殺人鬼と綺麗な人形はやがて手を取り涙する

なつみかん

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監禁生活スタート編

殺人鬼が手に入れたのはただ唯一の存在-3 ★

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「やっ!こんな外で!?」
そう人気がないとはいえ、ここは屋外。

足首ほどまでしか生えていない草は、到底姿までは隠してくれない。

もしも人が通ったら、剥き出しの尻を揺さぶられている様が丸見えだ。簡単に何をしているのか分かってしまう。

外の空気は冷たく、風は容赦なく恭華の肌を叩きつけていく。

「大丈夫ですよ、目撃者は生きて帰しませんから」
ニッコリと笑うキツネに恭華が唖然とする。

「そういう問題じゃ……」

もう恭華の言葉など聞く耳を持っていないキツネは、ではいざと入口を押し広げようと先端を押しつける。

「キ、キツネ!!待って!な、慣ら・・・」
慌てて頭を持ち上げ、キツネに訴えかけるが、途中で恭華の言葉が止まった。

そうだ、これは罰なのだ。願ったところで慣らしてくれる訳がない。

諦めは恭華の表情を暗くし、一度持ち上げた頭を地面に戻す。

「ご自分で慣らす時間は差し上げますよ」
恭華の諦めに反し、キツネの熱が孔から退いていく。

「え?」
思ってもいなかったキツネの言葉に、恭華が思わず二度振り返り、目を見開く。

「しないんですか?でしたらもう突っ込みますよ?」

「ま、待っ……」

慌てる恭華に、「ではどうぞ」と手を差し出す。

キツネは腕を組み恭華を冷たく見下ろしている。本当に恭華に時間を与えるようだ。

せっかくもらった時間。まったくもって本意ではないが、慣らさなければ加減なくキツネに苛まれ、自分が辛い思いをするだけだ。

ゴクリと喉を鳴らし、そろりと指先を蕾へ運ぶ。尻穴をさらけ出し、キツネに見てくれと言わんばかりに尻を突き出す。

ビクビクと怯えながら震えながらも皺の中心にぐっと力を込め、人差し指を埋め込もうとするが、肉に押し返され中々奥に入らない。

「っ!」
無理矢理捻じ込もうと力むせいか孔がより締まっていく。

「乾いたままでは挿入できませんよ。せっかくこんなに潤滑油があるんです。活用してはいかがですか?」
恭華の足から流れ出る血を顎で示す。

キツネの顔をチラッと見遣り、言われるがままに足の血を指に絡める。

自分で流した血液だということは分かっている。それでも血のヌルッとした感覚と生暖かさに、何とも言えない気色悪さや気味の悪さを感じる。

ヌメリ気を得た指を再び入口へと突き立て第一関節までしっかりと埋め込む。

「あ、熱っ……」
自分の直腸など触れたことのない恭華が、自分の中の熱さに驚嘆を漏らす。

それに、すごい締め付けだ。指一本でさえ、食いちぎりそうなほどの締め付けだ。

よくアレが入ったな、と恭華に挿れる気で完勃ちしている隠しもしないキツネの性器を見て感嘆し、身震いする。

これからあれを突っ込まれるのかと。

「どうしました、恭華さん?手が止まっていらっしゃいますよ?もうよろしいのですか?」
恭華が呆然と見入っている視線に気が付き、キツネが冷笑を浮かべながら促す。

ブルブルと無言で首を振り、指を鉤状に動かしてみる。

「ぁっ!」
内壁を軽く引っ掻いていった自分の指にビクッとし、キュウキュウとより強固に締め付ける結果となった。

たったこれだけ、1分程度しか経過していない動作だが、足の怪我も影響し、恭華の息は既に上がっていた。

「恭華さん?ご存知でしょうが、指一本では足りませんよ?」
キツネの悠長だがいつもより冷たさが混じっている言葉に、目を潤ませながらもコクンと頷く。

分かっている、そんなこと。

キツネの指を三本受け入れて尚、切れることだってあるのだ。
だが怖くて到底二本目の指など入られそうにない。

以前もこうして自分で解すことを命じられたことがあったが、結局何もできずにキツネに助けを求めた。

「ぅっ・・・」
二本目を恐る恐る突き入れてみるものの、奥まで進めることができない。

「キツ、ネ・・・」
その声には懇願が痛いほどに込められていたが、キツネは無情にも首を振る。

その薄い目が開かれ、冷徹な瞳が恭華を見下ろしていた。

「時間切れですね」
追い打ちをかけるような言葉が恭華に突き刺さる。

「やぁっ!待って!!」
恭華の縋るような目をすっと避けると、後ろに回ったキツネが恭華の腰を持ち上げる。

「はい、もう指抜いていいですよ」

「っ!」
つぷっと内襞を捲り上げながら指が乱暴に抜かれ、恭華が呻く。

手を地面に付くように命じられ、腰と足が持ち上げられる。

「ウアアァッ!!キ、キツネ!!足っ!痛いっ!」

ちょうど傷口を掴むように両太腿を鷲掴みにされ、恭華の悲鳴が広い空地に響き渡る。

その小さく震えながら漏らす悲鳴さえ、男にとっては興奮を誘う材料に過ぎない。

啜り泣き始める恭華に、更に下半身の昂りを感じると、欲望のままに一気に恭華を貫いた。

「アァァーッ!!うっ・・・ぐっ・・・」
腸内壁を突き破る勢いで容赦なく最奥まで突かれ、恭華が苦痛に呻き嘔吐く。

「ああ、本当に貴方は最高ですねぇ。本日も挿れただけでイってしまいました」
ぶるりとキツネが身震いし、恭華の尻内に熱い飛沫が注がれていく。

指一本、軽く抜き差しした程度。殆ど何もしていないようなものなのだ。

周囲の皺が内部に全て無理やり押し込まれていく。腰を引かれる度に押し込まれた襞が伸ばされ、腸壁と共に引き摺り出される。

伸びきった縁は激しく亀裂が走り、絶え間なく血を流す。吐き出された精液と混ざり合い、泡をたてながら内腿を伝っていく。

痛いと繰り返し呟かれる恭華の声を無視し、腰を穿つ。

乱暴に叩き付けられた腰は、パンパンというより、骨がガンガンと打たれる音を放つ。

キツネの動きが緩やかになり、早くも二回目が終わったことを知る。

「も・・・ぬ、抜い、て」
消え入るようなか細い恭華の声に、チラリとキツネの視線が移るが、ニンマリと笑みを深くすると、やんわりと腰を動かしだす。

「ぁっ・・・」

「恭華さん、どれだけ僕が心待ちにしたと思っておいでですか?」
そう簡単には終われませんよ、と傷ついた足にも襞にも何の配慮もなく腰を揺さぶられる。

「くっ!・・・・」
ただただ辛いだけのこの行為に耐えるために、地面を引っかき、爪痕を残す。

ジュブジュブとあふれ出したキツネの体液が内股を伝い、地面へと吸収され始めた頃、ようやくキツネが恭華の中から退く。

ズルリと精液を零しながら体積を失っていく感覚にブルッと身震いする。

「ふ、ぁっ!・・・・・・・?」
まさか意識のあるうちに解放されると思っていなかった恭華が気怠げに視線を上げる。

「フフッ、まだまだ恭華さんを堪能したいのですけれどねぇ。そろそろ行きましょうか」
驚く視線を向ける恭華にニンマリと笑って見せる。

汚れたまま恭華を抱え上げると、キツネが歩き出した。

恭華としては血塗れ、精液塗れ、下半身剥き出しで抱え上げられているのだ。
突然のことに当然慌てて、せめて下半身だけでも隠そうと、シャツの裾をキュッと引っ張る。

「キ、キツネ!?ど、どこ・・・俺・・・履いてない・・・」
パンツもズボンも。

「ええ、問題ありませんよ、そこに車停まっていますから」
キツネの見つめる先には確かに車が一台。

また見たことのない車だ。一体何台持っているのか・・・。

広場の前に停まっているとはいえ、万が一車に乗り込む前に目撃されたら・・・そう考えると自然とシャツを引く力は強くなり、顔をキツネに埋める。

クスッとキツネが笑っている様子が胸の動きで分かったがこうするより他ない。
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