86 / 90
6章
第5話
しおりを挟む
「その言葉、そっくりそのまま貴女にお返ししましょう」
「な、なんだって……?」
「私も同じ貴族として……実に恥ずかしい! アーシャ嬢は、父上の本当の姿を知らないのかね? ゴンザーガ伯爵は、連日連夜、裏社交界で高級娼婦を漁っているのだよ!」
「!?」
「一時期、私もゴンザーガ伯爵とは親しくさせてもらっていたのだがね。そのことを恥ずかしげもなくペラペラと、まるで武勇伝のように自慢するから、私は距離を置いたのだ」
「と……父様が、んなことするわけねーだろが……ッ!」
「おやァ? しらばっくれるのかね? マスクスでは有名な話なんだろう? 伯爵夫人にはバレて大変なのだと、彼は反省する様子もなく口にしていたと記憶しているが?」
「……くっ」
「家族間では、いろいろと揉めごとがあったようじゃないか。娘の君がこのことを知らないはずがあるまい! 女王陛下ッ! この者こそ、父親同様に平気で嘘をつきます! 戯言を言っているのがどちらか、簡単に見抜けるのではないでしょうか?」
「ふむ……」
アーシャがそれっきり何も言わなくなったのをいいことに、ウガンはまるで水を得た魚のようにさらに口汚く罵る。
「大体、このような連中は、褒美を目当てにルイスにたかっている寄生虫のようなものです。見てください。あの者はたしかに、格式高い装いをしておりますが、シスターの服を着ています。きっと、南方教会の回し者でしょう。あの者たちは、王国の足を引っ張ることしか考えていないような連中です。即刻、この場から追い出すのが賢明なご判断かと」
「ち、違います……! わたしは今、南方教会とは何の関係も……」
そうモニカが反論するも、ウガンは構わずに罵り続ける。
「それと、そこのみすぼらしいエルフは、絵に描いたような害虫です。高価な服で誤魔化されてはなりません。奴隷身分に戻すのが相応でしょう。というより、このように高貴な場所へ足を踏み入れさせてはいけませんぞ。陛下に代わって、私がこの娘を追い出して差し上げましょう……!」
ウガンはそのままベルに近付くと、彼女の細い腕を強引に掴み取る。
「っ、い、いやぁ……!」
その光景を見た瞬間――。
(!!)
ゼノの中で、何かが弾け飛んだ。
バゴオォォーーンッ!!
気付けば、ゼノはウガンの顔面を力の限り殴りつけていた。
「ぶっぉおお゛おッ~~~~~~!?」
ゼノが拳を思いっきり振り抜くと、ウガンの体は激しく吹き飛んだ。
「お……お兄ちゃん……!?」
ドスン!
そして、床に倒れたウガンを見下ろしながら口にする。
「俺の大切な仲間に……それ以上、何か言ったら許さないです」
そこには、幼い頃からずっと父親の呪いに苦しめられ続けてきた男の姿はなかった。
「……う゛ぐぉぉっ……ッ……ル、ルイスゥゥッ…………!!」
ゼノは振り返ると、3人の少女たちに頭を下げた。
「ごめん、みんな……。ずっと何も言えなくて」
「ゼノ様っ!! 本当に大丈夫ですか!?」
「ああ、もう平気だ。やっと目が覚めたよ」
ゼノは、笑顔でそう口にした。
「それとベル。怖い思いをさせてすまなかったね」
「お兄ちゃん……っ!」
がばっと、ベルがゼノに抱きつく。
そのままゼノは、アーシャにも優しく声をかけた。
「アーシャ。俺を庇ってくれてありがとう」
「ッ」
「それと、俺はマスクスの町が大好きだ。だから、そんな町を平和に治めてくれているゴンザーガ伯爵に、俺は心から感謝してる」
「……っ、ゼノ……」
「事実がどうであっても、アーシャとゴンザーガ伯爵の関係が変わるわけじゃないって、俺はそう信じているから」
「……ああ……。そう、だよな……」
そこまで口にすると、ゼノはギュスターヴにまっすぐに目を向けながら、ウガンを指さしてはっきりと宣言した。
「女王陛下。俺は……この人のことを知りません」
「……ほう」
「俺の名前は、ゼノ・ウィンザーです。ルイスという名前でもないし、ハワード家なんてものも知りません。俺の家族は……」
ゼノは、モニカとアーシャとベルの方を見ながら続けた。
「ここにいる3人です」
「つまり……。そなたは、ルイス・ハワードではないのだな?」
「はい」
そうしてゼノがしっかりと頷くと、ウガンは顔を押さえながら立ち上がった。
「ふ、ふ……ふざけるなぁぁルイスゥゥッ……!! 貴様は、私が育てたではないか……ッ!!」
ウガンは、そのままゼノに掴みかかろうとする。
が。
その手をゼノは軽く振り払った。
「俺は、あなたのことなんて知りません。悪いですけど、もう俺たちに絡まないでください」
「……き、貴様ッ……! 育ての親に向かって、なんだその口の聞き方はッ!!」
「俺の育ての親は……エメラルド・ウィンザー、お師匠様ただ1人だけです」
「誰だァ、そいつはぁぁッ!! 親はこの私だろうがァァーーーッ!!」
2人のやり取りを見て、傍で控えている侍従たちもさすがにざわざわとし始める。
一体どちらが本当のことを言っているのか、と。
玉座の間は、混乱に包まれつつあった。
そんな中。
ギュスターヴの鋭い一言が大広間に降りる。
「……ゼノよ、改めて問うぞ。本当にこの者を、そなたは知らないと申すか?」
「はい。会ったこともありません」
「う……嘘です……ッ!! 陛下、こいつは嘘をついていますッ!!」
「ふむ。お互いが別々のことを主張している、と。この場合は……」
そこで、ギュスターヴは美貌を潜ませ、スッと目を据わらせる。
それは、これまで覗かせてきた友好的な一面が切り替わる瞬間でもあった。
「余の信頼できる方を選び、独断ですべてを決めることとする」
「ま、待ってください、陛下ッ……! 本当に、こいつは私の息子なんですッ!」
そうウガンが主張を続けるも、ギュスターヴは聞く耳を持たない。
そして。
改めてゼノに目を向けると、今度はこんな風に訊ねる。
「ならば、ゼノよ。ハワード卿がどうなろうとも、構わないということか?」
「……」
それに対して、暫しの間を置いた後、ゼノはこくんと小さく頷いた。
「ルイスッ!?」
「そうか、分かった」
ギュスターヴはウガンに向き直ると、高々と手を挙げてこう宣告した。
「気が変わったぞ、ハワード卿! 先程の話は取りやめだ」
「えぇぇッ……」
「嘘をついているのは、そなただ。よって、この場でそなたの爵位を剥奪することにする」
「剥奪っ!? ち……ちょっと待ってくださいッ……陛下ッ!!」
「以前にも一度話したな? ドミナリアの領民からは、そなたの悪政を指摘する声が数多く届いている。これもちょうど良い機会だ。余は代わりに……ゼノに伯爵の爵位を与えることにしたい」
「そ、そんな……こいつの言うことを、本気で信じているのですか!? 長年、王国へ忠義を尽くしてきたこの私を……陛下はお見捨てになるのですかぁ!!?」
「数々の偉大な戦果を挙げたゼノと、そなたとを天秤にかけ、それでそなたに傾くわけがなかろう?」
「っ!?」
ギュスターヴは脚を組み替えると、冷ややかにこう言い放つ。
「ここは、余が治める国だ。余がすべてを決める。余が爵位を剥奪すると言ったのだ。ならば、大人しくそれに従え」
「ヒッ!?」
女王が指を鳴らすと、侍従の者たちが彼女の足元へとやって来る。
「この者とその息子アーロンを、我が王国から追放せよ」
「ぐっ……! おのれぇぇぇーーーールイスゥゥゥ~~~~~ッ!!!」
ウガンは涙目のまま、侍従たちに引きずられる形で、玉座の間から追い出されるのだった。
◆
ウガンが連れて行かれてしばらくすると、ギュスターヴはゼノたち4人に顔を向けた。
「すまなかったな。途中で無用な横やりが入った」
「いえ。ありがとうございます、その……俺のことを信じてくださって」
「なに。そもそもあの者のことなど、余はまったく信用しておらん。所詮、口先だけの男だ。わざと泳がせて、ぼろが出るのを待っておったのだ。そなたが本当のことを言ってくれて、手間が省けたというもの」
「いえ……」
ゼノは、ウガンが追い出された入口の方へ一度目を向けて密かに思う。
(……もし、一歩間違っていたら、俺がああなっていたところだったんだ)
黄金の椅子に腰をかける女王を見上げて、ゼノは思う。
この方の前ではもう嘘は通用しない、と。
「な、なんだって……?」
「私も同じ貴族として……実に恥ずかしい! アーシャ嬢は、父上の本当の姿を知らないのかね? ゴンザーガ伯爵は、連日連夜、裏社交界で高級娼婦を漁っているのだよ!」
「!?」
「一時期、私もゴンザーガ伯爵とは親しくさせてもらっていたのだがね。そのことを恥ずかしげもなくペラペラと、まるで武勇伝のように自慢するから、私は距離を置いたのだ」
「と……父様が、んなことするわけねーだろが……ッ!」
「おやァ? しらばっくれるのかね? マスクスでは有名な話なんだろう? 伯爵夫人にはバレて大変なのだと、彼は反省する様子もなく口にしていたと記憶しているが?」
「……くっ」
「家族間では、いろいろと揉めごとがあったようじゃないか。娘の君がこのことを知らないはずがあるまい! 女王陛下ッ! この者こそ、父親同様に平気で嘘をつきます! 戯言を言っているのがどちらか、簡単に見抜けるのではないでしょうか?」
「ふむ……」
アーシャがそれっきり何も言わなくなったのをいいことに、ウガンはまるで水を得た魚のようにさらに口汚く罵る。
「大体、このような連中は、褒美を目当てにルイスにたかっている寄生虫のようなものです。見てください。あの者はたしかに、格式高い装いをしておりますが、シスターの服を着ています。きっと、南方教会の回し者でしょう。あの者たちは、王国の足を引っ張ることしか考えていないような連中です。即刻、この場から追い出すのが賢明なご判断かと」
「ち、違います……! わたしは今、南方教会とは何の関係も……」
そうモニカが反論するも、ウガンは構わずに罵り続ける。
「それと、そこのみすぼらしいエルフは、絵に描いたような害虫です。高価な服で誤魔化されてはなりません。奴隷身分に戻すのが相応でしょう。というより、このように高貴な場所へ足を踏み入れさせてはいけませんぞ。陛下に代わって、私がこの娘を追い出して差し上げましょう……!」
ウガンはそのままベルに近付くと、彼女の細い腕を強引に掴み取る。
「っ、い、いやぁ……!」
その光景を見た瞬間――。
(!!)
ゼノの中で、何かが弾け飛んだ。
バゴオォォーーンッ!!
気付けば、ゼノはウガンの顔面を力の限り殴りつけていた。
「ぶっぉおお゛おッ~~~~~~!?」
ゼノが拳を思いっきり振り抜くと、ウガンの体は激しく吹き飛んだ。
「お……お兄ちゃん……!?」
ドスン!
そして、床に倒れたウガンを見下ろしながら口にする。
「俺の大切な仲間に……それ以上、何か言ったら許さないです」
そこには、幼い頃からずっと父親の呪いに苦しめられ続けてきた男の姿はなかった。
「……う゛ぐぉぉっ……ッ……ル、ルイスゥゥッ…………!!」
ゼノは振り返ると、3人の少女たちに頭を下げた。
「ごめん、みんな……。ずっと何も言えなくて」
「ゼノ様っ!! 本当に大丈夫ですか!?」
「ああ、もう平気だ。やっと目が覚めたよ」
ゼノは、笑顔でそう口にした。
「それとベル。怖い思いをさせてすまなかったね」
「お兄ちゃん……っ!」
がばっと、ベルがゼノに抱きつく。
そのままゼノは、アーシャにも優しく声をかけた。
「アーシャ。俺を庇ってくれてありがとう」
「ッ」
「それと、俺はマスクスの町が大好きだ。だから、そんな町を平和に治めてくれているゴンザーガ伯爵に、俺は心から感謝してる」
「……っ、ゼノ……」
「事実がどうであっても、アーシャとゴンザーガ伯爵の関係が変わるわけじゃないって、俺はそう信じているから」
「……ああ……。そう、だよな……」
そこまで口にすると、ゼノはギュスターヴにまっすぐに目を向けながら、ウガンを指さしてはっきりと宣言した。
「女王陛下。俺は……この人のことを知りません」
「……ほう」
「俺の名前は、ゼノ・ウィンザーです。ルイスという名前でもないし、ハワード家なんてものも知りません。俺の家族は……」
ゼノは、モニカとアーシャとベルの方を見ながら続けた。
「ここにいる3人です」
「つまり……。そなたは、ルイス・ハワードではないのだな?」
「はい」
そうしてゼノがしっかりと頷くと、ウガンは顔を押さえながら立ち上がった。
「ふ、ふ……ふざけるなぁぁルイスゥゥッ……!! 貴様は、私が育てたではないか……ッ!!」
ウガンは、そのままゼノに掴みかかろうとする。
が。
その手をゼノは軽く振り払った。
「俺は、あなたのことなんて知りません。悪いですけど、もう俺たちに絡まないでください」
「……き、貴様ッ……! 育ての親に向かって、なんだその口の聞き方はッ!!」
「俺の育ての親は……エメラルド・ウィンザー、お師匠様ただ1人だけです」
「誰だァ、そいつはぁぁッ!! 親はこの私だろうがァァーーーッ!!」
2人のやり取りを見て、傍で控えている侍従たちもさすがにざわざわとし始める。
一体どちらが本当のことを言っているのか、と。
玉座の間は、混乱に包まれつつあった。
そんな中。
ギュスターヴの鋭い一言が大広間に降りる。
「……ゼノよ、改めて問うぞ。本当にこの者を、そなたは知らないと申すか?」
「はい。会ったこともありません」
「う……嘘です……ッ!! 陛下、こいつは嘘をついていますッ!!」
「ふむ。お互いが別々のことを主張している、と。この場合は……」
そこで、ギュスターヴは美貌を潜ませ、スッと目を据わらせる。
それは、これまで覗かせてきた友好的な一面が切り替わる瞬間でもあった。
「余の信頼できる方を選び、独断ですべてを決めることとする」
「ま、待ってください、陛下ッ……! 本当に、こいつは私の息子なんですッ!」
そうウガンが主張を続けるも、ギュスターヴは聞く耳を持たない。
そして。
改めてゼノに目を向けると、今度はこんな風に訊ねる。
「ならば、ゼノよ。ハワード卿がどうなろうとも、構わないということか?」
「……」
それに対して、暫しの間を置いた後、ゼノはこくんと小さく頷いた。
「ルイスッ!?」
「そうか、分かった」
ギュスターヴはウガンに向き直ると、高々と手を挙げてこう宣告した。
「気が変わったぞ、ハワード卿! 先程の話は取りやめだ」
「えぇぇッ……」
「嘘をついているのは、そなただ。よって、この場でそなたの爵位を剥奪することにする」
「剥奪っ!? ち……ちょっと待ってくださいッ……陛下ッ!!」
「以前にも一度話したな? ドミナリアの領民からは、そなたの悪政を指摘する声が数多く届いている。これもちょうど良い機会だ。余は代わりに……ゼノに伯爵の爵位を与えることにしたい」
「そ、そんな……こいつの言うことを、本気で信じているのですか!? 長年、王国へ忠義を尽くしてきたこの私を……陛下はお見捨てになるのですかぁ!!?」
「数々の偉大な戦果を挙げたゼノと、そなたとを天秤にかけ、それでそなたに傾くわけがなかろう?」
「っ!?」
ギュスターヴは脚を組み替えると、冷ややかにこう言い放つ。
「ここは、余が治める国だ。余がすべてを決める。余が爵位を剥奪すると言ったのだ。ならば、大人しくそれに従え」
「ヒッ!?」
女王が指を鳴らすと、侍従の者たちが彼女の足元へとやって来る。
「この者とその息子アーロンを、我が王国から追放せよ」
「ぐっ……! おのれぇぇぇーーーールイスゥゥゥ~~~~~ッ!!!」
ウガンは涙目のまま、侍従たちに引きずられる形で、玉座の間から追い出されるのだった。
◆
ウガンが連れて行かれてしばらくすると、ギュスターヴはゼノたち4人に顔を向けた。
「すまなかったな。途中で無用な横やりが入った」
「いえ。ありがとうございます、その……俺のことを信じてくださって」
「なに。そもそもあの者のことなど、余はまったく信用しておらん。所詮、口先だけの男だ。わざと泳がせて、ぼろが出るのを待っておったのだ。そなたが本当のことを言ってくれて、手間が省けたというもの」
「いえ……」
ゼノは、ウガンが追い出された入口の方へ一度目を向けて密かに思う。
(……もし、一歩間違っていたら、俺がああなっていたところだったんだ)
黄金の椅子に腰をかける女王を見上げて、ゼノは思う。
この方の前ではもう嘘は通用しない、と。
10
あなたにおすすめの小説
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる