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4章
第9話
モニカはベルの手を引きながら、夕陽で染まるラウプホルツ古戦場跡を、アーシャと一緒に走っていた。
「アーシャさん! この近くにカロリング侯爵騎士団の監視塔があったはずです! そこで騎士の方たちに助けを求めませんか……!?」
「分かった! そこへ向かおうぜ!」
だが、2人が意思決定をしたところで、突然ベルが立ち止まってしまう。
「……っ、ベルちゃん?」
「おい、なにやってんだよっ!」
「わ、分かりませんっ……ベルちゃんが急に……」
「ガキんちょ! 急がねーとゼノが……!」
アーシャがそう急かすも、ベルは黙り込んだままその場から動こうとしない。
そして、一言小さく呟く。
「……ダメ。そんなことしてたら……手遅れになる……」
「え?」
「あの人……このままだと、死んじゃうよ……」
ベルは、ルーファウスがとてつもなく強い術使いであることを知っていた。
自分の邪魔をする者は、躊躇なく斬り捨てるということも。
目的のためなら、他人の命も簡単に奪ってしまうような相手なのだ。
(……あの人は、ゼノじゃない……。でも、ベルを助けてくれた……)
ぺシン!
そう思うと、ベルは反射的にモニカの手を振り払って駆け戻っていた。
「ちょ……ちょっと! ベルちゃんっ!?」
ある想いがベルの中にはあった。
◆
ベルが生まれ育ったのは、エルフが多く暮らすテフェリーという島だった。
亜人族には、人族によってメルカディアン大陸からスカージ諸島へと追いやられたという歴史があるため、人族に対して心を開かずに警戒している場合が多い。
だが、亜人族の中には、人族に対して友好的な考えを持っている者も少数だが存在する。
人魔大戦中。
スカージ諸島が魔族の侵略を受けた際、大賢者ゼノが島々の魔獣を倒して回ったということがあった。
テフェリー島は、大賢者ゼノが魔族討伐の拠点として使っていた島ということもあり、彼に関する伝説がいくつか残されている。
そのため、テフェリー島には、人族に対して友好的な考えを持つエルフが多く暮らしていた。
大賢者ゼノを英雄として捉えるという、スカージ諸島の中でも珍しい環境で生まれ育ったため、ベルには幼い頃から彼への強い憧れがあり、いつかメルカディアン大陸へ行きたいという夢を持っていた。
しかし、ベルの両親はそんな島の中でも、人族に対しては懐疑的な考え方を持っており、ベルは自分の夢を両親に伝えられずにいた。
そんなある日のこと。
テフェリー島に小船が漂着する。
それは、魔大陸偵察団を自称する人族の男たちが乗る船であった。
彼らは魔大陸を目指している途中で荒波に遭遇して大型船が難破し、生き残った者たちでこの島まで辿り着いたのだという。
本来ならば、亜人族が人族を自らの島へ招き入れるようなことはない。
だが、テフェリー島のエルフたちは、人族に対して友好的な考えを持っていたため、部族長は男たちを歓迎して迎え入れた。
助けが来るまでの数日の間、人族の男たちを島の宿舎に泊めることにしたのだ。
ベルとしては、人族を見るのは初めてのことで興味津々だった。
憧れのメルカディアン大陸で暮らす人々が自分たちの島へやって来たのだから当然だ。
偵察団の者たちはテフェリー島に馴染もうとしており、その姿を見てベルは完全に心を許してしまっていた。
「パパ、ママ! あの人たちとお話してきてもいいー?」
「……ベル。ちょっと来なさい」
「?」
だが、ベルの両親は、突然島へやって来た偵察団の者たちを信用していなかった。
「いいかい? たしかに大賢者ゼノは、魔族の侵略から我々を救ってくれた英雄かもしれない。けれど、多くの人族がゼノと同じような考えを持っているとは限らないんだよ。最近じゃ、他の島で亜人の子供たちが、人族によって連れ去られるなんて事件も起きているらしい」
「ベル、あの人たちを信用してはダメ。あの人たちがこの島を去るまでは、家から出てはいけません」
「なんでぇ……。ベルは、ちょっとお話したいだけなのにぃ……ぐすん」
結局、ベルは偵察団の男たちと話をする機会を得られなかった。
(せっかく、メルカディアン大陸の話が、いっぱい聞けるとおもったのにぃ……)
いじけるベルであったが、最後にチャンスが巡ってくる。
それは、偵察団の迎えがようやく来るということで、島で開かれた離別の宴でのこと。
両親が島の者たちと談笑している間に、偵察団の1人がベルに声をかけてきたのだ。
「こんばんは、お嬢ちゃん。いろいろと世話になったね」
「えっ、ぁ……は、はいっ! とんでもないです……!」
「うん、この島のエルフの皆さんは本当に親切だ。我々、人族をこんなにも歓迎してくれたのだからね。メルカディアン大陸へ戻ったら、しっかりと皆さんの素晴らしさを伝えようと思うよ」
「メルカディアン大陸っ……!」
「? なんだい? お嬢ちゃんは、我々が暮らす土地に興味があるのかい?」
「う、うんっ……」
恥ずかしそうにベルが頷くと、男は笑顔でメルカディアン大陸についての話を始める。
ベルはそこで、人族の暮らしぶりや文化についていろいろと耳にした。
そのどれもが初めて知る内容で、ベルにはとても新鮮に聞えた。
これまで人族の情報と言えば、島の図書館の書物から得るしかなかったからだ。
それが今、現地の者から話を聞くことができている。
その事実にベルの心は踊った。
やがて。
偵察団の男は、亜人族が持つスキルについて興味があると口にする。
「いやぁ~我々にはそんな異能はないからね~」
「でも、マホウとジュツシキが使えるんでしょ?」
「そういうのが使えるのは一部のエリートだけさ。私みたいな凡人は、魔力値も術値も0だからね。だから、亜人の皆さんが生まれながらに所有しているスキルってやつが羨ましいんだよ」
「そんなものなのかなぁ……」
これまでベルは、自分のスキルについて何か意識したことはなかった。
というよりも、使ったことすらなかった。
(たしか長老さまは、ベルのスキルは、ほのおを自由に操ることができるって言ってたっけ?)
けれど、ベルが両親に訊ねても、詳しくその内容を教えてくれるようなことはなかった。
それどころか、絶対に使ってはいけないと禁止されてしまったのだ。
(……どうやって使うのかも分かんないし……)
ベルがそんなことを考えていると、男が訊ねてくる。
「ところで……。お嬢ちゃんのスキルはどんな能力なんだい?」
「えー? よくわかんないの」
「そうかそうか。なら、私が少し調べてあげよう」
そう言って男は、何か棒状の物を取り出す。
まるで、最初からそれを出すことが決まっていたかのように、とても慣れた手つきであった。
「なにーそれ?」
「これはね。亜人族のスキルが簡単に分かってしまう道具なんだ。お嬢ちゃんみたいに、自分のスキルが分からないって子がたまにいるからさ」
「そーなの?」
なんでそんな物を持っているのかと一瞬疑問に思うも、目の前の男に完全に心を許してしまっていたため、ベルは彼の言うことを素直に受け入れる。
「この部分に手をかざしてみてくれ」
「こう?」
ベルが見たことのない道具に手をかざした瞬間、光のディスプレイがパッと男の前に表示される。
それを目にして、男の表情は一変した。
「おじさん。どーだったの?」
「……くくっ。これはすごい掘り出し物かもしれない」
「へ?」
「お嬢ちゃん。我々と共に、一度メルカディアン大陸へ遊びに来ないかい? 今回、助けてもらった恩返しがしたいって考えていてね。実は、お嬢ちゃんの他にもたくさんの子に声をかけているんだよ。せっかくだから、我々が暮らしている土地のことを案内したいんだ」
「えっ! ついて行ってもいいの!? じゃ、パパとママに言って……」
「ごめん。残念だけど、人数に限りがあってね。お嬢ちゃんで最後なんだよ」
「そ、そうなの……?」
「ご両親に言っちゃうと、お嬢ちゃんだけズルいってなっちゃうでしょ? だから、言わないでほしいんだ」
男がそう口にしたところで、ベルの両親が戻って来る。
それを目で確認すると、男は小声で続けた。
「もしよかったら、夜に我々の宿舎を訪ねてみてくれ。その時に、詳細を説明するからさ。もちろん1人でだよ? 親御さんには内緒で来てね」
人族の男はそれだけ口にすると、その場から立ち去ってしまう。
「あっ……」
1人残されたベルの脳裏には、男の言葉が何度もリフレインするのだった。
「アーシャさん! この近くにカロリング侯爵騎士団の監視塔があったはずです! そこで騎士の方たちに助けを求めませんか……!?」
「分かった! そこへ向かおうぜ!」
だが、2人が意思決定をしたところで、突然ベルが立ち止まってしまう。
「……っ、ベルちゃん?」
「おい、なにやってんだよっ!」
「わ、分かりませんっ……ベルちゃんが急に……」
「ガキんちょ! 急がねーとゼノが……!」
アーシャがそう急かすも、ベルは黙り込んだままその場から動こうとしない。
そして、一言小さく呟く。
「……ダメ。そんなことしてたら……手遅れになる……」
「え?」
「あの人……このままだと、死んじゃうよ……」
ベルは、ルーファウスがとてつもなく強い術使いであることを知っていた。
自分の邪魔をする者は、躊躇なく斬り捨てるということも。
目的のためなら、他人の命も簡単に奪ってしまうような相手なのだ。
(……あの人は、ゼノじゃない……。でも、ベルを助けてくれた……)
ぺシン!
そう思うと、ベルは反射的にモニカの手を振り払って駆け戻っていた。
「ちょ……ちょっと! ベルちゃんっ!?」
ある想いがベルの中にはあった。
◆
ベルが生まれ育ったのは、エルフが多く暮らすテフェリーという島だった。
亜人族には、人族によってメルカディアン大陸からスカージ諸島へと追いやられたという歴史があるため、人族に対して心を開かずに警戒している場合が多い。
だが、亜人族の中には、人族に対して友好的な考えを持っている者も少数だが存在する。
人魔大戦中。
スカージ諸島が魔族の侵略を受けた際、大賢者ゼノが島々の魔獣を倒して回ったということがあった。
テフェリー島は、大賢者ゼノが魔族討伐の拠点として使っていた島ということもあり、彼に関する伝説がいくつか残されている。
そのため、テフェリー島には、人族に対して友好的な考えを持つエルフが多く暮らしていた。
大賢者ゼノを英雄として捉えるという、スカージ諸島の中でも珍しい環境で生まれ育ったため、ベルには幼い頃から彼への強い憧れがあり、いつかメルカディアン大陸へ行きたいという夢を持っていた。
しかし、ベルの両親はそんな島の中でも、人族に対しては懐疑的な考え方を持っており、ベルは自分の夢を両親に伝えられずにいた。
そんなある日のこと。
テフェリー島に小船が漂着する。
それは、魔大陸偵察団を自称する人族の男たちが乗る船であった。
彼らは魔大陸を目指している途中で荒波に遭遇して大型船が難破し、生き残った者たちでこの島まで辿り着いたのだという。
本来ならば、亜人族が人族を自らの島へ招き入れるようなことはない。
だが、テフェリー島のエルフたちは、人族に対して友好的な考えを持っていたため、部族長は男たちを歓迎して迎え入れた。
助けが来るまでの数日の間、人族の男たちを島の宿舎に泊めることにしたのだ。
ベルとしては、人族を見るのは初めてのことで興味津々だった。
憧れのメルカディアン大陸で暮らす人々が自分たちの島へやって来たのだから当然だ。
偵察団の者たちはテフェリー島に馴染もうとしており、その姿を見てベルは完全に心を許してしまっていた。
「パパ、ママ! あの人たちとお話してきてもいいー?」
「……ベル。ちょっと来なさい」
「?」
だが、ベルの両親は、突然島へやって来た偵察団の者たちを信用していなかった。
「いいかい? たしかに大賢者ゼノは、魔族の侵略から我々を救ってくれた英雄かもしれない。けれど、多くの人族がゼノと同じような考えを持っているとは限らないんだよ。最近じゃ、他の島で亜人の子供たちが、人族によって連れ去られるなんて事件も起きているらしい」
「ベル、あの人たちを信用してはダメ。あの人たちがこの島を去るまでは、家から出てはいけません」
「なんでぇ……。ベルは、ちょっとお話したいだけなのにぃ……ぐすん」
結局、ベルは偵察団の男たちと話をする機会を得られなかった。
(せっかく、メルカディアン大陸の話が、いっぱい聞けるとおもったのにぃ……)
いじけるベルであったが、最後にチャンスが巡ってくる。
それは、偵察団の迎えがようやく来るということで、島で開かれた離別の宴でのこと。
両親が島の者たちと談笑している間に、偵察団の1人がベルに声をかけてきたのだ。
「こんばんは、お嬢ちゃん。いろいろと世話になったね」
「えっ、ぁ……は、はいっ! とんでもないです……!」
「うん、この島のエルフの皆さんは本当に親切だ。我々、人族をこんなにも歓迎してくれたのだからね。メルカディアン大陸へ戻ったら、しっかりと皆さんの素晴らしさを伝えようと思うよ」
「メルカディアン大陸っ……!」
「? なんだい? お嬢ちゃんは、我々が暮らす土地に興味があるのかい?」
「う、うんっ……」
恥ずかしそうにベルが頷くと、男は笑顔でメルカディアン大陸についての話を始める。
ベルはそこで、人族の暮らしぶりや文化についていろいろと耳にした。
そのどれもが初めて知る内容で、ベルにはとても新鮮に聞えた。
これまで人族の情報と言えば、島の図書館の書物から得るしかなかったからだ。
それが今、現地の者から話を聞くことができている。
その事実にベルの心は踊った。
やがて。
偵察団の男は、亜人族が持つスキルについて興味があると口にする。
「いやぁ~我々にはそんな異能はないからね~」
「でも、マホウとジュツシキが使えるんでしょ?」
「そういうのが使えるのは一部のエリートだけさ。私みたいな凡人は、魔力値も術値も0だからね。だから、亜人の皆さんが生まれながらに所有しているスキルってやつが羨ましいんだよ」
「そんなものなのかなぁ……」
これまでベルは、自分のスキルについて何か意識したことはなかった。
というよりも、使ったことすらなかった。
(たしか長老さまは、ベルのスキルは、ほのおを自由に操ることができるって言ってたっけ?)
けれど、ベルが両親に訊ねても、詳しくその内容を教えてくれるようなことはなかった。
それどころか、絶対に使ってはいけないと禁止されてしまったのだ。
(……どうやって使うのかも分かんないし……)
ベルがそんなことを考えていると、男が訊ねてくる。
「ところで……。お嬢ちゃんのスキルはどんな能力なんだい?」
「えー? よくわかんないの」
「そうかそうか。なら、私が少し調べてあげよう」
そう言って男は、何か棒状の物を取り出す。
まるで、最初からそれを出すことが決まっていたかのように、とても慣れた手つきであった。
「なにーそれ?」
「これはね。亜人族のスキルが簡単に分かってしまう道具なんだ。お嬢ちゃんみたいに、自分のスキルが分からないって子がたまにいるからさ」
「そーなの?」
なんでそんな物を持っているのかと一瞬疑問に思うも、目の前の男に完全に心を許してしまっていたため、ベルは彼の言うことを素直に受け入れる。
「この部分に手をかざしてみてくれ」
「こう?」
ベルが見たことのない道具に手をかざした瞬間、光のディスプレイがパッと男の前に表示される。
それを目にして、男の表情は一変した。
「おじさん。どーだったの?」
「……くくっ。これはすごい掘り出し物かもしれない」
「へ?」
「お嬢ちゃん。我々と共に、一度メルカディアン大陸へ遊びに来ないかい? 今回、助けてもらった恩返しがしたいって考えていてね。実は、お嬢ちゃんの他にもたくさんの子に声をかけているんだよ。せっかくだから、我々が暮らしている土地のことを案内したいんだ」
「えっ! ついて行ってもいいの!? じゃ、パパとママに言って……」
「ごめん。残念だけど、人数に限りがあってね。お嬢ちゃんで最後なんだよ」
「そ、そうなの……?」
「ご両親に言っちゃうと、お嬢ちゃんだけズルいってなっちゃうでしょ? だから、言わないでほしいんだ」
男がそう口にしたところで、ベルの両親が戻って来る。
それを目で確認すると、男は小声で続けた。
「もしよかったら、夜に我々の宿舎を訪ねてみてくれ。その時に、詳細を説明するからさ。もちろん1人でだよ? 親御さんには内緒で来てね」
人族の男はそれだけ口にすると、その場から立ち去ってしまう。
「あっ……」
1人残されたベルの脳裏には、男の言葉が何度もリフレインするのだった。
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