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時代
第二寄稿文:hajimari著
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昼食の時間、朝と同じく(これは夕食の時にもそうなので今のうちに言っておく)して、戴きますで食べる。
脳への血の巡りも良くなって、この時間帯には幾分か人並みに動けるようになるし、朝とは打って変わって(それでも冷め切ってはいるが)マシな食事が取れるので、残さず食べていたと思う。夕飯と昼食とで、豪華度合いは勝るとも劣らない献立である。それでも冷め切ってはいたが。
そして、今でも好きな献立というか、和物があった。それは小さなお椀に入った、大根おろしとなめ茸の和物である。
それさえあれば、何杯でも冷め切ったご飯が食べれるとさえ思えた。(後年、とある食堂にてその和物があった時は感動したのを覚えている。)
ご飯のことで思い出したが、私は入院生活の後半は、ご飯をお粥に変更してもらっていた。
お粥にすると何があるのかといえば、気持ち少し温かいのと、なんと言っても面会の時に母親に持って来てもらったお茶漬けのもとで茶漬けにして食べれることである。たまに、このお粥でさえ冷え切ってしまって、お茶漬けにしても食べれなかった事もあった。
どうすれば食べられるか苦心していたのを知らずに、そのような残りものを見て、食えるだけありがたいのにえらい贅沢だと年配の方にボヤかれていた時もあった。
そんなこんなで、力士がお茶漬けをかっこむテレビCMを見て、無心の心になったのは言うまでもない。
午後は、確か1時半あたりから、軽作業があったりなかったり。
なければないで、私は自室に篭り本を眺めたり、あればあるで、母親から差し入れてもらったタバコを大切に吸っていた。
曜日ごとに、レクリエーションがあり、身体を動かしたりしていた。私は、名実ともに動くのが苦手で、ずっと立っていると足に血が溜まるような感覚になり、痺れて立っていられないのであった。なので、特別なことがないとレクリエーションも参加したくはなかった。しかし、上手いこと考えてるもので、どれ一つ参加してみようかと思わせる、季節ごとの催し物的なものもあったのだ。
私は、楽しんで参加しようと努めた反面、足の火傷のせいで以前のように思ったように動けない現実を受け止めるしかなく、閉鎖された空間での楽しみは知識を本で溜め込んだりすることだった。
さて、気怠い夕方も6時近くになると夕飯になる。食事の内容も薬の列も割愛して、やっと本調子になる時間帯である。
看護室に頼んで、スマホを出してもらい、電話室のなかで、毎日6時に更新されるニュース動画を見るのが日課だった。スマホゲーもやっていたが、私の持っていた格安スマホではスペックが若干足りず、もたついた画面に少しイラつきつつ、ゲームのイベントをこなしていた。もちろん時間は無尽蔵にあるが、スマホを持ち出せる時間が決まっていたので完遂できたイベントは一つもなかったが。なにより、母親の面会時に持ってきてもらった電池でしか充電できなかった。(今思えば、恐ろしいほどの量の電池を充電に使ってはゴミ出ししていたなと思う。)
7時半には、喫煙所が閉まるので、吸い溜めしてから、9時の消灯に備える。
しかし、もはや昼夜逆転気味の夜行性な私であったので、消灯後が考え事の本番なところがあった。
初めは、消灯後も部屋の明かりは付けようと思えば付けれるので、見回りの看護師の時刻を覚えて、こっそりと夜中に明かりをつけて読書をしては、たまに寝てくださいと怒られつつやり過ごしていた。
果てには、明かりがないと寝れないと申し出て、扉を少し開けて、廊下の薄明かりを利用して読書に励んでいた時期もあった。
どうして、そんなに読む本があったかといえば、母親に頼んで買ってもらった本や、いとこに譲ってもらった本はもちろんのこと、近くに(と言っても未舗装路を歩きでだいぶ距離があった覚えがあるが)図書館があったのだ。
もし、図書館がなく、スマホもなければ、私はだいぶ精神的に参っていたのではないかと思っている。
話しかけるにしても、周りは年長者や、話が通じるのか分からない人ばかりで、ならば一日十本ほどと決めていたタバコを吸いつつm本を読んでいる方がいいとなるのは必然であった。
そんな中でも、ささやかなる事件や、笑い話もあるのだ。
さて、この病院には病棟は一つではないし、全病棟を感応した私が採択する、大まかな1日の流れは一緒であるのでこのように書いた。
あとは、今の流れから、大半を占めていた(便宜上大中小と分けて)大病棟での思い出と、考えなどを書けたらいいなと思う。
脳への血の巡りも良くなって、この時間帯には幾分か人並みに動けるようになるし、朝とは打って変わって(それでも冷め切ってはいるが)マシな食事が取れるので、残さず食べていたと思う。夕飯と昼食とで、豪華度合いは勝るとも劣らない献立である。それでも冷め切ってはいたが。
そして、今でも好きな献立というか、和物があった。それは小さなお椀に入った、大根おろしとなめ茸の和物である。
それさえあれば、何杯でも冷め切ったご飯が食べれるとさえ思えた。(後年、とある食堂にてその和物があった時は感動したのを覚えている。)
ご飯のことで思い出したが、私は入院生活の後半は、ご飯をお粥に変更してもらっていた。
お粥にすると何があるのかといえば、気持ち少し温かいのと、なんと言っても面会の時に母親に持って来てもらったお茶漬けのもとで茶漬けにして食べれることである。たまに、このお粥でさえ冷え切ってしまって、お茶漬けにしても食べれなかった事もあった。
どうすれば食べられるか苦心していたのを知らずに、そのような残りものを見て、食えるだけありがたいのにえらい贅沢だと年配の方にボヤかれていた時もあった。
そんなこんなで、力士がお茶漬けをかっこむテレビCMを見て、無心の心になったのは言うまでもない。
午後は、確か1時半あたりから、軽作業があったりなかったり。
なければないで、私は自室に篭り本を眺めたり、あればあるで、母親から差し入れてもらったタバコを大切に吸っていた。
曜日ごとに、レクリエーションがあり、身体を動かしたりしていた。私は、名実ともに動くのが苦手で、ずっと立っていると足に血が溜まるような感覚になり、痺れて立っていられないのであった。なので、特別なことがないとレクリエーションも参加したくはなかった。しかし、上手いこと考えてるもので、どれ一つ参加してみようかと思わせる、季節ごとの催し物的なものもあったのだ。
私は、楽しんで参加しようと努めた反面、足の火傷のせいで以前のように思ったように動けない現実を受け止めるしかなく、閉鎖された空間での楽しみは知識を本で溜め込んだりすることだった。
さて、気怠い夕方も6時近くになると夕飯になる。食事の内容も薬の列も割愛して、やっと本調子になる時間帯である。
看護室に頼んで、スマホを出してもらい、電話室のなかで、毎日6時に更新されるニュース動画を見るのが日課だった。スマホゲーもやっていたが、私の持っていた格安スマホではスペックが若干足りず、もたついた画面に少しイラつきつつ、ゲームのイベントをこなしていた。もちろん時間は無尽蔵にあるが、スマホを持ち出せる時間が決まっていたので完遂できたイベントは一つもなかったが。なにより、母親の面会時に持ってきてもらった電池でしか充電できなかった。(今思えば、恐ろしいほどの量の電池を充電に使ってはゴミ出ししていたなと思う。)
7時半には、喫煙所が閉まるので、吸い溜めしてから、9時の消灯に備える。
しかし、もはや昼夜逆転気味の夜行性な私であったので、消灯後が考え事の本番なところがあった。
初めは、消灯後も部屋の明かりは付けようと思えば付けれるので、見回りの看護師の時刻を覚えて、こっそりと夜中に明かりをつけて読書をしては、たまに寝てくださいと怒られつつやり過ごしていた。
果てには、明かりがないと寝れないと申し出て、扉を少し開けて、廊下の薄明かりを利用して読書に励んでいた時期もあった。
どうして、そんなに読む本があったかといえば、母親に頼んで買ってもらった本や、いとこに譲ってもらった本はもちろんのこと、近くに(と言っても未舗装路を歩きでだいぶ距離があった覚えがあるが)図書館があったのだ。
もし、図書館がなく、スマホもなければ、私はだいぶ精神的に参っていたのではないかと思っている。
話しかけるにしても、周りは年長者や、話が通じるのか分からない人ばかりで、ならば一日十本ほどと決めていたタバコを吸いつつm本を読んでいる方がいいとなるのは必然であった。
そんな中でも、ささやかなる事件や、笑い話もあるのだ。
さて、この病院には病棟は一つではないし、全病棟を感応した私が採択する、大まかな1日の流れは一緒であるのでこのように書いた。
あとは、今の流れから、大半を占めていた(便宜上大中小と分けて)大病棟での思い出と、考えなどを書けたらいいなと思う。
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どもども
大変じゃないといえば大変じゃないけど、いろいろと大変ですよ