の木田と船川です。
この度は面倒事を引き受けて頂きありがとうございます。」
やや緊張しながらもフナさんがその人に挨拶をすると…
「…【ユズリハ】だ、礼は仕事を終わらせてからで良い。」
超クールキャラ…の様で?
まぁ、コチラとしては仕事さえチャンとしてもらえれ…
「…す、すまないが【洗面所】は何処だろうか?
良ければ貸して欲しい…。」
え?
「あ、はい!
コチラですよ、案内しますね!」
英理が慌ててユズリハさんに駆け寄り、その手を取って二人、家へとかけていった…。
毒気を抜かれて、ぽかぁーんっとなってる俺とフナさん…
(我慢してたのかな?)
「…案外、ポンコツなんかもしれんな?」
「そんな事言っちゃ悪いよ、ケンちゃん?
ソレにしてもユズリハさん、【峰○二子】みたいな人だね?」
ああ、フナさんはソッチ派かぁ?
「…ちょっと間を置いてから家に入ろうか?」
さすがフナさん、気使いが出来る男だ。
「だな。」
さて、只者ではなさそうだけど、巫女さんなのかな、ソレとも陰陽師か霊能力者かな?
少し間を置いて戻り居間に行くと、何故かチョー美人な巫女さんが我が妹作の【サツマイモモンブラン】をお食べになっておられた?
おぉ、巫女でしたか?
「あ、あれ?
もしかして【ユズリハ】さん?」
「…もぐ…もしかしなくても【ワタシ】だが?
…ああ、そうか?
すまない、コチラのお嬢さんが勧めるので、馳走になっていたのだ?」
いえ、そう言う事では有りませんよ?
「…着替えられたのですね?」
「もぐ…まぁな、コレがワタシの【仕事着】だからな!」
…おかしい、手ぶらで来たハズなのに?
アレか、【ヤ○ターマン】の変身みたいに宙に舞ったライダースーツが裏返ると巫女服になるのか?
「もぐ…さて、朱野たちへの心使い感謝する。
確かに子供にあのような場所の仔細を説明するのはワタシも気が引けるのでな。
さて、詳しい話しをしおうではないか。」
喋り方が硬いが、ソコがいい?
俺たちが最終地点と見定めていた場所、おそらくココに他の【呪い】を取り込んでいる強力な【呪具】があるハズのだが?
「…では、コレを見てください。
コレは昭和が終わる頃の地図なんですが、ソレと現在の地図と重ねます!
今はその周辺にマンションなどが建っています、元は…。」
ソコは元【〇〇宗 光明寺】と言う尼寺があった場所、現在はその跡地として【石碑】と巨木がある公園となってある。
「はぁ、資料によると元は【縁切り寺】が有ったそうで、と言っても正式なモノではなかった様ですね?
敷地には無縁仏や水子の墓も有ったそうです。」
無縁仏…特に【遊郭】で亡くなった遊女や【獄中】で死んだ罪人等、家族からの引き取り手のない亡き骸の墓が多かったらしい?
【縁切り寺】または【駆け込み寺】とは昔、暴力的な夫から逃げてきた奥さんを匿い、何とか離縁出来る様に力を貸してくれる場所として知られているが…
独自に調べた内容をタブレットに記録してきたフナさん。
「資料によると慶応二年(江戸時代後期)、深夜に近くの長屋で原因不明の出火で大火事になり、その貰い火で本殿の一部か焼けたそうです。
夜間で有った事から寝ていた長屋の住人ら三十名の殆どが焼け死んだとされてます。
この時の犠牲者のお墓もあるそうなんですが、後に出火原因が近くの商家に盗みに入った盗賊が、追っ手を巻くのに騒ぎを起こす為、道中民家に火をつけた事が判明したそうで、亡くなった人の血縁者や親しい人たちがその盗賊の事を相当恨んだそうです?」
しかし明治に入り、維新政府の掲げる【廃仏毀釈】令により、この【光明寺】は取り壊される事になるのだが…
「一応さ、多くのお墓がある事から本堂など建物の取り壊しは間逃れるのだけど、経文や仏具などは燃やされてしまったとか…
ソレと大正に起こった【関東大震災】で、殆どが全壊してしまったそうだよ。
あっ、コレは知り合いのオヤジさんに聞いた話しっス。」
フナさんとは別に調べた俺の資料も提供する。
「…なるほど、良く調べてる様だな?
実はコチラも以前あの場所で【遊女】の死に損ないを祓った事があってな。
あの場はどうやら【陰】のモノを引き寄せる何かが有るのかも知らんな?」
「…あらら、やっぱりそうなんですね?
何年か前にも何か奇妙な事件が起きていたんですよ、
例えば遺書の代わりにワラ人形を使った自殺騒ぎが有ったりですね、ソレと……?」
なんだ、やっぱり気が付いていたのか…いや、なんか有るんだな、あの場所は…
なんかあのままチーム【あけのん】に任せておけば良かったかなぁ~?
あの子はとても才能のある子だ、巫女として、陰陽師として、霊能力者として…。
ソレをサポートしている伽羅くん(ちゃん)も利発で真面目な良い子だ。
ラスボスを任せても能力的には問題無かったかもしれないが、あの場所がどういう場所でどんな事が行われていたか教えるのに、まさかの俺が嫌悪感に襲われたからだ。
また、プロの方がいくら才能が有るとか、親族だからとは言え、こんな幼い子達に代理を任せる事に違和感が有った。
最初に朱野ちゃん達を見た時に、そう思ってナイショで先方に確認したのだ。
すると案の定、ちびっ子たちが別のプロの方に代理を頼んだのを知らず、勝手に気を利かせて本当の代理人より先にコチラへ行ってしまった様だ。
つまりちゃんとした代理の人が来るので、それであんな時間稼ぎをしたのだ。
そして現れた本当のプロの人…なんだけど、
しかしね、現れたのは、なんか意外な感じの人だったよ?
「…えっと、【朝霧 刑部】さんの代理の方ですね、依頼人の木田と船川です。
この度は面倒事を引き受けて頂きありがとうございます。」
やや緊張しながらもフナさんがその人に挨拶をすると…
「…【ユズリハ】だ、礼は仕事を終わらせてからで良い。」
超クールキャラ…の様で?
まぁ、コチラとしては仕事さえチャンとしてもらえれ…
「…す、すまないが【洗面所】は何処だろうか?
良ければ貸して欲しい…。」
え?
「あ、はい!
コチラですよ、案内しますね!」
英理が慌ててユズリハさんに駆け寄り、その手を取って二人、家へとかけていった…。
毒気を抜かれて、ぽかぁーんっとなってる俺とフナさん…
(我慢してたのかな?)
「…案外、ポンコツなんかもしれんな?」
「そんな事言っちゃ悪いよ、ケンちゃん?
ソレにしてもユズリハさん、【峰○二子】みたいな人だね?」
ああ、フナさんはソッチ派かぁ?
「…ちょっと間を置いてから家に入ろうか?」
さすがフナさん、気使いが出来る男だ。
「だな。」
さて、只者ではなさそうだけど、巫女さんなのかな、ソレとも陰陽師か霊能力者かな?
少し間を置いて戻り居間に行くと、何故かチョー美人な巫女さんが我が妹作の【サツマイモモンブラン】をお食べになっておられた?
おぉ、巫女でしたか?
「あ、あれ?
もしかして【ユズリハ】さん?」
「…もぐ…もしかしなくても【ワタシ】だが?
…ああ、そうか?
すまない、コチラのお嬢さんが勧めるので、馳走になっていたのだ?」
いえ、そう言う事では有りませんよ?
「…着替えられたのですね?」
「もぐ…まぁな、コレがワタシの【仕事着】だからな!」
…おかしい、手ぶらで来たハズなのに?
アレか、【ヤ○ターマン】の変身みたいに宙に舞ったライダースーツが裏返ると巫女服になるのか?
「もぐ…さて、朱野たちへの心使い感謝する。
確かに子供にあのような場所の仔細を説明するのはワタシも気が引けるのでな。
さて、詳しい話しをしおうではないか。」
喋り方が硬いが、ソコがいい?
俺たちが最終地点と見定めていた場所、おそらくココに他の【呪い】を取り込んでいる強力な【呪具】があるハズのだが?
「…では、コレを見てください。
コレは昭和が終わる頃の地図なんですが、ソレと現在の地図と重ねます!
今はその周辺にマンションなどが建っています、元は…。」
ソコは元【〇〇宗 光明寺】と言う尼寺があった場所、現在はその跡地として【石碑】と巨木がある公園となってある。
「はぁ、資料によると元は【縁切り寺】が有ったそうで、と言っても正式なモノではなかった様ですね?
敷地には無縁仏や水子の墓も有ったそうです。」
無縁仏…特に【遊郭】で亡くなった遊女や【獄中】で死んだ罪人等、家族からの引き取り手のない亡き骸の墓が多かったらしい?
【縁切り寺】または【駆け込み寺】とは昔、暴力的な夫から逃げてきた奥さんを匿い、何とか離縁出来る様に力を貸してくれる場所として知られているが…
独自に調べた内容をタブレットに記録してきたフナさん。
「資料によると慶応二年(江戸時代後期)、深夜に近くの長屋で原因不明の出火で大火事になり、その貰い火で本殿の一部か焼けたそうです。
夜間で有った事から寝ていた長屋の住人ら三十名の殆どが焼け死んだとされてます。
この時の犠牲者のお墓もあるそうなんですが、後に出火原因が近くの商家に盗みに入った盗賊が、追っ手を巻くのに騒ぎを起こす為、道中民家に火をつけた事が判明したそうで、亡くなった人の血縁者や親しい人たちがその盗賊の事を相当恨んだそうです?」
しかし明治に入り、維新政府の掲げる【廃仏毀釈】令により、この【光明寺】は取り壊される事になるのだが…
「一応さ、多くのお墓がある事から本堂など建物の取り壊しは間逃れるのだけど、経文や仏具などは燃やされてしまったとか…
ソレと大正に起こった【関東大震災】で、殆どが全壊してしまったそうだよ。
あっ、コレは知り合いのオヤジさんに聞いた話しっス。」
フナさんとは別に調べた俺の資料も提供する。
「…なるほど、良く調べてる様だな?
実はコチラも以前あの場所で【遊女】の死に損ないを祓った事があってな。
あの場はどうやら【陰】のモノを引き寄せる何かが有るのかも知らんな?」
「…あらら、やっぱりそうなんですね?
何年か前にも何か奇妙な事件が起きていたんですよ、
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