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7章
閑話 その頃のディヴァン邸
しおりを挟む「やっぱりいいわ、この泥パック」
施術台にうつ伏せで寝そべっているリッサの全身に、専属メイドのメリアが丁寧に【クレイゴーレムの泥】を塗って行く。
「そうですね、奥様。この処置をお手伝いさせていただいてから、私の手も手荒れ知らずになっております」
「まあ、そうなの。でも残りが少なくなってきているのよね。【四季ダンジョン】まで取りに行くこともできないし……」
「冒険者ギルドに依頼を出してみてはどうですか?ディヴァン侯爵領内でも、クレイゴーレムが見つかるかもしれません」
「そうねぇ、あ、そこいいわ、もっと強く押してちょうだい」
泥を塗りながらのマッサージが最近のリッサのお気に入りである。
「失礼いたします、奥様」
衝立とさらにカーテンで視界を塞いでいるが、その向こうには護衛の女性騎士が控えている。
リッサに護衛が必要?と思うだろうが、そこは侯爵夫人、体裁を整えるということもだいじなのである。
「何かしら」
「スチュワート執事長より、『転移陣の前を離れません、政務が滞っております』との伝言を受けました」
そう言えば前回の手紙はもう10日ほど前になるわね。『護衛依頼を受けたからもうすぐランクCになれると思う』って書いてあったわね。
「わかったわ、これが終わったら執務室に顔を出すってスチュワートに伝えてちょうだい」
「了解いたしました」
ガチャガチャと鎧の音をさせて扉に向かう女性騎士。
「本当に、どちらも仕方のない人……」
「奥様、そろそろ」
「そうね、メリアありがとう」
リッサは施術台から身体を起こしシャワーブースへと移動する。これが終わったらマジェスティハニーゼリーと各種ハーブを混ぜた特性パックを顔に塗る予定だ。
美魔女は日々研鑽を怠らない。
後日冒険者ギルドに出された依頼は
『クレイゴーレムの生息地を見つける』というもので『クレイゴーレムの納品』ではなかったらしい。
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本当はこのネタ、【その頃の面々…】用だったんですが、諸事情でこっちに持って来ました。
後日移動させるかもしれませんm(_ _)m
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