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第九章 遠征討伐訓練
9-42 ブラッシングは最高の癒やし
しおりを挟むベッドに寝かせられ、一緒になってチェリシュと真白も横になる。
心配そうに私を見下ろすリュート様は、前髪を払って私の額を撫でてから、ジッと瞳を見つめた。
「……青銀色から戻ったな」
「ベオにーにみたいな色だったの!」
「あー、アレは間違いなくベオルフの色だね~、リンクしたのかなぁ」
「そういうこともあるのか? でも髪色は違うだろ……」
「あ、確かに!」
私の目の色が変わっていた……今までに無い変化だったのでリュート様は驚いたようだが、真白は暢気なものである。
チェリシュは、似てたのーとニコニコ笑っていて上機嫌に抱きついてきた。
ベッドの上でよしよしとチェリシュをあやし、真白を撫でていると、リュート様は大きく溜め息をついてベッドに腰をかける。
「まあ、しんどいとか辛いとか、そういう感覚が無いのなら問題はないか……」
「そういう症状は、今のところございませんが……心配をおかけして申し訳ございませんでした」
「いや……それより、何があったんだ?」
私は先ほどの事を思い出し、リュート様に語って聞かせることにした。
ベオルフ様のこと、私と同様の呪いをかけられていた青年のこと、周囲にいた人々のこと――
全てを聞き終えたリュート様は、何かを考えるように難しい顔をしている。
「……なんか、黒狼の主が好き勝手に暗躍しているみたいだな」
「やはり、そう思いますよね……」
「まあ、もっと詳しい話はベオルフから今晩聞けるだろうし、また明日の朝に報告を頼んだ」
「はい、わかりました」
「言えない事があるなら別にいいが……ただ、その男が気になる。使い捨ての駒にされたのかもしれないが……呪いをかけていたとなれば、何らかの理由があるはずだからな」
アレは陰湿で面倒だが無駄なことはしない……と、リュート様も警戒の色を強めているようだ。
おそらく、ベオルフ様が情報をしっかり掴んでいることだろう。
その点は、私とリュート様の見解が一致している。
「紫黒はいなかったのー?」
「あちらには戻っていないようでしたよ? まだ、真白の後片付けをしているのではありませんか?」
「……うー……そ、そんなに酷かったのかなぁ……」
「お前は、ちゃんと謝っておけよ?」
「は、はーい」
リュート様にツンツン突かれながら言われた真白は、転がりながら頷く。
この子……リュート様に何をされても文句を言いませんね……むしろ、楽しんでいるような?
「まっしろちゃんも、一緒におねんねなの」
「一緒に寝るー! リュートはあっちでいいよー」
「あーのーなー、俺とルナは離れちゃ駄目なの」
「女子会なのにー!」
「どこで覚えてくるんだ、そういう言葉……それに、誰が女子だ」
「真白ほど、可愛らしいレディーはいないもんねー!」
「コロコロしやがって」
「コロコロさせているのは、リュートでしょー!」
リュート様と真白のやり取りに、私とチェリシュが笑っていると、真白が何かを思い出したように此方を見た。
「そうだ! ルナ、今だったら大丈夫だと思うからノエルの姿になってみてー」
今だったら大丈夫とは、どういう意味なのだろうと首を傾げてしまったが、チェリシュが目をキラキラさせているので断りづらい。
リュート様を見ると、此方もどこからともなく取り出したブラシを持ってスタンバイしている。
そ、そんなに心待ちにしていたのだろうか。
変化の指輪を使い、いつものように『ヘン・シィン』と心の中で唱え、ノエルと同じカーバンクル姿になった。
この姿は久しぶりだったが、やはり、エナガ姿より大型であるためか、妙に力が抜けていく。
「うーん……やっぱり安定しないかー。でも、少しずつならしていかないと、いざっていうときに困るもんね」
「いざというとき?」
「ノエルなのー!」
むぎゅーっとチェリシュに抱きしめられ、質問の答えは返ってくること無くもみくちゃにされてしまうのだが、チェリシュの「ノエルに会いたい!」という気持ちの大きさは理解出来た気がした。
「ほら、チェリシュ。そんなにぎゅーぎゅー抱きしめたら、ルナが苦しいだろ?」
「あ……ごめんなさいなのっ」
「それよりも、ルナの疲れを癒やしてやろうな」
そう言って、リュート様はチェリシュから解放された私を膝の上に乗せると、優しくブラッシングを開始したのである。
ブラシも良いブラシを使っているのか、とても心地良く、リュート様の良い香りも相まって、トロトロ溶けてしまいそうだ。
ベオルフ様のナデナデやブラッシングもとろけてしまいますが、リュート様も凄い……甲乙付けがたいです!
くたーと、リュート様の膝上でとろけていると、真白が「真白もー!」と飛び込んできたので、リュート様は仕方ないとばかりに数回ブラッシングをしている。
それを見たチェリシュも黙っているはずがなく、「チェリシュも、チェリシュもなの!」と催促しはじめ、リュート様は困ったようにチェリシュと真白の相手をしながら、私のブラッシングを続けてくれた。
「ふわぁ……ブラッシング後のさらさら感と艶が段違いです!」
「ルナはもともと綺麗だからな」
優しく撫でられて毛並みも全く引っかかること無い。
マッサージするように額から首元を撫でていく。これがまた気持ち良くてクセになりそうである。
「チェリシュの髪も、ふわふわなの!」
「真白もー!」
全員大満足と言った様子ですが、彼は苦笑を浮かべて歪んでしまった真白とチェリシュのリボンを外して、寝る準備に取りかかる。
パジャマに着替えたチェリシュは、いつものようにもーちゃんを取り出し、何故か汚れていたもーちゃんに驚いたのだが、どうやら魔物が襲ってきたときに取り出したようだ。
ウコンの虫除け効果が効いたのか、モスキトがもーちゃんから必死に逃げていったらしい。
意外なもーちゃんの武勇伝に感心して、洗浄石で綺麗になったもーちゃんに、真白が何故か突撃する。
「ぷにゅんってするー! でも、真白のほうが手触り抜群!」
「さすがはまっしろちゃんなの……あなどれないの」
「なんの戦いだよ……」
リュート様が呆れたようにチェリシュが抱っこしているもーちゃんに戯れ付く真白をつまみ上げた。
チェリシュと真白を見ているだけでも、退屈している暇が無い。
くすくす笑いながら壁際に設置されている姿見に映った自分の姿を見て、一際輝く額の宝石へ目をやり、あることを思い出す。
「……そういえば、ノエルの額……この宝石が角みたいに伸びていたんですよねぇ」
「は? カーバンクルって、そんなことできんの?」
これにはリュート様も驚いたように、私の額にある宝石をジッと見つめる。
「ノエルは全属性使えるし、角状態にするとパワーアップするからねー。カーバンクルでもソレが出来るのは、ノエルだけだよー?」
「そうなのか……すげーな。さすがは、オーディナルの御使いをやってるだけあるってことか」
感心していたリュート様に、何故か真白が知っている情報を伝えているのだが、この子はどこから私たちを見ていたのだろうか。
普段の様子を見ていたら失念してしまいそうになるが、本当に知識が豊富である。
「ねーねー、明日もリボンつけてくれるー?」
「わかったわかった。チェリシュと一緒のリボンにしような」
「やったー!」
「チェリシュとまっしろちゃんはお揃いなの!」
きゃーっとはしゃぐチェリシュと真白を見て苦笑を浮かべていたリュート様は、私の頭をよしよし撫でてから、前脚をむにむにもみほぐす。
「今日もお疲れさん。みんなのスムージーを作って疲れたろ」
「リュート様のほうがお疲れでしょう? いっぱい戦って……」
「ん? いや、あれくらいは普通というか、問題無いレベルだ」
とは言っても、問題児トリオたちでさえ息も絶え絶えだった様子なのに……リュート様の身体能力と戦闘力がずば抜けているのだと改めて感じた。
私も、もう少し体力を付けないといけませんね。
「この姿で問題無く活動できるようになれば、ノエルのような全属性魔法を使えたりするのでしょうか」
「どうだろう……そうなったら心強いが、変に力を消費してぶっ倒れそうだな」
「そうですよね……そこが心配です」
「慎重に考えているようで安心した。以前だったら、試してみよう! って言い出しかねなかったが……」
確かに試してみたいという気持ちもあるが、それで倒れたときにリュート様がどれほど心配するか、チェリシュや真白がどうなるのか考えると二の足を踏んでしまう。
それがどうしても必要なことであれば別だが、今ココでやることではない。
しかも、万全ではないとわかっていて決行するのは違うだろう。
ノエルの姿になるだけで、かなり力を消費している感覚があるのだから、やるならそれが解消されてからでも遅くはないと感じた。
「まー、いまのルナにノエルの力は使えないよー。アレでもノエルは神獣の中でトップクラスだよー? さすがは、オーディナルが創造しただけあるなーって感じ!」
「やはり、違うのですね……」
「まだまだお子様だけど、ベオルフがそばにいるから大丈夫だと思うよー?」
「……それをお前が言うのか」
ジトリと真白を見つめるリュート様に、羽毛を膨らませて「なによー!」と文句を言っている真白を見つめ、この子もベオルフ様やリュート様、他の人たちと関わることで沢山を学び変わっていくのだろうと感じる。
両親を真似るのでは無く、自分らしさというものに気づいたのが、大きく成長する第一歩であったように……
「ほら、みんなでそろそろ寝るぞ」
「リュートは見張りにいかないのー?」
「行くけど、俺は朝方だから早めに寝て備える」
「じゃあ、その時に真白も行くー!」
「チェリシュもなのー!」
「はいはい、だったら、ちゃーんと寝て起きてくれよ?」
リュート様はエナガの姿になった私と真白をふかふかのクッションが敷き詰められた、とても寝心地の良い籠へ入れ、チェリシュとともにベッドへ横になる。
もそもそと私に寄り添い、既に目を閉じかけている真白は、やはり疲れているのだろう。
甘えるように体を寄せて、隣にいる誰かを確認しながら眠りに落ちていく。
「紫黒を探しているのでしょうか……」
「だろうな。寂しいんだろうが、それはどうすることもできねーし。夢の中では会えるんだろ?」
「おそらく……」
「だったら、しっかり甘えてくるだろ。とりあえず、オーディナルの件はベオルフにシッカリと伝えておいてくれ」
「あ……はい」
オーディナル様が一番恐れるベオルフ様からのお説教をご所望のようだと察し、私は笑いながら頷いた。
頼んだと私の頭を撫でた彼は、枕の位置を整えて布団の中へ潜り込んだ。
チェリシュも暫くはもぞもぞしていたが、部屋の明かりが消えたことと、リュート様に抱っこされている安心感からか、すぐに眠ってしまったようである。
今日は色々あったな……そう考えている私も、疲れが出たようで真白と寄り添い目を閉じた。
「おやすみ、ルナ」
「おやすみなさい……リュート……さま……」
優しいリュート様の声を聞きながら一日を終えて眠りに就く。
なんて素敵な日々なのだろうと幸せに浸りながら、抵抗すること無く意識を手放した。
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