49 / 297
次元上昇したの?
しおりを挟む
今日は、アトランティーナとゆっくり過ごせて良かったな。
初めて体験した瞑想の進化版だっけ?【神殿の儀式】も気持ち良かったし、
また、やってみたいな♪
今夜は、ゆっくり眠れそうだな。今週もあと2日だし、
明日は、会社に行って、ちゃんと仕事しよう。
なんか、夢見てたような気がするけど・・・。残念。覚えてないや。
でも、良い夢だったような気がする。何か良いことがあったとかっていう
レベルの良い夢じゃなくて、私自身が一段上がったっていうか、
成長してステップアップしたっていうか、そういう感じの良い夢ね。
全体が白い光に包まれていたような・・・そんな感じ。
今日は、良いことがあるかな?あっ、レオンくんに一昨日のこと、
謝らないとなぁ。たぶん、心配してるだろうから。
あれっ?なんか、レオンくんに対する認識っていうか、感覚っていうか、
私、変わったかも!?好きになりかけてるっていうか、ハヤトくんに言わせると、
もう好きになちゃってるらしかったけど、今は・・・違う気がする。
なんか、今日は、変に意識することなく、話が出来るような気がする。
えっ?私の恋心って、そんなもん!?
いや、そこまで熱しやすく冷めやすいタイプではなかった気が
するんだけどなぁ・・・。ま、いっか(笑)
顔合わせたら、また、恋心が復活するかもしれないしね。
まぁ、そん時は、そん時で、いっかな。だって、今、考えても仕方ないから。
ん?なんか私、ちょっと成長した?(笑)
今朝もアトランティーナは、まだベッドの中だ。
朝は、いつもゆっくりさんなんだよな。
でも、何もかも完璧だったら、きっと疲れちゃうよね、私が(苦笑)
だから、もしかしたら、アトランティーナがわざと朝は起きないで、
ゆっくりするようにしてるのかもって思っちゃう。気遣わせちゃってるのかなぁ。
いや、アトランティーナのことだから、天然で、朝はゆっくりなのかもしれない。
うん!そういうことにしておこう!だって、その方が私の気が楽だから。
今朝もゆっくり座りながらの通勤。これって、本当に楽なんだよね。
そういえば、昨日は、会社をお休みしたから、全然、チェリーと
お話ししなかった。
「チェリー、おはよう。昨日は、お話し出来なくてごめんね」
「おはよう、ミウ。ううん、気にしなくて大丈夫。
それより、昨日は、神殿の儀式をしたんでしょ?
気持ち良かったみたいで、良かったね」
「あっ、チェリーも見てたんだ!
うん、めっちゃ気持ち良くて、クセになりそうって感じだった」
「それは、良かった。ミウ、アトラン国にいる頃も神殿の儀式、
好きだったんだよ」
「えっ、そうなの!?」
「うん。アトラン国に住んでいる人たちは、みんな神殿の儀式を
経験してるんだよ。普通に暮らしている人は、半年に1回くらいを
目安にやっていて、アトランティーナとか、ミウみたいに神官クラスの人は、
月に1回くらいやってたの。
でも、ミウは、神殿の儀式が好きで、月に何回もやっていて、
アトランティーナに注意されていたこともあったくらいなんだよ」
「へぇ~、そうだったんだ!アトランティーナ、何も言ってくれなかったよ」
「まぁ、別に悪いことじゃないからね。やりたがらない人よりは、全然良いから」
「そういうもんなの?」
「神殿の儀式は、肉体もエネルギー体も、丸ごと大浄化をする儀式だから、
やり過ぎるってことはないと思う。ただ、時間がかかるから、
神殿の儀式をすると、それで1日が終わっちゃうでしょ?
そうすると、他の仕事が出来なくなっちゃうから、それで、アトランティーナに
注意されてただけだから」
「そうだったんだ。まぁね、神殿の儀式、やってる時もだけど、
終わった後もめっちゃ気持ち良くて、なんか、生まれ変わったような
感じがしたもん。マリア様にも会えたし♡」
「みたいだね。だって、今日のミウ、一昨日とは、別人みたいになってるよ」
「えっ、ホントに!?もちろん、良い意味でだよね?」
「うん。なんか、今までミウに張り付いていた、要らないものが全部、
削ぎ落とされたような感じがする。それに、ミウが着けてる
マラカイトのブレスレットもモルガナイトのペンダントもキラキラして、
喜んでいるように見えるよ」
「やった~!だからかな?一昨日とは、少し気持ちが変わったっていうか、
そんな感じがしてるの。あとね、昨夜、なんか夢見てたみたいなんだよね。
内容は覚えてないんだけど、良い夢だったような気がするの。
全体が白い光に包まれていたような・・・そんな感じなんだよね」
「それは良い夢だね。ミウの中に残っていた要らないものを手放すことが
出来たってことだよ。だから、少しだけかもしれないけど、
ミウの考え方が変わったかもしれないよ。
今日、会社で、違いが自分で分かるかもしれないね」
「あっ、それならもう、朝、体験したよ」
「えっ、そうなの?さすが、ミウ。早いね」
「その変化が良いのか悪いのかは、まだ分かんないんだけどね(苦笑)」
「きっと良い変化だと思うよ」
「えっ?そう思う?」
「だって、全体が白い光に包まれていたんでしょ?
それって、次元上昇を暗示していると思うもの」
「次元上昇って何?」
「簡単に言うと、今いる次元よりも高い次元に昇ること。
今、ミウがいるのは、三次元で、物質の世界なのね。
でも、次元上昇して、三次元ではなくて、四次元とか、五次元とかに
昇っていくと、物質に対する認識が変わってくるの。
もちろん、肉体を持っているわけだから、完全に物質が必要なくなる
ということではないんだけど、人とか物に対する執着が
薄くなっていくと思う。
あと、物をプレゼントされるよりも、形にならないものを
プレゼントされる方が嬉しいって感じるようになるかもしれないね。
ミウ自身も誰かに何かをプレゼントしようと思った時、物ではないものを
選ぶようになると思う。
だから、男女問わず、つきあう人が変わってくると思うよ。
物ではなくて、目では見えない大切なものを贈ったり、贈られたり
することが理解できる人じゃないと、友情も恋愛も続かないからね」
「う~ん、まだちょっと難しい感じがしちゃうね(苦笑)」
「えっ、そんなことないでしょ?だって、私は、三次元の存在じゃないし、
アトランティーナも、今は肉体を持っているけど、
元々は、三次元の存在じゃないんだから。でも、そういう存在ともミウは
仲良くしているんだから、難しいことはないと思うけど」
「あっ、そっか。そうだよね。チェリーは、肉体を持ってないんだから
三次元の存在じゃないし、アトランティーナも元々は違うし、
最近出会ったレオンくんとか、ハヤトくんもそうだ!
あっ、そうだね。むしろ、三次元じゃない存在の方が、私、一緒に居て楽かも」
「神殿の儀式を行う前からそうだったのなら、今は、もっとそう感じると思うよ」
「そっか・・・。だからなんだ。なんかね、レオンくんに対して思ってた感情が、
一昨日と比べて変化したの。あ~、そういうことだったんだね」
「ん?ミウ、独りで納得しないで、私にも教えてよ」
「あのね、恋愛について、私は、おそらくだけど、三次元的な見方しか
出来ていなかったんだと思う。見た目とか、つきあった時に触れ合うこととか、
色々ね。でも、そういう基準で選ぶのと、肉体とは関係ない部分で選ぶのとでは、
選び方が違う気がするんだよね。
今はもっと、こう、精神的な繋がりっていうのかな?
実際に会って、一緒に過ごして、肌が触れ合って、っていうことよりも、
もっと深い部分で繋がることが出来る相手っていうか、
そういう深い部分で繋がることがイヤじゃないっていうか、
むしろ、そういう深い部分で繋がり合いたいって思える相手が
良いっていうか・・・。う~ん、言葉にするのって、難しいね(苦笑)」
「なんとなく、ミウが言いたいこと、分かる気がする。上辺だけ、
表面だけの繋がりじゃなくて、もっと、核心部分で繋がり合いたいと
思える相手っていうことでしょ?見た目とか、年齢とか、どこに勤めているとか、
どこに住んでいるとか、そういうことは抜きにしてって
いうことなんじゃないの?」
「うん・・・。たぶん、そういう感じかな?まだ、ハッキリとは
見えていないんだけどね。私の中の価値観が変化して、レオンくんは、
違うのかなって思ったんだと思う。私の無意識の領域で。
だから、一昨日までは、レオンくんのこと好きになりかけてたような、
好きになっちゃったような気がしてたんだけど、今朝、起きた時には、
レオンくんに対する気持ちが冷めちゃってたっていうの?そんな感じ(笑)」
「なるほどね。でも、先に私が言っちゃったら、アトランティーナに
叱られちゃうかもしれないけど、レオンくんもハヤトくんも
ミウの恋人候補ではないと思うな」
「えっ、そうなの!?」
「うん。あの二人は、ミウと話は合うと思うの。でも、恋人ではないと思う。
おそらく、お互いに恋愛感情を抱くことはないはずだよ」
「へぇ~、そうなんだぁ」
「でもね、きっと良いお友達にはなれると思うの。
たぶん、これからミウの恋人候補が現れると思うから、その時には、
アトランティーナや私とは違った目線でアドバイスをくれると思うよ。
ミウが遠慮なく、相談できる良い男友達っていう立ち位置が、
あの二人なんだと思う。だから、最初に現れたんだよ、あの二人は」
「あ~、そういうことだったんだ!なるほどね。でも、それ聞いて、
なんか少しホッとしたかも。ありがとう、チェリー」
「いいえ、どういたしまして。あっ、ミウ、そろそろ着くと思うよ」
「あっ、ホントだ!教えてくれて、ありがとう、チェリー。じゃ、またね」
「うん。いってらっしゃい、ミウ」
アトランティーナとは、少し違った感じで、チェリーからも色々なことを
教えてもらえる。私って、ホントにラッキーだな。このラッキーを
無駄にしないように、ちゃんと色々、身につけていきたいよね、マジで。
会社に着くと、フロアに入りながら大きな声で「おはようございま~す」って
言うのがクセになっちゃってるから、すぐにみんな、
私が来たことに気がつくんだよね。そりゃ、そうか(笑)
「あっ、おはようございます!昨日は、元気な挨拶が聞こえなかったから、
なんか、寂しかったし、フロアの電気が、それも一番輝いている電気が
消えたみたいな感じでした。もう、お身体の具合は大丈夫なんですか?」
「ええ、お陰さまで。ありがとうございます。
それにしても、フロアで一番輝いてる電気が消えたみたいなんて、
ちょっと言い過ぎでしょ!?(笑)」
「いえ!ホントにそんな感じでしたよ!やっぱり、久遠さんには居てもらわないと
ダメなんですよ、うちの部は!自分は、同じチームじゃないですけど、
久遠さんが居るだけで、なんか、知らないうちに元気もらえてたんだなって、
昨日、実感しちゃいましたよ」
「それは、それは。どうも。ありがとうございます!」
「気をつけてくださいね。みんな、久遠さんのこと見てますから」
「うわっ、それって、めっちゃプレッシャーなんだけど(笑)」
「じゃ、いっぱいプレッシャーかけちゃおう(笑)」
私も声が大きいけど、織田チーフのところにいる子は、
織田チーフの声が大きいせいか、みんな声が大きくて、こんなどうでも良い会話も
フロア中に響き渡っちゃう(汗)お陰で、朝からみんな大笑い。
笑顔の花が開いたみたいになって、気分も上がるね。
あっ、レオンくんも、もう来てるんだね。うん、確かに、レオンくんを見ても、
今日の私は何も感じないや。それにしても・・・短かったな。私のトキメキ。
でも、これから、ちゃんと私の恋人候補が現れるんだもんね。
そっちを楽しみにしてよっと♪
まずは、真田部長に挨拶に行かないとだね。
「おはようございます。部長、昨日は、申し訳ありませんでした」
「あっ、久遠さん、おはようございます。いいえ、謝らないでください。
体調が悪い時に無理することはありませんから。仕事優先は、
好ましくないですからね。それで、もう体調の方は、大丈夫なんですか?」
「お陰さまで、昨日、ゆっくり過ごさせて頂いたので、元気になりました!
ありがとうございました」
「じゃ、また、よろしくお願いしますね」
「はい!」
真田部長、昨日、私がズル休みしたって知ってるクセに!
でも、もしかしたら、真田部長からしたら、ズル休みではないのかもしれない。
だって、昨日、私がしたこと、真田部長もたぶん知ってるだろうし、
昨日の私には神殿の儀式が必要だったのだとしたら、充分、
お休みする理由になるもんね。なんか、考え方も変わってきたみたい。
自分のことなのに、めっちゃ新鮮。
神殿の儀式って、マジですごい威力なんだね。
うちのチームは・・・あっ、珍しい。ちょっと早めに会社に来たのに、
今日は、みんな揃ってるじゃん。いつもは、ギリギリで来るのにね(苦笑)
「おはようございます。昨日は、ごめんなさい」
「おはようございます。チーフ、もう大丈夫なんですか?」
「お陰さまで、もう、すっかり元気!昨日、大変じゃなかった?」
「大丈夫でしたよ。特にクライアントからの問い合わせもなかったし。
なんか、不思議でした。社内の人間もクライアントもチーフがお休みだって
知ってるんじゃないかっていうくらい、どこからも問い合わせが
なかったんですよ。もしかして、色々、電話とか、メール、
しまくりました?(笑)」
「バレちゃったかぁ(笑)って、そんなワケあるかい!(笑)」
「もう、本当に大丈夫そうですね。良かった」
「うん、もう大丈夫だから、今日は、昨日の分までガンガン仕事するよ!」
「は~い。お手柔らかにお願いしま~す」
そうだったんだぁ。どこからも問い合わせがないなんて、本当に珍しい。
やっぱり、神の見えざる手?宇宙?みんな、私の味方なんだね。へへっ(笑)
「ミウさん、おはようございます」
「あっ、レオンくん、おはようございます。
一昨日は、ごめんなさいね。心配かけちゃったよね?」
「いえ、僕のことは良いんです。それより・・・大丈夫ですか?」
「うん、もう大丈夫だから、気にしないで仕事して」
「はい、ありがとうございます。
あの・・・良かったら、今日のランチ、ご一緒しませんか?」
「うん、良いよ」
「ありがとうございます!」
もう、大丈夫だ。あんなにレオンくんにドキドキしてたのが、ウソみたい!
人の気持ちって変わるんだね。
っていうか、私が過剰反応し過ぎてたのかもしれない。
アトランティーナに恋愛の話をされて、私が言った通りのイケメンくんが
目の前に現れて、舞い上がってただけなのかもしれないね。
ホント、情けないったら、ありゃしない。って、自分のこと、責めないよ。
まぁね、恋愛なんて久しぶりだから舞い上がったって仕方ないでしょ。
私にもまだ、乙女心?っていうのがあるってことが証明されたと思えば、
良かったんじゃないかな(笑)
<次回へ続く>
初めて体験した瞑想の進化版だっけ?【神殿の儀式】も気持ち良かったし、
また、やってみたいな♪
今夜は、ゆっくり眠れそうだな。今週もあと2日だし、
明日は、会社に行って、ちゃんと仕事しよう。
なんか、夢見てたような気がするけど・・・。残念。覚えてないや。
でも、良い夢だったような気がする。何か良いことがあったとかっていう
レベルの良い夢じゃなくて、私自身が一段上がったっていうか、
成長してステップアップしたっていうか、そういう感じの良い夢ね。
全体が白い光に包まれていたような・・・そんな感じ。
今日は、良いことがあるかな?あっ、レオンくんに一昨日のこと、
謝らないとなぁ。たぶん、心配してるだろうから。
あれっ?なんか、レオンくんに対する認識っていうか、感覚っていうか、
私、変わったかも!?好きになりかけてるっていうか、ハヤトくんに言わせると、
もう好きになちゃってるらしかったけど、今は・・・違う気がする。
なんか、今日は、変に意識することなく、話が出来るような気がする。
えっ?私の恋心って、そんなもん!?
いや、そこまで熱しやすく冷めやすいタイプではなかった気が
するんだけどなぁ・・・。ま、いっか(笑)
顔合わせたら、また、恋心が復活するかもしれないしね。
まぁ、そん時は、そん時で、いっかな。だって、今、考えても仕方ないから。
ん?なんか私、ちょっと成長した?(笑)
今朝もアトランティーナは、まだベッドの中だ。
朝は、いつもゆっくりさんなんだよな。
でも、何もかも完璧だったら、きっと疲れちゃうよね、私が(苦笑)
だから、もしかしたら、アトランティーナがわざと朝は起きないで、
ゆっくりするようにしてるのかもって思っちゃう。気遣わせちゃってるのかなぁ。
いや、アトランティーナのことだから、天然で、朝はゆっくりなのかもしれない。
うん!そういうことにしておこう!だって、その方が私の気が楽だから。
今朝もゆっくり座りながらの通勤。これって、本当に楽なんだよね。
そういえば、昨日は、会社をお休みしたから、全然、チェリーと
お話ししなかった。
「チェリー、おはよう。昨日は、お話し出来なくてごめんね」
「おはよう、ミウ。ううん、気にしなくて大丈夫。
それより、昨日は、神殿の儀式をしたんでしょ?
気持ち良かったみたいで、良かったね」
「あっ、チェリーも見てたんだ!
うん、めっちゃ気持ち良くて、クセになりそうって感じだった」
「それは、良かった。ミウ、アトラン国にいる頃も神殿の儀式、
好きだったんだよ」
「えっ、そうなの!?」
「うん。アトラン国に住んでいる人たちは、みんな神殿の儀式を
経験してるんだよ。普通に暮らしている人は、半年に1回くらいを
目安にやっていて、アトランティーナとか、ミウみたいに神官クラスの人は、
月に1回くらいやってたの。
でも、ミウは、神殿の儀式が好きで、月に何回もやっていて、
アトランティーナに注意されていたこともあったくらいなんだよ」
「へぇ~、そうだったんだ!アトランティーナ、何も言ってくれなかったよ」
「まぁ、別に悪いことじゃないからね。やりたがらない人よりは、全然良いから」
「そういうもんなの?」
「神殿の儀式は、肉体もエネルギー体も、丸ごと大浄化をする儀式だから、
やり過ぎるってことはないと思う。ただ、時間がかかるから、
神殿の儀式をすると、それで1日が終わっちゃうでしょ?
そうすると、他の仕事が出来なくなっちゃうから、それで、アトランティーナに
注意されてただけだから」
「そうだったんだ。まぁね、神殿の儀式、やってる時もだけど、
終わった後もめっちゃ気持ち良くて、なんか、生まれ変わったような
感じがしたもん。マリア様にも会えたし♡」
「みたいだね。だって、今日のミウ、一昨日とは、別人みたいになってるよ」
「えっ、ホントに!?もちろん、良い意味でだよね?」
「うん。なんか、今までミウに張り付いていた、要らないものが全部、
削ぎ落とされたような感じがする。それに、ミウが着けてる
マラカイトのブレスレットもモルガナイトのペンダントもキラキラして、
喜んでいるように見えるよ」
「やった~!だからかな?一昨日とは、少し気持ちが変わったっていうか、
そんな感じがしてるの。あとね、昨夜、なんか夢見てたみたいなんだよね。
内容は覚えてないんだけど、良い夢だったような気がするの。
全体が白い光に包まれていたような・・・そんな感じなんだよね」
「それは良い夢だね。ミウの中に残っていた要らないものを手放すことが
出来たってことだよ。だから、少しだけかもしれないけど、
ミウの考え方が変わったかもしれないよ。
今日、会社で、違いが自分で分かるかもしれないね」
「あっ、それならもう、朝、体験したよ」
「えっ、そうなの?さすが、ミウ。早いね」
「その変化が良いのか悪いのかは、まだ分かんないんだけどね(苦笑)」
「きっと良い変化だと思うよ」
「えっ?そう思う?」
「だって、全体が白い光に包まれていたんでしょ?
それって、次元上昇を暗示していると思うもの」
「次元上昇って何?」
「簡単に言うと、今いる次元よりも高い次元に昇ること。
今、ミウがいるのは、三次元で、物質の世界なのね。
でも、次元上昇して、三次元ではなくて、四次元とか、五次元とかに
昇っていくと、物質に対する認識が変わってくるの。
もちろん、肉体を持っているわけだから、完全に物質が必要なくなる
ということではないんだけど、人とか物に対する執着が
薄くなっていくと思う。
あと、物をプレゼントされるよりも、形にならないものを
プレゼントされる方が嬉しいって感じるようになるかもしれないね。
ミウ自身も誰かに何かをプレゼントしようと思った時、物ではないものを
選ぶようになると思う。
だから、男女問わず、つきあう人が変わってくると思うよ。
物ではなくて、目では見えない大切なものを贈ったり、贈られたり
することが理解できる人じゃないと、友情も恋愛も続かないからね」
「う~ん、まだちょっと難しい感じがしちゃうね(苦笑)」
「えっ、そんなことないでしょ?だって、私は、三次元の存在じゃないし、
アトランティーナも、今は肉体を持っているけど、
元々は、三次元の存在じゃないんだから。でも、そういう存在ともミウは
仲良くしているんだから、難しいことはないと思うけど」
「あっ、そっか。そうだよね。チェリーは、肉体を持ってないんだから
三次元の存在じゃないし、アトランティーナも元々は違うし、
最近出会ったレオンくんとか、ハヤトくんもそうだ!
あっ、そうだね。むしろ、三次元じゃない存在の方が、私、一緒に居て楽かも」
「神殿の儀式を行う前からそうだったのなら、今は、もっとそう感じると思うよ」
「そっか・・・。だからなんだ。なんかね、レオンくんに対して思ってた感情が、
一昨日と比べて変化したの。あ~、そういうことだったんだね」
「ん?ミウ、独りで納得しないで、私にも教えてよ」
「あのね、恋愛について、私は、おそらくだけど、三次元的な見方しか
出来ていなかったんだと思う。見た目とか、つきあった時に触れ合うこととか、
色々ね。でも、そういう基準で選ぶのと、肉体とは関係ない部分で選ぶのとでは、
選び方が違う気がするんだよね。
今はもっと、こう、精神的な繋がりっていうのかな?
実際に会って、一緒に過ごして、肌が触れ合って、っていうことよりも、
もっと深い部分で繋がることが出来る相手っていうか、
そういう深い部分で繋がることがイヤじゃないっていうか、
むしろ、そういう深い部分で繋がり合いたいって思える相手が
良いっていうか・・・。う~ん、言葉にするのって、難しいね(苦笑)」
「なんとなく、ミウが言いたいこと、分かる気がする。上辺だけ、
表面だけの繋がりじゃなくて、もっと、核心部分で繋がり合いたいと
思える相手っていうことでしょ?見た目とか、年齢とか、どこに勤めているとか、
どこに住んでいるとか、そういうことは抜きにしてって
いうことなんじゃないの?」
「うん・・・。たぶん、そういう感じかな?まだ、ハッキリとは
見えていないんだけどね。私の中の価値観が変化して、レオンくんは、
違うのかなって思ったんだと思う。私の無意識の領域で。
だから、一昨日までは、レオンくんのこと好きになりかけてたような、
好きになっちゃったような気がしてたんだけど、今朝、起きた時には、
レオンくんに対する気持ちが冷めちゃってたっていうの?そんな感じ(笑)」
「なるほどね。でも、先に私が言っちゃったら、アトランティーナに
叱られちゃうかもしれないけど、レオンくんもハヤトくんも
ミウの恋人候補ではないと思うな」
「えっ、そうなの!?」
「うん。あの二人は、ミウと話は合うと思うの。でも、恋人ではないと思う。
おそらく、お互いに恋愛感情を抱くことはないはずだよ」
「へぇ~、そうなんだぁ」
「でもね、きっと良いお友達にはなれると思うの。
たぶん、これからミウの恋人候補が現れると思うから、その時には、
アトランティーナや私とは違った目線でアドバイスをくれると思うよ。
ミウが遠慮なく、相談できる良い男友達っていう立ち位置が、
あの二人なんだと思う。だから、最初に現れたんだよ、あの二人は」
「あ~、そういうことだったんだ!なるほどね。でも、それ聞いて、
なんか少しホッとしたかも。ありがとう、チェリー」
「いいえ、どういたしまして。あっ、ミウ、そろそろ着くと思うよ」
「あっ、ホントだ!教えてくれて、ありがとう、チェリー。じゃ、またね」
「うん。いってらっしゃい、ミウ」
アトランティーナとは、少し違った感じで、チェリーからも色々なことを
教えてもらえる。私って、ホントにラッキーだな。このラッキーを
無駄にしないように、ちゃんと色々、身につけていきたいよね、マジで。
会社に着くと、フロアに入りながら大きな声で「おはようございま~す」って
言うのがクセになっちゃってるから、すぐにみんな、
私が来たことに気がつくんだよね。そりゃ、そうか(笑)
「あっ、おはようございます!昨日は、元気な挨拶が聞こえなかったから、
なんか、寂しかったし、フロアの電気が、それも一番輝いている電気が
消えたみたいな感じでした。もう、お身体の具合は大丈夫なんですか?」
「ええ、お陰さまで。ありがとうございます。
それにしても、フロアで一番輝いてる電気が消えたみたいなんて、
ちょっと言い過ぎでしょ!?(笑)」
「いえ!ホントにそんな感じでしたよ!やっぱり、久遠さんには居てもらわないと
ダメなんですよ、うちの部は!自分は、同じチームじゃないですけど、
久遠さんが居るだけで、なんか、知らないうちに元気もらえてたんだなって、
昨日、実感しちゃいましたよ」
「それは、それは。どうも。ありがとうございます!」
「気をつけてくださいね。みんな、久遠さんのこと見てますから」
「うわっ、それって、めっちゃプレッシャーなんだけど(笑)」
「じゃ、いっぱいプレッシャーかけちゃおう(笑)」
私も声が大きいけど、織田チーフのところにいる子は、
織田チーフの声が大きいせいか、みんな声が大きくて、こんなどうでも良い会話も
フロア中に響き渡っちゃう(汗)お陰で、朝からみんな大笑い。
笑顔の花が開いたみたいになって、気分も上がるね。
あっ、レオンくんも、もう来てるんだね。うん、確かに、レオンくんを見ても、
今日の私は何も感じないや。それにしても・・・短かったな。私のトキメキ。
でも、これから、ちゃんと私の恋人候補が現れるんだもんね。
そっちを楽しみにしてよっと♪
まずは、真田部長に挨拶に行かないとだね。
「おはようございます。部長、昨日は、申し訳ありませんでした」
「あっ、久遠さん、おはようございます。いいえ、謝らないでください。
体調が悪い時に無理することはありませんから。仕事優先は、
好ましくないですからね。それで、もう体調の方は、大丈夫なんですか?」
「お陰さまで、昨日、ゆっくり過ごさせて頂いたので、元気になりました!
ありがとうございました」
「じゃ、また、よろしくお願いしますね」
「はい!」
真田部長、昨日、私がズル休みしたって知ってるクセに!
でも、もしかしたら、真田部長からしたら、ズル休みではないのかもしれない。
だって、昨日、私がしたこと、真田部長もたぶん知ってるだろうし、
昨日の私には神殿の儀式が必要だったのだとしたら、充分、
お休みする理由になるもんね。なんか、考え方も変わってきたみたい。
自分のことなのに、めっちゃ新鮮。
神殿の儀式って、マジですごい威力なんだね。
うちのチームは・・・あっ、珍しい。ちょっと早めに会社に来たのに、
今日は、みんな揃ってるじゃん。いつもは、ギリギリで来るのにね(苦笑)
「おはようございます。昨日は、ごめんなさい」
「おはようございます。チーフ、もう大丈夫なんですか?」
「お陰さまで、もう、すっかり元気!昨日、大変じゃなかった?」
「大丈夫でしたよ。特にクライアントからの問い合わせもなかったし。
なんか、不思議でした。社内の人間もクライアントもチーフがお休みだって
知ってるんじゃないかっていうくらい、どこからも問い合わせが
なかったんですよ。もしかして、色々、電話とか、メール、
しまくりました?(笑)」
「バレちゃったかぁ(笑)って、そんなワケあるかい!(笑)」
「もう、本当に大丈夫そうですね。良かった」
「うん、もう大丈夫だから、今日は、昨日の分までガンガン仕事するよ!」
「は~い。お手柔らかにお願いしま~す」
そうだったんだぁ。どこからも問い合わせがないなんて、本当に珍しい。
やっぱり、神の見えざる手?宇宙?みんな、私の味方なんだね。へへっ(笑)
「ミウさん、おはようございます」
「あっ、レオンくん、おはようございます。
一昨日は、ごめんなさいね。心配かけちゃったよね?」
「いえ、僕のことは良いんです。それより・・・大丈夫ですか?」
「うん、もう大丈夫だから、気にしないで仕事して」
「はい、ありがとうございます。
あの・・・良かったら、今日のランチ、ご一緒しませんか?」
「うん、良いよ」
「ありがとうございます!」
もう、大丈夫だ。あんなにレオンくんにドキドキしてたのが、ウソみたい!
人の気持ちって変わるんだね。
っていうか、私が過剰反応し過ぎてたのかもしれない。
アトランティーナに恋愛の話をされて、私が言った通りのイケメンくんが
目の前に現れて、舞い上がってただけなのかもしれないね。
ホント、情けないったら、ありゃしない。って、自分のこと、責めないよ。
まぁね、恋愛なんて久しぶりだから舞い上がったって仕方ないでしょ。
私にもまだ、乙女心?っていうのがあるってことが証明されたと思えば、
良かったんじゃないかな(笑)
<次回へ続く>
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
迎えに行ったら、すでに君は行方知れずになっていた
月山 歩
恋愛
孤児院で育った二人は彼が貴族の息子であることから、引き取られ離れ離れになる。好きだから、一緒に住むために準備を整え、迎えに行くと、少女はもういなくなっていた。事故に合い、行方知れずに。そして、時をかけて二人は再び巡り会う。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる