孤独な俺が双子の兄に転生したんだが。弟は最強でおれは演奏家??

しめじたつまろ

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26話 そうかあっちは終わったか…

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なんだ…ここほんとにナトゥーラか??

コルは村の変わり果てた姿に絶望していた

「コル…つ立っていても村の被害は広がるばかりだよ!!」

「そうだねセラピア、とりあえず周りを手分けしてみてまわろう!けが人とかいるかもしれない」

「そうね…これってアルがしたのかな?」

「アルlというかプローディギウム騎士団だよ…ってことはアルもってことだね…」

「そう…よね。…さっ!!リーベ隊長たちがくるまで被害を最小限lにおさえましょ!?」


「セラピアか?セラピアなのか?それにコルもいるのか?」

崩れた民家の塀から傷だらけの男がヨロヨロと近づいてきた

「お父さん??お父さんだよね?うわーーーーん」

「来てくれたのか…セラピア…ぐっっっ!」

「お父さん無理して動かないで!癒しの精霊よ力を貸して【光の癒しライトヒール】」

「すまないセラピア…」

「父さん!!なんで避難してないのよ!!」

「ナトゥーラを守ろうと村の防衛軍を作ったんだ…グリーグさんは今も前線でこの村を守るため戦っている」

「防衛軍…ありがとうございます、ここからは僕たちに任せてください!父さんがせっかくここまで守ってくれたんだ…必ず守ってみせますよ」

「それとだがコル君…アルディートくんが…」

「わかってます…弟が…アルがごめんなさい…かならづ罪は償わせます」

「村の人たちは皆わかってるよコル君…アル君にも何か理由があったのだろう、アル君を助けてあげてくれ!それができるのはお兄さんのコルテーゼ君だけだからね!」

「ありがとうおじさん…おじさんは村を出た所に僕の隊が陣をひいてるのでそこに避難して下さいね!メーデルという副隊長が対応してくれます。僕も後から行くのできちんとした手当を受けてくださいね!セラピア、それじゃあ行くよ!」

「了解しましたよ隊長ー!!」

コルは村の中心へと急ぐ

そこにはアルと戦闘をしているグリーグの姿があった

「父さん!!」

「コルか!来てくれたんだな…ぐっ…すまない俺だけじゃアルを止めることができない…力を貸してくれ!!」

「アル…父さんになにやってるんだよ!目を覚ましてくれ…頼むよ…」

「よぉ5番隊の隊長さん!!どうだい?隊長になった気分はよぉ?おれより弱いくせにな!こんな見る目がないミーラクルム騎士団なんて辞めて正解だったぜ!!」

「そんなくだらないことが理由でアルはこの村、ナトゥーラを襲ってるの?ねえアルもうやめようよ…」

「くだらないだと??まぁお前みたいに俺の後ろに隠れているだけで隊長になったようなやつには下らないと思うかもな!!それにおれはプローディギウム騎士団の隊長だぜ?敵国の領土を攻めてなにが悪いんだよ?お前は馬鹿か?コルテーゼ!!」

「アル…わかったよ力づくで目を覚まさせるしか無理みたいだね…【氷針の舟歌アイスニードルバルカドール】♪」

コルが演奏を始めると空に霧上の雲が現れる

すごい…この魔笛おばさんに組み換えてもらってなんか魔力が上がってるきがする…そうか女神の加護をうけている魔笛も一緒に組み替えてくれたのも関係してるのか…これならアルも止めれる!!

霧状の雲はみるみる大きくなりナトゥーラを包むくらいの大きさになりその雲から雨のように氷の刃がアルをめがけて降り注ぐ

「また訳の分かんねー技ばっか使ってんなーコル…だがお前は接近戦が苦手だろ?」

アルはものすごいスピードでコルに近づき剣を振りかざす

「これで終わりだ!コル!」

「はっ早い!!」

ガキーーーン!

「まさかアル父さんの事忘れたんじゃないよな?おいコル大丈夫か??いまのアルはマリーツィアの奇妙な魔法で脳のリミッターを解除している。油断するな!!」

「父さん!ありがとう助かったよ、そうなのかじゃあセラピアはマリーツィアのほうをお願い!!僕と父さんでアルを止める!でも無理はしないでね…あくまでも団長たちがくるまでの時間稼ぎだとおもって!」

「了解よ!隊長…アルを…アルをたすけてね!」

「うん…セラピアもきをつけて」

「よっし!!おーい、マリーツィア!あんたの相手は私よ!!ほらかかって来なさい!」

「はぁーなんで私があんたのあいてなのよ…あんた自分の実力わかってんの??」

「マリーツィア…そうやってどっかひとを小ばかにするところ実はまえから苦手だったのよ!!」

「苦手ねぇー…あはは、私はあんたの事いだったわよ?いつもアル君やコル君の後ろでいいこぶっちゃって…うわぁー思い出しただけでも無理だわ!!ちょうどいいわね!もうコル君にも相手にされないくらいの顔にしてあげる!!かかって来なさい!」

「言ってくれるわね!マリーツィアいまの私にあなたが勝てるとは到底思えないけど…いくわよ!風の精霊よお願い!【大嵐の槍テンペスト・スピアー】」

ゴゴゴゴゴッ!!!ザシューーン!!

セラピアが弓を放つとその周り一体の瓦礫を巻き上げ大きな槍のようになり強風とともにマリーツィアへと向かっていく

「へぇーあんたもそこそこの魔法は使えるんだね、でも遅すぎ!」

マリーツィアは魔法で飛んでくる瓦礫から自身の体を守りながらセラピアの弓をかわした

「避けるなんて想定通りね!!というかあんたの隠れる所をなくすため瓦礫撤去をしただけよ!本命はこっち…チョロちゃん力を貸して!【豪火の息吹インフェルノ】逃げ道もないでしょ?」


「チッ…サラマンダーかよっ面倒だな【操り人形ネクロマンサー】」

サラマンダは体を反転させてセラピアにむけインフェルノを吐く

「えっ…チョロチャン…うわーぁぁぁぁぁぁ!!」

ぐわーーーーんん!!!!

???????

「大丈夫か??セラピア…」

「団長??なんでここに!?…こんくらい平気ですよ…」

「あははははっ…さすがセラピア頼もしいな!!」

そこには白虎のすがたのリーベがいた。

「また面倒な人が…こりゃやばいね…」

「久しぶりだな…マリーツィア…」

リーベは少し悲しそうな顔をマリーツィアにむける

「団長♪久しぶりの再会なのになんでそんな悲しそうなんですか??」

「こんな形の再会なんてしたくなかったものでな…」

「へー…それ団長の弱点なんですか?」

「私がに弱点をみせると?」

「そうこなくっちゃ!!でも…精神魔法使いと会話なんてハンデくれてありがとう団長!【強制脳破壊マインドブレイク!!】」

マリーツィアが魔法を唱えるとリーベは頭を抱えうずくまる

「ぐわーーーーーーーーーーーぁ」

「ねぇ?リーベ団長??操るのは無理かもしれないけど壊すのは割と簡単なんだよ?」

「ガルゥゥゥゥゥゥゥゥ…」

「団長になにを?マリーツィア?」

「こりゃ面白い…ただの白い虎になるんじゃない?」

セラピアは団長に歩み寄る

「団長……!!!」

「ガルル…だぃじょうぶ…戦え…マリーツィアの魔力はもうない…逃がすな…」


「だんちょう……!?ぇえ絶対逃がさない…」

セラピアはマリーツィアを睨む

「あんた本気で殺すわ…チョロちゃん…風の精霊よお願い…地の本当にお願い…お願い!おねががーーーーーーい!【精霊魔法 グランドテンペストインフェルノ!!!!!!!】」


燃えている村や瓦礫すべてが一点に集まり凝縮し地響きをたてながらマリーツィアに向かうにつれ大きくなっていく


「ぐぅ…逃げ道がねーーーーうわーーーーー!!!!!!」

マリーツィアは空中高くにはじきだされる

「マリーツィア…お前もお前の正義と戦ったんだろ…??」

!!!!!

空中に舞ったマリーツィアのめの前には何故かリーベが構えていた

「団長……いいとこどりですね…あははぁ」

「そうだな…でもお前はあれくらいじゃくたばらないのを私は知っているからだ…」

「ずっる…でもやっぱりかっこいい…」

「ふっ…【青龍刀解除 青雷豪線せいらいごうせん

ズッッシャァァァァァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!


地面に向け青い稲妻が一直線に地面に大きな穴を開けた、その穴の中は剣を突き立てるリーベと白目をむくマリーツィア姿があった。

そしてここにこの戦いは終わった…

勝者 セラピア&リーベ

その青い稲妻を横目にコルは

そうかあっちは終わったか…と思ったのだった。
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