【本編完結】君の悪夢が終わる場所【番外編不定期更新】

蓮蒔

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本編

1話

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「婚約破棄をして欲しい」

 そう目の前の男……リーニエ王国第二王子、ルフト・バウムレーベンに言い放たれた娘は一瞬だけ視線を彷徨わせた。
 ノイ伯爵令嬢であるイリス。そもそも彼女と第二王子との婚約は政略的なものである。

 二十年前に一旦終結した大破壊と呼ばれる魔物の大攻勢後、ボロボロになった国を立て直す為に若き国王とその側近はありとあらゆる手を尽くした。その一つがこの婚約なのだ。
 後継者争いが起こらないよう、まだ幼い第二王子の婚約者にイリスを据えたのは、ノイ伯爵家が中央の政治に無関心な一風変わった一族なのが一つの理由である。
 魔具と呼ばれる魔力により動く道具を開発した功績で貴族に名を連ねることとなったこの一族は、貴族になった後も魔力の高い人間を排出し続ける特異な血統にも関わらず、その研究開発に心血を注ぎ基本中央の政治には無関心であった。寧ろ魔具の素材集めの為に己の高い魔力を活かし魔物を狩り続け、それが百年以上続けばノイ領には飛竜も巣を作らないと言われる様になる。
 言ってしまえば中央の権力争いに無関心であるノイ伯爵家を第二王子の盾としたのだ。
 第一王子を王太子に据え、第二王子はその補佐とする。第二王子に野心はない。それを周りに示すための政略的な婚約。
 幸いなことに魔具開発者を祖とするノイ伯爵家は、民の生活水準を上げたと言うこともあり庶民受けも良く、ノイ伯爵夫人は女性ながらにその強力な魔力をもって軍属魔術師として功績を残していた。軍神とも風切姫とも謳われた彼女は大破壊で数多の魔物を殺し尽くした国を守る剣であり盾であったのだ。
 王族との婚姻には少々家の格が足りないと言う意見もあったのだが、王と宰相は渋るノイ伯爵家を説得し婚約を成立させる。
 その際、ノイ伯爵家と王家の話し合いの中で秘密裏に結ばれた契約。
 それは貴族子女が通う学園を二人が卒業する迄に国が安定し、第二王子の盾が不要となれば卒業を期に円満に婚約を解消し瑕疵のない状態でイリスをノイ伯爵家へ返すと言う事。
 無論婚約期間中に仲を深め、そのまま婚姻に至って良いと同意があれば継続と言う話ではあるのだが。
 本来であれば婚約破棄された貴族令嬢など疵物扱いであるのだが、第二王子の盾として弱りきった国の礎として婚約者の地位に立つ事を決めてくれたイリスに報いるために、王家も宰相もノイ伯爵家の出したその条件を飲んだ。

 この様な仮初の婚約なのもあり、イリスとしては国も安定してきたし学園卒業と共に円満解消であろうと心の準備はしていたものの、今回の第二王子の発言に面食らったのは彼が神殿に提出する婚約破棄の書類を立会人の司祭と共に準備していたからである。
 王家と伯爵家同士の契約であるこの婚約なのだが、まだ学園生活は一年以上残っている。王と宰相は、そして己の父は前倒しの婚約破棄を了承しているのだろうか。そんな疑問が過ぎったのだ。

「……私は愛する人をいつまでも日陰に置いておきたくない」

 ルフトの言葉に彼の隣に座る娘……エーファ・アプフェルは小さく俯く。自分たちより一年遅れの今年入学してきたアプフェル子爵令嬢の彼女にルフトが心奪われているのはイリスも察していた。先輩として初めこそは接していたが、いつしか彼はエーファと思いあうようになったのだろう。そう考えてイリスは目の前に置かれた婚約破棄の誓約書に視線を落とす。
 ガタリ、と大きな音が己の隣からしてイリスは驚いたように顔を上げた。

「手前ェふざけんな!!」
「これは私とイリス、そしてエーファの問題だ。ヴァイスには関係ない」

 ヴァイスと呼ばれた男は宰相であるケルン・アイゼン侯爵の三男であり、ルフトの乳兄弟であった。そしてルフトの婚約者であるイリスともその立ち位置から幼馴染として親しくしている。その彼は怒りの表情を取り繕うこともせずルフトを怒鳴りつける。

「こいつが何のために手前ェの横に立ってたと思ってんだ!手前ェの為に、民の為に、全部国に捧げてたんだぞ!」
「……イリスには悪いと思ってる」

 あっという間にヴァイスはルフトの胸ぐらを掴んでその拳をふるった。それに驚いたエーファは悲鳴を上げて倒れ込んだルフトに駆け寄る。

「ルフト様を責めないで下さい、私が……」
「いや、エーファは何も悪くない」
「手前ェは喋んな。殺したくなる」

 冷ややかにヴァイスがエーファに向けて声を落とせば、彼女は驚いたように瞳を見開き彼の顔を見上げる。

「それ以上は不敬よヴァイス」
「……サインしたのか」
「したわ。私の役目は終わったという事でしょう」

 ペンを置いて立ち上がったイリスに視線をちらりと送ると、ヴァイスは小さく舌打ちをして胸ぐらを掴んでいた手を放した。
 イリスを見上げてルフトは何かを言いかけたが、それを制するように彼女は鮮やかに笑う。

「貴方の旅路が良きものでありますように」

***

 イリスとヴァイスが部屋を出れば、何事かと集まっていた生徒達が視線を向けてくる。学園内の小さな個室を借りての婚約破棄であったのだが、ヴァイスが派手に暴れたのもあり人が集まってしまったのだ。

「殿下!?ヴァイス!貴方は!」

 一番最初に声をかけてきたのはルフトの側近とも言える男。騎士団長を父とするオリヴァー・ゲルツであった。部屋の様子からルフトをヴァイスが殴ったのを察して怒りの表情を彼に向けたのだが、ヴァイスはそれに対して冷えた声色で返事をする。

「今まで自分を守ってきた女を用済みだって婚約破棄して適当に捨てる野郎殴って何が悪い」
「……婚約破棄?」

 流石にオリヴァーにとっても予想外の返事であったのだろう、驚いたようにそう呟いたあとイリスに彼は視線を移した。
 それに気がついたイリスは瞳を細めて笑う。

「オリヴァー様。どうかこれからも殿下を支えてあげてくださいね」
「イリス様……」
「おい、行くぞ。こんな茶番いつまでも付き合ってられるか」

 吐き捨てるようにヴァイスはそう言い放ちイリスを促す。すると彼女は小さくお辞儀をしてヴァイスと共にその場を後にした。

***

「は?一発だけ?もっと殴ればいいのに」
「ロートス君落ち着いて。一発でも駄目だからね。怒られちゃうからね」

 話があると姉が婚約者である第二王子と部屋に行ってしまったので置いてけぼりであったロートス・ノイは、姉と一緒に戻ってきたヴァイスの話を聞いてそう言い放つ。ヴァイスがついていくとゴリ押ししたのに合わせてもっと自分も粘ればよかったと本気でロートスは後悔していた。

「エーファの方も殴っとけばいいのに」
「その前にイリスがサインしちまったんだよ。つーか、お前も俺が話してんだから待てよ」
「え、話してなかったでしょ?殴ってたでしょ?」

 うちの弟は婚約者……改め元婚約者に当たり強いなぁ、と考えながら宥めるようにイリスは言葉を放ち手に持っていた扇を閉じたり開いたりする。
 学園内の庭園にある東屋。昼休みなどは人が多いのだが、授業が終われば意外と人通りが少ないこの場所ではイリスも気心知れた二人相手なので堅苦しい言葉遣いはやめる。

「……婚約破棄はアイツの独断。親父も王も予定通り卒業に合わせての円満解消の段取りしてた」
「え、そうなの?司祭様まで連れてきてたのに?それ後で宰相閣下や陛下に怒られない?……待って。サインしたらまずかったんじゃ……」
「いや、怒られるとかそういうレベルじゃないよどう考えても。ノイ伯爵令嬢の姉さん疵物にしたんだし」
「いやいやいやいや、疵物……まぁ、婚約破棄されたら疵物かなぁ。円満といえば円満だけど」

 自信なさげにイリスが言うと、ヴァイスは呆れたように彼女に視線を送る。
 貴族社会において婚約破棄された方は何か問題があると見られがちなので、余程上手く手回しをしなければ疵物扱いとなる。ましてや令嬢であるなら尚更だ。

「まぁ今回の場合はルフトがあの女にたらし込まれたのが明白だから、お前にはどっちかっていうと同情集まるかもな。けど円満には程遠いだろ」
「やっぱ今からでも殿下とエーファ殴りたいんだけど姉さん」
「駄目だってば。それにまぁ、私は魔力も高いから結婚しなくてもお母様みたいに軍属魔術師とか、うちの領で魔物討伐とか結構できることある!疵物扱いでも大丈夫!」

 朗らかに言うイリスを眺めロートスは不服そうに口を噤む。それを眺めながら、ヴァイスは僅かに瞳を細めると口を開いた。

「……やりたいこと決まったら一番に教えろ。あん時の約束果たしてやっから」
「本当律儀ねヴァイス。いいのよ、子供の頃の約束なんて。今はヴァイスの立場だってあるんだから、うちに肩入ればっかりしてられないでしょ?」

 第二王子の乳兄弟で幼馴染。宰相閣下の三男であるが、宰相の補佐は現在二人の兄がしており、彼は寧ろ宰相の弟であるアクセ・ミュラー伯爵の持つミュラー商会の補佐をしている。中央政治は兄が、弟はアイゼン侯爵家を兄に任せて分家し商会を立ち上げ、ズタズタになった国内の流通網を回復させた。その様に分担して二十年彼らは国の復興をしていたのだ。ミュラー伯爵家に子がいないこともあり、三男であったヴァイスは子供の頃からそちらについて学んでいる。
 そんな立ち位置であるので第二王子を殴ったとはいえいわば側近扱いである。それもあって彼が婚約破棄されたノイ伯爵家に肩入れするのは立場を悪くする恐れもあった。

「俺は約束守る為に今の立ち位置確保してんだ。心配すんな。アイゼンを放逐されても何とかなる様にしてるしよ」
「放逐前提とか怖い。え。どんな人生設計立ててるのよ」
「常に最悪想定してる。商売すんならそんなもんだろ」
「貴方宰相閣下の三男だからね!」

 思わずイリスは突っ込んでしまったし、ロートスも呆れたような顔をする。昔からノイ家贔屓ではあったが、ここまで徹底されると呆れるしかない。
 それでも彼の言葉が心強いとも、嘘がないとも思うのは姉弟共に同じであったのだろう、最終的に姉弟は顔を見合わせて笑った。
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