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隣にいてくれたのは誰?
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※修正日2025/07/29
「イっちゃん! お待たせ~」
「……お前、その“イっちゃん”って呼び方、そろそろやめろよ。さすがに恥ずかしいわ」
──劇団季節、当日。
俺は、高校時代からの友人・高橋友斗(たかはし ゆうと)と、駅で待ち合わせをしていた。
俺の本名は、一色 公孝(いっしき きみたか)というのだが、高橋は昔から俺のことを“イっちゃん”と呼ぶ。もう三十路半ばのいい年したオッサンに“ちゃん付け”はキツい。ちなみに、俺はあいつのことを”ワガ”と呼んでいる。
「いーじゃねーか”イっちゃん”。
てか、それ言うなら“ワガ”もやめろや。どうやったら高橋から“ワガ”になるんだよ」
「えー……なんだっけな。“たかはし”から“はしたか”になって、なんか“アシタカ”に似てね?
って話になって、アシタカといえば“我が名はアシタカ”っていうセリフだよなー……で、長すぎるから“我”が残って、“ワガ”ってことでしょ?」
「……いつ聞いてもその流れが理解できん。もう高橋のカケラも残ってねーんだわ」
久々に会ったせいか、くだらない話ひとつでも会話が弾む。ずっと張り詰めていた心が、少しだけ、ほどけていくのを感じた。
「あ、そういえばさ。
実況の方はどうなん? そろそろチャンネル名くらい教えろや」
「あー、まぁ……うん。頑張ってるよ。でも教えん」
できれば今日は忘れていたい話題だった。苦笑いしながら濁すと、ワガは少し考え込んだあと、いつもの軽い調子で「そっか」とだけ言って、それ以上は何も言ってこなかった。
それから俺たちは腹ごしらえにラーメン屋に寄り、会場へ向かった。劇場前で記念撮影をして、グッズ売り場でいくつか戦利品をゲット。指定された席に座って、開演までの時間をあれこれ喋って過ごす。
──そして、いよいよ幕が上がった。
劇は、言うまでもなく──最高だった。
二部公演だったため、終演後にはすっかり陽も暮れていた。
昂ぶった気持ちを落ち着けるために、俺たちは適当な居酒屋へ入り、酒を片手に「あそこが良かった」「あのシーン、泣きそうだった」と、それぞれの感想を思い思いにぶつけ合った。
「あーほんと……感無量だわ。すげー楽しい一日になった。ワガ、ありがとな。一緒に来てくれて」
「なーに言ってんだよ。ありがとうはこっちのセリフだわ。誘ってくれて、あんがと。……でも、良かったよ。お前の顔が、少し明るくなってさ」
「……へ?」
ワガは、安心したようにビールをグイッとあおった。
「待ち合わせのときさ、お前、けっこうヤバい顔してたぞ? 暗いっていうか……疲れてるっていうか……思い詰めてる感じ? よくわかんねーけど、とにかく“らしく”なかった」
思い当たることはある。だが、それが顔に出ていたとは思わなかった。
──配信のこと。誰にも話せない、自分勝手すぎる悩み。
「……あ。また暗くなった。何だよ、どーした? 言ってみ? 解決できなくても、話くらいは聞けるぜ」
「んー……」
話してもいいのだろうか──。
この悩みはあまりにも贅沢で、わがままで、甘えているだけだ。けれど、ワガはテーブルに肘をついて、こっちを見ながら軽く言った。
「イっちゃん。ゲロっちまえよ。そしたら楽になるぞ~。……あれか? 仕事? それとも配信? 登録者が伸びなくて悩んでんのか?」
完全に“聞くモード”に入ってしまったワガに、もう誤魔化すこともできなくなって、俺はぽつりぽつりと話し始めた。
「いや……その悩みは、もう解決してて……どっちかというと、その、逆でさ」
「逆? あ、伸びてんのか? マジ? すげーじゃん! 今、何人くらい?」
「あー……今は、たぶん、350人くらい……」
「うお、すげぇな。え、じゃあ何が悩みなん? プレッシャーとか?」
──ドンピシャすぎて、頷くしかなかった。
「へー、そうか。……じゃあ、ちょっとゆっくりすれば? でも、それだと登録者減っちゃうか。頑張ってそこまで来たのに減らしたくねーよなぁ」
「……まぁ、そうなんだけど……」
ワガの言葉は確かに正しい。でも、俺がこの数字に辿り着けたのは、俺ひとりの力じゃない。キリトがいてくれたからだ。彼の存在があったから、続けてこられた。
彼が居なかったらとうに辞めていただろう。
──キリトがこんなにも応援してくれているというのに、プレッシャーに負けそうになってるなんて、情けない。
俺は、ワガには“キリト”という名前を伏せたまま、今の状況と心境だけをぽつぽつと語った。
全部話し終える頃には、また自己嫌悪に引き戻されそうになっていた。
本当に、こんな悩みは自分勝手で、くだらないのかもしれない。
だが──
「ふーん」
ワガはそう言って少し黙り、それから、穏やかな声で問いかけてきた。
「イっちゃんは、何のために頑張ってきたん?」
「え……何のためって……」
「手伝ってくれた配信者の人のため?」
一瞬、返事に詰まった。
「……いや、そうじゃないけど……俺の、居場所が欲しかったから……。俺だけの世界が、欲しかったから……頑張ってた。頑張ってきた」
「そっか。じゃあさ、その“世界”って、どこまでいったら出来上がるん?」
「どこまで、って……」
そうだ。俺は、いつまで“頑張り続ける”んだろう。どこまでいったら、「ここが俺の場所だ」って、胸を張れるんだろう。
「……わからん。俺、どこまでやればいいんだろう……」
「うんうん。まぁ、わかんないってことは、まだまだ先なのかなー」
ワガは頷きながら、さらに言葉を重ねる。
「でさ。その世界を作ったあと、イッちゃんはどうしたいの? 有名になりたい? 配信だけで食ってくとか、そういう?」
「……いや。そこまでは、正直考えてなかったな……」
俺はただ、居場所が欲しかった。誰にも邪魔されない、自分だけの場所が。
ワガはビールをぐいっと飲み干すと、ふっと笑った。
「だったらさ。もう少し気楽でいいんじゃね? そんな急ぐことないよ。手伝ってくれる人もいるんだし、ゆっくり楽しみなよ」
「……でも」
キリトが──キリトに、ガッカリされたらどうしよう。
「イッちゃん、その配信者さんのこと、好きなんだねぇ」
「えっ」
突拍子もない言葉に、豆鉄砲を食らったような顔をしてしまう。
ワガはそれを見て、ケタケタと笑った。
「だってさぁ、イッちゃんずっとその人のこと気にしてるじゃん。せっかく増えた登録者より、その人に呆れられる方が嫌そうに見える。よっぽど嫌われたくないんだねぇ」
「そっ、そんなことっ……! ……あるかもしれん……」
登録者数が減るのも、確かに嫌だ。けど、それよりも彼にガッカリされる方が、ずっと苦しい。
なんでだろう。
「その配信者さんって、どうやって知り合ったの?」
「ん? どうって……んー……突然、向こうからDMが来て……」
俺は、ざっくりとキリトとの出会いと、そこから一緒にゲームをするようになった経緯を話した。
ワガは驚いたように目を丸くしていたが、すぐに納得したように頷いて、言った。
「その配信者さんも、イッちゃんのこと好きなんだねぇ。期待に応えたいんだろうな。健気だな~」
「俺の……期待?」
「うん。イッちゃんに喜んでほしくて、続けてほしくて──まぁ、どこまで本気かはわかんないけど、すごく頑張ってくれてるんじゃないかなぁ」
「う……」
「だからさ。ここでイッちゃんが無理して潰れたら、その人、きっとすごくショックだと思うよ」
「うぅ……」
ワガは、残っていたビールを飲み干して、優しい声で言った。
「一人で頑張ってきたんじゃないって思ってるならさ、ちゃんと話してごらん。今の気持ちも、これからのことも。そうやって一緒に作っていくもんじゃない? “居場所”ってさ」
その言葉が、胸にすとんと落ちた。
(ああ、俺……一人で頑張ってきたつもりで、ずっとキリトと一緒にいたんだな。なんでこんなことにも気が付かなかったんだろう。)
心の奥で、何かがふっと軽くなった気がした。
「で? そのチャンネル名は?」
「それは教えない」
「ケチ!」
俺たちは顔を見合わせて、笑い合った。
くだらなくて、でもどこかあたたかい笑いだった。
──やっぱり、友達っていいな。
そう、改めて思った夜だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっとどころか結構修正。
うへ。
誤字方向サンクス!
修正日7/29
「イっちゃん! お待たせ~」
「……お前、その“イっちゃん”って呼び方、そろそろやめろよ。さすがに恥ずかしいわ」
──劇団季節、当日。
俺は、高校時代からの友人・高橋友斗(たかはし ゆうと)と、駅で待ち合わせをしていた。
俺の本名は、一色 公孝(いっしき きみたか)というのだが、高橋は昔から俺のことを“イっちゃん”と呼ぶ。もう三十路半ばのいい年したオッサンに“ちゃん付け”はキツい。ちなみに、俺はあいつのことを”ワガ”と呼んでいる。
「いーじゃねーか”イっちゃん”。
てか、それ言うなら“ワガ”もやめろや。どうやったら高橋から“ワガ”になるんだよ」
「えー……なんだっけな。“たかはし”から“はしたか”になって、なんか“アシタカ”に似てね?
って話になって、アシタカといえば“我が名はアシタカ”っていうセリフだよなー……で、長すぎるから“我”が残って、“ワガ”ってことでしょ?」
「……いつ聞いてもその流れが理解できん。もう高橋のカケラも残ってねーんだわ」
久々に会ったせいか、くだらない話ひとつでも会話が弾む。ずっと張り詰めていた心が、少しだけ、ほどけていくのを感じた。
「あ、そういえばさ。
実況の方はどうなん? そろそろチャンネル名くらい教えろや」
「あー、まぁ……うん。頑張ってるよ。でも教えん」
できれば今日は忘れていたい話題だった。苦笑いしながら濁すと、ワガは少し考え込んだあと、いつもの軽い調子で「そっか」とだけ言って、それ以上は何も言ってこなかった。
それから俺たちは腹ごしらえにラーメン屋に寄り、会場へ向かった。劇場前で記念撮影をして、グッズ売り場でいくつか戦利品をゲット。指定された席に座って、開演までの時間をあれこれ喋って過ごす。
──そして、いよいよ幕が上がった。
劇は、言うまでもなく──最高だった。
二部公演だったため、終演後にはすっかり陽も暮れていた。
昂ぶった気持ちを落ち着けるために、俺たちは適当な居酒屋へ入り、酒を片手に「あそこが良かった」「あのシーン、泣きそうだった」と、それぞれの感想を思い思いにぶつけ合った。
「あーほんと……感無量だわ。すげー楽しい一日になった。ワガ、ありがとな。一緒に来てくれて」
「なーに言ってんだよ。ありがとうはこっちのセリフだわ。誘ってくれて、あんがと。……でも、良かったよ。お前の顔が、少し明るくなってさ」
「……へ?」
ワガは、安心したようにビールをグイッとあおった。
「待ち合わせのときさ、お前、けっこうヤバい顔してたぞ? 暗いっていうか……疲れてるっていうか……思い詰めてる感じ? よくわかんねーけど、とにかく“らしく”なかった」
思い当たることはある。だが、それが顔に出ていたとは思わなかった。
──配信のこと。誰にも話せない、自分勝手すぎる悩み。
「……あ。また暗くなった。何だよ、どーした? 言ってみ? 解決できなくても、話くらいは聞けるぜ」
「んー……」
話してもいいのだろうか──。
この悩みはあまりにも贅沢で、わがままで、甘えているだけだ。けれど、ワガはテーブルに肘をついて、こっちを見ながら軽く言った。
「イっちゃん。ゲロっちまえよ。そしたら楽になるぞ~。……あれか? 仕事? それとも配信? 登録者が伸びなくて悩んでんのか?」
完全に“聞くモード”に入ってしまったワガに、もう誤魔化すこともできなくなって、俺はぽつりぽつりと話し始めた。
「いや……その悩みは、もう解決してて……どっちかというと、その、逆でさ」
「逆? あ、伸びてんのか? マジ? すげーじゃん! 今、何人くらい?」
「あー……今は、たぶん、350人くらい……」
「うお、すげぇな。え、じゃあ何が悩みなん? プレッシャーとか?」
──ドンピシャすぎて、頷くしかなかった。
「へー、そうか。……じゃあ、ちょっとゆっくりすれば? でも、それだと登録者減っちゃうか。頑張ってそこまで来たのに減らしたくねーよなぁ」
「……まぁ、そうなんだけど……」
ワガの言葉は確かに正しい。でも、俺がこの数字に辿り着けたのは、俺ひとりの力じゃない。キリトがいてくれたからだ。彼の存在があったから、続けてこられた。
彼が居なかったらとうに辞めていただろう。
──キリトがこんなにも応援してくれているというのに、プレッシャーに負けそうになってるなんて、情けない。
俺は、ワガには“キリト”という名前を伏せたまま、今の状況と心境だけをぽつぽつと語った。
全部話し終える頃には、また自己嫌悪に引き戻されそうになっていた。
本当に、こんな悩みは自分勝手で、くだらないのかもしれない。
だが──
「ふーん」
ワガはそう言って少し黙り、それから、穏やかな声で問いかけてきた。
「イっちゃんは、何のために頑張ってきたん?」
「え……何のためって……」
「手伝ってくれた配信者の人のため?」
一瞬、返事に詰まった。
「……いや、そうじゃないけど……俺の、居場所が欲しかったから……。俺だけの世界が、欲しかったから……頑張ってた。頑張ってきた」
「そっか。じゃあさ、その“世界”って、どこまでいったら出来上がるん?」
「どこまで、って……」
そうだ。俺は、いつまで“頑張り続ける”んだろう。どこまでいったら、「ここが俺の場所だ」って、胸を張れるんだろう。
「……わからん。俺、どこまでやればいいんだろう……」
「うんうん。まぁ、わかんないってことは、まだまだ先なのかなー」
ワガは頷きながら、さらに言葉を重ねる。
「でさ。その世界を作ったあと、イッちゃんはどうしたいの? 有名になりたい? 配信だけで食ってくとか、そういう?」
「……いや。そこまでは、正直考えてなかったな……」
俺はただ、居場所が欲しかった。誰にも邪魔されない、自分だけの場所が。
ワガはビールをぐいっと飲み干すと、ふっと笑った。
「だったらさ。もう少し気楽でいいんじゃね? そんな急ぐことないよ。手伝ってくれる人もいるんだし、ゆっくり楽しみなよ」
「……でも」
キリトが──キリトに、ガッカリされたらどうしよう。
「イッちゃん、その配信者さんのこと、好きなんだねぇ」
「えっ」
突拍子もない言葉に、豆鉄砲を食らったような顔をしてしまう。
ワガはそれを見て、ケタケタと笑った。
「だってさぁ、イッちゃんずっとその人のこと気にしてるじゃん。せっかく増えた登録者より、その人に呆れられる方が嫌そうに見える。よっぽど嫌われたくないんだねぇ」
「そっ、そんなことっ……! ……あるかもしれん……」
登録者数が減るのも、確かに嫌だ。けど、それよりも彼にガッカリされる方が、ずっと苦しい。
なんでだろう。
「その配信者さんって、どうやって知り合ったの?」
「ん? どうって……んー……突然、向こうからDMが来て……」
俺は、ざっくりとキリトとの出会いと、そこから一緒にゲームをするようになった経緯を話した。
ワガは驚いたように目を丸くしていたが、すぐに納得したように頷いて、言った。
「その配信者さんも、イッちゃんのこと好きなんだねぇ。期待に応えたいんだろうな。健気だな~」
「俺の……期待?」
「うん。イッちゃんに喜んでほしくて、続けてほしくて──まぁ、どこまで本気かはわかんないけど、すごく頑張ってくれてるんじゃないかなぁ」
「う……」
「だからさ。ここでイッちゃんが無理して潰れたら、その人、きっとすごくショックだと思うよ」
「うぅ……」
ワガは、残っていたビールを飲み干して、優しい声で言った。
「一人で頑張ってきたんじゃないって思ってるならさ、ちゃんと話してごらん。今の気持ちも、これからのことも。そうやって一緒に作っていくもんじゃない? “居場所”ってさ」
その言葉が、胸にすとんと落ちた。
(ああ、俺……一人で頑張ってきたつもりで、ずっとキリトと一緒にいたんだな。なんでこんなことにも気が付かなかったんだろう。)
心の奥で、何かがふっと軽くなった気がした。
「で? そのチャンネル名は?」
「それは教えない」
「ケチ!」
俺たちは顔を見合わせて、笑い合った。
くだらなくて、でもどこかあたたかい笑いだった。
──やっぱり、友達っていいな。
そう、改めて思った夜だった。
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ちょっとどころか結構修正。
うへ。
誤字方向サンクス!
修正日7/29
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