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第十一章 命を背負う覚悟
11-35 情報収集は要となる
しおりを挟むベオルフ様が準備したパン生地は、とてもシンプルな材料で出来ているため、バゲットには最適だ。
強力粉、水、塩だけで作られている。
ピザ生地を作っていたときはオリーブオイルを加えていたが、今回は全く必要無い。
どちらかと言えば、水分が足りないくらいだろうか。
むしろ、この状態でキープしているところが時空神様らしい。
おそらく、私が言い出すことを前もって知っていたのだろう。
時空神様には、どこまで見えているのか知りたくなるが……あまり詮索しない方が良い。
この前のように無茶を承知で伝えようとして、万が一にも倒れてしまったらアーゼンラーナ様に申し訳無い。
「さて……まずは、バゲットの生地を作りましょうか」
ボウルに入った生地は見慣れている状態なので、二人とも何も言わずに頷くが、続いて私が水分を追加し始めたことには驚いたようだ。
絶句して私の手元を見ている。
水を追加した生地を、スケッパーを使ってまんべんなく混ぜ合わせていく。
全体的にベットリとした状態になったのを確認したら一纏めにして、今度は発酵させようと冷蔵庫へ入れた。
「ルナ様、随分と生地がべとつきますが……」
「ええ、このパンはこの水分量でいいんです。少なすぎると石のように硬くなりますから、注意してくださいね」
「これでいいのですか……パン生地も色々なのですね」
ダイナスさんとジーニアスさんが自分が手にしているボウルの中を覗き込みながら、感心したように声を上げる。
いままではふっくらして表面がツルッとした感じの生地だったが、バゲットは違う。
どちらかといえば、伸びるしべたついている生地なので、スケッパーという道具が無いとやりづらい。
まあ、平たい何かがあれば代用出来るので、そこまでこだわらなくても良いのだが……
いちいち冷蔵庫で低温発酵させるのは面倒だろうと言い始めた時空神様が、出来上がった生地を一つ一つ回収して、どこかへ収納してしまう。
リュート様のアイテムボックスのようだが、此方は時間も温度も空間も思うがままに調整出来るようなので、更に便利……さすがは時空間を司る神である。
「神力の無駄遣いかもしれないけれども……」
「美味しい物のために労力を惜しまないのは、神族も同じダヨ」
ケタケタ笑う時空神様を見ていると、もしかしたら、神族の中でこの手のことに一番手を抜かない方かもしれないと感じてしまう。
リュート様と気が合うのは、こういう感覚が似ているからではないだろうか。
とりあえず、生地を次から次へと仕込んでいると、元クラスメイトたちの一部がやってきて手伝ってくれた。
「ルナ様を助け隊到着ー!」
「遅い」
「何をやっていたんですか……」
「強いて言うなら、リュート様のストレス発散?」
「ガス抜きっていうか……」
「ほら、戦闘前のリュート様は気が立っちゃうからさ、子供が怖がっちゃうかもだし?」
「それは、神獣様にお任せしていればいいだろうに」
「いや、あの方は時々逆効果だろ?」
「違いない」
ダイナスさんとジーニアスさんを交えて軽口をたたき合いながらも、すぐさま新しい生地の作り方を習得して、次々に作り上げていく手腕には目を見張るものがあった。
「わぁ……パンがいっぱーいだにゃっ」
『すごいねー!』
「今度のパンはどんなのかにゃぁ」
『ルナが作る物は美味しいからな!』
お互いの言葉はわからないはずなのに、会話が成り立っているように見えるキャットシー族の子供たちと召喚獣たち。
その子たちの面倒を見ながら、ジタバタ暴れている真白を宥めるリュート様といった構図である。
真白……また我が儘を言って困らせているのですか?
呆れながらも様子を見る。
「本当だもんー! 何か変なのがー!」
「見に行ったけど何も無かったぞ?」
「でも、絶対になんか変だったんだもんー!」
珍しくリュート様の手の中でジタバタしている真白は、駄々っ子が泣いているようにも見えた。
しかし、話している内容が内容だ。
何かあったらしい……何か――
そこで、先ほどの感覚を思い出す。
「そういえば、私も先ほど変な感覚がしましたね……」
「何っ!?」
「ほらー!」
とはいっても、おそらく真白より前の話だけれども……と、前置きをしてから、あの時感じた違和感というか、奇妙な感覚を話して聞かせた。
「ルナ、そういうことは真っ先に俺へ報告すること。ルナの感覚は鋭いから、すぐにチェックしにいく」
「えー? 真白ちゃんはー?」
「お前のも、すぐに確認しにいっただろう?」
「はっ! そうだった! ありがとうー!」
「……まあ、うん。お前はそういうところが素直なんだよなぁ」
毒気を抜かれたように頭を垂れたリュート様は、私が指し示した方角と真白が言っていた方角が同じであったため、すぐさま外回りをしているオルソ先生に連絡を取った。
彼自身も確認したらしいが、念のためだろう。
「すごかったにゃ~、あの高さをぴょーんって飛び上がったにゃ~」
モカが身振り手振りを交えて、いかにリュート様が凄かったかを教えてくれた。
同時に、ヌルやラエラエも興奮気味に教えてくれていたのだが……ポーション製造班のお手伝いをしていたのに、チェリシュは大丈夫なのだろうかと少し心配になってしまう。
いや、反対にここでゆっくりしているということは、一段落ついたのかもしれない。
『翼も無いのにひとっ飛びって……リュートは本当に敵じゃなくて良かったって思う人間だわ……』
少し疲れたようにファスが言う。
羽や毛並みが乱れているのは、キャットシー族の子供たちに撫でられまくったせいだろうか。
やけに子供たちになつかれている様子だ。
「一応、ルナと真白の危険察知能力だろうと思うから、オルソ先生たち外回りの人には連絡を入れて、ルナたちが違和感を覚えた場所を注意してもらうことにした。ルナは真白みたいに、もっと自己主張して良いんだぞ?」
「少し嫌だなぁって感じたくらいだったので気のせいかと……」
「ルナが少しでも違和感を覚えたら、どんな些細なことでも俺には報告すること。これはルナだけではなく、他の連中にも言っていることだから」
だから、気を遣いすぎたり、考えすぎたりしなくて良いのだとリュート様は優しく微笑んだ。
「それが、どうこうっていう話ではないからな」
「でも……確証が無いと変に手を煩わせてしまうかもしれませんし……」
「んー……ルナは少し勘違いしているのかもな」
リュート様は少し考えてから、苦笑交じりにそう言った。
勘違い……とは?
数回瞬きをして、彼を見つめ返す。
「この状況下で、みんなの不安を取り除くのが黒の騎士団の勤めだ。どんな些細なことでも聞き漏らすことなく情報を集める。そして集めた情報を精査して、様々な可能性を俺たちが模索するんだ。ルナは気になったことを言ってくれるだけでいい。入手した情報を判断するのは俺たちの役目なんだから、些細なことでも感じる違和感などの情報があるだけで有り難いんだよ」
リュート様が諭すように優しい声色で説明してくれる。
手を煩わせたくないし、些細なことだからと感じていたが……何も言わないことで、重要な手がかりを見落とす可能性だってあるのだと気づかされた。
私が勝手に判断するのではなく、リュート様に伝えれば良いだけなのか――
たったそれだけのことなのに躊躇ってしまうのは、ルナティエラ・クロイツェル侯爵令嬢として……いや、セルフィス殿下の婚約者として生きてきた過去にあった様々な悪意ある言葉に縛られるからかもしれない。
脳裏に蘇る罵倒の数々を思いだし、思わず唇を噛みしめる。
「あ……いや、怒っているわけじゃないからな? ルナの気遣いは嬉しいし、俺のことを考えてくれているのは判っているから!」
「あわわわ……リュート、もっと言い方ってものがあるでしょー!」
「え、あ、悪い、俺の言い方が不味かったか……いや、本当に怒ってないから!」
オロオロとするリュート様の頭上で、真白まで一緒になってオロオロしている。
リュート様と真白が心配している姿を見ていると、心が軽くなって、過去の幻影はスッと消えてしまった。
「私の考えが至らなかったと反省しておりました」
「いや、俺も言い方がキツかったとか……」
「いいえ、とても判りやすかったです」
「そ、そっか……」
優しいリュート様に自然と笑みが零れ落ちる。
あんな人たちの言葉を思い出すよりも、目の前のリュート様たちの方が大事なのだ。
過去の幻影に傷ついている暇は無い。
「懐かしいっすね! 俺たちもリュート様によく言われたっす。ルナ様に言うような優しい言葉じゃ無かったっすけど……」
「あー、『テメーらで勝手に判断するんじゃねぇ! 死にてーのか!』って怒鳴られたよな……」
「仕方ありませんよ。魔物との交戦中だったでしょう?」
当時のことを思い出して笑いながら語る問題児トリオに、リュート様は顔を顰める。
「ヤメロ。お前らとルナじゃ状況が違う」
「そうそう。アレはモンドが悪い」
「でもさ、当時は何故リュート様が情報にこだわるんだろうって思ってたなぁ……戦闘が終わっても、聞き込みしてたしさ」
「魔物を目撃した人や、怪我人だけではなく、周囲にいる人たち全員に聞き込み調査を行うのは無駄だって俺も思ってたな……」
「無駄だったか?」
リュート様の問いかけに、元クラスメイト全員が首を横に振る。
「必要な情報かどうかの判別は、まだまだ未熟ですが……リュート様が何故情報を大事にしているか判った気がしました」
「それに助けられたって事も多かったもんな」
「特に子供! マジで、大人には無い洞察力っていうのか? アレはぶったまげる」
「マジでな……他にも、女性はよく見ている人が多い印象だな」
「あとは、じっさまとばっさまな!」
「え、それって男は役に立たねーって言われてね?」
「男はほら……日常的な些細なことに気づかないヤツが多いから……俺も含め……」
「超ロングヘアの彼女がショートボブになっていたのに、気づかなかったお前は異常」
「仲直りしたのか?」
「する前に、この遠征……」
「終わったな」
「また、次……頑張れ」
他愛ない会話をしながらも、彼らは淀みなく手を動かし続けているのは流石である。
しかし、彼らの会話からも感じる通り、どんな些細な情報でも欲しいのだ。
真偽のほどは彼らが確認する。
私が勝手に決めるのは良くない。
「特にルナ様は感覚が鋭いんですし、遠慮無く言ってください。ヘタに隠し立てするとリュート様が拗ねますから」
「拗ねるのですか?」
「ええ。ルナ様に信用してもらってないって確実に拗ねます」
ダイナスさんが自信を持って言い切ると同時に、リュート様が彼の頭をチョップした。
「いらねーこと言ってんじゃねーよ」
「事実だもんネ」
「時空神まで……」
「ぷぷぷっ……拗ねるんだってー!」
「まーしーろー」
「ひゃああぁぁ、もにもにしないでええぇぇっ」
あうあうとリュート様の手の中でモニュモニュされている真白を見ながら私は口元を手で押さえて笑ってしまう。
「リュート様……すみません。信用していないわけではなかったのですが……」
「いや、ルナが俺に気を遣ってくれているのは判る。でも、言ってくれると、もっと嬉しい」
「はい……些細なことだと感じても、ちゃんと伝えますね」
「ありがとう」
「此方こそ、気を遣ってくださってありがとうございます」
私たちが真剣な話をしていたからだろうか、真白のように割って入ることもなく見守っていたキャットシー族の子供と召喚獣たちは、話が終わったと同時に笑顔になる。
「喧嘩じゃなかったにゃ~」
「驚いたにゃ、真剣だったにゃぁ」
「真面目なお話にゃ」
『私たちは感じなかったけど……ルナは特に感覚が鋭いの?』
『かもしれないねぇ』
『それって、ボクたちよりも野生ってこと?』
『野生……?』
モカを始としたキャットシー族の子供たちの後に、ファス、タロモ、サラム、ガルムの順で視線が突き刺さる。
チルは「大丈夫、そんなこと無いよ」というように両手を必死に振っているが効果は今ひとつのようだ。
リュート様は『野生』という言葉と私が結びつかなかったのか、ぶはっと吹き出してしまった。
「ルナが……野生って……」
「ナイナイ、ルナの運動神経で野生なんて言ったら……」
リュート様の無邪気な笑顔に見惚れていたら、真白から飛び出した聞き捨てならない言葉に頬がピクリと引きつる。
「真白?」
「ナンデモアリマセン」
『あ、あの殺気は野生っぽい……』
『コワイ……』
召喚獣たちのヒソヒソ声が耳に入ってくるが、誰も否定していない。
わ、私は人間ですし、一応令嬢だったのですよ?
野生とはほど遠い存在のはずなのに……
よほど私が情けない顔をしていたのか、更にくの字に体を折り曲げて笑い始めるリュート様。
そして、間違って握りつぶさないように避難させられたテーブルの上でケタケタ笑いながら転げ回る真白。
この二人……変なところが似ているかもしれない。
「俺も、ルナ様みたいに怒っていても可愛い彼女が欲しい……」
「まだ終わったと決まったわけじゃないだろ?」
「リュート様に聞かれたら、お前の人生の方が終わるぞっ!?」
「むしろ、連帯責任になりかねないから黙ってろ」
「それよりも、このパン生地ベタベタしすぎて扱いづらいなぁ」
「あ、ルナ様が、粉を周囲にふりかけるといいて……」
「マジか、サンキュー!」
――と、元クラスメイトたちはマイペースな様子だ。
ある意味、彼らの明るさに、みんなは救われているのかもしれない。
だって……リュート様が笑っている間は安全だってことですものね?
周囲で談笑していたり、体を休めていたり、それぞれ体に負担をかけないよう心がけながらもラミアを警戒している。
そして、多少動けるようになった人たちは、何故かリュート様の側に集まってくるのだ。
おそらく、彼が魔物に対する恐怖心を払拭する象徴となっているのだろう。
魔物との戦いは、精神的な負担も大きいのですね――
そう感じながら、私は気合いを入れてバゲットの生地をまとめた。
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