23 / 77
第1章
23話
しおりを挟む
(ん・・・なんだろう?)
それは土に埋もれた金色の装飾物だった。
それだけじゃない。
衝撃波で掘り起こされた土の中に、金色の欠片がいくつも埋まっているのが見える。
それを目にしてゲントはフェルンの言葉を思い出していた。
この地にはかつてニンフィアと呼ばれる黄金の王国が栄華を誇っていたという話を。
紀元前5000年以降、ここは聖地としてフィフネルの中心地となってきたという話も思い出す。
ひょっとすると、土の奥深くに眠っていた貴重な出土品が出てきたのかもしれない。
が、ゲントの意識はもっとべつの方向に向く。
(たしかこの地では、さまざまな英雄が現れては消えていったって話だよな?)
今の時代にそんな彼らが生きていたら、この状況をどう打開するだろうか。
(!)
そこでゲントはハッとした。
(ということは・・・この地には多くの英霊が眠ってるってことじゃないのか?)
その事実と今自分が持っている力をどう問題解決に結びつけるか。
仕事では日々あらゆる問題に直面する。
それをどう素早く解決へ導けるかどうかで、優秀な会社員かどうか推し量ることができるものだ。
弦人はこのような問題解決能力に非常に長けていた。
だからこそ、上司にいいように利用されてきたという現実がある。
〝実力はあるのに長年会社に飼い殺しにされている〟
多くの後輩たちが歯痒い思いで見ていたのも、弦人のこのような能力を高く評価してのことだった。
そして。
問題にぶち当たった時こそ、弦人の閃きは脅威の解像度を誇る。
『マスターぁ・・・。やっぱり、アイツ出てきちゃいそうですよぉ・・・』
「大丈夫。その前になんとか解決できそうなアイデアが浮かんだから」
『ふぇ?』
ゲントは魔晄に呼びかけると、光のパネルを立ち上げて素早く操作しはじめる。
==================================
【刀剣選択/魔剣】
☆☆モードを選んでください☆☆
剣瞬猛怒・・・戦闘特化型
相手に攻撃する
▶︎轟斬猛怒・・・能力捕食型
相手から力を引き抜く
絶剱猛怒・・・集束裁定型
相手に力を与える
==================================
そこで改めて轟斬猛怒を選択した。
パネル上でYESを選ぶと、魔剣はふたたび黒緋色へと変化する。
それを確認すると、ゲントは柄に力を込めた。
『あれっ~? また変えちゃうんですか?』
「このままだと引き抜けないからね」
『でもでもぉ! 鉄巨人から奥義を引き抜いても、結局意味がないんじゃ・・・』
「違うよ。もっとべつのものを引き抜くんだ」
『ふぇぇ・・・??』
ルルムはさらに困惑したような声を上げる。
それもそのはず。
周囲にはすでにモンスターの姿はなく、引き抜く対象は鉄巨人以外にいないからである。
(そうじゃない。モンスターから引き抜くわけじゃないんだよ)
奥義やアビリティだって引き抜けたのだ。
この葬冥の魔剣なら、もはやなにができても不思議ではない。
ゲントは今こう考えていた。
この魔剣なら、ひょっとすると過去の英雄の魂も引き抜けるかもしれない、と。
(もし、本当に英霊を呼び出すことができたなら、鉄巨人に唯一ダメージを与えることができるかもしれない)
英霊による攻撃は、おそらく物理攻撃ではないからだ。
突拍子もないアイデアではあったが、試してみる価値はあるとゲントは考えた。
鉄巨人からさらに離れると、ゲントは適当な地面の上に立つ。
(過去の英雄たちよ。もしこの大地に今も眠ってるのなら・・・。少しだけその力を俺に貸してください)
柄を両手で持つと、魔剣を下向きに構え、ゲントは大地に向けて思いっきり剣先を突き刺した。
最強の英雄たちを引き抜くイメージを持って祈りを込める。
すると――。
ゴオオオオオ!!!
信じられないことに、その場に白銀の煌めきを放った柱が12本立ち昇った。
(やったのか・・・?)
やがて。
その煌めきがおさまると、そこに12の人影が浮かぶ。
==================================
座標の力が発動しました。
これにより、[十二の選ばれし英霊]を引き抜くことに成功しました。
==================================
(そうか・・・。本当に呼び出せたんだ)
目の前に立ち上がったパネルを確認すると、ゲントは魔剣を引き抜いた。
==================================
【十二の選ばれし英霊】
◇第一の英霊
[エメトセルク]
始祖にして最強の族長
紀元前7700年
◇第二の英霊
[オルトロス]
不屈の魂を持つ始まりの国王
紀元前5000年
◇第三の英霊
[べオルブ]
夜帝王と恐れられた屈強な大男
紀元前4400年
◇第四の英霊
[ガラフ]
平和を愛した心優しき女帝
紀元前3900年
◇第五の英霊
[アージェンタム]
道義を重んじる皇太子
紀元前3300年
◇第六の英霊
[ゴゴ]
百戦錬磨の総大将
紀元前2900年
◇第七の英霊
[シェルロッタ]
摩訶不思議な力を持つ聖騎士
紀元前2300年
◇第八の英霊
[バルフレア]
不世出の天才軍師
紀元前1800年
◇第九の英霊
[オルランドゥ]
将才を発揮した遊牧民の少女
紀元前1200年
◇第十の英霊
[フリオニール]
勇猛果敢で才能豊かな傭兵
紀元前900年
◇第十一の英霊
[ゴルベーザ]
自然に愛された神官戦士
紀元前500年
◇第十二の英霊
[ガフガリオン]
彗星の如く現れた超剣士
紀元前100年
==================================
(すごいぞ)
そこにずらりと並んだ英霊たちの名を見て思わず息を呑む。
さまざまな時代の英雄が光の柱とともにその場に姿を現していた。
その圧倒的なオーラを前にして、さすがにゲントも驚きを隠せない。
『なになになんですかっ~!? この強そうな御方たちは!?』
「最強の英雄軍団だよ」
〝我が主。ご命令を〟
そんな言葉があたりから静かに聞えてくる。
裂け目の方に目を向ければ、巨大化した鉄巨人が大地をぶち破って、今にも出てきそうにもがき暴れていた。
まだ英霊たちの攻撃が効くという保証はなかったが・・・。
(決めるなら今しかない)
ゲントは両手で魔剣を高くかかげると、声高に号令を張り上げる。
「十二の選ばれし英霊よ! あの巨人を倒す力を貸してくれ!」
そして。
ゲントが魔剣を思いっきり振り抜くと、十二の英霊は鉄巨人に目がけていっせいに飛んでいく。
ギギギギィィーーン!!!
十二の英霊はさまざまな角度から超攻撃を自在に繰り出していく。
巨大化した鉄巨人はその場でなす術もなく、英霊たちの攻撃を一身に浴びてしまっていた。
その直後――。
ドカアァァァァン!!
巨大な大爆発を起こし、鉄巨人はその場で跡形もなく姿を消すのだった。
それは土に埋もれた金色の装飾物だった。
それだけじゃない。
衝撃波で掘り起こされた土の中に、金色の欠片がいくつも埋まっているのが見える。
それを目にしてゲントはフェルンの言葉を思い出していた。
この地にはかつてニンフィアと呼ばれる黄金の王国が栄華を誇っていたという話を。
紀元前5000年以降、ここは聖地としてフィフネルの中心地となってきたという話も思い出す。
ひょっとすると、土の奥深くに眠っていた貴重な出土品が出てきたのかもしれない。
が、ゲントの意識はもっとべつの方向に向く。
(たしかこの地では、さまざまな英雄が現れては消えていったって話だよな?)
今の時代にそんな彼らが生きていたら、この状況をどう打開するだろうか。
(!)
そこでゲントはハッとした。
(ということは・・・この地には多くの英霊が眠ってるってことじゃないのか?)
その事実と今自分が持っている力をどう問題解決に結びつけるか。
仕事では日々あらゆる問題に直面する。
それをどう素早く解決へ導けるかどうかで、優秀な会社員かどうか推し量ることができるものだ。
弦人はこのような問題解決能力に非常に長けていた。
だからこそ、上司にいいように利用されてきたという現実がある。
〝実力はあるのに長年会社に飼い殺しにされている〟
多くの後輩たちが歯痒い思いで見ていたのも、弦人のこのような能力を高く評価してのことだった。
そして。
問題にぶち当たった時こそ、弦人の閃きは脅威の解像度を誇る。
『マスターぁ・・・。やっぱり、アイツ出てきちゃいそうですよぉ・・・』
「大丈夫。その前になんとか解決できそうなアイデアが浮かんだから」
『ふぇ?』
ゲントは魔晄に呼びかけると、光のパネルを立ち上げて素早く操作しはじめる。
==================================
【刀剣選択/魔剣】
☆☆モードを選んでください☆☆
剣瞬猛怒・・・戦闘特化型
相手に攻撃する
▶︎轟斬猛怒・・・能力捕食型
相手から力を引き抜く
絶剱猛怒・・・集束裁定型
相手に力を与える
==================================
そこで改めて轟斬猛怒を選択した。
パネル上でYESを選ぶと、魔剣はふたたび黒緋色へと変化する。
それを確認すると、ゲントは柄に力を込めた。
『あれっ~? また変えちゃうんですか?』
「このままだと引き抜けないからね」
『でもでもぉ! 鉄巨人から奥義を引き抜いても、結局意味がないんじゃ・・・』
「違うよ。もっとべつのものを引き抜くんだ」
『ふぇぇ・・・??』
ルルムはさらに困惑したような声を上げる。
それもそのはず。
周囲にはすでにモンスターの姿はなく、引き抜く対象は鉄巨人以外にいないからである。
(そうじゃない。モンスターから引き抜くわけじゃないんだよ)
奥義やアビリティだって引き抜けたのだ。
この葬冥の魔剣なら、もはやなにができても不思議ではない。
ゲントは今こう考えていた。
この魔剣なら、ひょっとすると過去の英雄の魂も引き抜けるかもしれない、と。
(もし、本当に英霊を呼び出すことができたなら、鉄巨人に唯一ダメージを与えることができるかもしれない)
英霊による攻撃は、おそらく物理攻撃ではないからだ。
突拍子もないアイデアではあったが、試してみる価値はあるとゲントは考えた。
鉄巨人からさらに離れると、ゲントは適当な地面の上に立つ。
(過去の英雄たちよ。もしこの大地に今も眠ってるのなら・・・。少しだけその力を俺に貸してください)
柄を両手で持つと、魔剣を下向きに構え、ゲントは大地に向けて思いっきり剣先を突き刺した。
最強の英雄たちを引き抜くイメージを持って祈りを込める。
すると――。
ゴオオオオオ!!!
信じられないことに、その場に白銀の煌めきを放った柱が12本立ち昇った。
(やったのか・・・?)
やがて。
その煌めきがおさまると、そこに12の人影が浮かぶ。
==================================
座標の力が発動しました。
これにより、[十二の選ばれし英霊]を引き抜くことに成功しました。
==================================
(そうか・・・。本当に呼び出せたんだ)
目の前に立ち上がったパネルを確認すると、ゲントは魔剣を引き抜いた。
==================================
【十二の選ばれし英霊】
◇第一の英霊
[エメトセルク]
始祖にして最強の族長
紀元前7700年
◇第二の英霊
[オルトロス]
不屈の魂を持つ始まりの国王
紀元前5000年
◇第三の英霊
[べオルブ]
夜帝王と恐れられた屈強な大男
紀元前4400年
◇第四の英霊
[ガラフ]
平和を愛した心優しき女帝
紀元前3900年
◇第五の英霊
[アージェンタム]
道義を重んじる皇太子
紀元前3300年
◇第六の英霊
[ゴゴ]
百戦錬磨の総大将
紀元前2900年
◇第七の英霊
[シェルロッタ]
摩訶不思議な力を持つ聖騎士
紀元前2300年
◇第八の英霊
[バルフレア]
不世出の天才軍師
紀元前1800年
◇第九の英霊
[オルランドゥ]
将才を発揮した遊牧民の少女
紀元前1200年
◇第十の英霊
[フリオニール]
勇猛果敢で才能豊かな傭兵
紀元前900年
◇第十一の英霊
[ゴルベーザ]
自然に愛された神官戦士
紀元前500年
◇第十二の英霊
[ガフガリオン]
彗星の如く現れた超剣士
紀元前100年
==================================
(すごいぞ)
そこにずらりと並んだ英霊たちの名を見て思わず息を呑む。
さまざまな時代の英雄が光の柱とともにその場に姿を現していた。
その圧倒的なオーラを前にして、さすがにゲントも驚きを隠せない。
『なになになんですかっ~!? この強そうな御方たちは!?』
「最強の英雄軍団だよ」
〝我が主。ご命令を〟
そんな言葉があたりから静かに聞えてくる。
裂け目の方に目を向ければ、巨大化した鉄巨人が大地をぶち破って、今にも出てきそうにもがき暴れていた。
まだ英霊たちの攻撃が効くという保証はなかったが・・・。
(決めるなら今しかない)
ゲントは両手で魔剣を高くかかげると、声高に号令を張り上げる。
「十二の選ばれし英霊よ! あの巨人を倒す力を貸してくれ!」
そして。
ゲントが魔剣を思いっきり振り抜くと、十二の英霊は鉄巨人に目がけていっせいに飛んでいく。
ギギギギィィーーン!!!
十二の英霊はさまざまな角度から超攻撃を自在に繰り出していく。
巨大化した鉄巨人はその場でなす術もなく、英霊たちの攻撃を一身に浴びてしまっていた。
その直後――。
ドカアァァァァン!!
巨大な大爆発を起こし、鉄巨人はその場で跡形もなく姿を消すのだった。
24
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
ファンタジー
異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。
彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる