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第一章 気がついたら異世界にいるんだけど……
第五話 おっぱいが背中に当たってむふふ……って喜んだのも束の間
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狩人の女性は、上半身だけを器用に動かして体を起こした。
「大丈夫ですか?」
心配そうにつぶやくタカシ。すると、狩人の女性は、涙目を目に浮かべながら震えた声で話し出した。
「足が麻痺して動けない……家まで連れてって……(グスッ)」
第一印象は、とてもかわいい女の子のような感じだ。──少し、あざとくもあるが──
「麻痺? ふむ……しょうがないな……じゃあ、おんぶするよ」
どうやら、タカシは厄介ごとを引き当ててしまったようだ。けれども、これでジャングルから脱出する目処が立った。タカシは、狩人の女性を持ち上げ、背中に背負うと、茂みに引っかかっている弓矢を拾う。
「で、家はどの方角?」
「えと……東の方」
狩人の女性は、正確に東を指さした。道を知ってそうなので任せても大丈夫だろうと、タカシは狩人の女性を信頼する。
「東……ね。そっちは町があるのかな?」
「村がある。エルフの村。でも私は村の外にある家だからその村のちょっと手前」
「そっか……じゃあ行こうか」
「うん、お願い」
タカシはゆっくりと歩きだした。
背中に当たるおっぱいの感触が気になるタカシ。歩くと弾む、その柔らかい感触。そんな初体験に顔が激しく緩む。役得である。
道中、なれなれしい口調で話しかけてくる狩人の女性。そんな口調を気にせず、話し相手をするタカシ。
「ね、おに~さん。レベルいくつ?」
「レベル? 確か今……14かな」
「うそ! 私より低い……私、これでもレベル25だよ。それなのに、マッドベアーたくさん倒すし、リーダーまで倒しちゃうなんて……レベル70はあると思ったよ……」
「あ……ま、まぁ……チートだからね」
「チート?」
「いや、なんでもない」
「きっとおに~さんは勇者の加護があるんだね」
「勇者……」
勇者という言葉を聞くと、タカシは不機嫌な表情になった。勇者のことに触れたくないタカシは別な話題を振る。
「でも、レベル低いのに……どうしてあんなところに?」
「熊胆が欲しくてマッドベアーを狩りに行ってたんだ。一匹なら狩れる自信はあったから。それで、はぐれマッドベアーを見つけたから狩ろうと思ったんだけど、それはおとりだったみたい。で、マッドベアーリーダーが接近してるの気づかなくって……このありさま……まあ、当たり前だよね。レベル低いのに格上に挑んだ私が馬鹿だった。多分私、きみがいなかったら死んでた。おに~さんは命の恩人だね」
「俺は……敵が現れたから、戦っただけなんだけどね」
タカシは、照れくさそうに言った。
「それでもおに~さんは恩人! そだ。私、ルナ。おに~さんの名前は?」
「ああ、俺はタカシだ」
「タカシっていうんだ。じゃあタカシって呼んでいい? 私をルナって呼んでいいから」
「へいへい。ところでルナ、なぜ熊胆が必要なの?」
「お母さんの薬」
「そっか……」
「本当は村に備蓄があるんだけど、私は村の人に嫌われてるから売ってもらえないんだ」
「どうして嫌われてるの?」
「今はあまり言いたくない……」
「そっか……(よほどつらい事情があるんだな……)」
タカシは、これ以上深入りしないほうがいいと判断して、質問するのをやめた。
「それでね、ものは相談なんだけど……熊胆一つ譲ってくれないかな。もちろんお金は出すよ……金貨1枚」
「ふむ……金貨1枚か……」
「足りないなら2枚までなら出せるよ」
「いいよ、一枚で。どうせ、何か訳ありなんだろ(10匹もいるし……)」
「ありがとう! タカシだ~い好き!」
「(首を……絞めるな……)」
ルナは、交渉がうまくいったことに喜び、タカシの首をギュッと抱きしめるのだった。
「タカシ、ありがと。もう大丈夫。歩ける。耐性がないから、回復するのに時間かかっちゃった」
どうやら、ルナの麻痺が回復したようだ。
「そっか、じゃあ下すぞ」
ゆっくりルナの体を背中から下すタカシ。背中の柔らかい感触が消えてしまったことにしょんぼりするが、ルナの元気な姿を見てほっとする。
ルナは、服を整えると、ゆっくりと歩きだした。
「タカシは、どうしてここへ来たの? 依頼か何か?」
「ん……まあ、そんなとこ」
──と、適当にはぐらかすタカシ。
「ギルドの依頼かな? じゃあ、ギルドのランクは?」
「え、ギルド? いや、ギルドは……入ってない」
「ふーん……もしかして何か、隠してる? 怪しい」
猫のような目でタカシに疑いの視線を向けるルナ。
タカシは観念してため息をつく。どうせ隠してもいずれバレることだと思い、事の成り行きを話す。
「俺は勇者と間違われて召喚された人間だよ。この世界の人間じゃないんだ」
「うそ……じゃあタカシは神の子?」
「神の子ってなんだ?」
「神に力を授かって、この地へやってくる異世界人のことを言うんだけど……伝説って本当だったんだ」
「伝説……なのか?」
「うん。だから、あんなに強かったんだね……納得した」
「疑わないのか?」
「あんな命知らずな戦いする人、この世界にいないもん。自分より10レベル以上高い敵とは戦うなっていうぐらいだから……」
「戦わなきゃ死んでたからね。(多分……餓死で)」
「私、伝説の人に助けられたんだって、お母さんに自慢しちゃおっと」
笑顔ではしゃぐルナ。そんなルナの笑顔を見て安心するタカシだった。
…………
ルナの先導でタカシはジャングルを抜けることができた。小道の先にある小さな小川。そこにかかっている石橋を渡ると、小さな家が見えた。家の花壇にはきれいな花がいくつも咲いている。
家に着いたルナは、ドアの取っ手に手をかけた。だが、そこから動こうとせず、不安気な表情で立ち尽くしている。
「どうした、ルナ」
「何これ、家の中に人がいっぱいいる……」
「客が来てるのか……」
「ないの……」
「何が?」
「お母さんの気配が……ないの……」
「(まさか!)」
この時タカシは、最悪なイベントフラグを感じ取った。もし、そのフラグが立つのなら、この世界を呪うかもしれない。そんな思いでルナの掴んでいるドアの取っ手に手をかけた。
「悪い、ちょっといいか」
タカシは、ルナが手をかけているドアを、強引に開け、家の中を確認した。すると──モヒカンや、スキンヘッド。肩パッドをした荒くれものたちが家の中を陣取っていたのだった。
「大丈夫ですか?」
心配そうにつぶやくタカシ。すると、狩人の女性は、涙目を目に浮かべながら震えた声で話し出した。
「足が麻痺して動けない……家まで連れてって……(グスッ)」
第一印象は、とてもかわいい女の子のような感じだ。──少し、あざとくもあるが──
「麻痺? ふむ……しょうがないな……じゃあ、おんぶするよ」
どうやら、タカシは厄介ごとを引き当ててしまったようだ。けれども、これでジャングルから脱出する目処が立った。タカシは、狩人の女性を持ち上げ、背中に背負うと、茂みに引っかかっている弓矢を拾う。
「で、家はどの方角?」
「えと……東の方」
狩人の女性は、正確に東を指さした。道を知ってそうなので任せても大丈夫だろうと、タカシは狩人の女性を信頼する。
「東……ね。そっちは町があるのかな?」
「村がある。エルフの村。でも私は村の外にある家だからその村のちょっと手前」
「そっか……じゃあ行こうか」
「うん、お願い」
タカシはゆっくりと歩きだした。
背中に当たるおっぱいの感触が気になるタカシ。歩くと弾む、その柔らかい感触。そんな初体験に顔が激しく緩む。役得である。
道中、なれなれしい口調で話しかけてくる狩人の女性。そんな口調を気にせず、話し相手をするタカシ。
「ね、おに~さん。レベルいくつ?」
「レベル? 確か今……14かな」
「うそ! 私より低い……私、これでもレベル25だよ。それなのに、マッドベアーたくさん倒すし、リーダーまで倒しちゃうなんて……レベル70はあると思ったよ……」
「あ……ま、まぁ……チートだからね」
「チート?」
「いや、なんでもない」
「きっとおに~さんは勇者の加護があるんだね」
「勇者……」
勇者という言葉を聞くと、タカシは不機嫌な表情になった。勇者のことに触れたくないタカシは別な話題を振る。
「でも、レベル低いのに……どうしてあんなところに?」
「熊胆が欲しくてマッドベアーを狩りに行ってたんだ。一匹なら狩れる自信はあったから。それで、はぐれマッドベアーを見つけたから狩ろうと思ったんだけど、それはおとりだったみたい。で、マッドベアーリーダーが接近してるの気づかなくって……このありさま……まあ、当たり前だよね。レベル低いのに格上に挑んだ私が馬鹿だった。多分私、きみがいなかったら死んでた。おに~さんは命の恩人だね」
「俺は……敵が現れたから、戦っただけなんだけどね」
タカシは、照れくさそうに言った。
「それでもおに~さんは恩人! そだ。私、ルナ。おに~さんの名前は?」
「ああ、俺はタカシだ」
「タカシっていうんだ。じゃあタカシって呼んでいい? 私をルナって呼んでいいから」
「へいへい。ところでルナ、なぜ熊胆が必要なの?」
「お母さんの薬」
「そっか……」
「本当は村に備蓄があるんだけど、私は村の人に嫌われてるから売ってもらえないんだ」
「どうして嫌われてるの?」
「今はあまり言いたくない……」
「そっか……(よほどつらい事情があるんだな……)」
タカシは、これ以上深入りしないほうがいいと判断して、質問するのをやめた。
「それでね、ものは相談なんだけど……熊胆一つ譲ってくれないかな。もちろんお金は出すよ……金貨1枚」
「ふむ……金貨1枚か……」
「足りないなら2枚までなら出せるよ」
「いいよ、一枚で。どうせ、何か訳ありなんだろ(10匹もいるし……)」
「ありがとう! タカシだ~い好き!」
「(首を……絞めるな……)」
ルナは、交渉がうまくいったことに喜び、タカシの首をギュッと抱きしめるのだった。
「タカシ、ありがと。もう大丈夫。歩ける。耐性がないから、回復するのに時間かかっちゃった」
どうやら、ルナの麻痺が回復したようだ。
「そっか、じゃあ下すぞ」
ゆっくりルナの体を背中から下すタカシ。背中の柔らかい感触が消えてしまったことにしょんぼりするが、ルナの元気な姿を見てほっとする。
ルナは、服を整えると、ゆっくりと歩きだした。
「タカシは、どうしてここへ来たの? 依頼か何か?」
「ん……まあ、そんなとこ」
──と、適当にはぐらかすタカシ。
「ギルドの依頼かな? じゃあ、ギルドのランクは?」
「え、ギルド? いや、ギルドは……入ってない」
「ふーん……もしかして何か、隠してる? 怪しい」
猫のような目でタカシに疑いの視線を向けるルナ。
タカシは観念してため息をつく。どうせ隠してもいずれバレることだと思い、事の成り行きを話す。
「俺は勇者と間違われて召喚された人間だよ。この世界の人間じゃないんだ」
「うそ……じゃあタカシは神の子?」
「神の子ってなんだ?」
「神に力を授かって、この地へやってくる異世界人のことを言うんだけど……伝説って本当だったんだ」
「伝説……なのか?」
「うん。だから、あんなに強かったんだね……納得した」
「疑わないのか?」
「あんな命知らずな戦いする人、この世界にいないもん。自分より10レベル以上高い敵とは戦うなっていうぐらいだから……」
「戦わなきゃ死んでたからね。(多分……餓死で)」
「私、伝説の人に助けられたんだって、お母さんに自慢しちゃおっと」
笑顔ではしゃぐルナ。そんなルナの笑顔を見て安心するタカシだった。
…………
ルナの先導でタカシはジャングルを抜けることができた。小道の先にある小さな小川。そこにかかっている石橋を渡ると、小さな家が見えた。家の花壇にはきれいな花がいくつも咲いている。
家に着いたルナは、ドアの取っ手に手をかけた。だが、そこから動こうとせず、不安気な表情で立ち尽くしている。
「どうした、ルナ」
「何これ、家の中に人がいっぱいいる……」
「客が来てるのか……」
「ないの……」
「何が?」
「お母さんの気配が……ないの……」
「(まさか!)」
この時タカシは、最悪なイベントフラグを感じ取った。もし、そのフラグが立つのなら、この世界を呪うかもしれない。そんな思いでルナの掴んでいるドアの取っ手に手をかけた。
「悪い、ちょっといいか」
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