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第十二章 ラミア迎撃戦
12-18 私からの手紙
しおりを挟む食事の準備が終盤に差し掛かった頃、休憩という名目でリュート様が厨房へやって来たかと思いきや、私たちが入っている籠を抱き寄せてテーブルへ突っ伏した。
リュート様のつむじをヨシヨシと撫でていたら、それを見ていたキュステさんが盛大な溜め息をつく。
「だんさん……お疲れやね」
「何で……担当によって報告書の形式が違うんだよ! マジで! 統一しろっての! フォーマットはっ!? テンプレートがあるだろっ!?」
「リュート様……あの……声を抑えてください。みんなに聞こえてしまいますから」
「うぐぐ……だってさ、ルナ……不毛だ。手書きなんて不毛すぎる……字が汚いと読めないし……」
『ならば、自ら作れば良かろうに。文字や簡単な図形を作成するだけの物であれば、そこまで難しくもあるまいに』
声がした方を見ると、半透明なオーディナル様が宙に浮かび、呆れたようにリュート様を見下ろしていた。
「あれ? ベオルフのところへ行ったんじゃ……」
『少し僕の愛し子に相談したいことができたので、分体だけ飛ばしている』
「分体って……そんなことも出来るんだな」
『いや、いくら僕でも簡単に出来ることでは無い。とある管理者から報酬で得たアイテムを使っている』
「それも、すげーな。あ、話は戻るけど……俺が求めている物を作るのは簡単って言うが、実現は難しいぞ?」
『お前は……優秀なのか馬鹿なのか判らんな。いや……最終地点が判っているからこその弊害か。お前の悪いクセかもしれんな……最初からハイスペックな物を求めすぎだ。初歩的な物を作れば良かろう? そうやって、人は進化してきたのだから、一足飛ばしに事を進めようとするな』
「そっか、俺の頭の中にある物をすぐに作ろうとするからダメなのか。グレードを落として……初歩……えーと……最初に普及したのは――なるほど! それだったら、記憶媒体を魔石で補える容量か。えーと……キー配列は……いけそうだな。魔石の術式を回路として……あ、でも、スイッチになる物が必要か?」
『雷属性の魔石を砕いて使えば良かろう』
「確かに! そうすれば、一時的な衝撃で魔力が流れる仕組みを作って……あ、いけるかも」
えっと……そんな簡単に出来る物なのですか?
むしろ、リュート様とオーディナル様の会話について行けないのですが……?
これは私だけなのだろうかと疑問を覚えてキュステさんを見ると、彼は暢気にチェリシュと真白に向かって「難しいお話してはるねぇ」なんて言っていた。
うん、私だけでは無い。
安心安心。
しかし、さすがリュート様とオーディナル様だなぁ……と感心していたら、オーディナル様が私を見た。
そして、真剣な表情でベオルフ様のところで起きた惨劇を話し始める。
その内容に、周囲が凍り付いたような気がした。
それほど、被害は甚大だったのだ。
ベオルフ様が目指していたピスタ村は壊滅し、村人はフェリクスというラルムの弟を除き、全員死亡。
そして、ベオルフ様が助けたラルムという青年も瀕死の重傷を負い、オーディナル様との契約を経てなんとか命を取り留めたらしい。
どうりで、ベオルフ様が無茶をしたわけだと納得した。
ピスタ村は【深紅の茶葉】を生産をしていた痕跡は消されていたが、おそらく、唯一の生存者であるフェリクスは命を狙われる事になるだろうという状況である。
『しかも、厄介なのは、フェリクスはおそらく【共鳴症】なのだ』
「……【共鳴症】?」
リュート様が聞いたことも無い言葉に首を傾げて、オーディナル様に問いかけた。
確かに、此方の世界にはない症状なのかも知れない。
『神器を守護する神官の家系の中には、ごく稀に神器が持つ神力の一部を取り込んでしまう者がいる。体内で、その力が暴れた結果、原因不明の高熱を発するのだ。それを【共鳴症】という』
「つまり、そのピスタ村には神器があって、フェリクスは神官の家系で、神器に共鳴して力を取り込んじまったってことか?」
『そういうことだ』
「何の対処もしていなかったのかよ」
『そんなはずがあるわけなかろう。その症状を緩和させ、治癒させるため、我々が神官の家系に授けた守護石があるはずだったが、何者かが売り払ってしまったようだ』
「……マジかよ。他に治療する方法は?」
『本来なら、不純物の混ざらない空間である聖域に保護すれば良いが……おそらく、強い神力にさらされ続ければ人の精神が崩壊してしまうだろう。それ故に、できるだけソレに近い環境が必要不可欠だ』
なるほど……と、リュート様とオーディナル様は、似たような表情で思案している。
「ルナたちのいた聖域はどうなんだ?」
『僕の愛し子とベオルフを人間と同等に考えるのには無理がある。持って生まれたモノが違い過ぎるのだ』
「そうなのか……じゃあ、神殿……とか?」
『うむ、それは僕も考えた。しかし、今の神殿はハティの息がかかった者も存在するので預けるのは危うい……どうしたものかと思ってな』
私は二人の会話を聞きながら、フェリクスの現状と必要な環境について考える。
聖域や神殿もダメ……そうなれば、絶望的状況だ。
しかし、それを何故私に相談してきたのだろうかという疑問が首をもたげ、思わず口にしてしまう。
「どうしてベオルフ様ではなく私に相談を?」
『おそらく、ピスタ村に生き残りがいると知れば、あの愚か者が動き出す。ヘタをすれば、貴族も巻き込んだ問題に発展するかもしれんが……ベオルフは、貴族が絡む事情に怪しい部分があってだな……』
「大正解です! ベオルフ様は、貴族社会については赤ちゃんみたいに何も知りませんよ?」
『……赤子同然なのか』
「まあ、ベオルフ様にもソロソロ、そういう部分を直していって欲しいところですが……とりあえずは、フェリクスについてですよね。神力に近い清浄な空気が満ち、安全で、黒狼の主ハティが手を出せない場所……オーディナル様、フェリクスの症状を安定させれば……彼の神官としての素質はバレてしまいますか?」
『いや、そこは何とかしよう』
そういう事であれば、私に名案がある。
これなら、フェリクスにも良い環境だし、私が此方へ来てからずっと気がかりだった問題も解決するだろう。
「リュート様、便せんとペンを貸していただけますか?」
「ああ……いいけど……大丈夫か?」
「はい! ……イタタタ……す、少しなら大丈夫です」
私は人間の姿に戻ると、リュート様が用意してくれた便せんとペンを受け取る。
便せんは上質な紙が使われているのか手触りが良く、シンプルな装飾が綺麗で洒落ていた。
リュート様って……こういう小物からセンスの良さがにじみ出ているのですよね……
とりあえず、この問題を多方面から解決しようと、体の痛みに耐えながら頭をフル回転させる。
ある程度考えをまとめてからペンを手にした私は、考えのままに文字を書き綴った。
見慣れない文字に、キュステさんたちは前のめりで見ているが、おそらくこの場で読めるのは、リュート様とオーディナル様くらいだろう。
あ、真白も……一応は読めるのかな?
私の側でふわふわ浮いているクラーケンとぴとりと貼り付いたクリスタルスライムも、興味津々である。
うちの子たちって、みんな好奇心旺盛だな……なんて考えながら文字を書き綴っていたら、真白が声を上げた。
「うわぁ……ルナって字は綺麗だよねー」
「字は?」
「だって、ベオルフに聞いたよー? 絵が……」
「ま・し・ろ?」
「あ、お口封印の術! 真白ちゃんは何も知らない、聞いて無い!」
判れば良いのです。
無言で圧をかけながらも、文字はスラスラと書いている。
全く……余計なことを真白に教えないで欲しいと考えながらも、手紙を書き終えた。
内容を読んでいたオーディナル様は、私の考えが判ったのか、ニコニコと笑っている。
『さすがは僕の愛し子。クロイツェル侯爵夫妻が住む屋敷を思いつくとは妙案だ』
「フェリクスの症状が【共鳴症】であるなら、聖域のような場所が必要不可欠ですよね? そんな条件が揃った場所は、一箇所しか存在しません」
現に、黒狼の主ハティが手を出せずにいるのだ。
これほど良い環境はないだろう。
「ベオルフ様のくださった守り石が力を発動している状態なら、私の部屋か屋敷が一番安全です。それに、この提案であれば、どちらにもメリットがありますから断らないとは思います」
『メリット?』
「クロイツェル侯爵夫妻は一人娘の私がいなくなったことにより、新たな跡継ぎが必要になります。ですが、私の名が大きくなりすぎて、信頼の置ける後継者を探すのに苦労するはずです。その点、ラルムの弟であり神官の素質があるフェリクスなら、何ら問題は無いかと……。平民であっても養子縁組すれば大丈夫ですし、そのことで文句を言う人は現在いないはず……ベオルフ様の件がありますから、言いたくても言えません。何なら、私が指名したということにすれば、文句なんて出ないはずですよね?」
『ふむ……僕の愛し子に逆らうということは、僕に喧嘩を売る事になりかねないからな。そうか……後継者問題を解決しながら、フェリクスの安全も確保するという事か』
「私は、もう戻りません。ですから、後継者は必要ですもの」
「ルナ……」
私のこの言葉に反応したのはリュート様だ。
何とも言えない複雑な表情をしている。
だから、彼を安心させるために微笑んだ。
「私は、リュート様の召喚獣なのですよ? 戻るはずがありません」
「……ああ、そうだな」
『お前が馬鹿をしなければ、そうだろうな』
「なんつーか……良い雰囲気をぶち壊すプロかな?」
『誰の前でやっているか考えてから物を言うがよい』
私の目の前で、リュート様とオーディナル様が言い合いを始めそうになるが、これも戯れているのだと判っているので放置しようと考えたのだが、心配してオロオロする周囲が可哀想になって口を開いた。
「お二人とも、じゃれ合うのはその辺にしてください。皆は、それが判らなくて焦っているのですから、時と場合を選んでくださいね? まったくもー」
顔を見合わせた一人と一柱が同時に「すみませんでした」と言うのだけれども、ここまでタイミング良くハモれば、反対に仲が良すぎるのでは無いかと思えてくる。
私は笑顔を見せながら便せんを封筒に入れて、裏面にサインをしてからのり付けする。
蝋で封をしなくていいのは、本当に楽だ。
「オーディナル様、私の考えはシッカリとベオルフ様へお伝えください。それと……私の両親が渋るようであれば、『もう戻らない娘の、最後の願い』だとおっしゃっていただければ……おそらくは……」
さすがに『最後のお願い』と言えば無下にも出来ないだろうと考えたのだが、それを聞いたオーディナル様は、少しだけ眉尻を下げて悲しげに私を見つめる。
『僕の愛し子……そなたは一度、両親とシッカリ話し合った方が良さそうだ。時間はかかるだろうが、逃げるわけにも行くまい?』
「オーディナル様……」
『許せとは言わん。だが、対話は必要だ。頭の中に凝り固まった考えだけで未来は見えぬ。そこに良い例がいるだろうに』
「……まあ、俺のことだよな。うん、それは……オーディナルの言う通りだと思う。俺も凝り固まった考えで家族を見ていた結果が、アレだ。本当に情けない……何が真実か、この目で確かめるべきだったと、今では後悔しているよ」
リュート様の言葉に、私は何を言えば良いのか判らなかった。
今までの両親の仕打ちと、ベオルフ様から聞いた両親は全くの別人――判っている。
本当は、対話が必要だと。
真実を知るべきだと。
頭の中では判っているのに、心が悲鳴を上げるのだ。
「すみません、頭では……判っているのですが……」
「まあ、今までされてきた仕打ちを考えたら、すぐさま納得なんて出来ないし、怖いって思って当然だ。許せない事もあるだろう。でも、それでいいんだ」
「それで……いい?」
「当たり前だろ? これまでのことが記憶から消えるわけじゃねーんだし、両親が何を思ってそう対処してきたのか、どうしてそうなってしまったのか、理由を知っても……ルナが辛かった過去は変わらない」
辛かった……そうだ、私は――辛かったのだ。
両親からの愛情を諦めることで、私は自分の心を守ったつもりだった。
しかし、それでも痛くて……苦しくて――
「どうしてそうなったか、今では判っているのに?」
「でも、それは両親の口から聞いたわけでも無いだろ? ルナの両親の口から事実を聞くのが第一段階じゃねーかな。それで、ルナがどう思うかは、また別の話だ。それから許すかどうかは、もっと別の話だろ? 深くなった溝を、まずは埋めてみよう。その溝を埋めきってから、その時になって初めて自分の気持ちを見つめ直したら良いんじゃないか? 多分……その時には答えが出ているはずだ」
「溝……そう……ですね。深くて長い溝が……できてしまいました。対話をしながら、まずは……そうしてみます」
「怖いだろうけど、俺やベオルフがいる。父親代わりのオーディナルも側にいるんだからさ」
大丈夫だというリュート様に、私は笑顔で頷く。
「まあ……なんつーか……俺たちとは家族の距離感が違うから、参考になるかどうかわかんねーけど。俺が思うに……ルナの両親はルナの考えている事がわかんねーんだと思う。ルナもわかんねーだろ? お互いに見えていない事や、判らない事だらけだ。もっと早く歩み寄るべきだったって後悔している俺だから言えるんだけどさ……腹を割って話してみれば良い。これ以上、最悪な事態なんて無いんだからさ」
「確かに……そうかも……最悪な状態は変わらないですよね。それに……私が判らないのに、両親だって判るはずが無い……判ってくれているなんて事、あり得ないのに……」
「俺は判っていても受け入れるのに時間がかかった。遠回りして、家族を傷つけて、そして……最近になってようやく辿り着けた。互いのためだと思って遠慮して、腹の内を見せずに隠して……ただひたすら守っているつもりでいた。でも……違った。俺は、守ったつもりで守られて、傷つけないようにしていたつもりで、一番傷つけた。ルナには……俺みたいな後悔をして欲しくないんだ」
「リュート様……」
「どんな結末になっても、俺は側に居る。だから、安心していい」
「真白ちゃんもいるよー!」
「チェリシュもなの!」
「あ、僕も入れといて欲しいわぁ」
「勿論、俺たちもっす!」
リュート様だけではなく、真白とチェリシュ、キュステさんにモンドさんまで声を上げる。
私は改めて周囲を見渡した。
いつの間にか集まった元クラスメイトたちやナナトも、力強く頷いてくれるし、クラーケンとクリスタルスライムたちも体を震わせて同意しているようだ。
すぐに言葉にはならなかった。
お腹の底から熱い物がこみ上げてきて、いま口を開けば嗚咽が漏れそうだったので懸命に飲み込む。
あの頃、私の側には誰も居なかった。
いや、実際はベオルフ様がいたけれど……呪いのせいで独りだと思い込み、全てが敵だと感じて怖かった。
でも、今は――こんなにも沢山の人に見守られ、大切に想われている。
「ありがとうございます……私、頑張ってみますね」
上手く笑えただろうか。
鼻の奥が痛くて、視界はぼやけるけれども……みんなのぬくもりがとても嬉しく、とても心地良かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
此方でも一応、今年の更新予定をお知らせさせていただきます。
月・金 『戦乙女の魔弾』
火・木 『悪役令嬢の次は、召喚獣だなんて聞いていません!』
土 『黎明の守護騎士』
不定期 『ロード・オブ・ファンタジア』(体調と相談しながら……)
と、なっております。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします(* > <)⁾⁾
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