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7章
12話 予定は未定
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長らくご無沙汰しております。
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先に戻っていいか、ギルマスに尋ねてみた。
じゃあホマに一足先に戻って、無事救出できたことを伝えるよう頼まれた。
私とウリュ君はレイディに、アレクス君はミニアに乗ってホマに戻る。
まず冒険者ギルドに報告、ストーンゴーレムを倒し、閉じ込められた人々を無事救出、程なく戻ってくるだろうと。
その後商業ギルドにも報告して、宿泊の延長手続きをした。今日中に片付かないだろう。
少し遅くなったがお昼ご飯にするかな。メニューはミネストローネスープとホットドック、サラダ。
ウリュ君もお手伝いしてくれるということなのでサラダとホットドック作りを頼んだ。アレクス君はねぇ、自分のホットドックにソーセージばっかり挟むからダメです。下に炒めた野菜も挟まないと。
そんなこんなで昼食を済ませた頃、外の騒がしさが部屋の中にいても聞こえてきた。
「みんな戻ってきたのかな」
食後に冒険者ギルドの資料室でも覗こうかと思ったけど、この騒がしさではゆっくり調べ物はできそうにない。
商業ギルドのマスターも戻ってきてるだろうが、あんなことの後だし、こっちも『資料の閲覧許可ください』とは言い出しにくい。
「とりあえず、部屋で勉強してるかな。レイディの様子見てくるから自由にしてて」
ウリュ君は早速テーブルに本を出して読み始めた。
厩舎に行くと、昨日の少年がいたのでレイディのご飯を渡す。敷き藁が新しいものに変わってたので、今日も小銀貨をお駄賃にあげた。これでレイディは快適に過ごせるだろう。
部屋に戻ろうとすると受付で呼び止められた。
「冒険者ギルドのマスターから緊急依頼の報奨金の支払いが明日以降になるので、明日冒険者ギルドの方に顔を出して欲しいとのことです」
明日以降とな? 明日じゃない可能性があるってことか。うーんどうしよ?
まあ、明日になればわかるし、今考えても仕方ないよね。
結局、その日はアレクス君たちととポーション作りをしました。出来上がったポーションは明日売りに行って、また瓶を買ってこよう。
ちなみに、ギルドの食堂からは、喧騒が聞こえる。冒険者達がすんなり片付いた緊急依頼の打ち上げでドンチャン騒ぎをしているようだ。一つの建物だから響くなあ。けっこう遅くまで騒がしかった。
翌朝、サラダとスープ、サンドイッチの簡単な食事をすませ、受付に行く。
資料の閲覧許可がもらえるかどうか確認した。
「あ、あなた方は」
受付のお姉さんと話していると後ろから声をかけられた。茶色のハーフマントの片側をめくり何か書類のようなものを抱えた、ややくたびれた感じの中年男性。
「助けていただきありがとうございます。ポーション、本当に助かりました」
深々と礼をしたせいで、持っていた書類がいくつか落ちる。
「あわわ」
慌てる男性に変わり、ウリュ君とアレクス君が拾って差し出す。誰だっけ? あ、昨日商業ギルドマスターと一緒にいた職員さんのうちの1人か。
「皆さんは、商業ギルドに、何かご用がお有りなんですか?」
「私たち、商人でもありますので、こちらで宿をとってます」
一応、商人ギルドカードを見せた。
「ええ、そうなんですか? じゃあ昨日のポーションは売り物だったんじゃあ」
「まあ、でも下ろす先のないものでしたし、使用期限の短いものでしたから」
「主任、こちらの方は資料室の利用をご希望されておられます」
私たちの会話に受付のお姉さんが割って入る。受付前でやり取りされると邪魔だよね。
「え、そうなんですか。じゃあこちらにマスターに話を通しますので」
主任さんだったのね。二階に案内されたのでみんなで後ろをついて行った。
「私はここ、商業ギルドホマ支部の主任をしています、レクオと申します。あ、こちらに」
連れてこられたのは割と立派な扉の前。レクオさんがノックをすると入室許可の返事があり、扉を開けた。
「マスター。昨日の冒険者チームの方をお連れしました。商人ギルドにも所属されているそうですよ」
「君たちはポーションの、よくきてくれた、ささ座ってくれ」
「どうも、冒険者チーム【金色の翼】のリーダーで【エルドール商会】会頭のエルと言います。こちらはうちのメンバーの」
「アレクスです」
「ウリュでちゅ」
私に続いて挨拶する2人。貴族相手ではないのでぺこりと頭を下げる。
「【エルドール商会】、はて、どこかで……」
「マスター、エオカといえば、トレントの」
「そうか、トレントやジャイアントシルバーゴーレムの素材を持ち込んだ……君らがそうか」
あれ、こんなところまで情報流れてるの? 早くない? ていうか商業ギルドに秘守義務とか、個人情報保護とかないのか?
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言い訳をちょっと。
小説大賞が終わった後、リン太のもう一方の作品『異世界召喚、神様に加護2人貰いました』がありがたいことに入賞しまして、そしてその後にくる書籍化のお話。
書籍化作業に伴い設定の見直しやらなんやらで随分時間をとられたのですが、「書籍化するなら続き書かねば」と、頑張ってネタ練ってるうちに、こっちのネタ忘れてしまいました。
考えてた分をまだメモにもおこしてなかったのが不味かったです。
おまけに2作品の設定となろうに書いてるこの作品の並行世界バージョンの設定も加わり頭の中でこんがらがってわけわかんなくなってしまいました。
書籍化作業がひと段落ついて、エタッてるいくつかの作品にようやく手をつけられるようになりました。
ゆっくりペースですがお付き合いくださると嬉しいです。
そういえば誤字修正もほったらかしてるなぁ……
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先に戻っていいか、ギルマスに尋ねてみた。
じゃあホマに一足先に戻って、無事救出できたことを伝えるよう頼まれた。
私とウリュ君はレイディに、アレクス君はミニアに乗ってホマに戻る。
まず冒険者ギルドに報告、ストーンゴーレムを倒し、閉じ込められた人々を無事救出、程なく戻ってくるだろうと。
その後商業ギルドにも報告して、宿泊の延長手続きをした。今日中に片付かないだろう。
少し遅くなったがお昼ご飯にするかな。メニューはミネストローネスープとホットドック、サラダ。
ウリュ君もお手伝いしてくれるということなのでサラダとホットドック作りを頼んだ。アレクス君はねぇ、自分のホットドックにソーセージばっかり挟むからダメです。下に炒めた野菜も挟まないと。
そんなこんなで昼食を済ませた頃、外の騒がしさが部屋の中にいても聞こえてきた。
「みんな戻ってきたのかな」
食後に冒険者ギルドの資料室でも覗こうかと思ったけど、この騒がしさではゆっくり調べ物はできそうにない。
商業ギルドのマスターも戻ってきてるだろうが、あんなことの後だし、こっちも『資料の閲覧許可ください』とは言い出しにくい。
「とりあえず、部屋で勉強してるかな。レイディの様子見てくるから自由にしてて」
ウリュ君は早速テーブルに本を出して読み始めた。
厩舎に行くと、昨日の少年がいたのでレイディのご飯を渡す。敷き藁が新しいものに変わってたので、今日も小銀貨をお駄賃にあげた。これでレイディは快適に過ごせるだろう。
部屋に戻ろうとすると受付で呼び止められた。
「冒険者ギルドのマスターから緊急依頼の報奨金の支払いが明日以降になるので、明日冒険者ギルドの方に顔を出して欲しいとのことです」
明日以降とな? 明日じゃない可能性があるってことか。うーんどうしよ?
まあ、明日になればわかるし、今考えても仕方ないよね。
結局、その日はアレクス君たちととポーション作りをしました。出来上がったポーションは明日売りに行って、また瓶を買ってこよう。
ちなみに、ギルドの食堂からは、喧騒が聞こえる。冒険者達がすんなり片付いた緊急依頼の打ち上げでドンチャン騒ぎをしているようだ。一つの建物だから響くなあ。けっこう遅くまで騒がしかった。
翌朝、サラダとスープ、サンドイッチの簡単な食事をすませ、受付に行く。
資料の閲覧許可がもらえるかどうか確認した。
「あ、あなた方は」
受付のお姉さんと話していると後ろから声をかけられた。茶色のハーフマントの片側をめくり何か書類のようなものを抱えた、ややくたびれた感じの中年男性。
「助けていただきありがとうございます。ポーション、本当に助かりました」
深々と礼をしたせいで、持っていた書類がいくつか落ちる。
「あわわ」
慌てる男性に変わり、ウリュ君とアレクス君が拾って差し出す。誰だっけ? あ、昨日商業ギルドマスターと一緒にいた職員さんのうちの1人か。
「皆さんは、商業ギルドに、何かご用がお有りなんですか?」
「私たち、商人でもありますので、こちらで宿をとってます」
一応、商人ギルドカードを見せた。
「ええ、そうなんですか? じゃあ昨日のポーションは売り物だったんじゃあ」
「まあ、でも下ろす先のないものでしたし、使用期限の短いものでしたから」
「主任、こちらの方は資料室の利用をご希望されておられます」
私たちの会話に受付のお姉さんが割って入る。受付前でやり取りされると邪魔だよね。
「え、そうなんですか。じゃあこちらにマスターに話を通しますので」
主任さんだったのね。二階に案内されたのでみんなで後ろをついて行った。
「私はここ、商業ギルドホマ支部の主任をしています、レクオと申します。あ、こちらに」
連れてこられたのは割と立派な扉の前。レクオさんがノックをすると入室許可の返事があり、扉を開けた。
「マスター。昨日の冒険者チームの方をお連れしました。商人ギルドにも所属されているそうですよ」
「君たちはポーションの、よくきてくれた、ささ座ってくれ」
「どうも、冒険者チーム【金色の翼】のリーダーで【エルドール商会】会頭のエルと言います。こちらはうちのメンバーの」
「アレクスです」
「ウリュでちゅ」
私に続いて挨拶する2人。貴族相手ではないのでぺこりと頭を下げる。
「【エルドール商会】、はて、どこかで……」
「マスター、エオカといえば、トレントの」
「そうか、トレントやジャイアントシルバーゴーレムの素材を持ち込んだ……君らがそうか」
あれ、こんなところまで情報流れてるの? 早くない? ていうか商業ギルドに秘守義務とか、個人情報保護とかないのか?
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言い訳をちょっと。
小説大賞が終わった後、リン太のもう一方の作品『異世界召喚、神様に加護2人貰いました』がありがたいことに入賞しまして、そしてその後にくる書籍化のお話。
書籍化作業に伴い設定の見直しやらなんやらで随分時間をとられたのですが、「書籍化するなら続き書かねば」と、頑張ってネタ練ってるうちに、こっちのネタ忘れてしまいました。
考えてた分をまだメモにもおこしてなかったのが不味かったです。
おまけに2作品の設定となろうに書いてるこの作品の並行世界バージョンの設定も加わり頭の中でこんがらがってわけわかんなくなってしまいました。
書籍化作業がひと段落ついて、エタッてるいくつかの作品にようやく手をつけられるようになりました。
ゆっくりペースですがお付き合いくださると嬉しいです。
そういえば誤字修正もほったらかしてるなぁ……
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