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吸血姫
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おかしい
昨日まではこんな足跡はなかった
存在していなかった
ただの足跡ならいい
だが
これは明らかに
「人の足跡だ」
ありえない
この世界は100年前に滅亡したはずだ
生物と呼べるものはここに存在してないはずだ
「...」
生き残こりがいる...?
嘘だ
嘘だ
嘘だ
そう思いながらも俺は足跡の続く方へ走っていた
「...希望なんてもう捨てたはずなんだがな...」
「はぁ...はぁ...着いた」
もう目の前の草木をかきわければ
ここら辺で唯一、水がとれる場所に着く
「......」
怖い
心臓が壊れそうだ
もう絶望したくない
だけど
「やらない後悔より、やって後悔だな」
意を決して草木をかき分ける
息を飲んだ
そこには目に涙を浮かべて座っている生物がいた
岩の上にいるその生物は
まるで天使のような整った顔をしていて
それでいて子供のように見える容姿をしている
その人型の生物は
まるで雪のような白い肌をもっていて
触るとサラサラと落ちてしまいそうなしなやかな白い髪をしている
そしてその生物は
‘’見れば誰もが魅入り、目の奥に吸い込まれるような真紅の瞳をしていて”
‘’それでいて誰もを食い殺せそうな獰猛でそれでいて繊細な白く輝く牙をもっている”
そして
『岩の上で同族の死体の血を吸っている』
《吸血姫だった》
そして俺は彼女に向かってこう言う
《結婚してください》
その美しい生命体にあってでた第一声はこれだった
「ふぇ...?」
間抜けた声を上げる彼女に自分はさらに追撃をする
「一目惚れしました。貴方のその吸い込まれるような赤い目、白い肌、そしてその牙に...」
「...人間...?私が吸血鬼だと言うことを理解しているの?」
彼女は言う
「はい。だからこそ、決して衰えないその美貌だからこそ、私は貴方に惚れたのです」
こんな事を言っているが自分は寂しかったのかったのだろう
正直一緒にいてくれる存在なら誰でもよかった
「ふふっ...はははは」
吸血姫は狂った様に笑う
「人間。何を生意気な事を言う」
気づくと彼女は俺の後ろにいた
「血を吸われて死んでもいいのか?」
生憎、俺は不老不死だ。
血を吸われてもなんの問題もない
「あっはい。どうぞ~吸ってください。」
「ふぇ...?」
クッッ、思わず吹き出しそうになったじゃないか...可愛いなこんちくしょうめ
「大方、俺が怖がってお前から離れると思ったんだろう」
『舐めるなよ。吸血姫、俺はこの100年間歳を取らずにこの世界を生き残った人間だぞ?』
と後ろにいる彼女に顔を近づけて言う
「あぅ...」
今度はあぅ...かこいつ吸血姫のくせに威厳無さすぎないか?
可愛いなこんちくしょうめ
「あのちょっと...顔ちかい...かな?」
おっと
確かにキスできる距離だ、このままキスしてやろうかと思ったが自分もちょい恥ずかしいのでそこから離れる
吸血姫は無言で顔を赤くして突っ立ているようなので俺が話かける
「...結婚するにあたっての俺のメリットを3つ提示しよう!」
「...?」
この小さな生命体は首を傾げる
可愛いなこんちくしょ(以下略
「ひとつ!俺は料理ができる!!」
「おぉー」
吸血姫は手をぱちぱち叩いてる
可愛いなこん(以下略
「ふたつ!血を吸い放題!!」
「じゅるり...」
口でじゅるりと表現する
その小動物
可愛い(以下略
「みっつ!俺はお前より絶対先に死なん!!」
その時、吸血姫が目の色を変えて俺に突進してきた
可(以下略
「ほんと?ほんとにほんと!?」
お嬢さんはこのメリットに需要を見出したみたいだ...
1番需要のないメリットだと思ったんだがな
「ホントだぜ。お嬢さん」
「嘘じゃない?嘘...つかない?」
「あぁ!俺は生まれてから一度もいや...まぁ嘘はつかないぜ!」
「じゃあ結婚しよ!」
そして彼女は俺の唇にキッスという名のご褒美をしてきた
「ふぇ...?まじで?」
今度は俺が呆ける番だったか...
まぁ...大成功ってこったろ?
よくわからんが
「...君名前は?」
「リア...リアストリエル・アストロア・アバント・ペンゼン...」
「長ぇ!」
もっと長くなりそうだったので突っ込んでしまった...
「リア...リアって呼べばいいか?」
リアと俺が口にすると彼女は嬉しそうに言う
「うん!私の夫にはそう呼んで欲しい!」
「それで、貴方の名前は?」
「奏...アマツキ カナデだ」
「アマツキ...じゃあ私はカナデって呼ぶね!」
「よろしくカナデ!!」
彼女が俺から立ち上がり手を差し伸べてくる
「あぁよろしくな」
俺はその手をとる
あぁ...
今日は月が綺麗だな...
昨日まではこんな足跡はなかった
存在していなかった
ただの足跡ならいい
だが
これは明らかに
「人の足跡だ」
ありえない
この世界は100年前に滅亡したはずだ
生物と呼べるものはここに存在してないはずだ
「...」
生き残こりがいる...?
嘘だ
嘘だ
嘘だ
そう思いながらも俺は足跡の続く方へ走っていた
「...希望なんてもう捨てたはずなんだがな...」
「はぁ...はぁ...着いた」
もう目の前の草木をかきわければ
ここら辺で唯一、水がとれる場所に着く
「......」
怖い
心臓が壊れそうだ
もう絶望したくない
だけど
「やらない後悔より、やって後悔だな」
意を決して草木をかき分ける
息を飲んだ
そこには目に涙を浮かべて座っている生物がいた
岩の上にいるその生物は
まるで天使のような整った顔をしていて
それでいて子供のように見える容姿をしている
その人型の生物は
まるで雪のような白い肌をもっていて
触るとサラサラと落ちてしまいそうなしなやかな白い髪をしている
そしてその生物は
‘’見れば誰もが魅入り、目の奥に吸い込まれるような真紅の瞳をしていて”
‘’それでいて誰もを食い殺せそうな獰猛でそれでいて繊細な白く輝く牙をもっている”
そして
『岩の上で同族の死体の血を吸っている』
《吸血姫だった》
そして俺は彼女に向かってこう言う
《結婚してください》
その美しい生命体にあってでた第一声はこれだった
「ふぇ...?」
間抜けた声を上げる彼女に自分はさらに追撃をする
「一目惚れしました。貴方のその吸い込まれるような赤い目、白い肌、そしてその牙に...」
「...人間...?私が吸血鬼だと言うことを理解しているの?」
彼女は言う
「はい。だからこそ、決して衰えないその美貌だからこそ、私は貴方に惚れたのです」
こんな事を言っているが自分は寂しかったのかったのだろう
正直一緒にいてくれる存在なら誰でもよかった
「ふふっ...はははは」
吸血姫は狂った様に笑う
「人間。何を生意気な事を言う」
気づくと彼女は俺の後ろにいた
「血を吸われて死んでもいいのか?」
生憎、俺は不老不死だ。
血を吸われてもなんの問題もない
「あっはい。どうぞ~吸ってください。」
「ふぇ...?」
クッッ、思わず吹き出しそうになったじゃないか...可愛いなこんちくしょうめ
「大方、俺が怖がってお前から離れると思ったんだろう」
『舐めるなよ。吸血姫、俺はこの100年間歳を取らずにこの世界を生き残った人間だぞ?』
と後ろにいる彼女に顔を近づけて言う
「あぅ...」
今度はあぅ...かこいつ吸血姫のくせに威厳無さすぎないか?
可愛いなこんちくしょうめ
「あのちょっと...顔ちかい...かな?」
おっと
確かにキスできる距離だ、このままキスしてやろうかと思ったが自分もちょい恥ずかしいのでそこから離れる
吸血姫は無言で顔を赤くして突っ立ているようなので俺が話かける
「...結婚するにあたっての俺のメリットを3つ提示しよう!」
「...?」
この小さな生命体は首を傾げる
可愛いなこんちくしょ(以下略
「ひとつ!俺は料理ができる!!」
「おぉー」
吸血姫は手をぱちぱち叩いてる
可愛いなこん(以下略
「ふたつ!血を吸い放題!!」
「じゅるり...」
口でじゅるりと表現する
その小動物
可愛い(以下略
「みっつ!俺はお前より絶対先に死なん!!」
その時、吸血姫が目の色を変えて俺に突進してきた
可(以下略
「ほんと?ほんとにほんと!?」
お嬢さんはこのメリットに需要を見出したみたいだ...
1番需要のないメリットだと思ったんだがな
「ホントだぜ。お嬢さん」
「嘘じゃない?嘘...つかない?」
「あぁ!俺は生まれてから一度もいや...まぁ嘘はつかないぜ!」
「じゃあ結婚しよ!」
そして彼女は俺の唇にキッスという名のご褒美をしてきた
「ふぇ...?まじで?」
今度は俺が呆ける番だったか...
まぁ...大成功ってこったろ?
よくわからんが
「...君名前は?」
「リア...リアストリエル・アストロア・アバント・ペンゼン...」
「長ぇ!」
もっと長くなりそうだったので突っ込んでしまった...
「リア...リアって呼べばいいか?」
リアと俺が口にすると彼女は嬉しそうに言う
「うん!私の夫にはそう呼んで欲しい!」
「それで、貴方の名前は?」
「奏...アマツキ カナデだ」
「アマツキ...じゃあ私はカナデって呼ぶね!」
「よろしくカナデ!!」
彼女が俺から立ち上がり手を差し伸べてくる
「あぁよろしくな」
俺はその手をとる
あぁ...
今日は月が綺麗だな...
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