【R18】人食い花に転生しました ~復讐~~その人を食べる日まで~

マイきぃ

文字の大きさ
8 / 63
人食い花に転生しました ~復讐~~その人を食べる日まで~

冒険者

しおりを挟む
 あれから、一週間が経過しました。

 前回、一人逃がしてあげたので、また仲間がくると思ったのですが、一向に人間の来る気配がありません。いったいどうしたというのでしょうか……。

 森の動物を捕食しながらレベルを上げることしか、やることがありません。

 それでも、コツコツと捕食していたおかげでレベルが28になりました。

 HPが(2800/2800)、トラップポイントが(1400/1400)、範囲(捕獲領域)は600メートルです。

 エナジークリスタルも、30個ほど所持しています。所持するのはいいのですが、いくつ集めればいいのかわかりません。まあ、多く集めても問題はないと思うので、気にしないことにします。

 そういえば、最近、スキルのレベルが上がり始めました。これは使うことによって上がっていくようです。

 まず、【移動】です。L2になりました。L1の時は1メートルで1ポイント消費だったのですが、今度は2メートルで1ポイント消費です。

 次に、【複製】です。これもL2になり、複製した相手の所持品も複製できるようになりました。特にボウガンなどは使い勝手が良いので重宝します。

 その他、いくつかのスキルはL2になったので、使うのが楽しみで仕方ありません。


 …………それにしても……静かです。たまに、鳥の鳴き声が聞こえるぐらいです。

 人間は、いつ来るのでしょうか…………。


 二週間が経過しました。

 その日、人の気配らしきものを感じ取りました。久しぶりのごちそうかもしれません……私は息を潜めて獲物を待ちました。

 二人の男女がやってきます。冒険者のような恰好をしています。

「この森だよな、《ビッグベアー》が出るってところは」

 男は、立派なプレートアーマーを着て大きなバトルアクスを持っていました。おそらく、《ビッグベアー》を狩るための装備でしょう。

 ちょっとまてください……男のHP……(7530/7530)……なんですか、この体力は……。

 普通の人間なら、多くても150、冒険者で強い部類にはいるなら、500程度が妥当だと私は見ていました。

 ────ですが、この体力はいったい……。

「おかしいわ……《ビッグベアー》はこの付近には生息していないはずよ。誰かが意図的に放った? それも複数? 村人が三人もやられたとなると、5~6匹程度はいるわね」

 女は、とんがり帽子の《魔法使い》でした。耳が尖っています。おそらくエルフでしょう。

 彼女のHPを見ます。(2580/2580)……エルフなら、あっても200ぐらいのはずですが、この女はその10倍以上ありました。

 いったいどういうことなのでしょう…………数値が壊れてしまったのでしょうか……それとも、私の冒険者に対する評価がズレていたのでしょうか……。

「反応はあったか? 俺のスキルでは何も感じられないが……」

「これからよ、焦らないで」

 女は、正面に、魔法陣のような光を展開しました。

「【ホットサーチ】!」

 そして魔法を発動し、周囲を見渡しています。

 私はとっさに【収縮】スキルを使って体を、20センチほどに小さくしました。

「これといって、《ビッグベアー》ほどの大きな熱源は感知できないわ……まさか、《逆人魚》に食べられたなんてことはないでしょうね」

「おいおいおい……《ピラニアン》ならまだしも、《逆人魚》に食べられるとか、ありえねーだろ……。まさか、あの女体じみた足につられて……」

「はい、下品な想像はその辺にしましょう。変態《勇者》さん」

 この二人は、《勇者》御一行だったのですね……どおりで桁違いなわけです……。

 私の本能は、今にも捕食したい……そう叫んでいるのですが、やはり強さが違います。この強さの相手を二人同時に相手することなど、到底無理でしょう。

 本能にまかせて襲ってもいいのですが、結果は目に見えています。それに、私にはやらなければならないことがあります。こんなところで無駄にやられるのは御免です。

 私は用心して、今回のごちそうを見送ることにしました。

【エナジークリスタル数 x 30】
しおりを挟む
感想 42

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

処理中です...