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第四十三話
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国王様一行と共に家電店の地下二階まで降りてきた。
自室の扉の前に立ち説明開始だ。
太郎
「ここが俺の部屋で……」
バレット
「お隣が私の部屋です。」
太郎
「あと向かいの部屋に蛸が軟禁されてます。」
国王陛下
「昨日危うく太郎君の金玉になりかけたあの蛸だよね。なぜ軟禁?」
太郎
「金玉のくだりは忘れてくださいよぉ……。」
クマノミ
「金さんは全身金色なので賊共に狙われているらしくてですね……表をうろつかれるのはよろしくないかと。」
太郎
「補足すると賊だけじゃなく野生動物からも狙われてましたよ。」
国王陛下
「蛸大人気だな……。」
太郎
「光ってますからね。」
果たして賊や動物から執着されるのを人気と判断していいのだろうか?
国王陛下
「蛸壺は……用事が済んでから後で渡すか。」
太郎
「そうですね。じゃあ立ち話もなんですからもう部屋入っちゃいましょうか。」
集まった面々を自室に招き入れる。
国王様以外の初めて入室した者たちはその内装に驚いている……まあ自然な反応かな。
一方で先に画像で見ていた国王様はパソコンの周囲を確認している。
バルバトス
「ここは水族館なんですかね……?」
太郎
「多数のサハギンが住み着いているので実質水族館ですね。」
廊下も含め内装もそれっぽくしているし水族館と認識しても差し支えないはずなのだ。
むしろそう判断してほしくてこんな内装にしたに違いない。
魚礁を眺めるバルバトスさんを他所に国王陛下御一行は新たなパソコンをセッティング……!?
太郎
「パソコンが二台に……!?」
国王陛下
「インターネット接続済みの太郎君のパソコンをメインに、新しいほうをサブとして使用する。」
太郎
「卓上にモニターが複数台並ぶとなんか本格的って感じしますね。」
二台目のパソコンの動作確認をするクマノミ。その隣で国王様は俺のパソコンでいつものアプリを起動。リモート会議も同時進行でやるとか?
クマノミ
「国王陛下、こちらも繋がりました!」
国王陛下
「手慣れてるなぁ。実に仕事が早い。」
新しい画面に映っているのは……こいつは以前会ったネコザメか。……ってことは詰所と繋がっているのか?
ネコザメ
「準備は完了しております。いつでもご指示を。」
国王陛下
「OK……こっちはまだ呼び出し中だから繋がったら改めて始める。」
詰所のサハギンに国王様直々に指示出すって……なんか大事じゃないの?
太郎
「一体何が始まるんです?」
国王陛下
「えっ……うん、合同の軍事演習をだな……。」
歯切れの悪い返事……演習ではなく実戦ってことは無いよな……。
国王陛下
「えーっと……ここを臨時の戦闘指揮所とする。」
太郎
「愉快な内装の戦闘指揮所ですけどそれは大丈夫なんですかね……?」
自室が戦闘指揮所にされると言う超展開……マジでドッキリか何かだろうか?一生にうちにこんな経験する人はそうそう居ないだろう……。
クマノミ
「我々側の司令官もここへお呼びすべきでしょうか?」
国王陛下
「いや、我が国側の戦闘指揮所だから……サハギンはサハギンで従来通りやってね。」
クマノミ
「畏まりました。」
国王陛下
「おっ、繋がったぞ!」
俺のパソコンの画面には……魔王様登場!
フォルネウス
「不平等を無くすならまず寿命から。ゴエティア所属、フォルネウスだ。」
太郎
「急に名乗りが入るようになったぞ!?」
国王陛下
「しかも割かし大衆受けしそう。」
太郎
「濃いマニフェストだ……選挙でもやるんですか?」
フォルネウス
「魔王を選挙で選出するようになればそれはそれで面白いな。……ところで国王陛下、太郎君も巻き込むのか?」
国王陛下
「フォルネウス公が監視している人間だし危険はないと判断した。」
よくわからないうちに何か重大なことに巻き込まれているようだ。
太郎
「それで……俺は何に巻き込まれているんですか?」
クマノミ
「……。(無言で書類を差し出す)」
これはまた……守秘義務か……。
渡された書類の一番上が守秘義務誓約書、前回と同じやつだな。
サインして捲ると……作戦概要……?
太郎
「これはマジで軍事作戦か……。凄い事になってきたなぁ。」
更に書類を捲ると……
太郎
「この書類、内容が黒塗りなんですけど……。」
クマノミ
「極秘任務ですので。」
太郎
「……。」
国王陛下
「分からなくても大丈夫。余も含めてやることはほとんど無いからね。」
太郎
「無いんですか?」
国王陛下
「現場はサハギンに丸投げだからね。」
つまり……詰所のサハギンの仕事を視察しに来た……?
しかし影武者まで連れてきているんだし国王様にも何か重要な役目があるはず……。
フォルネウス
「政治的な判断が要る場合、ここから手早く許可を出す。それだけの仕事だ。」
太郎
「それだけって言いますけどそれ自体かなり大事な気が……。」
国王陛下
「必要になるかどうかはサハギンたちの活躍にかかっているぞ。」
太郎
「なぜかプレッシャーを掛けていく……。」
なかなか全容が見えてこないがどこまで聞いていいのやら……。
ネコザメ
「では現時刻をもって作戦開始とします。」
ネコザメの言葉を聞き国王様は親指を立てる。
更に手元から無線機を取り出し……
国王陛下
「隊長聞こえるか?作戦開始だそうだ。」
上にいる守備隊長と連絡を取っている。
国王陛下
「えっ……ダメ?……うぅむ仕方ないか。」
太郎
「何か掛け合っていらっしゃる?」
国王陛下
「おやつをねだったら拒否られた。」
太郎
「わざわざ無線使ってそんな……。」
戦闘指揮所におやつを持ち込んでもいいのか?
バレット
「昆虫ゼリーならありますよ。」
チュパ衛門
「……。(ドッグフードの袋を咥えて差し出す)」
クマノミ
「釣り餌味のレーションも……。」
太郎
「貴様ら揃いも揃って……人間向けの食品じゃなきゃダメでしょうが!」
まともな食品を持参している奴は居ないのか?
国王陛下
「うーん、その三つの中で選ぶならゼリーかな……。」
太郎
「選ばないで!人間の尊厳を捨てないで!!」
慌てて制止しようと立ち上がったところで隣に座っていたバルバトスさんが挙手した。
バルバトス
「山歩きの非常食でよければ……猪肉の燻製とかありますけど。」
太郎
「一番まとも!やっぱり最後に頼れるのは魔王様だ!」
国王陛下
「太郎君の反応見るに大丈夫そうだね。貰うよ。」
国王様は燻製を受け取りそのまま手で二つに割いた。
国王陛下
「はい。」
太郎
「あっ、どうも。」
勢いで受け取ってしまった……。
もう一度割いて護衛にも渡す国王様。
お裾分けか……俺も肉を割いて周囲を見る。
バルバトス
「流石に自分の分は残してありますのでお気になさらずどうぞ。」
バレット
「チュパ衛門に与えるにはちょっと硬いですかね。」
太郎
「となると他は魔物だしな……バレットさんどうぞ。」
バレット
「ありがとうございます。では早速昆虫ゼリーに漬けて……」
太郎
「ミスマッチだ!止めろ!」
ボケるところじゃないでしょそこは……。それとも素で食べ方が分からないのか?
太郎
「味は付いてるからそのまま食べて大丈夫ですよ……。」
バレット
「そうですか。ではいただきます。」
言うが早いか燻製の猪肉を豪快に大顎で嚙み潰す。
国王陛下
「おぉ……硬いお肉が一瞬で……!」
太郎
「一噛みで行きましたね……咀嚼して味わうのは無理なのか……。」
よく考えたら蟻の口で燻製肉を咀嚼しろと言うのは無茶振りか……?
国王陛下
「じゃあ皆はネコザメ君のワイプ見ててくれ。余は守備隊長からの連絡にも出なきゃいけないから。」
太郎
「あっ……俺たちも手伝うんだ。」
まあ餌付けされた分は働くか……。
かくして俺たちは謎の軍事作戦を見届けることとなった。
自室の扉の前に立ち説明開始だ。
太郎
「ここが俺の部屋で……」
バレット
「お隣が私の部屋です。」
太郎
「あと向かいの部屋に蛸が軟禁されてます。」
国王陛下
「昨日危うく太郎君の金玉になりかけたあの蛸だよね。なぜ軟禁?」
太郎
「金玉のくだりは忘れてくださいよぉ……。」
クマノミ
「金さんは全身金色なので賊共に狙われているらしくてですね……表をうろつかれるのはよろしくないかと。」
太郎
「補足すると賊だけじゃなく野生動物からも狙われてましたよ。」
国王陛下
「蛸大人気だな……。」
太郎
「光ってますからね。」
果たして賊や動物から執着されるのを人気と判断していいのだろうか?
国王陛下
「蛸壺は……用事が済んでから後で渡すか。」
太郎
「そうですね。じゃあ立ち話もなんですからもう部屋入っちゃいましょうか。」
集まった面々を自室に招き入れる。
国王様以外の初めて入室した者たちはその内装に驚いている……まあ自然な反応かな。
一方で先に画像で見ていた国王様はパソコンの周囲を確認している。
バルバトス
「ここは水族館なんですかね……?」
太郎
「多数のサハギンが住み着いているので実質水族館ですね。」
廊下も含め内装もそれっぽくしているし水族館と認識しても差し支えないはずなのだ。
むしろそう判断してほしくてこんな内装にしたに違いない。
魚礁を眺めるバルバトスさんを他所に国王陛下御一行は新たなパソコンをセッティング……!?
太郎
「パソコンが二台に……!?」
国王陛下
「インターネット接続済みの太郎君のパソコンをメインに、新しいほうをサブとして使用する。」
太郎
「卓上にモニターが複数台並ぶとなんか本格的って感じしますね。」
二台目のパソコンの動作確認をするクマノミ。その隣で国王様は俺のパソコンでいつものアプリを起動。リモート会議も同時進行でやるとか?
クマノミ
「国王陛下、こちらも繋がりました!」
国王陛下
「手慣れてるなぁ。実に仕事が早い。」
新しい画面に映っているのは……こいつは以前会ったネコザメか。……ってことは詰所と繋がっているのか?
ネコザメ
「準備は完了しております。いつでもご指示を。」
国王陛下
「OK……こっちはまだ呼び出し中だから繋がったら改めて始める。」
詰所のサハギンに国王様直々に指示出すって……なんか大事じゃないの?
太郎
「一体何が始まるんです?」
国王陛下
「えっ……うん、合同の軍事演習をだな……。」
歯切れの悪い返事……演習ではなく実戦ってことは無いよな……。
国王陛下
「えーっと……ここを臨時の戦闘指揮所とする。」
太郎
「愉快な内装の戦闘指揮所ですけどそれは大丈夫なんですかね……?」
自室が戦闘指揮所にされると言う超展開……マジでドッキリか何かだろうか?一生にうちにこんな経験する人はそうそう居ないだろう……。
クマノミ
「我々側の司令官もここへお呼びすべきでしょうか?」
国王陛下
「いや、我が国側の戦闘指揮所だから……サハギンはサハギンで従来通りやってね。」
クマノミ
「畏まりました。」
国王陛下
「おっ、繋がったぞ!」
俺のパソコンの画面には……魔王様登場!
フォルネウス
「不平等を無くすならまず寿命から。ゴエティア所属、フォルネウスだ。」
太郎
「急に名乗りが入るようになったぞ!?」
国王陛下
「しかも割かし大衆受けしそう。」
太郎
「濃いマニフェストだ……選挙でもやるんですか?」
フォルネウス
「魔王を選挙で選出するようになればそれはそれで面白いな。……ところで国王陛下、太郎君も巻き込むのか?」
国王陛下
「フォルネウス公が監視している人間だし危険はないと判断した。」
よくわからないうちに何か重大なことに巻き込まれているようだ。
太郎
「それで……俺は何に巻き込まれているんですか?」
クマノミ
「……。(無言で書類を差し出す)」
これはまた……守秘義務か……。
渡された書類の一番上が守秘義務誓約書、前回と同じやつだな。
サインして捲ると……作戦概要……?
太郎
「これはマジで軍事作戦か……。凄い事になってきたなぁ。」
更に書類を捲ると……
太郎
「この書類、内容が黒塗りなんですけど……。」
クマノミ
「極秘任務ですので。」
太郎
「……。」
国王陛下
「分からなくても大丈夫。余も含めてやることはほとんど無いからね。」
太郎
「無いんですか?」
国王陛下
「現場はサハギンに丸投げだからね。」
つまり……詰所のサハギンの仕事を視察しに来た……?
しかし影武者まで連れてきているんだし国王様にも何か重要な役目があるはず……。
フォルネウス
「政治的な判断が要る場合、ここから手早く許可を出す。それだけの仕事だ。」
太郎
「それだけって言いますけどそれ自体かなり大事な気が……。」
国王陛下
「必要になるかどうかはサハギンたちの活躍にかかっているぞ。」
太郎
「なぜかプレッシャーを掛けていく……。」
なかなか全容が見えてこないがどこまで聞いていいのやら……。
ネコザメ
「では現時刻をもって作戦開始とします。」
ネコザメの言葉を聞き国王様は親指を立てる。
更に手元から無線機を取り出し……
国王陛下
「隊長聞こえるか?作戦開始だそうだ。」
上にいる守備隊長と連絡を取っている。
国王陛下
「えっ……ダメ?……うぅむ仕方ないか。」
太郎
「何か掛け合っていらっしゃる?」
国王陛下
「おやつをねだったら拒否られた。」
太郎
「わざわざ無線使ってそんな……。」
戦闘指揮所におやつを持ち込んでもいいのか?
バレット
「昆虫ゼリーならありますよ。」
チュパ衛門
「……。(ドッグフードの袋を咥えて差し出す)」
クマノミ
「釣り餌味のレーションも……。」
太郎
「貴様ら揃いも揃って……人間向けの食品じゃなきゃダメでしょうが!」
まともな食品を持参している奴は居ないのか?
国王陛下
「うーん、その三つの中で選ぶならゼリーかな……。」
太郎
「選ばないで!人間の尊厳を捨てないで!!」
慌てて制止しようと立ち上がったところで隣に座っていたバルバトスさんが挙手した。
バルバトス
「山歩きの非常食でよければ……猪肉の燻製とかありますけど。」
太郎
「一番まとも!やっぱり最後に頼れるのは魔王様だ!」
国王陛下
「太郎君の反応見るに大丈夫そうだね。貰うよ。」
国王様は燻製を受け取りそのまま手で二つに割いた。
国王陛下
「はい。」
太郎
「あっ、どうも。」
勢いで受け取ってしまった……。
もう一度割いて護衛にも渡す国王様。
お裾分けか……俺も肉を割いて周囲を見る。
バルバトス
「流石に自分の分は残してありますのでお気になさらずどうぞ。」
バレット
「チュパ衛門に与えるにはちょっと硬いですかね。」
太郎
「となると他は魔物だしな……バレットさんどうぞ。」
バレット
「ありがとうございます。では早速昆虫ゼリーに漬けて……」
太郎
「ミスマッチだ!止めろ!」
ボケるところじゃないでしょそこは……。それとも素で食べ方が分からないのか?
太郎
「味は付いてるからそのまま食べて大丈夫ですよ……。」
バレット
「そうですか。ではいただきます。」
言うが早いか燻製の猪肉を豪快に大顎で嚙み潰す。
国王陛下
「おぉ……硬いお肉が一瞬で……!」
太郎
「一噛みで行きましたね……咀嚼して味わうのは無理なのか……。」
よく考えたら蟻の口で燻製肉を咀嚼しろと言うのは無茶振りか……?
国王陛下
「じゃあ皆はネコザメ君のワイプ見ててくれ。余は守備隊長からの連絡にも出なきゃいけないから。」
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