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ムック、見守り犬を辞める?
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その日会社に着いたばかりの俺のスマホに妹から着信が…?
社の入り口で偶々課長に会えたので、家から緊急で連絡があったことだけを伝えて欠席扱いにして欲しいと頼んで速攻家に戻った。
タイムカード押す前で良かったと思うべきかな?
「…ごめんねお兄ちゃん、こんな事になって…」
家に着くなり暗い表情の意の妹と問題の大型犬を枕にふんぞり寝やがっている居候…?
「大まかには聞いたけどさぁ、正確な話しをしてくれ。
先方さんに謝りに行くにも、ちゃんと事情を聞かないと…」
「…ふあぁ~、うんにゃ、謝る必要は無いぞ…多分?
…ん、まぁ、様子は見に行った方が良いかなぁ…
もしかしたら礼をもらえるかも知れない。」
コイツ何言ってんだと思いながら二人から事情を確認する、気がつけば嫁が居ないのだが…?
「……ただいま、ご近所の奥様がたから情報仕入れてきたよ~ん…って、旦那さま帰って来れたんだね、良かったぁ~。」
流石と言うか俺の嫁さんだけあって、万全の準備をしてから戦場に赴くつもりだった様だ?
改めてみんな揃ったところで話しを聞く事に。
…小学校の通学路で見守り犬をしていたムック、今日午前中は授業が無かったのでムックの付き添いを買って出た女子大生のエリ。
他にもご近所のご父兄の方、主に児童のお母さん方で信号機の無い横断歩道の辺りなどに眼を光らせながら見守り活動していた。
ムック以外に見守り犬を務めているペット犬数匹は殆ど小型犬で、大型犬のムックの大きさが更に大きく感じられた。
「うおぉ~、この犬デケェー!」
「こえぇ~、カッコいー⁈」
今までの見守り犬は小型犬や中型犬ばかりだったのだろう、土佐犬やセントバーナード並みの大きさの怪物犬、男子児童がその大きさにビビるも愛想良く尻尾を振りお座りしているムックに恐る恐る近づき、一人の男子がナケナシの勇気わ出してムックの頭を撫ぜる⁈
「ワフワフ。」
喜んで小声で鳴くムックに安心したのか、次から次へ男子児童がムックに触りまくる、今度はそれを見て犬好きな女子児童が…
そんな具合にムックは見守り犬初日から子供たちに大人気になったのだが事件はムック見守り犬三日目、つまり今日起きてしまった⁈
三日目となると怪物犬ムックの噂は子供たちに広まっていた。
「ムック、おはよー!」
「うわぁ、今日もデケェ~!」
「ムックちゃん、おはよう。」
次々にムックに挨拶する子供たちに、
「ワフワフ!」
基本大人しいムックが喜んで挨拶を返す、それを見てる父兄の方々にも好評だった。
…しかし、次々と学校に向かう児童たちとは別に明らかに様子の違う男の子が一人見掛けられた?
なんとそれまで機嫌良く尻尾を振っていたムックがその児童を見るなり、牙を剥いて吠え始めたのだ!
「ダメだよムック、落ち着いて
⁈」
「…クゥン。」
エリの呼びかけにあっさり静まったムック、周りの児童や父兄たちが一体何が起こったのかわからないと言った様子でポカンとしていた?
問題はムックに吠えられた児童がくるっと元来た道を戻って帰ってしまったのだ?
直ぐに追いかけて謝罪するつもりのエリだったが、
「…多分大丈夫よ、あの子ならね。」
「この前も山本サンのチャッピーも吠えてなかったかしら?」
などと気にしなくて良いと言い出し、エリを引き止める見守り役の方々?
…何故?
仕方なく朝の登校時間が終わると同時に家に居る義姉に連絡したエリ、自分一人では解決出来ないと判断したからだ。
「…でね、エリちゃんも今日初めて見た男の子だったから、他の皆さんに何処のお子さんが聞いたんだけど…」
「ん、何が有ったか?」
なんか言いにくそうにしている嫁の態度が、相当問題アリだと物語っている?
「…コーボ柳なのよ、その子が住んでるの。」
「…やなぎ?
犬屋敷の?」
社の入り口で偶々課長に会えたので、家から緊急で連絡があったことだけを伝えて欠席扱いにして欲しいと頼んで速攻家に戻った。
タイムカード押す前で良かったと思うべきかな?
「…ごめんねお兄ちゃん、こんな事になって…」
家に着くなり暗い表情の意の妹と問題の大型犬を枕にふんぞり寝やがっている居候…?
「大まかには聞いたけどさぁ、正確な話しをしてくれ。
先方さんに謝りに行くにも、ちゃんと事情を聞かないと…」
「…ふあぁ~、うんにゃ、謝る必要は無いぞ…多分?
…ん、まぁ、様子は見に行った方が良いかなぁ…
もしかしたら礼をもらえるかも知れない。」
コイツ何言ってんだと思いながら二人から事情を確認する、気がつけば嫁が居ないのだが…?
「……ただいま、ご近所の奥様がたから情報仕入れてきたよ~ん…って、旦那さま帰って来れたんだね、良かったぁ~。」
流石と言うか俺の嫁さんだけあって、万全の準備をしてから戦場に赴くつもりだった様だ?
改めてみんな揃ったところで話しを聞く事に。
…小学校の通学路で見守り犬をしていたムック、今日午前中は授業が無かったのでムックの付き添いを買って出た女子大生のエリ。
他にもご近所のご父兄の方、主に児童のお母さん方で信号機の無い横断歩道の辺りなどに眼を光らせながら見守り活動していた。
ムック以外に見守り犬を務めているペット犬数匹は殆ど小型犬で、大型犬のムックの大きさが更に大きく感じられた。
「うおぉ~、この犬デケェー!」
「こえぇ~、カッコいー⁈」
今までの見守り犬は小型犬や中型犬ばかりだったのだろう、土佐犬やセントバーナード並みの大きさの怪物犬、男子児童がその大きさにビビるも愛想良く尻尾を振りお座りしているムックに恐る恐る近づき、一人の男子がナケナシの勇気わ出してムックの頭を撫ぜる⁈
「ワフワフ。」
喜んで小声で鳴くムックに安心したのか、次から次へ男子児童がムックに触りまくる、今度はそれを見て犬好きな女子児童が…
そんな具合にムックは見守り犬初日から子供たちに大人気になったのだが事件はムック見守り犬三日目、つまり今日起きてしまった⁈
三日目となると怪物犬ムックの噂は子供たちに広まっていた。
「ムック、おはよー!」
「うわぁ、今日もデケェ~!」
「ムックちゃん、おはよう。」
次々にムックに挨拶する子供たちに、
「ワフワフ!」
基本大人しいムックが喜んで挨拶を返す、それを見てる父兄の方々にも好評だった。
…しかし、次々と学校に向かう児童たちとは別に明らかに様子の違う男の子が一人見掛けられた?
なんとそれまで機嫌良く尻尾を振っていたムックがその児童を見るなり、牙を剥いて吠え始めたのだ!
「ダメだよムック、落ち着いて
⁈」
「…クゥン。」
エリの呼びかけにあっさり静まったムック、周りの児童や父兄たちが一体何が起こったのかわからないと言った様子でポカンとしていた?
問題はムックに吠えられた児童がくるっと元来た道を戻って帰ってしまったのだ?
直ぐに追いかけて謝罪するつもりのエリだったが、
「…多分大丈夫よ、あの子ならね。」
「この前も山本サンのチャッピーも吠えてなかったかしら?」
などと気にしなくて良いと言い出し、エリを引き止める見守り役の方々?
…何故?
仕方なく朝の登校時間が終わると同時に家に居る義姉に連絡したエリ、自分一人では解決出来ないと判断したからだ。
「…でね、エリちゃんも今日初めて見た男の子だったから、他の皆さんに何処のお子さんが聞いたんだけど…」
「ん、何が有ったか?」
なんか言いにくそうにしている嫁の態度が、相当問題アリだと物語っている?
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「…やなぎ?
犬屋敷の?」
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