6 / 7
第一章 厩務員になるまでの手続き
Ⅵ 夕暮れに迫る旅路
しおりを挟む
いよいよ、高校3年生の大事な時期である、12月を迎え競馬学校のテストを受ける日が近づいてきていた。私は、ここまで厩務員の知識など沢山の知識をつけた。今日はその競馬学校の試験の日なのだ。私は、緊張をしながら校舎内へ入った。試験があり、ここで落ちれば二度と厩務員になることができない…そんな過酷な条件下の中まず行うのは身体検査なのだ。これはかなり大変で、身体の検査を行うものだここでは身長と体重を測定をされる規定の体重、身長をクリアしていれば大丈夫である。そして後ろの男性に声をかけられたのであった。
「緊張をしないで、リラックスだよそう深呼吸して」
そうやって優しく声をかけてくれて私は顔を真っ赤になった。
そこから、運動機能の検査を行う。私は比較的そこまで体力を鍛えていたので、みんな結構走れている。そして厩舎作業審査というのがあり、厩務員としての素質を見るものだ。私はそつ無くその仕事をこなしていった。そして最終関門、面接を迎えるのだ。本人面接と保護者面接の2つあり今回はお父さんが来てくれていた。そして何週間か結果を待つ形となるのだが、結果を待てずソワソワしながら厩舎に少し顔を出してみた。なぜかと言うと合格してしまうとその場所からは離れないとならないからだ。千葉の方に競馬学校があるためそちらにいかないといけないのである…裕子にも挨拶を済ませ、厩舎に顔を出していた。私は、馬に触れ合い1週間で結果が千葉の競馬学校に張り出されているということで千葉に遠征し、結果を探したのだ。私の番号は226074だった。探して見るが見つからない、だがあの時の男の子を見つけたのであった。せっかくなので私の番号がないか一緒に見てもらうことになったのだ。結果はなんと番号が書かれてある。いや間違いない私は紙を見たそう受験番号なのである。
「あっ…あった!!226074!、私合格したんだよね?」
私は天に拳を突き上げるように喜んだ。そう厩務員になるための第一歩を踏み出せたのだ。
そして京都に戻り、雄馬とお話をしている。
「麗奈お前…本当に競馬学校に行くのか?」
私は、行くことを伝えたのだった。いっぱい勉強して絶対強い厩務員となって帰って来ると気合を入れたのだ。厩舎を離れる日そして、千葉での新しい生活が始まる。
「じゃあ…もう行くね今までお世話になりました」
雄馬が涙を流しており、歩み寄ってきた。
「何かあったら…いつでも帰ってこいよ待ってるからな」
そう言葉をかけてくれたのだ
私は言葉にキュンとした同時に今まで気にかけてくれていた申し訳無さに涙を流してしまったのだ。
「ありがとう…雄馬何かあったら…絶対連絡するから」
競馬学校では、電話が設置されているが時間制限がありその時間を超える電話ができないのだ。逆に寂しくなる人にはおすすめできない職業の一つでもある。私はそう、京都に別れを告げ、車に乗り込み千葉の方面に向けて送ってもらう。もちろん父は厩舎にいなきゃいけないので雄馬がなんと送ってくれるのだ。雄馬の運転する車で私は、京都での出来事を思い出して車の中で泣いてしまっていた。だけど…これからは競馬学校でまた新たな1ページを刻むことになるのはこの先のお話である。
続く
あとがき
今回も麗奈の京都競馬場の陽だまりでをご覧いただきありがとうございました。今回は麗奈が京都をついに飛び出し競馬学校に無事合格し競馬学校へ入学までの流れを書かせて頂きました。まぁ誰でも競馬学校は合格することはできなくてちゃんとルールを守った方が入学できる仕組みとなっています。ここから競馬学校では厩務員コースという場所に入り、厩務員の知識や座学の授業など多数の勉強をスタートさせます。そして寮制である程度グループで過ごすことになりますもちろんクラスみんな全員まとまって生活するので、学校での出来事を話し合ったり、次にどうしたらいいのかみんなで話し合い、お風呂で話し合ったりとできるわけです。決して厩務員はそんなに楽してなれるものではありませんがこの小説を読んでくださってる皆様に関しては知ってもらいたいなと感じております。
そしてこのⅥの後は、
第二章 競馬学校での出来事をお送りしていきたいと思っております。こちらもまたⅠからのスタートになりますのでまた変わらぬご愛読よろしくお願い致します。では第二章お楽しみに!!
麗奈の京都競馬場の陽だまりで
筆者 ミオ
登場人物
麗奈・・・一旦馬から離れて、生活をしているが、とある事がきっかけで、馬にまた完全に惚れ、
厩務員を目指すことになる。
芯がしっかりとした女の子。
この小説の主人公である。
今回のお話は競馬学校の入学試験に合格し旅立つお話である。
裕子・・・競馬に全く興味や馬にも興味なかったが、
とある事が、きっかけで、
馬に触れるようになり、麗奈の夢を応援する友達。
悠・・・競馬学校厩務員コースの教官で、昭英の厩舎には、
よく顔を出している。
実は昭英とは、
競馬学校時代の同じクラスで、親友だった。
競馬学校の教官の中では、
トップクラスのイケメン教官なのである。
次の話では教官役としてついに登場する。
雄馬・・・昭英の厩舎にて、
働く厩務員で、
麗奈の従兄弟に、当たる優しいお兄さん。
今回のとある事とは、
雄馬が担当する馬が逃げ出しそれが麗奈のところに、
逃げ出したのがきっかけだった。
今回のお話では別れで悲しんでいたり、車で千葉までお迎えをしている。
番外編では主人公を務める。
その後、きっちり怒られている。
昭英・・・麗奈の父で、
栗東トレーニングセンターにて調教師をしているが、
出張でよく京都に来ている。麗奈には、
実は厩務員になってほしくないが母である真紀子が、
応援するために応援する立場になっている。
今回のお話では、競馬学校の保護者面接の際に登場している。
真紀子・・・麗奈の母で、
G1を8勝している。レジェンド騎手である。
今回のお話は旅立つ際に麗奈を見送っている。後々競馬学校の出来事でも登場予定でもある。
次の章から登場する登場人物
亜紀・・・競馬学校の厩務員コースの一人で、
同級生となる一人、
競馬学校の中でも、
競馬学校トップクラスの脳を持つ一人である。
彼女の趣味は馬を育てることと男装をすることである。
普段はよく男装をしている。
今回のお話では入学前の手助け的なことをしており、一緒に合格する一人。麗奈がかっこいいと思っている人物の一人。
達也・・・競馬学校の厩務員コースの同級生の一人、
熱い心を持つ男の子だが、
いつも麗奈には、
気にかけている。競馬学校に入る麗奈のことを、
気にかけているようだ。
菜月・・・競馬学校厩務員コースの同級生の一人、
生徒をまとめる生徒会タイプの女性だが、
かなりみんなには、
優しい性格の持ち主。
麗奈には、
校内を案内したり、
ルールを教えることにもなる
人物。
実は麗奈のことは、
ライバル視している。
晶子・・・競馬学校厩務員コースの女性教官。
元々、厩務員として、
トップクラスの成績を、
誇っており、その支持も熱く、教官として、
オファーされた一人、
麗奈にとっては、
助けとなる女性教官の一人だ。
陽翔・・・競馬学校厩務員コースの同級生の一人で、
東京からやってきた情に、
明るい人物の一人。
元々その高校では、イケメンが集まるイベントに、
優勝をしているのだが、
とある事から馬に興味を持ち、
競馬学校に入学する。麗奈のことを、
とても気にしている一人でもある。
「緊張をしないで、リラックスだよそう深呼吸して」
そうやって優しく声をかけてくれて私は顔を真っ赤になった。
そこから、運動機能の検査を行う。私は比較的そこまで体力を鍛えていたので、みんな結構走れている。そして厩舎作業審査というのがあり、厩務員としての素質を見るものだ。私はそつ無くその仕事をこなしていった。そして最終関門、面接を迎えるのだ。本人面接と保護者面接の2つあり今回はお父さんが来てくれていた。そして何週間か結果を待つ形となるのだが、結果を待てずソワソワしながら厩舎に少し顔を出してみた。なぜかと言うと合格してしまうとその場所からは離れないとならないからだ。千葉の方に競馬学校があるためそちらにいかないといけないのである…裕子にも挨拶を済ませ、厩舎に顔を出していた。私は、馬に触れ合い1週間で結果が千葉の競馬学校に張り出されているということで千葉に遠征し、結果を探したのだ。私の番号は226074だった。探して見るが見つからない、だがあの時の男の子を見つけたのであった。せっかくなので私の番号がないか一緒に見てもらうことになったのだ。結果はなんと番号が書かれてある。いや間違いない私は紙を見たそう受験番号なのである。
「あっ…あった!!226074!、私合格したんだよね?」
私は天に拳を突き上げるように喜んだ。そう厩務員になるための第一歩を踏み出せたのだ。
そして京都に戻り、雄馬とお話をしている。
「麗奈お前…本当に競馬学校に行くのか?」
私は、行くことを伝えたのだった。いっぱい勉強して絶対強い厩務員となって帰って来ると気合を入れたのだ。厩舎を離れる日そして、千葉での新しい生活が始まる。
「じゃあ…もう行くね今までお世話になりました」
雄馬が涙を流しており、歩み寄ってきた。
「何かあったら…いつでも帰ってこいよ待ってるからな」
そう言葉をかけてくれたのだ
私は言葉にキュンとした同時に今まで気にかけてくれていた申し訳無さに涙を流してしまったのだ。
「ありがとう…雄馬何かあったら…絶対連絡するから」
競馬学校では、電話が設置されているが時間制限がありその時間を超える電話ができないのだ。逆に寂しくなる人にはおすすめできない職業の一つでもある。私はそう、京都に別れを告げ、車に乗り込み千葉の方面に向けて送ってもらう。もちろん父は厩舎にいなきゃいけないので雄馬がなんと送ってくれるのだ。雄馬の運転する車で私は、京都での出来事を思い出して車の中で泣いてしまっていた。だけど…これからは競馬学校でまた新たな1ページを刻むことになるのはこの先のお話である。
続く
あとがき
今回も麗奈の京都競馬場の陽だまりでをご覧いただきありがとうございました。今回は麗奈が京都をついに飛び出し競馬学校に無事合格し競馬学校へ入学までの流れを書かせて頂きました。まぁ誰でも競馬学校は合格することはできなくてちゃんとルールを守った方が入学できる仕組みとなっています。ここから競馬学校では厩務員コースという場所に入り、厩務員の知識や座学の授業など多数の勉強をスタートさせます。そして寮制である程度グループで過ごすことになりますもちろんクラスみんな全員まとまって生活するので、学校での出来事を話し合ったり、次にどうしたらいいのかみんなで話し合い、お風呂で話し合ったりとできるわけです。決して厩務員はそんなに楽してなれるものではありませんがこの小説を読んでくださってる皆様に関しては知ってもらいたいなと感じております。
そしてこのⅥの後は、
第二章 競馬学校での出来事をお送りしていきたいと思っております。こちらもまたⅠからのスタートになりますのでまた変わらぬご愛読よろしくお願い致します。では第二章お楽しみに!!
麗奈の京都競馬場の陽だまりで
筆者 ミオ
登場人物
麗奈・・・一旦馬から離れて、生活をしているが、とある事がきっかけで、馬にまた完全に惚れ、
厩務員を目指すことになる。
芯がしっかりとした女の子。
この小説の主人公である。
今回のお話は競馬学校の入学試験に合格し旅立つお話である。
裕子・・・競馬に全く興味や馬にも興味なかったが、
とある事が、きっかけで、
馬に触れるようになり、麗奈の夢を応援する友達。
悠・・・競馬学校厩務員コースの教官で、昭英の厩舎には、
よく顔を出している。
実は昭英とは、
競馬学校時代の同じクラスで、親友だった。
競馬学校の教官の中では、
トップクラスのイケメン教官なのである。
次の話では教官役としてついに登場する。
雄馬・・・昭英の厩舎にて、
働く厩務員で、
麗奈の従兄弟に、当たる優しいお兄さん。
今回のとある事とは、
雄馬が担当する馬が逃げ出しそれが麗奈のところに、
逃げ出したのがきっかけだった。
今回のお話では別れで悲しんでいたり、車で千葉までお迎えをしている。
番外編では主人公を務める。
その後、きっちり怒られている。
昭英・・・麗奈の父で、
栗東トレーニングセンターにて調教師をしているが、
出張でよく京都に来ている。麗奈には、
実は厩務員になってほしくないが母である真紀子が、
応援するために応援する立場になっている。
今回のお話では、競馬学校の保護者面接の際に登場している。
真紀子・・・麗奈の母で、
G1を8勝している。レジェンド騎手である。
今回のお話は旅立つ際に麗奈を見送っている。後々競馬学校の出来事でも登場予定でもある。
次の章から登場する登場人物
亜紀・・・競馬学校の厩務員コースの一人で、
同級生となる一人、
競馬学校の中でも、
競馬学校トップクラスの脳を持つ一人である。
彼女の趣味は馬を育てることと男装をすることである。
普段はよく男装をしている。
今回のお話では入学前の手助け的なことをしており、一緒に合格する一人。麗奈がかっこいいと思っている人物の一人。
達也・・・競馬学校の厩務員コースの同級生の一人、
熱い心を持つ男の子だが、
いつも麗奈には、
気にかけている。競馬学校に入る麗奈のことを、
気にかけているようだ。
菜月・・・競馬学校厩務員コースの同級生の一人、
生徒をまとめる生徒会タイプの女性だが、
かなりみんなには、
優しい性格の持ち主。
麗奈には、
校内を案内したり、
ルールを教えることにもなる
人物。
実は麗奈のことは、
ライバル視している。
晶子・・・競馬学校厩務員コースの女性教官。
元々、厩務員として、
トップクラスの成績を、
誇っており、その支持も熱く、教官として、
オファーされた一人、
麗奈にとっては、
助けとなる女性教官の一人だ。
陽翔・・・競馬学校厩務員コースの同級生の一人で、
東京からやってきた情に、
明るい人物の一人。
元々その高校では、イケメンが集まるイベントに、
優勝をしているのだが、
とある事から馬に興味を持ち、
競馬学校に入学する。麗奈のことを、
とても気にしている一人でもある。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる