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6章 女神祭に行こう
16話 馬車で護送は速度が遅い
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6章の題を【女神祭に行こう】にしました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はあ、エルさん、遊びすぎではありませんか?」
苦笑いしているトーナさんの言葉に、ロッテ嬢の瞳がきらん!と輝く。
「そんなことはありませんわ
素敵でしたもの
まるで物語の主人公の様ではありませんか
遠くから見ているだけなんて
ああ、なんてつまらないのかしら」
すみません、ちょっと遊びました。あ、神官様が眼をひん剥いて驚いている。
出発してなかったんだ。
「えっと、貴方方は…」
ウィルさんが神官様に向かっていく。
「お怪我はありませんでしたか、神官様」
「はい、お気遣いありがとうございます」
なにやらウィルさんは巡回神官さんと話をしている。
辺りを調べていたレスさんが馬車を引く馬を牽引してきた。
「テントの向こうに馬車が二台ありました。ここにこいつら詰めてケルムに運びましょうか」
見つけた馬車には馬がつないだままだった。万が一の時は直ぐ逃げられる様にしてたのかな。
「エル姉、テントと中の荷物どうする?」
「お金の代わりに物で払って通った人達もいるだろうし返してあげたほうがいいでしょう。持っていくかな」
「了解、ウリュ、テントの杭抜いてくれ、たたもう」
「うん」
荷物を片っ端からインベントリに収納していく。
「あ、エル姉、ごめん、テント倒れる~」
はいな、倒れる前に収納っと。手をかざしたらテントが消えてなくなります。
イッツ ア イリュージョン~。
気を失った僧兵崩れを身体強化したアレクス君がぽいぽいと馬車の荷台に放り込む。
「あ、眼を覚ますとうるさいかな《スリープ》」
ケルムに着くまで眠っててもらいましょう、そうしよう。
「エルさん、馬車を引いていては今日中にケルムにつけませんね。どこかで夜営しましょう。先に行った人達より少し離れたところで良さそうなところがあればいいですが」
ケルムに着いたら警備隊に説明もいるので巡回神官さんも一緒に行く様です。
馬車の御者が出来るのはウィルさんとレスさん、巡回神官(メルビスさんと言うそうです)の3人。
レスさんとメルビス神官さんが御者席に座り、アレクス君とウリュ君が「教えて御者(馬車の操り方)と隣に座りました。
2人とも知らない事を知ろうと貪欲に行動します。いい事です。
私も馬車は扱えますよ、でも上空からの偵察任務があるので。
徒歩で先に進んだ人達を追い越してしばらく進むと、多分通行料を払って通った徒歩の人達と思しき人には説明を
「僧兵崩れはケルムの警備隊に突き出すので取られたモノがあるなら申告してください」
と、メルビス神官さんがしています。
同じ説明、繰り返すの大変よね。
1時間もしないうちにアレクス君もウリュ君も馬車を扱える様になったので、レスさんはバイコーンに戻りました。
ロッテ嬢はウィルさんとバイコーンです。レイディに乗りたがったんですが、魔物見つけたら強襲するので遠慮願いました。
2度ほどゴブリンと戦闘中の巡礼者を助け、森から現れたキラーグリズリーを《ウィンドカッター》で首チョンパし、ロングトゥースタイガー(なぜサーベルタイガーではないのか?、誰命名?)も首チョンパし、ブラックアナコンダ(体長10メートル、胴回り1メートル」はレイディの爪の一撃で首チョンパです。
本当に、どこが『すでにめぼしい魔物は俺たちが倒し終わった』んでしょうね。結構サーチに引っかかるんですが。
お金取られた上魔物に襲われたら踏んだり蹴ったりもいいとこでしょう。
あ、角猪めっけ、今晩のおかずにしよう。
日も傾いて来たし、一旦戻ろう。
馬車が集団で夜営をしている少し先に夜営をすることにしたのか、ウィルさん達はすでに馬車を止めていた。
「それなりに魔物がでますね。エルさんが倒した後も何度かでて来ました。人が多いせいで魔物側も気配を辿りやすいのでしょう」
その後小声で
「あまり離れすぎるのも怪しいのでこの辺りで夜営をする事にしました」
まあこう言う時は旅人同士固まって夜営をするものだし。
少し離れているのは『僧兵崩れ』を連れているので迷惑がかからない様に、とメイビス神官さんに説明した様だ。
馬車の様子を見に行くとウリュ君の詠唱が聞こえてきた。
「夜の帳が降りたなら深き眠りのちょこにちずめ《ちゅリープ》」
「お疲れ様、ウリュ君。何こいつら眼覚ました?」
「馬ちゃが揺れたちぇいでちゅこち。眠らちぇておけばご飯食べちゃちぇなくていいってアレクちゅが」
そうだね、縛ったままじゃ食べられないよね。うん、眠っててもらおう。
では風除けの壁をウリュ君に作ってもらいましょう。
「硬き岩よ、壁となり我を守れ《ちゅトーンウォール》」
前回の失敗を踏まえ、詠唱付きで魔力を練ったので綺麗な石壁ができました。
今回は少し小さめで上からテントをかぶせカモフラージュです。
さっき狩った角猪調理しましょうか。
内臓はバイコーン達に、お肉は四角にカット、塩胡椒、醤油ベース、カレー風味のタレにつけて串焼き様に……あ、ノーハで買ったのあったな。
塩胡椒以外は次に回すか。塩胡椒串肉はうちのニクスキーのために。
ノーハで購入したコッコ鳥の丸ごとロースト一羽とローストポークを一つ取り出し切りわける。角牛のブラウンシチュー、ロールパン、サラダで夕食メニューは決まりました。
なおトーナさんより、明日の朝はサラダ、クラムチャウダーミートパイと指示がありました。
食事はロッテ嬢、ウィルさんにトーナさん、メイビス神官さんが中で、残りのメンバーは外で食べます。一応、表向き私らは護衛と言うことで。
ロッテ嬢が串焼きをじっと見るので、串焼き一本づつ追加しました。
ロッテ嬢、ニクスキーなのかな。
さて、いただきますか。
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「はあ、エルさん、遊びすぎではありませんか?」
苦笑いしているトーナさんの言葉に、ロッテ嬢の瞳がきらん!と輝く。
「そんなことはありませんわ
素敵でしたもの
まるで物語の主人公の様ではありませんか
遠くから見ているだけなんて
ああ、なんてつまらないのかしら」
すみません、ちょっと遊びました。あ、神官様が眼をひん剥いて驚いている。
出発してなかったんだ。
「えっと、貴方方は…」
ウィルさんが神官様に向かっていく。
「お怪我はありませんでしたか、神官様」
「はい、お気遣いありがとうございます」
なにやらウィルさんは巡回神官さんと話をしている。
辺りを調べていたレスさんが馬車を引く馬を牽引してきた。
「テントの向こうに馬車が二台ありました。ここにこいつら詰めてケルムに運びましょうか」
見つけた馬車には馬がつないだままだった。万が一の時は直ぐ逃げられる様にしてたのかな。
「エル姉、テントと中の荷物どうする?」
「お金の代わりに物で払って通った人達もいるだろうし返してあげたほうがいいでしょう。持っていくかな」
「了解、ウリュ、テントの杭抜いてくれ、たたもう」
「うん」
荷物を片っ端からインベントリに収納していく。
「あ、エル姉、ごめん、テント倒れる~」
はいな、倒れる前に収納っと。手をかざしたらテントが消えてなくなります。
イッツ ア イリュージョン~。
気を失った僧兵崩れを身体強化したアレクス君がぽいぽいと馬車の荷台に放り込む。
「あ、眼を覚ますとうるさいかな《スリープ》」
ケルムに着くまで眠っててもらいましょう、そうしよう。
「エルさん、馬車を引いていては今日中にケルムにつけませんね。どこかで夜営しましょう。先に行った人達より少し離れたところで良さそうなところがあればいいですが」
ケルムに着いたら警備隊に説明もいるので巡回神官さんも一緒に行く様です。
馬車の御者が出来るのはウィルさんとレスさん、巡回神官(メルビスさんと言うそうです)の3人。
レスさんとメルビス神官さんが御者席に座り、アレクス君とウリュ君が「教えて御者(馬車の操り方)と隣に座りました。
2人とも知らない事を知ろうと貪欲に行動します。いい事です。
私も馬車は扱えますよ、でも上空からの偵察任務があるので。
徒歩で先に進んだ人達を追い越してしばらく進むと、多分通行料を払って通った徒歩の人達と思しき人には説明を
「僧兵崩れはケルムの警備隊に突き出すので取られたモノがあるなら申告してください」
と、メルビス神官さんがしています。
同じ説明、繰り返すの大変よね。
1時間もしないうちにアレクス君もウリュ君も馬車を扱える様になったので、レスさんはバイコーンに戻りました。
ロッテ嬢はウィルさんとバイコーンです。レイディに乗りたがったんですが、魔物見つけたら強襲するので遠慮願いました。
2度ほどゴブリンと戦闘中の巡礼者を助け、森から現れたキラーグリズリーを《ウィンドカッター》で首チョンパし、ロングトゥースタイガー(なぜサーベルタイガーではないのか?、誰命名?)も首チョンパし、ブラックアナコンダ(体長10メートル、胴回り1メートル」はレイディの爪の一撃で首チョンパです。
本当に、どこが『すでにめぼしい魔物は俺たちが倒し終わった』んでしょうね。結構サーチに引っかかるんですが。
お金取られた上魔物に襲われたら踏んだり蹴ったりもいいとこでしょう。
あ、角猪めっけ、今晩のおかずにしよう。
日も傾いて来たし、一旦戻ろう。
馬車が集団で夜営をしている少し先に夜営をすることにしたのか、ウィルさん達はすでに馬車を止めていた。
「それなりに魔物がでますね。エルさんが倒した後も何度かでて来ました。人が多いせいで魔物側も気配を辿りやすいのでしょう」
その後小声で
「あまり離れすぎるのも怪しいのでこの辺りで夜営をする事にしました」
まあこう言う時は旅人同士固まって夜営をするものだし。
少し離れているのは『僧兵崩れ』を連れているので迷惑がかからない様に、とメイビス神官さんに説明した様だ。
馬車の様子を見に行くとウリュ君の詠唱が聞こえてきた。
「夜の帳が降りたなら深き眠りのちょこにちずめ《ちゅリープ》」
「お疲れ様、ウリュ君。何こいつら眼覚ました?」
「馬ちゃが揺れたちぇいでちゅこち。眠らちぇておけばご飯食べちゃちぇなくていいってアレクちゅが」
そうだね、縛ったままじゃ食べられないよね。うん、眠っててもらおう。
では風除けの壁をウリュ君に作ってもらいましょう。
「硬き岩よ、壁となり我を守れ《ちゅトーンウォール》」
前回の失敗を踏まえ、詠唱付きで魔力を練ったので綺麗な石壁ができました。
今回は少し小さめで上からテントをかぶせカモフラージュです。
さっき狩った角猪調理しましょうか。
内臓はバイコーン達に、お肉は四角にカット、塩胡椒、醤油ベース、カレー風味のタレにつけて串焼き様に……あ、ノーハで買ったのあったな。
塩胡椒以外は次に回すか。塩胡椒串肉はうちのニクスキーのために。
ノーハで購入したコッコ鳥の丸ごとロースト一羽とローストポークを一つ取り出し切りわける。角牛のブラウンシチュー、ロールパン、サラダで夕食メニューは決まりました。
なおトーナさんより、明日の朝はサラダ、クラムチャウダーミートパイと指示がありました。
食事はロッテ嬢、ウィルさんにトーナさん、メイビス神官さんが中で、残りのメンバーは外で食べます。一応、表向き私らは護衛と言うことで。
ロッテ嬢が串焼きをじっと見るので、串焼き一本づつ追加しました。
ロッテ嬢、ニクスキーなのかな。
さて、いただきますか。
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