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第三節 珍客万来
第1話 店主の接客術
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結局、泉が茹でたそうめんの量では、ワーズと猫には物足りなかったらしく、彼らが同量のそうめんを平らげたところで昼飯は終わりを迎えた。
そうして後片付けも全て済んだなら、店側から来訪を告げる声が届く。
途端、面倒臭そうな顔をしたワーズが店に向かい、磨りガラスの戸を閉めた。
来訪者の姿は分からない――が。
「げっ、店主!? じゅ、従業員がいるんじゃないのか?」
「お前に関係ないだろ? ほら、選べ」
届く声には多分に笑みが含まれているが、受け答えは客相手とは思えないほど粗雑だ。ガラス越しにも分かるうろたえる気配へ、「遅い」だの「それは売らない」だの、好き勝手にからかう声が聞こえてくる。
ソファに座る泉がこのやり取りに唖然としていれば、客が買う物を決めた声が聞こえてきた。疲労の滲むその声に、殊更楽しげな店主の声が言う。
「じゃ、料金はその腕ね」
「はっ!? ちょ、ちょっと待て!」
「ククク……冗談さ。しめて九千ちょい」
「冗談キツい! 相場の五倍以上じゃねぇか!」
「分かった分かった、じゃあ、手首から先で五千にまけてやるよ」
「っ!……九千、だな。くそっ、足元見やがって!」
「ボクがお前の小汚い足元見ただって? やっぱり一万五千にしようか」
「おい、ふざけるな!? ぶち殺すぞ!?」
「いいけど、踏み倒しは猫を呼ぶよ? 買わないなら別に構わない。ボクとしては大いに結構」
「ぐ……ほらよ、きっちり一万と五千だ!」
「んー、物分り良過ぎて気持ち悪いから、二万に引き上げちゃおうか?」
「勘弁してくれ……。クァンの奴、ホラ吹きやがったな」
仕舞いには泣きそうな声を上げ、客の影が逃げるように去っていく。
応対したワーズはふらふら戻ってくると、戸を開けては愉しそうな顔を覗かせ、
「御免よ」
という新たな声に、へらりとした笑みを固めては、開けたばかりの戸を閉めた。
再び、磨りガラスの向こう側では、先ほどと同じやり取りが展開される。
「……珍しく盛況だな。クァン、来たんだって?」
ワーズの接客態度に呆気に取られていれば、史歩から投げられる問いかけ。そちらへ視線を移せば、壁を背に、刀を抱えるようにして座る姿に遭遇する。
「はい。昨日ですけど……史歩さん、椅子に座らないんですか?」
「私の居た場所は床に座るのが常識だったからな。椅子やその“そふぁ”とやらは、あまり好かん」
「へぇ……えっ!? 史歩さん、人間だったんですか!?」
「何を今更……おい、ちょっと待て綾音。じゃあ何か? お前、私のことを奇人街の住人と勘違いして?」
多少なりとも傷ついた様子に、つい目を逸らしてしまう。
ネコやその他動物を可愛がる人間は分かるが、真剣を振り回して嫉妬の情を呼び起こすほど強い恋慕を抱く人間は、泉の常識の範疇にはない。奇人街という特殊な場所の、特殊な住人ならあり得ると思っていただけに、珍しいと評される自分と同じ種とは考えていなかった。
取り繕う愛想笑いを貼り付けた泉は、別の話題を振ることにした。
「じゃ、じゃあ、史歩さんも従業員……だったり?」
ヘタなはぐらかしにはジロリと睨まれたものの、それ以上文句もなく、史歩は軽く頷いた。
「そうだ。三日も持たなかったがな」
「三日?」
「ああ。元々接客に向いてないせいもあるが……。私の今の住居の前の住人が、妙な言いがかりをつけて来てな。しかも仕舞いに私を殺そうとしたから――斬った」
「え」
「正当防衛とはいえ、さすがに客を殺した手前、居続ける訳にもいくまい? 丁度、部屋も空いたことだし、そのまま従業員を辞めたんだ」
事無げに、もの凄いことを言う。
明確な殺意を持つ相手への手加減無用はこの際置いておくとしても、自ら殺めた相手の部屋に居を構えられる神経が信じられない。
そこで気付いたのは、史歩のいた場所というのが、泉のいた場所と同じではない可能性だった。平行世界――口に出すのも馬鹿らしいが、今現在がそんな状況なのだからあり得ない話ではないだろう。ここまで来ると、実は同年代に見える史歩は、泉の居た場所では過去とされる場所から来た、などと想像が膨らむものの、その根拠となり得そうな袴姿は、泉の知るそれとは少し形状が異なっていた。
距離を置けば、単なる真っ白な上衣と濃紺の袴だが、近くで見ると奇妙な紋様が純白の中に埋め込まれている。見た印象をそのまま表すならば、鎖。まるで鎧のように刻まれた鎖の模様は、素人目にも異質と分かる代物だ。
泉の居た場所とは決して相容れない、不可思議な模様に気圧されたように、今度は別の疑問を口にする。どちらかといえば、こちらを先に聞きたかった。
「ええと……じゃあ、あの、ワーズさんて、いつもあんな接客を?」
「ああ。店主は人間以外は嫌いだそうだ。猫は別らしいが……それすら食料として、だと」
猫と言った眼が不穏に鈍く煌く。
当の猫は食卓の上で丸くなって寝ている――ようで、その実、時折こちらを見つめていた。どうやらソファで寝そべりたいらしいが、泉を狙う史歩がいるため動けないようだ。たとえ泉が移動した後、猫がソファへ向かっても、史歩は気に入らないと喧嘩を吹っ掛けてきそうである。
それも、即・死が待つような。
身震いをため息に変え、
「それなのに、人間の少ないっていう奇人街で店主なんて、よく勤まりますね」
「だろう? そこが不思議なんだよ。奇人街じゃ、一夜で犯罪が軒並み揃うってのに、あの接客態度で死なないばかりか、客を選ぶ割に潰れない。まあ、芥屋の食材は他の食材店とは比べ物にならないくらい美味いから、客もそうそう手放せないだろうが」
「軒並み……盗まれたりはしないんですか?」
「猫がいるからな。盗んだら最後、奇人街じゃ、まず、生きていけないだろう」
史歩の言葉に一昨日の猫を思い出す。
確かに戯れの力は、ただ払うだけでも有り余る威力があった。あれに狙われて、生き長らえるのは難しいだろう。
「へぇ……ご主人思いなんですね、猫って」
「みぃ!」
「はあ!?」
ぽつりともらした呟きに、寝たフリをしていた猫が頭だけ起き上がらせ、史歩にいたっては立ち上がり恐ろしいモノを見る眼でこちらを見てきた。
質の悪い冗談を聞かされた二人(?)の様子に、呆気に取られていれば、
「あ、綾音! お前、なんてことを……!」
摺り足のくせにどしどし足音を立てて近付いた史歩は、泉の両肩を掴んでソファの背に押し付ける。痛くはないが突然のことに戸惑っていると、猫までもが食卓から史歩の肩へへばりつき、抗議の声を上げた。
「にゃー」
「っ! ほ、ほら見ろ! 私がどれだけ愛想を振りまいても、撫でるどころか触れさせてもくれない猫が、こんな風に肩にくっついてくるほど嫌がってるじゃないか!」
言いつつどこか嬉しそうな顔に、内心で末期だと思う。
「史歩さん、言ってて哀しくありませんか?」
「ぐ……う、うるさい! とにかく取り消せ! 猫は芥屋の猫だが、店主に飼われてる訳ではない! 猫の主人は猫本人だ! あんな得体の知れない、自称・人間の奇怪なぼんくらが猫を飼うなんて、そんな馬鹿げた発想は取り消せ!」
店主に対する暴言は泉もつい頷いてしまいそうだが、幾らなんでも酷くはないだろうか。泉と同じように別の場所から来たなら、少しくらいは世話になっているはずなのに。
思い出すのは、複雑な紋様の服を二十着作れと言った史歩の話。
理由も知らず、芥屋にいる現状は納得できないが、それでも居候の身である。
猫云々は了承しても、店主のために少しは反論しようと開きかけた口は、しかし。
「ざけんじゃないよ、こんのっっ糞ガキっ!!」
瞬間、真っ赤に染まったガラス戸向こうに、ぴったり閉ざされてしまった。
そうして後片付けも全て済んだなら、店側から来訪を告げる声が届く。
途端、面倒臭そうな顔をしたワーズが店に向かい、磨りガラスの戸を閉めた。
来訪者の姿は分からない――が。
「げっ、店主!? じゅ、従業員がいるんじゃないのか?」
「お前に関係ないだろ? ほら、選べ」
届く声には多分に笑みが含まれているが、受け答えは客相手とは思えないほど粗雑だ。ガラス越しにも分かるうろたえる気配へ、「遅い」だの「それは売らない」だの、好き勝手にからかう声が聞こえてくる。
ソファに座る泉がこのやり取りに唖然としていれば、客が買う物を決めた声が聞こえてきた。疲労の滲むその声に、殊更楽しげな店主の声が言う。
「じゃ、料金はその腕ね」
「はっ!? ちょ、ちょっと待て!」
「ククク……冗談さ。しめて九千ちょい」
「冗談キツい! 相場の五倍以上じゃねぇか!」
「分かった分かった、じゃあ、手首から先で五千にまけてやるよ」
「っ!……九千、だな。くそっ、足元見やがって!」
「ボクがお前の小汚い足元見ただって? やっぱり一万五千にしようか」
「おい、ふざけるな!? ぶち殺すぞ!?」
「いいけど、踏み倒しは猫を呼ぶよ? 買わないなら別に構わない。ボクとしては大いに結構」
「ぐ……ほらよ、きっちり一万と五千だ!」
「んー、物分り良過ぎて気持ち悪いから、二万に引き上げちゃおうか?」
「勘弁してくれ……。クァンの奴、ホラ吹きやがったな」
仕舞いには泣きそうな声を上げ、客の影が逃げるように去っていく。
応対したワーズはふらふら戻ってくると、戸を開けては愉しそうな顔を覗かせ、
「御免よ」
という新たな声に、へらりとした笑みを固めては、開けたばかりの戸を閉めた。
再び、磨りガラスの向こう側では、先ほどと同じやり取りが展開される。
「……珍しく盛況だな。クァン、来たんだって?」
ワーズの接客態度に呆気に取られていれば、史歩から投げられる問いかけ。そちらへ視線を移せば、壁を背に、刀を抱えるようにして座る姿に遭遇する。
「はい。昨日ですけど……史歩さん、椅子に座らないんですか?」
「私の居た場所は床に座るのが常識だったからな。椅子やその“そふぁ”とやらは、あまり好かん」
「へぇ……えっ!? 史歩さん、人間だったんですか!?」
「何を今更……おい、ちょっと待て綾音。じゃあ何か? お前、私のことを奇人街の住人と勘違いして?」
多少なりとも傷ついた様子に、つい目を逸らしてしまう。
ネコやその他動物を可愛がる人間は分かるが、真剣を振り回して嫉妬の情を呼び起こすほど強い恋慕を抱く人間は、泉の常識の範疇にはない。奇人街という特殊な場所の、特殊な住人ならあり得ると思っていただけに、珍しいと評される自分と同じ種とは考えていなかった。
取り繕う愛想笑いを貼り付けた泉は、別の話題を振ることにした。
「じゃ、じゃあ、史歩さんも従業員……だったり?」
ヘタなはぐらかしにはジロリと睨まれたものの、それ以上文句もなく、史歩は軽く頷いた。
「そうだ。三日も持たなかったがな」
「三日?」
「ああ。元々接客に向いてないせいもあるが……。私の今の住居の前の住人が、妙な言いがかりをつけて来てな。しかも仕舞いに私を殺そうとしたから――斬った」
「え」
「正当防衛とはいえ、さすがに客を殺した手前、居続ける訳にもいくまい? 丁度、部屋も空いたことだし、そのまま従業員を辞めたんだ」
事無げに、もの凄いことを言う。
明確な殺意を持つ相手への手加減無用はこの際置いておくとしても、自ら殺めた相手の部屋に居を構えられる神経が信じられない。
そこで気付いたのは、史歩のいた場所というのが、泉のいた場所と同じではない可能性だった。平行世界――口に出すのも馬鹿らしいが、今現在がそんな状況なのだからあり得ない話ではないだろう。ここまで来ると、実は同年代に見える史歩は、泉の居た場所では過去とされる場所から来た、などと想像が膨らむものの、その根拠となり得そうな袴姿は、泉の知るそれとは少し形状が異なっていた。
距離を置けば、単なる真っ白な上衣と濃紺の袴だが、近くで見ると奇妙な紋様が純白の中に埋め込まれている。見た印象をそのまま表すならば、鎖。まるで鎧のように刻まれた鎖の模様は、素人目にも異質と分かる代物だ。
泉の居た場所とは決して相容れない、不可思議な模様に気圧されたように、今度は別の疑問を口にする。どちらかといえば、こちらを先に聞きたかった。
「ええと……じゃあ、あの、ワーズさんて、いつもあんな接客を?」
「ああ。店主は人間以外は嫌いだそうだ。猫は別らしいが……それすら食料として、だと」
猫と言った眼が不穏に鈍く煌く。
当の猫は食卓の上で丸くなって寝ている――ようで、その実、時折こちらを見つめていた。どうやらソファで寝そべりたいらしいが、泉を狙う史歩がいるため動けないようだ。たとえ泉が移動した後、猫がソファへ向かっても、史歩は気に入らないと喧嘩を吹っ掛けてきそうである。
それも、即・死が待つような。
身震いをため息に変え、
「それなのに、人間の少ないっていう奇人街で店主なんて、よく勤まりますね」
「だろう? そこが不思議なんだよ。奇人街じゃ、一夜で犯罪が軒並み揃うってのに、あの接客態度で死なないばかりか、客を選ぶ割に潰れない。まあ、芥屋の食材は他の食材店とは比べ物にならないくらい美味いから、客もそうそう手放せないだろうが」
「軒並み……盗まれたりはしないんですか?」
「猫がいるからな。盗んだら最後、奇人街じゃ、まず、生きていけないだろう」
史歩の言葉に一昨日の猫を思い出す。
確かに戯れの力は、ただ払うだけでも有り余る威力があった。あれに狙われて、生き長らえるのは難しいだろう。
「へぇ……ご主人思いなんですね、猫って」
「みぃ!」
「はあ!?」
ぽつりともらした呟きに、寝たフリをしていた猫が頭だけ起き上がらせ、史歩にいたっては立ち上がり恐ろしいモノを見る眼でこちらを見てきた。
質の悪い冗談を聞かされた二人(?)の様子に、呆気に取られていれば、
「あ、綾音! お前、なんてことを……!」
摺り足のくせにどしどし足音を立てて近付いた史歩は、泉の両肩を掴んでソファの背に押し付ける。痛くはないが突然のことに戸惑っていると、猫までもが食卓から史歩の肩へへばりつき、抗議の声を上げた。
「にゃー」
「っ! ほ、ほら見ろ! 私がどれだけ愛想を振りまいても、撫でるどころか触れさせてもくれない猫が、こんな風に肩にくっついてくるほど嫌がってるじゃないか!」
言いつつどこか嬉しそうな顔に、内心で末期だと思う。
「史歩さん、言ってて哀しくありませんか?」
「ぐ……う、うるさい! とにかく取り消せ! 猫は芥屋の猫だが、店主に飼われてる訳ではない! 猫の主人は猫本人だ! あんな得体の知れない、自称・人間の奇怪なぼんくらが猫を飼うなんて、そんな馬鹿げた発想は取り消せ!」
店主に対する暴言は泉もつい頷いてしまいそうだが、幾らなんでも酷くはないだろうか。泉と同じように別の場所から来たなら、少しくらいは世話になっているはずなのに。
思い出すのは、複雑な紋様の服を二十着作れと言った史歩の話。
理由も知らず、芥屋にいる現状は納得できないが、それでも居候の身である。
猫云々は了承しても、店主のために少しは反論しようと開きかけた口は、しかし。
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