ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

文字の大きさ
234 / 297

魂って色つきなの!?

しおりを挟む
藤崎さんにうちの住所とかも伝えるために、カフェにやってきた。
カフェっていうより、カフェバーって言った方が近いかな?
だって、お酒を飲んでないのって、私たちくらいだもん(苦笑)

一応、藤崎さんにうちの場所を伝えるためっていうのが口実だけど、
本当は、まだ時間も早いし、もう少し話してみたいなって思ってたんだよね。

だから、誘ってもらって良かった。自分から<もう少し話したい>って
言えば良いのにね(苦笑)なんかまだ、そういうのって言い難かったり
しちゃうんだよね(汗)慣れてくれば、言えるのかもしれないけど。

食事したお店から、ゆっくり歩きながら来たんだけど、意外と近くて
ビックリした。私、本当にお店を知らないよね(苦笑)

まぁ、アトランティーナに出会う前から、ほぼ家と会社の往復だった
もんね。休日も家でまったりしてることが多かったし。もっと、外に
出た方が良いのかもしれないって痛感した。

「ここも落ち着いてて、ステキですね」

「そうですね。大人のカフェって感じですかね。昼間は、外にもテーブルと
椅子を出して、テラス席も作るんですよ。天気の良い日は、風が抜けて
気持ち良いですよ」

「へぇ~、よくいらっしゃるんですか?」

「よくってほどではありませんけど、たまに。あっ、今、
『誰と来るんだろう?』って思いましたよね?(笑)」

「えっ、いや、別に(汗)」

「ミウさん、顔で物言うから分かりやすいですよね(笑)
素直なんだなぁ。ミウさんは、自分のそういうところ、イヤかも
しれませんけど、僕は好きですよ。たぶん、アトランティーナも
レオンも同じように思っていると思います」

「そ、そうですか?(汗)ホントに良いのかなぁ・・・(苦笑)」

「素直な人って、謙虚さも持ち合わせているんですよ。ミウさんの場合は
謙遜なので、また違うんですけどね(笑)

アトランティーナにも言われていると思いますけど、謙遜するの、
止めた方が良いですよ。謙遜なんて、百害あって一利ナシですから。
自分で自分を貶めてどうする!?って感じじゃないですか!
もっと胸張ってください。ミウさんは、自分が思うよりもずっと魅力的で、
ステキなんですから」

「あ、ありがとうございます」

こんなにストレートに男性から褒められることって、あんまり、いや、
全く経験がないから、どんな顔したら良いのか、めっちゃ困る!
顔が上げらんない(汗)

「ミウさん、追い討ちをかけるようで、申し訳ないんですけど、
褒められるのも苦手ですか?」

「ええ、まぁ(汗)でも、前よりは、褒められても大丈夫になったんです
けどね(苦笑)」

「それもアトランティーナに言われたんでしょ?」

「ええ、そうです。アトランティーナには、基本から叩き直して
もらったので(笑)でも、言われたことは分かるし、頭では理解してるんです
けど、なかなか、自分の中に落とし込めなくて(苦笑)」

「どうして落とし込めないか、原因は分かっていますか?あっ、分かって
いたら、ミウさんのことだから、もう取り組んでますよね?」

「落とし込めないのにも原因があるんですか!?」

「もちろん!どんなことにも必ず原因があるんですよ。みんな結果ばかりに
気を取られてしまいますけど、原因が分からなければ、結果は変えられない。
だから、いつも同じことを繰り返してしまうでしょ?まずは、原因を知って、
そこから対処していかないとね」

「確かにそうですよね。それで、私が謙遜することをやめられなくて、
褒められると逃げ出しちゃいたくなる原因って何なんですか?」

「無自覚みたいですね。でも、その2つ、原因は同じところにありますよ」

「えっ、そうなんですか!?」

「はい」

「あの・・・原因、教えてもらっても良いですか?」

「僕が言うのは簡単ですけど、それだとまた、ミウさんの中に
定着しないかもしれません。だから、今夜一晩、考えてみてください。
たぶん、ミウさんなら気づくんじゃないかなと思いますけど」

「え~、なんだろう?でも、そうですよね。たぶん、聞いちゃったら、
『そっか!』とは思うかもしれないけど、私の深い部分には落とし込めない
かもしれない。今夜一晩、じっくり考えてみます」

「でも、あんまり思い詰めないでくださいね。今夜、眠れなくて、明日、
起きられないことになってしまったら、僕としても残念極まりないので(笑)」

「確かにそうですね(苦笑)では、ほどほどに考えてみます(笑)」

「そうしてください」

「あと、藤崎さんに聞きたいことがあるんですけど、良いですか?」

「ええ、僕が答えられることなら・・・」

「さっき、食事している時に、私が、<藤崎さんって、意外と積極的
なんですね>って言ったら、星の話になったじゃないですか?

それで、藤崎さんは星を見ると、受け身で、自分から積極的に動くようには
見えませんよね?って言った後、もし藤崎さんが、元守護天使ではなくて、
ずっと人間だったら、星の通りなのかもしれないけど、藤崎さんは、
少し違うから星の通りにはならないこともあるって。それって、
どういう意味ですか?

藤崎さんも元は守護天使かもしれないけど、人間として生まれてくる時に
生年月日を決めて、生まれてきたワケじゃないですか?それで、その生年月日と
場所と時間でしたっけ?それによって、人生のブループリントが決まるって
アトランティーナに聞いたんです。

だったら、元守護天使とかは関係なく、生年月日と時間、場所によって
定められた資質っていうか、そういうのの影響を受けるんじゃないかなって
思うんですけど、違うんですか?」

「なるほど。よく勉強されてますね。確かに、ミウさんがおっしゃる通り、
生年月日、時間、場所で、人生のブループリントが決まります。
でも、それは、今回限りのことで、魂そのものは、魂が創造された時から
ずっと変わらないんですよ。

創造された時は、誰の魂も皆、まっさらで、何もインプットされていませんけど、
人として、何度も生き死にを繰り返しながら、様々な経験がインプットされて、
その人独自の魂に仕上がっていきます。魂に色がつく感じですかね」

「じゃ、真っ白だった魂が、赤とか黄色とか、ピンクとか、オレンジとか、
色がついて、誰の魂なのか、見分けがつくようになるってことですか?」

「分かりやすく言うとそんな感じです。イメージしやすいでしょ?」

「まぁ、確かにイメージはしやすいですね」

「魂は、人としての寿命を終えると天界に戻ります。すると、これもまた
自然に全てのエゴが消え去るんです。でも、魂の色は残ります。エゴが、
魂に色をつけるんですよ。

でも、天界に戻って、エゴが消え去るのに、なんで色だけが残るのかって
思いましたよね?その色は、魂の質と関係があるんです。ミウさんは、
キレイに輝く色を想像したかもしれませんけど、そうとは限らないんです。

もちろん、鮮やかで、美しく輝く色を放つ魂もありますが、逆に色が
くすんでいる魂もあれば、様々な色が混ざり合って、もはや何色なのかも
分からなくなってしまっている魂もあります。

その魂の色によって、次の人生を決めていくんです。色がくすんでいる魂は、
鮮やかな色にする必要がありますし、色が混ざり合っている人は、
混ざっている色のどれかを取り除く必要がありますよね?
そうやって、天界で、次の人生を決めるための協議会が開かれて、最終決定が
下されるんですよ」

へぇ~!天界も地上みたいだね(汗)協議会のメンバーって、誰なんだろう?
気になるところではあるけど、聞いても覚えられないような気がするから、
そこについては、また今度で良いかな(笑)

ってことは、私の魂にも色がついてるってことだよね?私の魂って
何色なんだろ?それと、今回の人生では、その色をどうすれば
合格なのかな?また新たに知りたいことが出てきちゃった(汗)

っていうか、私の魂の色もそうなんだけど、魂に色がついてるって
ことも、エゴが魂に色をつけるってことも、思ってもみなかったし、
ビックリだよ!

あれっ?でも、まだ藤崎さんについての説明は聞いてないよね?
だって、説明してくれたのは、人間の話でしょ?藤崎さんは、
そもそも人間じゃないんだから、また違うシステムに則ってるって
ことだよね?ここは、一つ突っ込んで聞いてみた方が良いよね、きっと。
っていうか、単に私が知りたいだけなんだけどね(笑)


<次回へ続く>
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

迎えに行ったら、すでに君は行方知れずになっていた

月山 歩
恋愛
孤児院で育った二人は彼が貴族の息子であることから、引き取られ離れ離れになる。好きだから、一緒に住むために準備を整え、迎えに行くと、少女はもういなくなっていた。事故に合い、行方知れずに。そして、時をかけて二人は再び巡り会う。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語

紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。 しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。 郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。  そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。 そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。 アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。 そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。

黒騎士団の娼婦

星森 永羽
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。 異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。 頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。 煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。 誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。 「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」 ※本作はAIとの共同制作作品です。 ※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。

処理中です...