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22 神の魔石2
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幸也は恐る恐る神の魔石をしまう。
なぜならアイテムボックスは魔法なので魔力がこもっているんじゃないか?と思ったからだ。
しかしそれは幸也の杞憂だったようだ。
「それで、この神の魔石をどこまで運ぶんだ?」
「神聖巨大樹のところだよ」
「神聖巨大樹?」
「この世界で1番大きく天界まで届くと言われてる樹さ。まぁ届かないんだけどね」
「遠いのか?」
「歩いていったら100日くらいかな・・・」
「遠すぎるだろ!」
「ついて来てよ?」
幸也はスタンピード戦でLV28まであがっていた。そして聞き慣れたチャイムが
【アイテムボックスがLV6になりました】
ステータス画面には
【アイテムボックスLV6:固定解除】
出現させたアイテムボックスを動かすことができる
幸也は【シールド】を出してみる。
そして左右に動かすように念じると・・・。
動く!【シールド】を左腕にくっつくようにさせると本物の盾みたいだ。
10メートル先にアイテムボックスを出現させて動かしてみる。あれ?動かない。
5メートル。動かない。3メートル。動かない。
2メートル。動いた!
どうやら射程距離は2メートルらしい。
それでもかなり便利になった。
今まではアイテムボックスにしまう時、手動だったからだ。これからはアイテムボックスを動かせば収納できる。まぁ射程は短いけどね。
幸也はホビットのポポムについて行く。
また洞窟のような場所だ。
しかしさっきとは様子が違う。地面に描かれているもの。それは紫色に輝く魔法陣だった。
「これで目的地までひとっ飛びさ」
「大丈夫なのか?」
「一回だけ使ったことがある」
「いやいや。魔力をつかうんだろ?アイテムボックスの中の魔石が爆発するんじゃ?」
「たぶん、大丈夫」
「たぶん!?」
これは仕方ない。魔石を移動させるのが初めてなのだから。
魔法陣の上にのる。ポポムが呪文を唱え終えると魔法陣が光りだす。
一瞬で目の前の景色が変わった。見渡す限りの木々。まるでジャングルのような木々の中央にそびえ立つ巨大な樹。それが神聖巨大樹だと一目で分かった。
「それと神聖巨大樹の周りにはエルフが住んでるからね。気をつけて」
「エルフ!って危ない奴らなのか?」
「プライド高いからね・・。性格が・・」
なんとなく予想はついた。異世界物の定番だ。
魔法陣のすぐ前にエルフの女の子が立っている。
緑色の髪の毛にとがった耳、歳は幸也と同じくらいに見えるが実際はかなり年上だろう。美形だ。
「お待ちしておりました。私は案内をさせていただくララノアと申します。こちらへどうぞ」
ララノアというエルフの女の子に幸也達はついて行く。
・・・が会話がない。無言だ。
ポポム何か話してくれ!と思ったが考え中のようだ。余計な気を使わなくていいので逆に楽かもしれない。
しばらく歩くと見えてくる。
全てが木でできているエルフの街だ。ウッドハウスを思い出させるその作りは美しさが感じる。幸也はセンスのよさに感心した。
・・・のは、間違いだった。街へ入るなり
「おいおい。人間がいるぞ」
「何しに来たのかしら人間のくせに」
「汚らしい」
「ちょっと臭くないですか?」
「さすが人間、頭悪そう~」
出るは出るは罵詈雑言。
きっと自分達の言葉が分からないと安心しているのだろう。自動翻訳されてますけどね。
「ユキヤ、言葉が分からないのなら翻訳の魔道具を渡そうか?」
「いや逆に聞こえなくなる魔道具が欲しいよ・・」
ララノアに案内されて来たのは周りの建物よりもいっそう豪華な作りだった。ここに族長がいるらしい。
建物の中は木製のシンプルな作りで幸也もキライではない。
族長は背もたれのある大きな椅子に座っていた。
長い緑色の髪に顔には年齢を感じさせる深いシワが刻まれている。
「よく来た、人間。それで神の魔石はどこだ?」
「彼のアイテムボックスの中です」
「出してみろ?」
「こんな所で出せるわけないだろ。爆発したらどうするんだ?」
幸也は族長の偉そうな口調にイライラしていたのでタメ口になってしまった。
この街に来てからイライラしっぱなしだ。
「いいから出せ」
「遠慮しとく」
「人間の分際で!」
「このまま帰ってもいいんだが?」
「この人間を捕らえろ!」
隅の方に立っていたエルフの男達が武器を構える。
幸也もアイテムボックスから不知火を取り出し鞘から抜こうとしたとき、
「待ってください!」
声の主はララノアだった。ララノアは続けた。
「族長、神の魔石を運んでいただいた方達を捕らえろとはいくらなんでも・・・」
「ララノア。所詮人間だぞ」
幸也はさらにイライラした。
(所詮って、なんだよ!所詮って)
ポポムは平然としている。そういえばポポムは非難されていない。ホビットだからか?
ララノアは続ける。
「しかし族長。彼が死んでしまえば神の魔石がどうなるか分かりません!」
「拷問してでも出させたらいいだろう?」
「いくらなんでも、それは・・・」
さすがに我慢の限界だ。幸也が帰ろうとするとポポムに止められた。ポポムは、
「族長様、私はホビット族のポポムと申します。この魔石の運搬を依頼された者です」
「ホビット族の!ポポム殿、ご苦労であった」
「運搬できたのは、この人族のユキヤという者だけです。なにとぞ、穏便に」
「ホビット族の頼みなら仕方あるまい。ララノアの2人に部屋を用意してやれ」
ララノアに案内された部屋は、なかなか広く豪華な作りだった。ララノアはすぐに部屋をでる。
「ポポム!俺は帰りたいんだが?」
「落ち着きなよって、ユキヤ」
「いくらなんでも・・この扱いは」
「まぁそんなものさ」
「ポポムはなぜ扱いが違う?別物だったぞ!」
「かなり昔にホビットとエルフが協力して戦争に勝ったことがあってね。それ以来、友好関係を築いている」
「エルフは人間だけこんな扱いなのか?」
「他の種族も似たり寄ったりかな」
「何様のつもりなんだ!」
「エルフは他の種族と比べても能力が高く長命だからね。仕方ないさ」
「・・・仕方ない」
「これでもかなり前に勇者がここに来たことがあってね。エルフの連中をボコボコにしたことがあったんだ。それで少しはマシになったと思ったんだけど・・・」
「これでマシに!?まぁ、勇者の気持ちは分かる」
「神聖巨大樹に神の魔石を戻したらすぐに帰れるから我慢してよ」
「あぁ・・」
そのとき街の外からエルフの悲鳴が聞こえる。
どうやら魔物が進入したらしい。
ポポムが外に駆け出す。幸也も仕方なしに外へ。
エルフ達が集まっている少し先にいるのは熊のような魔物。ジャイアントキングベアだ。
ジャイアントキングベアは建物を破壊しながら街に進入してくる。
エルフは弓や魔法で対抗するが、あまり効いてないみたいだ。悲鳴が聞こえる。
「ココノア!」
ココノアと呼ばれる少女がジャイアントキングベアの前にいる。悲鳴をあげたのはララノアだった。
ジャイアントキングベアが腕を振り上げ、そのツメを少女に当てようとしたとき少女が消えた。
エルフ達は何が起きたのか分からなかった。
少女を救ったのは幸也だった。
それは宙に浮かびながら少女を抱えて・・・。
なぜならアイテムボックスは魔法なので魔力がこもっているんじゃないか?と思ったからだ。
しかしそれは幸也の杞憂だったようだ。
「それで、この神の魔石をどこまで運ぶんだ?」
「神聖巨大樹のところだよ」
「神聖巨大樹?」
「この世界で1番大きく天界まで届くと言われてる樹さ。まぁ届かないんだけどね」
「遠いのか?」
「歩いていったら100日くらいかな・・・」
「遠すぎるだろ!」
「ついて来てよ?」
幸也はスタンピード戦でLV28まであがっていた。そして聞き慣れたチャイムが
【アイテムボックスがLV6になりました】
ステータス画面には
【アイテムボックスLV6:固定解除】
出現させたアイテムボックスを動かすことができる
幸也は【シールド】を出してみる。
そして左右に動かすように念じると・・・。
動く!【シールド】を左腕にくっつくようにさせると本物の盾みたいだ。
10メートル先にアイテムボックスを出現させて動かしてみる。あれ?動かない。
5メートル。動かない。3メートル。動かない。
2メートル。動いた!
どうやら射程距離は2メートルらしい。
それでもかなり便利になった。
今まではアイテムボックスにしまう時、手動だったからだ。これからはアイテムボックスを動かせば収納できる。まぁ射程は短いけどね。
幸也はホビットのポポムについて行く。
また洞窟のような場所だ。
しかしさっきとは様子が違う。地面に描かれているもの。それは紫色に輝く魔法陣だった。
「これで目的地までひとっ飛びさ」
「大丈夫なのか?」
「一回だけ使ったことがある」
「いやいや。魔力をつかうんだろ?アイテムボックスの中の魔石が爆発するんじゃ?」
「たぶん、大丈夫」
「たぶん!?」
これは仕方ない。魔石を移動させるのが初めてなのだから。
魔法陣の上にのる。ポポムが呪文を唱え終えると魔法陣が光りだす。
一瞬で目の前の景色が変わった。見渡す限りの木々。まるでジャングルのような木々の中央にそびえ立つ巨大な樹。それが神聖巨大樹だと一目で分かった。
「それと神聖巨大樹の周りにはエルフが住んでるからね。気をつけて」
「エルフ!って危ない奴らなのか?」
「プライド高いからね・・。性格が・・」
なんとなく予想はついた。異世界物の定番だ。
魔法陣のすぐ前にエルフの女の子が立っている。
緑色の髪の毛にとがった耳、歳は幸也と同じくらいに見えるが実際はかなり年上だろう。美形だ。
「お待ちしておりました。私は案内をさせていただくララノアと申します。こちらへどうぞ」
ララノアというエルフの女の子に幸也達はついて行く。
・・・が会話がない。無言だ。
ポポム何か話してくれ!と思ったが考え中のようだ。余計な気を使わなくていいので逆に楽かもしれない。
しばらく歩くと見えてくる。
全てが木でできているエルフの街だ。ウッドハウスを思い出させるその作りは美しさが感じる。幸也はセンスのよさに感心した。
・・・のは、間違いだった。街へ入るなり
「おいおい。人間がいるぞ」
「何しに来たのかしら人間のくせに」
「汚らしい」
「ちょっと臭くないですか?」
「さすが人間、頭悪そう~」
出るは出るは罵詈雑言。
きっと自分達の言葉が分からないと安心しているのだろう。自動翻訳されてますけどね。
「ユキヤ、言葉が分からないのなら翻訳の魔道具を渡そうか?」
「いや逆に聞こえなくなる魔道具が欲しいよ・・」
ララノアに案内されて来たのは周りの建物よりもいっそう豪華な作りだった。ここに族長がいるらしい。
建物の中は木製のシンプルな作りで幸也もキライではない。
族長は背もたれのある大きな椅子に座っていた。
長い緑色の髪に顔には年齢を感じさせる深いシワが刻まれている。
「よく来た、人間。それで神の魔石はどこだ?」
「彼のアイテムボックスの中です」
「出してみろ?」
「こんな所で出せるわけないだろ。爆発したらどうするんだ?」
幸也は族長の偉そうな口調にイライラしていたのでタメ口になってしまった。
この街に来てからイライラしっぱなしだ。
「いいから出せ」
「遠慮しとく」
「人間の分際で!」
「このまま帰ってもいいんだが?」
「この人間を捕らえろ!」
隅の方に立っていたエルフの男達が武器を構える。
幸也もアイテムボックスから不知火を取り出し鞘から抜こうとしたとき、
「待ってください!」
声の主はララノアだった。ララノアは続けた。
「族長、神の魔石を運んでいただいた方達を捕らえろとはいくらなんでも・・・」
「ララノア。所詮人間だぞ」
幸也はさらにイライラした。
(所詮って、なんだよ!所詮って)
ポポムは平然としている。そういえばポポムは非難されていない。ホビットだからか?
ララノアは続ける。
「しかし族長。彼が死んでしまえば神の魔石がどうなるか分かりません!」
「拷問してでも出させたらいいだろう?」
「いくらなんでも、それは・・・」
さすがに我慢の限界だ。幸也が帰ろうとするとポポムに止められた。ポポムは、
「族長様、私はホビット族のポポムと申します。この魔石の運搬を依頼された者です」
「ホビット族の!ポポム殿、ご苦労であった」
「運搬できたのは、この人族のユキヤという者だけです。なにとぞ、穏便に」
「ホビット族の頼みなら仕方あるまい。ララノアの2人に部屋を用意してやれ」
ララノアに案内された部屋は、なかなか広く豪華な作りだった。ララノアはすぐに部屋をでる。
「ポポム!俺は帰りたいんだが?」
「落ち着きなよって、ユキヤ」
「いくらなんでも・・この扱いは」
「まぁそんなものさ」
「ポポムはなぜ扱いが違う?別物だったぞ!」
「かなり昔にホビットとエルフが協力して戦争に勝ったことがあってね。それ以来、友好関係を築いている」
「エルフは人間だけこんな扱いなのか?」
「他の種族も似たり寄ったりかな」
「何様のつもりなんだ!」
「エルフは他の種族と比べても能力が高く長命だからね。仕方ないさ」
「・・・仕方ない」
「これでもかなり前に勇者がここに来たことがあってね。エルフの連中をボコボコにしたことがあったんだ。それで少しはマシになったと思ったんだけど・・・」
「これでマシに!?まぁ、勇者の気持ちは分かる」
「神聖巨大樹に神の魔石を戻したらすぐに帰れるから我慢してよ」
「あぁ・・」
そのとき街の外からエルフの悲鳴が聞こえる。
どうやら魔物が進入したらしい。
ポポムが外に駆け出す。幸也も仕方なしに外へ。
エルフ達が集まっている少し先にいるのは熊のような魔物。ジャイアントキングベアだ。
ジャイアントキングベアは建物を破壊しながら街に進入してくる。
エルフは弓や魔法で対抗するが、あまり効いてないみたいだ。悲鳴が聞こえる。
「ココノア!」
ココノアと呼ばれる少女がジャイアントキングベアの前にいる。悲鳴をあげたのはララノアだった。
ジャイアントキングベアが腕を振り上げ、そのツメを少女に当てようとしたとき少女が消えた。
エルフ達は何が起きたのか分からなかった。
少女を救ったのは幸也だった。
それは宙に浮かびながら少女を抱えて・・・。
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