あなたにおすすめの小説

娘は銅貨一枚でした 表紙

娘は銅貨一枚でした

「ヴァレイユ男爵。王命に背いた理由を申し開け」  男爵エルンストの娘レティシアには、58歳の公爵のもとへ嫁げという王命が下っていた。  婚礼の日、娘は現れない。  審問の間に引き出された男爵は、詫びるでも言い訳するでもなく、静かに告げる。 「娘は、秤にかけて渡しました。代金は銅貨一枚にございます」  実の娘を銭と引き換えに手放した父親。人買いは縛り首、そういう国の法廷に、男は独りで立っている。  誰もが男爵の破滅を疑わないなか、老法務官だけが、埃をかぶった建国法典へ手を伸ばした。  娘を手放した父と、300年誰も使わなかった古い法の話。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数 12,504
キレた公爵令嬢は断罪を望みました 表紙

キレた公爵令嬢は断罪を望みました

十年以上にわたり王太子ガトーの教育と政務を支えてきた公爵令嬢エルヴィラ。しかし、ガトーは男爵令嬢を側室に迎え、エルヴィラには婚姻後も政務を担うよう要求する。彼の身勝手さに見切りをつけたエルヴィラは、テーブルを蹴り飛ばして自ら地下牢へ……、 よくある屑王子ものです。
恋愛 完結 ショートショート
文字数 11,591
忘却はあなたの罪 表紙

忘却はあなたの罪

侯爵令嬢クレアはアンドレアス王子から婚約破棄を申し渡される。愛する人に裏切られたつらさのあまりクレアは忘却魔法で王子の記憶を消す。クレアと王子は再会するが…
恋愛 完結 ショートショート
文字数 4,736
勇者に手柄を奪われたので、魔王討伐の報告会で質問を三つだけしました 表紙

勇者に手柄を奪われたので、魔王討伐の報告会で質問を三つだけしました

「お前の名前を出すと、英雄譚が分かりにくくなるんだ」 魔王討伐の作戦士アルレンは、勇者に自分と仲間の功績を奪われた。 口止め料を拒み、向かったのは王の前で開かれる報告会。 「第一結界を、なぜ夜明けまで破らなかったのですか」 三つの質問と、討伐前から残る記録。 華々しい武勇伝の裏で、誰が何をしたのか。 英雄の嘘を暴き、仕事と名前を取り戻す逆転ファンタジー。
ファンタジー 完結 短編
文字数 11,852
聖女召喚の失敗で城が潰れた 表紙

聖女召喚の失敗で城が潰れた

原因不明の難病に手を焼いたミストリア王国の国王は、異世界から癒しの力をもった聖女の召喚を決意した。 より強力な聖女を召喚しようと本来の儀式に必要な魔力の十倍を使って。 すると上空に、聖女がいるとおぼしき施設が召喚され、城めがけて降ってきた。 ご都合主義で、不思議な力を働かせました。 作中で語られる通り、それがないと大惨事になるので。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数 2,898
旦那と娘を置いて離縁することにしました。 表紙

旦那と娘を置いて離縁することにしました。

愛した娘は夫と愛人の子供でした〜すべてを奪われていた身代わり妻は、今夜限りで家を出ていきます。いまさら『戻ってきてくれ』と泣きついても、もう顔も見たくありません。 おしまい
恋愛 完結 短編 R15
文字数 75,769
婚約破棄されたので、あなたの剣はもう打ちません――私の仕事を認めてくれた騎士団長に、大切にされています 表紙

婚約破棄されたので、あなたの剣はもう打ちません――私の仕事を認めてくれた騎士団長に、大切にされています

「婚約は解消する。だが、剣の手入れは今までどおり頼む」 鍛冶工房の娘リゼットは、婚約者の騎士オスカーを支えてきた。 彼の手に合う剣を作り、仕事が終わったあとも、代金を求めず手入れを続けてきた。 けれど彼が結婚相手に選んだのは、出世につながる侯爵令嬢。 別れを告げたその日さえ、当然のように剣を差し出してきた。 「あなたの剣は、もう打ちません」 父の名で働いていた工房を離れ、小さな店を開いたリゼット。 そこを訪ねてきたのは、右手に古傷を抱える第二騎士団長アドリアンだった。 「今日は、あなたにお願いしたくて来ました」 彼は彼女の説明を聞き、仕事に正当な代金を払い、その腕を彼女自身の名前で人に伝える。 そして、剣が直ったあとも、食事や休日の外出に誘ってくれて――。 一方、リゼットの支えを失った元婚約者は、自分が何を当然だと思っていたのか、ようやく気づき始める。 これは、誰かに尽くすばかりだった女鍛冶師が、自分の名前で働き、仕事をしていない時間まで大切にしてくれる人と幸せになる物語。 ※全24話で完結。ハッピーエンドです。
恋愛 連載中 長編
文字数 18,993
子どものころから嫌いだった幼馴染は、私と結婚するつもりだったらしい 表紙

子どものころから嫌いだった幼馴染は、私と結婚するつもりだったらしい

幼いころからアレクシスのそばにいるたび、リディアは周囲の令嬢たちから嫌がらせを受けてきた。何度も「嫌い」「離れたい」と訴えても、両親はそれを子どもの意地や照れだと思い、本気にしなかった。 十五歳で外国の高等学院へ留学したリディアは、魔道具職人として自立する道を見つける。そして十七歳の成人を迎えた日、彼女は伯爵家から離籍し、二度と故郷へ戻らないと決めた。 一方そのころ、アレクシスはリディアと結婚するつもりでいたことを明かす。けれどリディアは、そんな未来を一度も望んでいなかった。 これは、誰にも届かなかった「嫌だ」を抱えていた少女が、自分の人生を自分で選び取るまでの話。
恋愛 完結 短編
文字数 19,971