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オタクの読書感想文
『薔薇王の葬列』結末最終話(78話)ネタバレ感想1月6日発売2022年2月号月刊プリンセス最終回
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※ネタバレ含みますm(__)m
リッチモンド伯が人々の前で、長い間、この国は自らを傷つけてきたが、両家の正統なる相続者(リッチモンド伯とベス)の永遠の愛をもって白薔薇と赤薔薇を結合しようという演説をする。
リチャードは戦場で馬から落ちて、「ぼくはここにいるよ」という耳鳴りが。
シーンかわって戦場に行く前、ケイツビーと支度するリチャード。
ケイツビーに上半身裸のリチャードが「教えてくれ、お前は俺のこの体をどう思っていた」と問う。
ケイツビーはなんとも言えない目をして「美しいと思っておりました」と答える。
リチャードは「俺は王だ。負けるために戦うつもりはない」と言う。
一方のリッチモンドは、人々の前でリチャードが血で立身し、血で地位を固めた残酷無惨な暴君で神の怨敵だと言う。
リチャードは「軍馬とともに血の海へ」と開戦する。
リチャードの元に、敵の主力部隊がきて前衛が押されているとの報告が入る。
リチャード側にはスタンリー卿やノーサンバランド伯が控えている。
しかし、敵のオックスフォード伯は歴戦の猛将なので、前衛さえ破れば勝てるとでもいうような、こんな捨て身の戦法をとるのは奇妙だとリチャードは思う。
「スタンリーは今何処にいる」と尋ねるリチャード。
敵軍との中間距離だという報告。
もしスタンリーが最後まで日和見を続けるならリッチモンドと自分の軍の兵数はほぼ同じだとリチャードは考える。
それだけならば、まだこの剣で自分が百人分の働きをすればいいと思うリチャード。
だが、援兵がこない。
ノーサンバランド伯が援兵を出さない。
彼は「未来なき戦にお伴することは出来ません」とリチャードを裏切る。
まさかノーサンバランド伯が裏切るとはと、リチャードの軍に動揺が走る。
きっと裏切り者はまだ出るだろうと。
リチャードはこの俺にまだ失うものがあったとはと思う。
でもそれも当然だと思うリチャード。
「ならば私が行く」とリチャードは剣をとる。
リッチモンドがスタンリーに支援を請いにいったのであれば勝機はないので一旦退却したほうがいいという声がリチャードに。
しかし、前衛隊が戦っているのに見捨てられないと思うリチャード。
「天国に往きたいものは去れ」と言って、リチャードは敵軍に突っ込む。
リッチモンドの首を狙うリチャード。
だが、リチャードが刺したのは影武者。
リッチモンドは「王が自ら闘う必要はない、勝負がついたら呼んでくれ」と安全なところに実はいる。
スタンリーはリチャードが負けるのを確信し、リチャードを裏切る。
「王さえ殺せば我らの勝利だ」と言う。
悪魔のように黒馬に乗って、何人も殺すリチャード。
周囲は「馬をねらえ」と言う。
場面かわり、リッチモンドは「君のたれこみが確かだったらヘンリー7世の臣下として願い通り取り立ててやろうティレル君」と言う(でも、そこにいるのはティレルではない男)
落馬するリチャード。
リチャードは幼い頃に兄ジョージに森の奥に魔女がいると言われたことを思い出す。
ジャンヌが現れる。
リチャードは自分はいつだってひとりで、男でも女でもなく、誰よりも自分を憎んで、ジャンヌは自分だったと思う。
場面かわり、リッチモンドが「リチャードは打ち取ったか」と兵に問う。
しかし、兵は「敵味方、ともに泥まみれの混戦でどうなったか分からない」と言う。
「その馬は黒毛だったか?」と聞くリッチモンド。
「ええ、恐らくリチャードはいつも黒い馬にのっていると聞いております」と報告する兵。
リッチモンドは「そいつは影武者だ。本物のリチャードは白馬に乗っている」と言う。
リチャードが兵に殺されそうになった瞬間、兵の首がとび、ジェイムズ・ティレルが現れる。
「誰だ おまえは」と言うリチャード。
ティレルは「僕は君だ」と言う。
「愛しているよ リチャード」
再びリチャードの前にジャンヌが現れる(幻覚?)。
ジャンヌはリチャードの姿になる。
リチャードの姿になったジャンヌは俺はおまえを愛していると言う。
戦いが終わり、王冠を拾うリッチモンド伯。
リチャードの死体はどこだと探す。
「間違いなくリチャードだろうな」と問うリッチモンド伯。
それに対し、兵たちは「打ち取った兵士たちは王など直接見たこともない田舎者ですが、白馬に乗り、王の指輪も」「あの演劇で見たリチャード三世そのものだった」と報告する。
リッチモンド伯が確認した死体はリチャードの指輪をつけたジェイムズ・ティレル(だが、リッチモンド伯はそれを見て、リチャードは死んだと思う)
ヘンリー7世王万歳の声が。
ケイツビーが馬に乗り、リチャードを抱いて駆けていく。
「死なせはしません。絶対に」「それがあなたの望みだとしても」と言うケイツビー。
ああ目が覚めたらお前の願いを、でも今は少しだけ美しい夢に眠らせてくれ
そう思うリチャード。
夢の中、薔薇の花の敷き詰められた場で眠るリチャードの姿
(終わり)
結局、最後にリチャードは生き延びたのか、それともケイツビーの腕の中で死んでしまったのかは分からない。
読者に最後をゆだねるような余韻を残した終わり方だった。
ジェイムズ・ティレルはリッチモンド伯に「本当のリチャードは白馬に乗っている」と嘘情報を流し、自分がリチャードになって身代わりとなり、死んだようです。
リチャードがバッキンガムに逃げてくれと渡した王の指輪が、バッキンガムによってティレルに渡り、まさかティレルがリチャードの指輪をこんな形で使うとはっ!! と思いましたm(__)m
リチャードを可愛い女だと思って愛していたエドワードは「苦痛をとめてやる」とリチャードに殺され
リチャードの両性具有の秘密を知った上で愛していたバッキンガムはリチャードのことが好きすぎて自滅し(正確に言うとリチャードに処刑され)
リチャードを男性として慕っていたアンはリチャードの幸せを願いつつ病で死に
リチャードの友達になりたいヘンリーことジェイムズ・ティレルはリチャードの身代わりになって死亡
リチャードに生きてほしいケイツビーは最後までリチャードのそばに
こんなに死人がでる少女漫画を読んだのは初めてかもしれない(主要人物ほぼ死亡。だけど好き。まさに『薔薇王の葬列』のタイトルどおり)
リチャードはこんなにもいろんな人から愛されているのに、本人はいつも一人だったと思っている。
愛されたかった母親の呪縛なのか、王というのは孤独なのか。
ティレルが絶体絶命の危機のリチャードを助けて愛しているというシーンと、ケイツビーがリチャードの裸を美しいと言うシーンと、最後に泣きながら「死なせはしません」とリチャードを抱きかかえながら馬で駆けていく場面にじーんときてもうて、私の拙い筆力では到底この感動を書ききれないので、ぜひ漫画を買って読んでくださいッm(__)m
菅野先生、切なくも美しい世界をありがとうございますm(__)m
【追記】
今月号の月刊プリンセスは薔薇王の葬列が付録なので、絶対に紙で買うと決めていた私。
それなのにっ!!
今日は大好きな菅野先生の薔薇王の葬列の最終回という昂る謎のテンションで朝4時に起きてしまい(家族に「ばーさんか?」と言われる)、我慢できずに電子書籍をポチっとしてしまったぁ~!!!
そして、たぶんこれから本屋に行くのだろう……(同じの電子書籍と紙で2冊買う。完全にアホやん、私)
早朝に、薔薇友から「私のバッキンガムが最終回なのに一度も出てこないッ!」と苦情のLINEが(←ここにも紙で待てなかったやつが……)。
おまえのバッキンガムぢゃねぇよ……(でも気持ち分かる)
結末予想したけど、全然違ってた!(笑)
史実ではリチャード三世は裸にしてさらされたという記述もあるので、リチャードが無惨な姿で死を迎えるのではなく、最後にいる場所が馬上のケイツビーの腕の中で良かったなぁと(勝手に)盛大な主従萌えであった。
菅野先生、大好きですッ!!!
リチャード三世ってシェークスピアだと残忍なイメージしかなかったけど、菅野先生の描くリチャードは少年のような少女のような妖艶な美しさで、薔薇戦争期のイギリス史が大好きになりました
こうして漫画を読んでみると(リチャード三世は戦死だけれど)、歴史って新しい為政者によって過去の為政者が悪く書かれることが多々あって、昔は写真の技術なんてなかったから、身分の低い者は王の顔を見たこともなく、替え玉なんて今の時代よりも簡単につくれたかもしれないなぁなんて、妄想が膨らみます。
菅野先生、本当にありがとうございました!
リッチモンド伯が人々の前で、長い間、この国は自らを傷つけてきたが、両家の正統なる相続者(リッチモンド伯とベス)の永遠の愛をもって白薔薇と赤薔薇を結合しようという演説をする。
リチャードは戦場で馬から落ちて、「ぼくはここにいるよ」という耳鳴りが。
シーンかわって戦場に行く前、ケイツビーと支度するリチャード。
ケイツビーに上半身裸のリチャードが「教えてくれ、お前は俺のこの体をどう思っていた」と問う。
ケイツビーはなんとも言えない目をして「美しいと思っておりました」と答える。
リチャードは「俺は王だ。負けるために戦うつもりはない」と言う。
一方のリッチモンドは、人々の前でリチャードが血で立身し、血で地位を固めた残酷無惨な暴君で神の怨敵だと言う。
リチャードは「軍馬とともに血の海へ」と開戦する。
リチャードの元に、敵の主力部隊がきて前衛が押されているとの報告が入る。
リチャード側にはスタンリー卿やノーサンバランド伯が控えている。
しかし、敵のオックスフォード伯は歴戦の猛将なので、前衛さえ破れば勝てるとでもいうような、こんな捨て身の戦法をとるのは奇妙だとリチャードは思う。
「スタンリーは今何処にいる」と尋ねるリチャード。
敵軍との中間距離だという報告。
もしスタンリーが最後まで日和見を続けるならリッチモンドと自分の軍の兵数はほぼ同じだとリチャードは考える。
それだけならば、まだこの剣で自分が百人分の働きをすればいいと思うリチャード。
だが、援兵がこない。
ノーサンバランド伯が援兵を出さない。
彼は「未来なき戦にお伴することは出来ません」とリチャードを裏切る。
まさかノーサンバランド伯が裏切るとはと、リチャードの軍に動揺が走る。
きっと裏切り者はまだ出るだろうと。
リチャードはこの俺にまだ失うものがあったとはと思う。
でもそれも当然だと思うリチャード。
「ならば私が行く」とリチャードは剣をとる。
リッチモンドがスタンリーに支援を請いにいったのであれば勝機はないので一旦退却したほうがいいという声がリチャードに。
しかし、前衛隊が戦っているのに見捨てられないと思うリチャード。
「天国に往きたいものは去れ」と言って、リチャードは敵軍に突っ込む。
リッチモンドの首を狙うリチャード。
だが、リチャードが刺したのは影武者。
リッチモンドは「王が自ら闘う必要はない、勝負がついたら呼んでくれ」と安全なところに実はいる。
スタンリーはリチャードが負けるのを確信し、リチャードを裏切る。
「王さえ殺せば我らの勝利だ」と言う。
悪魔のように黒馬に乗って、何人も殺すリチャード。
周囲は「馬をねらえ」と言う。
場面かわり、リッチモンドは「君のたれこみが確かだったらヘンリー7世の臣下として願い通り取り立ててやろうティレル君」と言う(でも、そこにいるのはティレルではない男)
落馬するリチャード。
リチャードは幼い頃に兄ジョージに森の奥に魔女がいると言われたことを思い出す。
ジャンヌが現れる。
リチャードは自分はいつだってひとりで、男でも女でもなく、誰よりも自分を憎んで、ジャンヌは自分だったと思う。
場面かわり、リッチモンドが「リチャードは打ち取ったか」と兵に問う。
しかし、兵は「敵味方、ともに泥まみれの混戦でどうなったか分からない」と言う。
「その馬は黒毛だったか?」と聞くリッチモンド。
「ええ、恐らくリチャードはいつも黒い馬にのっていると聞いております」と報告する兵。
リッチモンドは「そいつは影武者だ。本物のリチャードは白馬に乗っている」と言う。
リチャードが兵に殺されそうになった瞬間、兵の首がとび、ジェイムズ・ティレルが現れる。
「誰だ おまえは」と言うリチャード。
ティレルは「僕は君だ」と言う。
「愛しているよ リチャード」
再びリチャードの前にジャンヌが現れる(幻覚?)。
ジャンヌはリチャードの姿になる。
リチャードの姿になったジャンヌは俺はおまえを愛していると言う。
戦いが終わり、王冠を拾うリッチモンド伯。
リチャードの死体はどこだと探す。
「間違いなくリチャードだろうな」と問うリッチモンド伯。
それに対し、兵たちは「打ち取った兵士たちは王など直接見たこともない田舎者ですが、白馬に乗り、王の指輪も」「あの演劇で見たリチャード三世そのものだった」と報告する。
リッチモンド伯が確認した死体はリチャードの指輪をつけたジェイムズ・ティレル(だが、リッチモンド伯はそれを見て、リチャードは死んだと思う)
ヘンリー7世王万歳の声が。
ケイツビーが馬に乗り、リチャードを抱いて駆けていく。
「死なせはしません。絶対に」「それがあなたの望みだとしても」と言うケイツビー。
ああ目が覚めたらお前の願いを、でも今は少しだけ美しい夢に眠らせてくれ
そう思うリチャード。
夢の中、薔薇の花の敷き詰められた場で眠るリチャードの姿
(終わり)
結局、最後にリチャードは生き延びたのか、それともケイツビーの腕の中で死んでしまったのかは分からない。
読者に最後をゆだねるような余韻を残した終わり方だった。
ジェイムズ・ティレルはリッチモンド伯に「本当のリチャードは白馬に乗っている」と嘘情報を流し、自分がリチャードになって身代わりとなり、死んだようです。
リチャードがバッキンガムに逃げてくれと渡した王の指輪が、バッキンガムによってティレルに渡り、まさかティレルがリチャードの指輪をこんな形で使うとはっ!! と思いましたm(__)m
リチャードを可愛い女だと思って愛していたエドワードは「苦痛をとめてやる」とリチャードに殺され
リチャードの両性具有の秘密を知った上で愛していたバッキンガムはリチャードのことが好きすぎて自滅し(正確に言うとリチャードに処刑され)
リチャードを男性として慕っていたアンはリチャードの幸せを願いつつ病で死に
リチャードの友達になりたいヘンリーことジェイムズ・ティレルはリチャードの身代わりになって死亡
リチャードに生きてほしいケイツビーは最後までリチャードのそばに
こんなに死人がでる少女漫画を読んだのは初めてかもしれない(主要人物ほぼ死亡。だけど好き。まさに『薔薇王の葬列』のタイトルどおり)
リチャードはこんなにもいろんな人から愛されているのに、本人はいつも一人だったと思っている。
愛されたかった母親の呪縛なのか、王というのは孤独なのか。
ティレルが絶体絶命の危機のリチャードを助けて愛しているというシーンと、ケイツビーがリチャードの裸を美しいと言うシーンと、最後に泣きながら「死なせはしません」とリチャードを抱きかかえながら馬で駆けていく場面にじーんときてもうて、私の拙い筆力では到底この感動を書ききれないので、ぜひ漫画を買って読んでくださいッm(__)m
菅野先生、切なくも美しい世界をありがとうございますm(__)m
【追記】
今月号の月刊プリンセスは薔薇王の葬列が付録なので、絶対に紙で買うと決めていた私。
それなのにっ!!
今日は大好きな菅野先生の薔薇王の葬列の最終回という昂る謎のテンションで朝4時に起きてしまい(家族に「ばーさんか?」と言われる)、我慢できずに電子書籍をポチっとしてしまったぁ~!!!
そして、たぶんこれから本屋に行くのだろう……(同じの電子書籍と紙で2冊買う。完全にアホやん、私)
早朝に、薔薇友から「私のバッキンガムが最終回なのに一度も出てこないッ!」と苦情のLINEが(←ここにも紙で待てなかったやつが……)。
おまえのバッキンガムぢゃねぇよ……(でも気持ち分かる)
結末予想したけど、全然違ってた!(笑)
史実ではリチャード三世は裸にしてさらされたという記述もあるので、リチャードが無惨な姿で死を迎えるのではなく、最後にいる場所が馬上のケイツビーの腕の中で良かったなぁと(勝手に)盛大な主従萌えであった。
菅野先生、大好きですッ!!!
リチャード三世ってシェークスピアだと残忍なイメージしかなかったけど、菅野先生の描くリチャードは少年のような少女のような妖艶な美しさで、薔薇戦争期のイギリス史が大好きになりました
こうして漫画を読んでみると(リチャード三世は戦死だけれど)、歴史って新しい為政者によって過去の為政者が悪く書かれることが多々あって、昔は写真の技術なんてなかったから、身分の低い者は王の顔を見たこともなく、替え玉なんて今の時代よりも簡単につくれたかもしれないなぁなんて、妄想が膨らみます。
菅野先生、本当にありがとうございました!
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