7 / 77
第1章
7話
しおりを挟む
フェルンが生まれ育ったのは、『雷の国ダルメキア』辺境にあるザマゼンタという小さな村だったという。
ザマゼンタ村は、魔力総量の高い者たちが各領から追い出される形で集まってできた村だった。
「ふつう魔力総量っていうのは遺伝するものなんだよ」
「そうなんですか?」
「うん。けど村に集まって来た多くの者は、親とは違って規格外の魔力総量をもって生まれてきた者が大半だった」
彼らは[禁域の喪人]と呼ばれ、変異種としてみなされている。
「[禁域の喪人]には、なにかよくないものが憑りついていると、一般的には考えられている。だからザマゼンタ村の者たちはまわりから忌み嫌われる存在だったんだ」
なによりも。
自分たちより魔力総量の高い者らが集まって暮らしているため、ダルメキアの領主たちが一番彼らを嫌っていたようだ。
それがわかっていたからこそ。
ザマゼンタ村の人々はまわりに迷惑をかけることなく、日々静かに暮らしていた。
「でも・・・。ある時、悲劇が起こった」
「悲劇・・・ですか?」
「想像も絶する恐ろしいことさ」
それはフェルンが口にするように、まさに悲劇としか言いようがない。
ダルメキアの領主のひとりがひそかに賊を雇い、村を全滅に追いやったのだ。
「村の者たちはまったく抵抗しなかった。そういう決まりがあったんだよ。〝決して他人に向けて力を行使してはならない〟っていう村の掟がね」
ザマゼンタ村の人々は抵抗もせず、無残に死んでいったのだという。
そんな中、幼かったフェルンは、生き残った数人の大人たちに守られるようにしてなんとか逃げのびたようだ。
「・・・」
その話を聞いてゲントはしばらく言葉が出てこなかった。
多くの仲間たちを目の前で殺されたという悲惨な過去を持つ彼女になんて言葉をかければいいのかわからなかったからだ。
(フェルンさんにそんな壮絶な過去があったなんて)
けれど。
場の空気が重くなるのを嫌ってか、フェルンは笑みを覗かせる。
「でもね? 私は賊や当時の領主に復讐したいっていう気持ちはないんだ。もちろん、その頃の私は幼くて、なにもできなかったっていう悔しい想いはあるよ。でも、それを復讐に結びつけるのは違う」
「村の掟があるからですか?」
「そうだね。村の者たちは掟を守って死んでいった。もし私が復讐を実行してしまえば、いったいみんながなんのために殺されたのかわからなくなるから。だから、私はぜったいにザマゼンタの掟は破らない。そう心に誓ってるんだよ」
そのあと。
フェルンは、生き残った数人の大人たちとともに、正体を隠しながら五ノ国を渡り歩いたのだという。
本来、五ノ国は行き来できない決まりなのだが、魔力総量の高い彼らは、国境の目をかいくぐる魔法を使うことができた。
そこまでして生きのびてきたのには理由がある。
彼らの胸にあったのはある想いだったようだ。
「旧約第9巻『蘇生の書』。この書に記された魔法を使って、ザマゼンタの人々を生き返らせること。それが私たちの生きる目的になったんだ」
「『蘇生の書』・・・」
「名前を聞いてわかると思うけど、それは死んだ者を生き返らせる魔法が使えるんだよ。でも、この旧約魔導書は今フィフネルには存在しない」
そこまで話を聞いてゲントはピンと来る。
「もしかして・・・クロノが持ち去ったんですか?」
「さすがゲント君。そのとおりだよ。ここまで話せばもうわかると思うけど、私がクロノを召喚したいのはこのためなんだ」
クロノが持ち去った『蘇生の書』を使って仲間たちを生き返らせる。
どうやらそれがフェルンが言っていた使命のようだ。
けれど、今それを成し遂げようとしているのは、自分ひとりだけになってしまったとフェルンは口にする。
一緒に生きのびた大人たちは志半ばで寿命を迎えて死んでしまう。
「いくら人よりも高い魔力総量を誇っていたとしても、魔力が減らないわけじゃないからね。むしろ魔力総量の高い者ほどその減少スピードは速いんだよ」
30歳を迎える頃には、ほとんどの者は魔力が残っていない状態となる。
これは[禁域の喪人]の者たちも例外ではない。
人よりも魔力総量が高いからといって長生きできるわけではないのだ。
そのあと。
仲間を失ったフェルンは、彼らの意志を継いでひとりで旅を続けることに。
この間、『学問の書』の魔法を使って独自に理論を学び、MQを高める努力をひたすら続けていたのだという。
それから数年後。
フェルンにチャンスが訪れる。
ザンブレクに立ち寄った際、王都の広場の掲示板に張り出された貼り紙を見て、グレン王が召喚士を募集していることを知ったのだ。
「『召喚の書』は誰でも手元に呼び出すことができるわけだけど・・・。実はある理由があって個人では使うことができないんだ」
「ある理由?」
「このことは話すと少し長くなるから、また機会があったらそのタイミングで話すよ。とにかく『召喚の書』は個人では使えない。だから、召喚士募集のこの貼り紙はチャンスだと思ったんだ。私のMQは300になっていたからね。それだけあれば、『召喚の書』に記された上位魔法も使うことができるから」
そのあと、運よくフェルンはグレン王に召喚士として選出される。
これが彼女がここへ至るまでの経緯だったようだ。
話を聞き終えて、ゲントの中にひとつの疑問が浮かぶ。
「ひとつ質問いいですか?」
「もちろんさ」
「なんでクロノは『蘇生の書』を持ち去ったんでしょう? 生き返らせる魔法なんかあれば、モンスターにやられて死んでしまった人とか、みんな救えると思うんですが」
RPGでは蘇生の魔法は定番中の定番だ。
だからこそなおさら、この異世界にそのような魔法が今存在しないことが不自然に思えた。
フェルンは少し考える仕草を見せてからこう続ける。
「たぶんだけど・・・際限がなくなってしまうからだろうね」
「どういうことでしょう?」
「さっきは伝えるのを忘れてしまったけど、実は新約と旧約にはもうひとつ大きな違いがあるんだ。旧約魔導書の所有者は、魔力がいっさい減らなくなるんだよ」
「え・・・」
〝魔力は歳を取るごとに減少していくもの〟
そういう認識がゲントの頭の中にはすでに出来上がっていたため、その事実はかなり衝撃的なものだった。
「旧約を所有していれば魔力が減らないんですか?」
「そう。魔力が尽きて死ぬ心配がなくなる。それにいくらでも魔法が使えてしまう」
そこでゲントはハッとする。
(そういうことか)
グレン王は明らかに自分よりも年上だった、とゲントは振り返る。
35歳を越えて生きている者が稀なこの世界において、グレン王もまた特異な存在と言えた。
けれど、旧約魔導書を所有していれば魔力はいっさい減らないというのならば納得できる、とゲントは思う。
(グレン王があの歳でふつうに生きていられるのは、旧約を所有しているからなんだ)
「当時、クロノのMQは1500を越えていたらしいからね。たぶん使えない魔法が存在しない。それだと無限に人々を甦らせることができてしまう。それは自然の摂理に反するからね。だから持ち去ったんだと思うよ」
「なるほど」
この世界から持ち去っておけば、たとえ自分に匹敵する魔力総量やMQを持った者が現れたとしても使われる心配はない。
フェルンの言うとおりクロノはそう考えて持ち去ったのだろう。
(そうやってクロノは日本へと帰っていったんだ)
本来なら彼のような存在が異世界作品の主人公だ、とゲントは思う。
チート級の才覚を発揮して世界を変革していくさまはまさにそれだからだ。
(12歳でこの世界にやって来て、そんな風に世界を変えたなんて本当にすごいな)
ゲントが考えていた以上に先代の賢者はとんでもない偉人だった。
同じように日本からこの異世界へとやって来たわけだが。
自分なんかは、クロノに比べたら足元にも及ばないだろうとゲントは思った。
ザマゼンタ村は、魔力総量の高い者たちが各領から追い出される形で集まってできた村だった。
「ふつう魔力総量っていうのは遺伝するものなんだよ」
「そうなんですか?」
「うん。けど村に集まって来た多くの者は、親とは違って規格外の魔力総量をもって生まれてきた者が大半だった」
彼らは[禁域の喪人]と呼ばれ、変異種としてみなされている。
「[禁域の喪人]には、なにかよくないものが憑りついていると、一般的には考えられている。だからザマゼンタ村の者たちはまわりから忌み嫌われる存在だったんだ」
なによりも。
自分たちより魔力総量の高い者らが集まって暮らしているため、ダルメキアの領主たちが一番彼らを嫌っていたようだ。
それがわかっていたからこそ。
ザマゼンタ村の人々はまわりに迷惑をかけることなく、日々静かに暮らしていた。
「でも・・・。ある時、悲劇が起こった」
「悲劇・・・ですか?」
「想像も絶する恐ろしいことさ」
それはフェルンが口にするように、まさに悲劇としか言いようがない。
ダルメキアの領主のひとりがひそかに賊を雇い、村を全滅に追いやったのだ。
「村の者たちはまったく抵抗しなかった。そういう決まりがあったんだよ。〝決して他人に向けて力を行使してはならない〟っていう村の掟がね」
ザマゼンタ村の人々は抵抗もせず、無残に死んでいったのだという。
そんな中、幼かったフェルンは、生き残った数人の大人たちに守られるようにしてなんとか逃げのびたようだ。
「・・・」
その話を聞いてゲントはしばらく言葉が出てこなかった。
多くの仲間たちを目の前で殺されたという悲惨な過去を持つ彼女になんて言葉をかければいいのかわからなかったからだ。
(フェルンさんにそんな壮絶な過去があったなんて)
けれど。
場の空気が重くなるのを嫌ってか、フェルンは笑みを覗かせる。
「でもね? 私は賊や当時の領主に復讐したいっていう気持ちはないんだ。もちろん、その頃の私は幼くて、なにもできなかったっていう悔しい想いはあるよ。でも、それを復讐に結びつけるのは違う」
「村の掟があるからですか?」
「そうだね。村の者たちは掟を守って死んでいった。もし私が復讐を実行してしまえば、いったいみんながなんのために殺されたのかわからなくなるから。だから、私はぜったいにザマゼンタの掟は破らない。そう心に誓ってるんだよ」
そのあと。
フェルンは、生き残った数人の大人たちとともに、正体を隠しながら五ノ国を渡り歩いたのだという。
本来、五ノ国は行き来できない決まりなのだが、魔力総量の高い彼らは、国境の目をかいくぐる魔法を使うことができた。
そこまでして生きのびてきたのには理由がある。
彼らの胸にあったのはある想いだったようだ。
「旧約第9巻『蘇生の書』。この書に記された魔法を使って、ザマゼンタの人々を生き返らせること。それが私たちの生きる目的になったんだ」
「『蘇生の書』・・・」
「名前を聞いてわかると思うけど、それは死んだ者を生き返らせる魔法が使えるんだよ。でも、この旧約魔導書は今フィフネルには存在しない」
そこまで話を聞いてゲントはピンと来る。
「もしかして・・・クロノが持ち去ったんですか?」
「さすがゲント君。そのとおりだよ。ここまで話せばもうわかると思うけど、私がクロノを召喚したいのはこのためなんだ」
クロノが持ち去った『蘇生の書』を使って仲間たちを生き返らせる。
どうやらそれがフェルンが言っていた使命のようだ。
けれど、今それを成し遂げようとしているのは、自分ひとりだけになってしまったとフェルンは口にする。
一緒に生きのびた大人たちは志半ばで寿命を迎えて死んでしまう。
「いくら人よりも高い魔力総量を誇っていたとしても、魔力が減らないわけじゃないからね。むしろ魔力総量の高い者ほどその減少スピードは速いんだよ」
30歳を迎える頃には、ほとんどの者は魔力が残っていない状態となる。
これは[禁域の喪人]の者たちも例外ではない。
人よりも魔力総量が高いからといって長生きできるわけではないのだ。
そのあと。
仲間を失ったフェルンは、彼らの意志を継いでひとりで旅を続けることに。
この間、『学問の書』の魔法を使って独自に理論を学び、MQを高める努力をひたすら続けていたのだという。
それから数年後。
フェルンにチャンスが訪れる。
ザンブレクに立ち寄った際、王都の広場の掲示板に張り出された貼り紙を見て、グレン王が召喚士を募集していることを知ったのだ。
「『召喚の書』は誰でも手元に呼び出すことができるわけだけど・・・。実はある理由があって個人では使うことができないんだ」
「ある理由?」
「このことは話すと少し長くなるから、また機会があったらそのタイミングで話すよ。とにかく『召喚の書』は個人では使えない。だから、召喚士募集のこの貼り紙はチャンスだと思ったんだ。私のMQは300になっていたからね。それだけあれば、『召喚の書』に記された上位魔法も使うことができるから」
そのあと、運よくフェルンはグレン王に召喚士として選出される。
これが彼女がここへ至るまでの経緯だったようだ。
話を聞き終えて、ゲントの中にひとつの疑問が浮かぶ。
「ひとつ質問いいですか?」
「もちろんさ」
「なんでクロノは『蘇生の書』を持ち去ったんでしょう? 生き返らせる魔法なんかあれば、モンスターにやられて死んでしまった人とか、みんな救えると思うんですが」
RPGでは蘇生の魔法は定番中の定番だ。
だからこそなおさら、この異世界にそのような魔法が今存在しないことが不自然に思えた。
フェルンは少し考える仕草を見せてからこう続ける。
「たぶんだけど・・・際限がなくなってしまうからだろうね」
「どういうことでしょう?」
「さっきは伝えるのを忘れてしまったけど、実は新約と旧約にはもうひとつ大きな違いがあるんだ。旧約魔導書の所有者は、魔力がいっさい減らなくなるんだよ」
「え・・・」
〝魔力は歳を取るごとに減少していくもの〟
そういう認識がゲントの頭の中にはすでに出来上がっていたため、その事実はかなり衝撃的なものだった。
「旧約を所有していれば魔力が減らないんですか?」
「そう。魔力が尽きて死ぬ心配がなくなる。それにいくらでも魔法が使えてしまう」
そこでゲントはハッとする。
(そういうことか)
グレン王は明らかに自分よりも年上だった、とゲントは振り返る。
35歳を越えて生きている者が稀なこの世界において、グレン王もまた特異な存在と言えた。
けれど、旧約魔導書を所有していれば魔力はいっさい減らないというのならば納得できる、とゲントは思う。
(グレン王があの歳でふつうに生きていられるのは、旧約を所有しているからなんだ)
「当時、クロノのMQは1500を越えていたらしいからね。たぶん使えない魔法が存在しない。それだと無限に人々を甦らせることができてしまう。それは自然の摂理に反するからね。だから持ち去ったんだと思うよ」
「なるほど」
この世界から持ち去っておけば、たとえ自分に匹敵する魔力総量やMQを持った者が現れたとしても使われる心配はない。
フェルンの言うとおりクロノはそう考えて持ち去ったのだろう。
(そうやってクロノは日本へと帰っていったんだ)
本来なら彼のような存在が異世界作品の主人公だ、とゲントは思う。
チート級の才覚を発揮して世界を変革していくさまはまさにそれだからだ。
(12歳でこの世界にやって来て、そんな風に世界を変えたなんて本当にすごいな)
ゲントが考えていた以上に先代の賢者はとんでもない偉人だった。
同じように日本からこの異世界へとやって来たわけだが。
自分なんかは、クロノに比べたら足元にも及ばないだろうとゲントは思った。
26
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる